一般的なベトナム料理アラカルトとはちょっと違うフエ料理。味は正直「普通」だし価格もそこそこ。でも、この店にしかない「ちょっと変わったチェー」は一見(食?)の価値あり!
地味にツーリストプレイス
最近この周辺のお店をちょいちょい紹介してますが、地味にツーリストプレイスなんですよね。
見るべき歴史的建物とかがあっるわけじゃないのですが、バックパッカー街が近いからか、欧米の方が多い印象。実際お店に入ると欧米系のゲストがたくさん入っていることが多々。

電光掲示板、そして一目で増え、料理のお店だとわかる店名。非常にわかりやすい。
あまりにキャッチーなので、調べてみたら、市内に3店舗ぐらいあるお店のようですね。全然知らなかった。
充実していて
入り口付近には、まるで昔のベトナムのおうちの居間のようなセッティングが。
こちらのお店基本的にはレストランなのですが、チェーのメニューも」充実していてアイドリングタイムもないことから、お茶タイムに気軽に使ってくださいと言うスタンスもある様子。

ベトナムの名物の1つでもあるカラフルなお線香だったり、豪奢な様子をあしらった看板だったり、まとまりはあまりないのだけど、ベトナム、中部地方らしさがいっぱい
ちなみにお店の奥は、ぐっと天井が低くなっているので、少し窮屈に感じる方もおられるかも。それもまた、ベトナムらしさと言えば、ベトナムらしさなんですけどね。
メニュー
で、メニューなのですが、ご覧の通り非常にカラフルアイキャッチが良いのは良い事ですが、、少し見づらさもあるかも。
ページの最初には、いきなり10人分のセットメニューが。
でもまあ多分7〜8人でもいけそうだし、何よりいろんな種類行けそうだし、いろんな種類を何も考えずに提供してもらえるのは楽ちんかも。

もちろん、一つ一つ自分で選んで頼むのも楽しいですが。
フエ料理は、蒸しものが多いのですが、米粉を蒸しただけのものと思うことなかれ。
写真の様相もいろいろ違いますが、実は味もかなり違う。米粉を蒸したものと言うストラクチャは同じなのに、ほんと、いろいろ個性があって楽しいですよね。

みんな大好き、Banh Xeo もありますが、中部のものは生地が厚いことがよくあります。こちらの写真からははっきりとは分かりませんが、ホーチミンによくある薄くて超でっかいタイプの生地ではなさそう。
あの料理も地域性がいろいろあって、定義が難しいですよね😅

ちなみに、12時間炊いたことが自慢のスープを使ったブンボーフエなどの麺類もあります。こういうのがあってくれるとt、1人でも入りやすいですよね。

当たり前ですが、お米のメニューもあります。
ベトナムの方、お米料理大好きですからね。ここは旅行者向けかもしれませんが、もちろんベトナムの方が好きなものも揃えてある。

そして、珍しかったのか、チェー!
いや、チェー自体が珍しいわけじゃないけど、何種類もある中に珍しいものもあり、さらには…

5種類のチェーの盛り合わせとかもある!
しかもリーズナブル。おおっ、これは味はどうあれ、体験としては悪くないのではないか?

そしてちょっと珍しい、少なくとも私は見たことがないチェーがある。これを試してみなくては♪
Bun Bo Hue
Bun というのは米の麺の種類。断面が丸い押し出し系のもので、南では、なんならフォーよりもポピュラーかもと思われる。太さがいろいろあるので、一概には括れないけど。
というわけで、Bn Bo Hue。

牛だしで、辛いことも多いのですが、ここのは見た感じ、辛さは後付けにするタイプの様子。
このグルグルした野菜はバナナの花の蕾の花びら部分を一枚ずつ剥がして細く割き、水にさらして、くるくるくるっとさせたもの。
味はそんなに強くあるわけでは無いけど、繊維質がしっかりしていて、それでいてあまり口に触る感じもなくシャクシャクした食感が小気味よいです。

そんなに味わいがしないものをわざわざ食べなくてもと思われるかもしれないのですが、糖質ブロッカーと思って食べると、俄然有益な気がしてきますよ( ・`ω・´)b

スープはやっぱりツーリスト用というか、穏やかなアベレージ感。普通においしいですが、ちょっと物足りない感もあるので、卓上の調味料で個性を出すと楽しいかも。

麺はこんな感じです。
つるんとして食べやすいですが、小麦粉の麺みたいにコシがあるわけではないのでお腹にも優しい感じ。
言い換えると、ちょっと軽めでお腹は一杯にならないかも。
まぁ、この店のあと人も色々食べられるゆとりを確保できる、と捉えたら、ツーリスト向けではあるかもだけど(そんな考え方するのは日本人くらいかもですが)

