一時帰国に!ちょっとええもん土産!はこの赤帯をタッチ!

丸っと台湾食べてきた♪⑨ 〜 北埔の擂茶(読めねぇ…)

@台湾

さて新竹では本当に色んな所に連れてって
もらったのですが、

「いい加減長いぞ台湾レポ」という声が
聞こえてきそうなので、絶対に書きたい
ことを先に書いておこう。
 
北埔(ベイプ)という、あるお寺とその周り
の参道が大変賑やかな観光地がありまして。
ただし、土日だけの賑わいだとか。たまたま
日曜日に新竹に居合わせた自分達、
ホントにラッキー♡
 
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かなぁり賑わってる!そして聞こえてくる
のは中国語のみっ。しかし、大変穏やかな
中国語なので、恐らくは殆ど台湾内からの
お客さんたち。西洋人も見かけなかったし、
日本語も少なくとも自分達には聞こえて来な
かった。。。まだあんまりメジャーじゃない
旅行先なのかしら???こんだけ賑やかしく
やってれば、そんなことも無いと思うんだけど。
 
 
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地方・地域によって出店してるお店が色々
違うのが台湾夜市や出店市場の良い所。
北埔では客家料理を出してるお店が多く
目に着いたかな。定番の台湾的煮物や果物、
お菓子など。
 
 
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ビールが飲みたくなる様なチョイ食べも沢山
あって、コレとか美味しかったなー。もみじ、
ってわかります?鶏の足先。指がワキーっと
してるやつ。あれ、小骨が多くて食べ難い
のが難点ですが…
 
 
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これはんと、骨が取り除かれている。
まぢか。すんごい食べ易い。
そして散らされてるのはアーモンド?と
思ったらニンニクスライス。。。
うーん、ビール欲しいw
 
コレも美味しかったな。一見お餅の用で
ヘヴィかな、と思いきや、米粉団子みたいな
生地で意外と軽かった。
 
 
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随分昔に食べて、でも街中では中々見かけ
られなくって食べたかったものも発見!
杏仁茶に油條を浸して食べるやつ!
 
 
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うひひ。これ、豆乳を浸して食べたりもする
んだけど、美味しいんだよねー(^・^)
ホーチミンにもフォーやお粥に入れる為の
見た目が似た物あるんだけど、あれ、パン生地
の味がする。多分イーストの発酵物。中華系に
ある油條は、重炭酸アンモニウムの発泡力を
使ったものだから、同じ小麦粉を使ってても
味が違うのよね。
 
あ、お味見、いっとく?
ひとくち、いっとく?
 
 

 

はい、あーんヾ(@⌒0⌒@)ノ

 
さて、今回の目玉がこちらのお店。
実は同じ様な物を出してるお店が周囲には
沢山ある北埔の名物。というか、客家文化が
集まってる北埔だから沢山ある=客家の名物、
か。
 
 
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連れてってくれたお友達も初訪問とのこと
だったのだけど、随分と色々調べた上で厳選
してくれてたみたい。内装は民族調の良い
雰囲気♪
 
 
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で、まず出て来たのは、これ。
擂茶(れいちゃ)。
で、すり鉢…????
 
 
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そう、擂の擂には「擂(す)る」という意味。
だからお茶をすり潰すんですって。おおおっ、
これは日本家電が誇る技術、お茶プレッソの
源流にも近い、お茶を飲む為の手法ではないか!!
(んーー、石臼とはちょっと違う気がするw
 
茶葉はくるくるんっ♪っと、ちょっと丸まった
ように固まってるタイプのもの。中国茶に良く
あるタイプの。それをゴリゴリやってますと、
意外と速く挽けました。さぁ、これをお湯に
溶いて頂くのかな,と思いきや…?
 
 
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え。
ごま?ピーナッツ?カボチャの種?え???
ざーーーーーっ。
えええええええ????!!!(´⊙ω⊙`)
 
なんとすり潰したお茶の粉に、上記ナッツ
類を加えるだと???え??
で、どうするのかと言いますと、引き続き…
 
 
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ごーりごーりごーりごーり(笑)
比喩じゃなく、調理方法の1つとして
ゴマを摺ったことがある人はいますでしょうか。
アレと同じく、ごまもピーナツも摺っていると
徐々に油が染み出して来て、全体が細かくなる
と共にシットリとしてきます。
 
種類の違う種子類全部が渾然一体となって、
もっと言うならドロドロになるまでひたすら
ゴリゴリ。えっと…ワタクシたちがいただく
のは「お茶」と言ってた気がするのですが
これはいったい…???(・∀・;
 
そしてこの作業は、女将のOKが出るまで
続けなければなりません。女将が言う所の
滑らかなペースト状にならないと、お湯を
注いでもらえないのです。即ち、茶を頂く
ことができないのです!というわけで、
ひたすらゴリゴリ、ゴーリゴリ。
 
 
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やっと女将からの許可が下りてお湯を
注げた時にはクタクタ…(笑)
しかし、これが…お茶?
 
