ホーチミンの観光名所のベンタン市場。車内から見たその付近の風景の中に、カメレオンのロゴがあった?!
ロゴって大事ね。カメレオンが好きという一点で興味を持って行って来ましたw
メジャーなロケーションにある隠れ家???
ベンタン市場の近く、しかも Le Thanh Ton といえば、メジャーもメジャーなエリアですよね。だから私もよく通るんですが、飲食店に関しては玉石混合。
昔からのお店もあれば新しいところも。美味しいところもあればそうでもないところも。
そうでもないところに当たったら「まぁ観光地だし」で諦められてしまうせいか、素敵なお店も見逃されがち。
で、私も見逃してました。
うおっと。
可愛いカメレオンにGaudi だ!
Gaudi、好きなんです。学術的なことに詳しいわけじゃないのですが、その昔、サントリーのCMで目にした子供の頃から憧れてて(古い)、あの建物や雰囲気はなんなんだろう、って必死に探した思い出が(ネットなんてまだ魔法みたいなことだった頃)
そして新婚旅行で、旦那さんが連れててくれたんですよねー、バルセロナ!結婚初手から夢を叶えてもらって、それは思い出深かった。
1ユーロ170円という超絶レートの時で高かったことも思い出だけど(・∀・;
小道を入っていく上に、先ほどの看板も小さいからわかりにくいのですが、暗くなってからだと、路面にこんなライトサインが。可愛い(*´ω`)
で、小道を数十m入ってくと右手にあるビルに階段が。
その階段を上がっていくと…?
あったあった。カメレオンマークの Gaudi さん。
入り口から垣間見える様子も、Gaudiっぽい、Gaudiっぽい♪
このちょうどいい隠れ家感も、いいなぁ。
Gaudi な店内
お店はそんなに広くないです。ですが、いい雰囲気!バルだバルだ!!
レンガ調にしてあって、壁にはバルセロナを象徴する景色やアイテムの写真が色々。ああ、いいなぁ。バルセロナ。懐かしい。
諸々高くて驚いたけど(笑)、バルセロナでのいろんなシーンはすごく色々覚えてる。
奥にあるサインボードによると、木曜と土曜日だったかな?の19:30からは生ライブが入るらしい。賑やかなのが好きな人、苦手な人にご参考まで。
しかし。。。ホーチミンで驚くのが、これ。店にたどり着くまでの道も、ビル自体も、その中にある階段も小さい狭いで怪しげ度満載なのに、店の中に入るとえらい広いというギャップ。
おそらくは2部屋をぶち抜いて、などのアクロバティック仕様もあるのでしょうが、サプライズがあって私はとても好き。思わぬところに宝物みつけた!みたいな。
ホーチミンは街全体が、宝島なんだよなー、私には。
細やかで手軽なメニュー
さて、メニュー。本来タパスを楽しめるバルって手軽であって欲しいものなんだけど、ホーチミンで大流行りしている、
この2店なんかは、高級路線ですよね。その分、お料理が素晴らしいので、ただ高いだけではない。価値のある価格。なのでちっとも悪いことではないのですが。。。
もっとお財布に気軽に飲みたい時もある。タパスで。正直なところ、そんな願いもあったりします。
で。
おー!!タパス20kから!もちろん、1ピースのお話な?色々あるし、もちろんシンプルなものだろうけど、これは嬉しい!!
写真も入っててわかりやすいし、30k、40kと、それぞれチョイスもたくさんあるし、これはちょっと気軽でないかい?
がっつりいきたい人にはステーキもあるし、揚げ物とかs〜セージとか、それなりの価格もありますが、それは客のチョイス。いいわー。調整しやすいですな。量も価格も。
お酒の方も。。。
ワインが、100k前後からある。100kからじゃなくて「前後」。これはお得だ。もちろん、ラインナップのカジュアルさは否めないけど、ワタクシのようにほどほど美味しければオッケー!って人には嬉しいわw
ソフトドリンクやデザートももちろん完備。ふむ。あとは、お味だな。
実食!
さて最初は軽くタパス!!
写真撮り損ねたけど、まだオープン1ヶ月くらいでキャンペーンやってて、ビール1杯、ご馳走になりました(・∀・)
そしてタパス。
いろんな具材をのせたパターンがあるのですが、この卵感、もしや烏骨鶏?
