さて私、用事があってシンガポールに行ってきました。その目的はまた後日お話ししますが、場所はチャイナタウン。シンガポールにしては比較的安い宿もあり、一人旅には何かと便利でリーズナブルなエリアです。
シンガポールにしては(。-_-。)
久しぶりのチャイナタウン、ニョニャな街並み
目的のものがチャイナタウンにあったので、今回の宿はその近くに。
シンガポールは諸々がとても高くて、例えばクラフトビールなんかを川沿いでクピクピ飲んだりすると、お会計の際にサーっと酔いが覚めるくらいの金額になってたりするので、最近はとんと行ってませんでした。
良きローカルエリアに行けばそれなりに楽しめるのですが、ちょっとした料理を食べようと思うとかなり高いし、宿も高い。同じ出すなら他の街に…となりがちでしたが。。。
ああ、この街並みっ。まだツインタワーができる前のマレーシア時代によく訪れてたのが、シンガポールのチャイナタウン。あの頃よりかなり商業化が進んでるけど、懐かしい。私、ここのこのニョニャな建物の雰囲気が大好きなんです。
色とりどりだけど強すぎず、ノスタルジックなデザインにポップなパステル。絶妙のバランスなんですよね。
ちなみにニョニャ、というのは、華僑系と他の民族との混血の方のことを指しますが、料理屋文化など多岐に渡って、その方達の生み出すものにつける形容詞ともなります。
ちなみに、シンガポールのチャイナタウンは世界一規模と言われてるらしいのですが、体感としてはタイのチャイナタウンの方がデカかったような。。。まぁ、方向音痴の私にとっては精神的距離が広く感じるだけかもですが、経済規模だとシンガポールの方が大きいってことなのかな?
和洋折衷、じゃなく、中洋折衷な感じ。可愛い。本当に何枚写真を撮っても飽きないのです。多分実際に見てもらった方がその質感やら空気感はよく伝わる。(写真頑張れ)
その一方で、こういう街の様子が見える向こうには近代的な高層ビルが建ってりして、視界が混沌とするのもアジアの楽しいところ。ほとんどの場所で洗練が過ぎるほどの整然さを保つように見えるシンガポールにこんな一角がある、という時代感、スピード感、カオス感がたまらなく良い。
ちなみにこの辺は景観保護とかされてるのかな?泊まったホテルが最近オープンしたばかりの、まさにこういう建物の並びにあるところでだったのですが、昔からの建物をリノベーションしたものでした。
「建物自体は大きく変えられないけど機能性はあげないと行けないのでちょっと個性的なデザインになってます(笑)」
と、ホテルの肩がチラリとおっしゃられてました。
徒歩3分場所に、安くて美味しいホーカーセンター!
シンガポール名物といえば、ホーカーセンター。これはざっくりいうと屋台村のようなもので、簡易店舗がたくさん集まった場所のことを言います。これがシンガポールの各所に点在しているんです。
が、昨今の物価の高騰に伴い、前回行ったところは、そんなに安く感じなかった。。。まぁ私の記憶というのが四半世紀前の話で(四半世紀。。。)その頃と比較するなんて愚の骨頂ではあるんですが、どうしても安くて美味しかったという印象が強く。
シンガポールは高い。もう昔のシンガポールじゃない。頭じゃわかっていても、ホーカーで一品が400円も500円もされたら、なんかワタクシの美しい幻想が汚された気がして。。。(ノ_・。) ←自己中全開
なので今回もあまり気にしていなかったのですが…?
お寺みたいなのがあって、その向かいには…?
はいきた、ショッピングモール!Chinatown Complexと書いてある。こういうとこには大抵ホーカーがあるもんだ!!と睨んで建物に入っていくと…?
はーい、Hawker ハケーン!!!(≧∇≦)
すごいーっ、シンガポール到着小一時間で、自分が好きなものたくさん揃えてるHawker、事前情報なしで探し当てる自分、すごいー!!惚れるわーっ、この食い意地の張り方、ほんま惚れるわっ(笑)
まぁ有名なとこのようですので、ご存知の方も多いかもしれませんが、自分的には大満足。なぜならここは昔ながらのホーカーの空気が未だ漂い、且つ、価格も安いものが多い!