 
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お茶請けセットはこんな感じで用意されて
います。きな粉餅、サツマイモチップス、
アズキの甘煮、ジンジャーチップスなどなど。
こちらはなんとなく、日本のお茶請けにも
出てきそうなメンツですよねw
 
お餅はお箸2本を逆手に持ってクロス
させながら綺麗に切れると。ほんとだ、
スパリ。これが客家式。
 
 
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肝心のお茶はご覧の通り濁っていて、正直、
美味しそう、には見えないかもしませんが。。。
驚きますよ。ものすごく滋味深くてとても
美味しい。
 
芝麻なんちゃらって、ゴマペーストを溶いた
ような飲み物がありますが、それに数種類
別のナッツ類のコクがあって、でも全体の
テクスチャーとしてはサラリとしていて、
味わい深い。
 
そして、ゴマやナッツ類に比べるとその量、
1割にもなってないんじゃなかろうか、と
思われたお茶。これがキリッと苦めのお茶で、
縁取りこそ極細ユニボールシグノ0.28mmって
感じですが、お茶としての輪郭を保ち、且つ
全体に霧の様な繊細さで茶の風味を満たして
おり、まごうことなく、これはお茶。
 
 
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しかしその枠内にはゴマやナッツの油分や
旨味がふくよかに含まれていて、複雑なようで
居てシンプル、シンプルなようで居て深淵な
お味。
 
全部。
知ってる材料じゃないですか。
カボチャの種は日本人はそんなに食べない
かもしれませんが(あれ、煎ってるやつ、
美味しいですよ、ポリポリ食える)ゴマも
ピーナッツもお茶も全部。日本人が良く知り
よく使い親しんで来てる食材。
 
でもそれをこんな風に組み合わせるなんて
思いも寄りませんでした。しかも、実に
美味しい。且つ、エンターテイメント性も
秘めており、例えば気心の知れた友人と
集まった時になどは、話の種にもなり、且つ
身体にも良く、突飛すぎないから特に拒絶
され易い要素も無い、実に優秀なお茶に
なりはしないだろうか。
 
 
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ちなみにポン菓子のように軽く弾けさせた
お米を浮かしても香ばしく、あんこを口に
含みながらでもお茶に混ぜても美味しく、
小さな急須には甘いシロップが入っている
ので、茶にそれを混ぜても良く。
 
目からウロコ。
コロンブスの卵。
何口飲んでも美味しいなーっ、と感心し、
何口飲んでもすごいなーっ、と
延々言い続けてました。
 
げに、客家のお料理、素晴らしい。初日に
食べたお料理といい、このお茶といい。日本人
の私にしてみればインスピレーションと知恵と
工夫の塊みたいなレシピである。
 
自分、いっぱしの食いしん坊(ってなんですか)
のつもりだったんですが、こんなに身近な国
なのに、口にしたこともその存在すらも無か
った料理が今回どれだけあったことか。

フードアナリストとか、まだまだ名乗っては

いけないのかもしれない、とすら思ってしまい
ましたよホント。
 
 
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ちなみにこの日は殆ど日本人を見かけません
でしたが、こちらの店主さん、月に一度訪ねて
来ると言う日本人ご夫婦に間貸しをしていらっ
しゃるとのこと。

日本語は殆ど喋れませんが、挨拶などは
日本語でしてくれて、私達のことをとても
歓迎してくれて、お手製の楽器を披露したり
お歌をきかせてくれたりもして、楽しい
ひと時をいただきました。

 
焼き物までされる趣味人で、お友達の通訳を
介して聞くお話の楽しいことったら!さすが、
厳選に厳選を重ねて選んでくれた店。なかなか
行ける場所じゃないかもしれませんが、北埔に
行くならこちらのお店。是非おススメです。
 
参道エリアはそんなに広くありませんから、
あちらこちらと歩いていると、見つかると
思います。確かお寺正面をずっと真っ直ぐに
歩いて行った辺りだったかと。
 
帰ったら、すり鉢買おう。
台湾の良きお茶、沢山お家にあるので、
みんなに振る舞わせていただこう。今回の
お土産は、擂茶と麻油雛のレシピやな。
帰ったら早速トライしよう♪
 
 
 
 
 
 

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