そして大体の場合、パンはトーストしてることが多いのですが、ここのはフカフカのベトナミーズ・バンミー。それにトマトとニンニクをこすりつけたパンコントマーテ。
印象としては…
家庭的(・∀・)
先にご紹介した2件が洗練されているのに対して、ここのはおぼこい。いい意味で。
ホッとするの。十分美味しいのだけど、どこか近所の母ちゃんが作ってくれた的な素朴さがある。素人っぽい、というのではなく、心得のある方の料理ではあるが、温かみがある。
無難に見える、そしてベトナムではありふれてるこのハマグリを使った料理も蒸し、ではなくロースト。焼いてるから味が逃げない。落ちたエキスもかなり濃厚。
クロケットは見た目こんな感じ。何の変哲もありませんが。。。
この小粒のクロケットの中身はとってもクリーミー。他のお店だとムール貝を使っていたりと、それはそれで洒落てて素敵だが、何だこの「ああ懐かしい」感。スペインに1度しか行ったことがないくせに。
そしてステーキ。なかなかの量。
このブログでも、あちこちのステーキを紹介してるわけですが。。。
そして肉なんて肉質と焼き方だけだろ?と思われる方もいらっしゃるかもしれますが。。そんなことはない。やはり、シェフのお人柄的なものが滲みます。
その他の料理がそうであったように、実に純朴な印象を受けるステーキ。ベトナムではポピュラーな黒胡椒もふんだんに使いつつ、マッシュルームの優しいクリームソースがポックリと焼きあがった質実剛健寄りのお肉を包みます。
例えば接待で肉を食べたいとおっしゃる方をここには連れて来ないかもしれませんが「あー、なんか肉食いたくね?!」の流れで気軽な友達と来る際にはいい感じ。
あと今回みたいに、何種類か頼む中の一品であって、分けながら食べる時とかかな。もしこれを一人で食べるとしたら、ちょっと飽きが来るかもしれないけど、それは美味しくないわけでなく、味の特徴から。
ただ一品、気になったのはパエリア。
3種類ほどあって、その中の一つがパスタだって言われたので、Fediua(極細パスタ)かと思ったら、何とフツーのスパゲッティーニくらいの太さのもので出てきてしまったw
これは家庭的を過ぎてヤボったい。現地では、こういう料理もあるのかもしれない。でも私的には。。。
うん、嫌いじゃないんですよ。あれです。オサレイタリアンの「パスタ」に慣れてる時に、久々に食べた喫茶店の鉄板の上のナポリタン的な。
でもあのナポリタンも美味しいじゃないですか。パルミジャーノではない独特のアメリカの粉チーズを山ほど振って、アチアチ言いながら半熟卵の黄身を崩しつつ食べる幸せ。あれはあれで他の何物にも代えがたい。
が、印象としてどうかと言われると、洗練されたとは言いがたく、場所を選ぶと言いますか。
こちらのこのパスタのパエリアは、ちょっとだけミスマッチな印象。これはこれで美味しいんだけど、味もかなり「分かりやすい」トマトソース使ってたかな。
でも逆にいうとこれ、わけのわからんややこしいレシピに慣れてない人でも楽しめるって話。ターゲット層は広いと思う。
しこたま飲んでデザートまで
何より価格ですわ。全体に、他のタパス店に比べるとかなり安い。これは酒量にも依存するのでひと口には言えませんが(この日は結構飲んだ)タパス店の中ではかなりリーズナブル。
そしてお味はそれに比例してる。まずい美味いの路線ではなく、突き抜けてるか親しみやすいかというラインで。
クレーム・カタラナ(ま、ブリュレだ)も非常に素直。ややこしいことはしてないレシピなので食べやすいし万人ウケする。きっとこれ。
あと驚いたのが。。。
しこたま飲んだので水を所望したら、
グラスウォーターが出てきた?!
いや、有料のボトル出せばいいやん。。。こんなお店何だから。何だこのホスピタリティは。
やはり。。。お店の姿勢はお味にも反映されるものだと思います。家庭的、気安く通える価格と雰囲気、そしてサービス。
この店のこの料理を是非食べにきて!!!という少数精鋭的なメニューには今回は当たりませんでしたが、どれも安心して楽しめて、胃の腑への収まりたが大変良いお料理陣。
また、バルセロナや Gaudi をモチーフにしたお店というのは、個性として有力なので(個人的な好みがかなり入りますがw)なかなか良いのでは?と思います♪
がっつり食事じゃなくても、バルですからね。サクッと待ち合わせにこういう店を使うとか、もうその後はのみに流れてもいいや、っていう夕刻の打ち合わせやミーティングなどに使うとちょっとオシャレかも。
場所的にも、ホーチミン上級者感満載。そこまで難しくない場所なので、実は初心者の方も使えるしw
よろしかったら、ちょろっと覗いてみてくださいね♪
普段は夕刻15時からですが、日曜日は11時からやってるようなので、休日のブランチなんかに使えそうですね(^・^)
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お店情報
Gaudi – Tapas & Bar
200 Le Thanh Ton Q1
Time : 15:00 – 23:00
11:00 – 23:00(日曜日のみ)
6/1はお休みらしい。その後の土曜日は要確認。
Spent : 800,000 vnd / person ←かなり飲んでるので参考にならんかも…
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