さらにそのバリエーションの豊かさといったら。。。
傾向の偏らない多種多様なチャイニーズ!当然ですが、多少それがニョニャちっくにモディファイされてるものもあり、That’s シンガポールなんですよ。そうそう、この空気感です。
雑多な文化を取り込みつつ、「シンガポールの中華、美味いやで!」と言い切る勢い、そしてそれを納得させられるだけのスタイル、味、価格。
ホーカーたるもの、かくあるべし(๑•̀‧̫•́๑)
ああ、よかった、シンガポールにもまだまだこういうところがあるのね。またシンガポールに来ようという火が灯ったわ。
支払いに、どうやら電子マネー的なものが使えるあたりが、ちょっと近代化してますが、見てると現金で払ってる人が多かったかなぁ。
そしてやっぱりみなさんご贔屓がおありになるのか、いくつかの店では行列が。そしてそしてこんなものまでありましてん!
客家の擂茶!台湾に行った時に遭遇して衝撃を受けたあのお茶です!
そうか、ニョニャ文化盛んなシンガポールからジョホールバル、KLあたりの中華は客家の影響を強く受けてるものが多い気がします。であれば、擂茶もあっておかしくないのよな。
いやー…でも私が住んでた四半世紀前にそんなもんがあったかいなぁ。。。あったら、自分には相当印象深い飲み物だから覚えてると思うんだけども。。。
おーっ、麻油鶏(マーヨージー)もある!!ナーーー!!これは頼まねばなりません!台湾の新竹で遭遇して以来、大好物で、自宅でも再三、類似のレシピを楽しんでる一品(*´ω`)
しかもちゃんと主材料になる米酒をアピールしてるのが良いっ(๑•̀‧̫•́๑) 心意気を感じるわっ。このお店には、
麻油鶏以外にもいろんなスープがあって、それにライスやらいろんな種類の麺をオプションでつけるスタイルらしい。ビーフンがデフォだった台湾とはちょっと違うが、これは食べて見ねばっ。
魚介をふんだんに使ったスープ、お肉を使ったもの、大楽腐乳を使った野菜のスープ(これが一番よく出てた)などなど。写真の通りならかなり豪華に見えるのですが、それが350円程度。この手のスープを家で一から作ろうなんて、大変です。体にも良さそうないろんなスープがこの価格で買えるとは。。
このスープもかなり飲んで見たかったのですが、麻油鶏の誘惑には勝てなかったのでまた今度。さあ、食べますよ!!
あれもこれもが旨し懐かし、ちぇりさん狂喜!
まずは麻油鶏。他に食べたいものがあったので炭水化物は省いたのですが。。。
来い!(笑)
私が作る麻油鶏もどきも、元の奴も、サラサラ飲める程度の塩加減で、薬膳スープ部分が大きかった気がするのですが、ここのは濃い!これは炭水化物が必須な奴でしたw が、美味しい!!
ベースのスープが用意されてて、注文により、都度小鍋で炊き上げて仕上げるタイプ。これ、家に持って帰れたら、少しお湯で薄めて雑炊とか作りたい。
次に食べたかったのは、ニョニャ式カレー!!ニョニャ式、って言うんかな。でもニョニャ文化圏でよくあるカレー。インドのとも違う。マレーシアのココナツミルクコッテリ系とも違う。
いや、ココナツミルクは使ってるんだが、もっとサラサラしてて、エビを潰して発酵させたプラチャン的な辛味ペーストをアクセントに混ぜ混ぜしながら食べる奴。これがもう正真正銘の飲み物で、サラサラ食える!!うまーい!久しぶりに食べた!
そして行列ができてたお店が、フッと一周途切れたのですかさず勢いで買ってしまった、クイティヤオ。
なぜかエッグヌードルも混じってるんですが、これがこの店のスタイルやろかw
色が少し黒目なのはブラックソースを使われてるのかな。これがクッと苦味と旨味のあるソースで、炒め物の味に深みを出してくれるんよなぁ。
うまい。うまいが味がどうやってもビールを飲めと促してくるwww でもこれ、シンガポールやらマレーシアでないと、なかなか遭遇できない味なんよなぁ。タイのパッタイともまた違う。
ちなみに具材はハマグリです。殻から外した生ハマグリは、マレー式(なのか?)串鍋の具材として使われたりもするのですが、炒め物にももちろん使われ、その旨味をジワっと滲ませたクイティヤオは最高。
ええ、断っておきますけど今回一人旅でした。。。
何だろう。久しぶりの懐かしいシンガポールの空気感が嬉しすぎてテンション爆上げ。上の3品を同時に食べると言う暴挙に出ても、なお(まだ行けるかな?)とか思ってしまった我が身が怖い。。。
でもまぢで良いです、シンガポール、チャイナタウンのホーカーセンター。たまらんっ。実は近くにMaxwellって言う別のホーカーセンターもあったことに後で気がついたのですが、もう今回はここだけで他にも食べたいものがいっぱい!
明日はこちらのホーカーの目玉のレポをお送りしますね(^・^)
コメント