私はおいしいのですが、やっぱりちょっと物足りなかったので、私はここでSATEを追加。唐辛子ベースの食べるラー油みたいなもの。

お肉は結構がっつり入ってて美味しかったです。
左の骨付きの部分はかぶりつかないと食べようがないので、ちょっとワイルドな自分を思い出して貰わないとですが😁

うん、バナナの花、ワシワシ食べるの、好きだー♪

すり身の天ぷらみたいなものは、ちょんちょんと小皿で提供されたタレにつけたり。これはつけなくても美味しいですが、好みでよかったら。

またスープが淡い場合は、ライムを絞ると、出汁の旨みが引き立つことがあります。味わいの上でも私は入れたものが好きですが、旨みをより感じたい時にも有効。

うん。絶品、ではないけど、穏やかに美味しく食べられます。これを目指してこのお店にぜひ、ということはありませんが、この周辺で無難にお食事したい時はアリかも。
チェー盛り合わせ!
楽しかったのはチェーの盛り合わせ!
いろんなチェーをちょっとずつ!これは楽しい!
けど。。。

かなりガチ勢といいますか。
中にはほとんど甘味がないものもあり、慣れてるとそういうのも素材の味わいがあって美味しいのですが…
日本の、甘さ控えめとはいえバターや砂糖の甘さ、果物すらお菓子みたいに甘くて、それが美味しいという価値観で味わうと…?
なんじゃこれ?
となるかも。
うん、初期の私がそうでしたw

この、粟をトロトロにスターチで粘土をつけたものを、ゴマいっぱいのお米クッラッカーで救って食べます。これはまだ甘味がほんのり。
下の、大豆のチェーには、中央にある白いココナツクリームを混ぜて食べます。まあ、どのチェーにこのココナツはかけてもいいと思うんだけど。

これもかなり淡やかな味。
大豆をこんな楽しみ方するなんてねえ。私はすっかり気に入ってるので、大豆の水煮缶に手を加えてこれ、作ることあります。

ロンガン、かな?の種を抜いてシロップ漬けにしたものに蓮の実を入れたもの。なんて手間のかかる。
とはいえ、流石にロンガンは缶詰でしょーと思ったのだけど、なんかそんなに甘くなかったんですよね。まさか自分ところで手入れしてるとは思い難いけど、こういうのを卸す業者さんとかがいたりするのかな。

こちらは蓮の実。
チェーの具材としては珍しくないんだけど、ここのはほんっと、甘味がなかった!砂糖入れ忘れた?ってくらいに甘味がなかったw
これ、単品でたのd

で、なんだったら単品で頼もうかと思ってたのがこちら↓。
台湾などで見た、肉圓(バーワン?)のちっこい版みたいな。
なんとこのチェー、中に豚肉が入っているという😳
まあ、餅的な生地と合わないものではなかろうが、チェーという位置付けで見たことは、これまでなかった。
透けても見えるが、割ってみるとなるほど、淡く甘辛く味がつけられた豚肉が忍ばされてる!
そんなに強い味じゃなくて、淡い甘さのシロップで炊かれた生姜と一緒にいただくと、なるほどなるほど。甘味のような料理のような。

こちらも、すんごく美味しいか?と言われたら、そんな特筆すべきものでもなかったのですが(笑)、悪くないし、興味深いのでメモ。
もしかしたらこの料理の上位互換のものに、そのうち出会えるかもしれない。その時の比較のためにも、記録。
市内r店舗あるようなので
このお店のこれまでの経緯は存じ上げないのですが、市内に3店舗もあるのなら、それなりの支持を得ているお店と考えるのが順当。
麺料理とチェーを食べただけで、「このお店の味はー」とはいえないと思うのですが、少なくとも食べたものから感じられる印象は、

無難、という感じでしょうか。
食べる全てが極上であるべき、なんてことはなく、あまり気張らないホッとする味があってくれる方が嬉しい時もありましょうから、ここ、知っておいて損はないかもしれませんね。
またアイドリングタイムがない通し営業なので、お茶に立ち寄るのもありだと思います。
レトロな家具に腰掛けて、昔のベトナムの一部に触れながら時間を過ごす、というのも一興かもしれませんね♪
お店情報
Goc Hue – Nguyen Thai Binh
155 Nguyen Thai Binh Q1
Time: 07:00 – 21:30
Spent: 170,000vnd / peson


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