そういえば、ホーチミンのカフェメニューではあまり見ないけど、日本だともうしばらく前に流行ったのかしら？ 複雑な材料も不要、工程も簡単。お菓子的にも料理的にも使えるアイテム。おすすめですよ！
ちゅーしゅーの名月の夜に
まー風情のあるものと縁がないワタクシ。中秋の名月とやらも、ベトナムに来てやっとなんとなく意識するようになった次第。主に月餅とかその他のアレンジムーンケーキに釣られて、だけど。
でも昨夜は雲が厚くて、私が見た時はよく見えませんでした(´・ω・｀)
ちえーっと思ってたら、なんとなく脳内再生されて来たこの歌。
Dutch baby, Dutch baby
Give me your taste
Give me somethin’ that I can remember ♪
節子、それ Dutch Baby ちゃう。
Beach Baby や（そして古い）
お月さんが見れないなら、お月さん見たいに黄色くてまん丸なものを焼けばいいじゃ無い？（いや別に焼かなくても良い）
ってことで、晩御飯はこれにしました♪
だいたい家にある材料でできるから、これいつでも思い立ってすぐに作れるのよね♪ 時間も手間もかからないし。
Dutch Baby♪
材料 15cm前後のスキレット・または丸型
材料は超シンプル！
薄力粉 40g
塩 ひとつまみ
卵 1個
牛乳 60cc
バター ７g（小さじ山盛り１くらい。適当）
具材はお好きなものをあれこれ
基本の生地はこの上記のみ。超シンプル。でもフワフワにするわけじゃ無いから、ベーキングパウダーとか、イースト入れてこねたりもしない。まーぜーるーだーけー(^・^)
作り方！
まずは型を天板ごと220度に熱しておきます。型だけ熱して焼くときに冷たい天板を入れると庫内の温度が下がります。このお料理は生地を一気に焼くことがポイントなので、天板も一緒に熱々に。
で、熱してる間に、生地を作るんですが…
塩と薄力粉を泡立て機でぐるぐるとよく混ぜておきます。ふるいに掛ける必要はありません。
別のボウルで、卵と牛乳を合わせます。
卵白が切れて全体がよく混ざったらOK。泡立てるとかそんなことしなくていいです。楽チン。
卵液を、最初に用意した粉の方に少し入れて泡立て機でグルグル混ぜます。泡立て機が突っかかりかけたらまた少し卵液を加え…を３〜４回に分けて繰り返しつつ…
ぐるぐるぐるぐる。
フワフワの生地を作る時は、なるべくかき混ぜないように、粉の粘りを出さないように、なんなら粉が残ってるくらいでも…とか、とにかく繊細に気を使え！みたいな言い回しの注意書きが連なりますが…
ぐーるぐるぐるぐるぐるぐるヽ(・∀・)ﾉ
気にしなくていいから、なめらかーになるまでよく混ぜましょう。
必要以上、疲れたりするまで混ぜなくても良いですが、なめらかになるまで、ぐーるぐる。
で、生地出来上がり！はい簡単！
ちょうどその頃、オーブンからは「あったまったよー！」の声が聞こえてくると思いますので、焼きに入りましょう。
焼きます！
さて焼きますが、その前に。
アチアチになった「型だけ」を取り出して、そこにバターを置いて余熱で溶かします。バターはちょっとタプタプ気味になりますが、それが必要。
なので躊躇せず全体に伸ばし、できれば側面にも行き渡らせましょう。
熱いので気をつけてくださいねー。片手にはオーブンミトンなどをして火傷しないように気をつけて。
十分に油が型の中に行き渡っていることで、生地が型にひっかからず、役に任せて思いっきりその形を変えてくれるので。型にはめ込まず、生地にのびのび焼きあがってもらうのがこの料理のコツ！
で、なるべく型が冷めないうちに事を進めたいので、手早くやります。バターを溶かしたところに生地をザーッっと一気に注ぐ。
そしてそれを温まったオーブンに入れて220度で15分！
なるべくオーブンの戸は開けないようにしましょうねー。15分間、焼き切りましょう。
で、15分経ってオーブンの中を見る時がお楽しみ。だって…
焼き上がり＆トッピング！
見ってー！ヾ(＠⌒▽⌒＠)ノ
ひゃっほぅい！！！
すごいすごい膨らんんだ膨らんだ！
でも全体が膨らんだわけじゃなくて、型に沿って縁が盛り上がるように膨らむのです！やーん、かわいー！
黄色くてまん丸っ。
お月様の代わりに、ちぇりさんはこちでー♪
バターがしっかり型に行き渡っていたので生地が持ち上がった時に型にくっついて引き止められる事なく、生地がのびのびと育った結果がこちらです(^・^)
で、これ。
スイーツにもできるのですが、晩御飯代わりだったので、紫蘇ペーストを敷いて、お野菜とかチーズなどをトッピングしてみました♪
あらあっ、美味しそう♪
アヴォカド、トマト、Ailladouチーズ、エピに使ってちょっとだけ余ってたベーコンを焼いたもの。これに塩胡椒を軽くして、オリーブオイルをたらり。最後に粉チーズをかけて出来上がり♪
生で食べられる野菜はもちろん、火入れを済ませたブロッコリーやほうれん草なんかを入れてもいいですね。チーズなどがなかっったら、ちょっとクリーミーなドレッシングなんかをかけてもいい。
冷蔵庫にあるもので自由自在。
なにせ生地にクセがないので、いろいろ使い勝手が良いんですよ♪
生地は、ねっちりと目つまったものでもフワフワでもなく、程よく空気が入ってるんだけどランダムで、見た目はちょっとシュークリームの生地のような雰囲気。
ただシュークリームのようにバターを練り込んでるわけじゃないので、非常にあっさり。味気ないくらいにあっさり。なので生地を食べて美味しい！って感じじゃないのです。
ただそれだけにいろんな具材に合わせられる、いわばベテランのバイプレーヤーみたいな存在。
フチの部分はこんな感じになってるところもあり、例えばピザ生地やパン生地がこのサイズだと、全部食べるとかなりヘヴィに感じると思いますが…
こんな生地だと、具材の味わい、それを支える生地の存在はちゃんと楽しめるのだけども重たすぎない、という非常に嬉しいバランスに♪
バリエーションも色々！
またバリエーションを増やしていく予定ではありますが、例えば、
焼けたばかりの生地に薄くバターを塗って、粉砂糖を全体に降り、レモン果汁を加える、とか…
果物のコンポート＋アイスクリームってのも幸せ。もちろん、バナナチョコレートなんかもいいかも。
感覚としては、クレープとかパンケーキのバリエーションがそのまま応用できるかな？
とっても簡単にカフェ気分が味わえるのに、シンプルな食材ですぐできる上に失敗が少ない。これ、もっとお家で活用してもいいですよね♪ぜひぜひお試しくださいませ♪
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