ベトナムは持ち込み可能な飲食店が多い?
先日、ベトナムの飲食店の持ち込み文化についての記事を紹介していらっしゃる方がいました。
あるカナダ人旅行者が、ベトナムではある店の食べ物を他の店に持ち込んで食べていいことに驚いた、と言ったのをみてベトナムメディアが「そんなことに驚くの、へえ〜っ」てなったという感じの記事。カフェにバインミーとか確かに寛容よね。Khách Tây ở Việt Nam thích gì https://t.co/muB2eYUM96
— 今井淳一@ハノイ (@imajun) March 24, 2021
そうなんです。
過去に何件か「食べ物のお持ち込みはご遠慮ください」とするお店もあったし、お酒に関してはこーケージをしっかりと取るところも増えている気がします。日本人的にはそれは当然のことなのでいいのですが…
相変わらず持ち込みどうぞーと言ってくれてるお店も多い。それは先日の記事にも書いた通り。
例えば上記の記事では、屋台で買った朝食をカフェに持ち込み、コーヒーはそこで頼むものの、持ち込んだご飯をもしゃもしゃそこで食べさせてもらうと言った感じ。
これが許されてみるととても便利だし、お店が許している限りは損になることばかりでもないし、大変ありがたい。
ちなみに、経済的な面では太っ腹だなーとは思うものの、それが持ち込みを許さない文化に対して「ケチだな」と言うものではありません。例えば持ち込んだ食材に問題があって食中毒でも出た場合、責任の所在が曖昧になるう、と言うリスクもあるからです。
ベトナムは今の所、残った料理の持ち帰りにしても自己責任で行うことが多く、万が一何かあっても、それが明らかにお店の落ち度によるものでなければ訴えられたりと言うケースがそんなにないのかな?そんな文化背景の違いもあるから対応が変わると言うことを踏まえた上で…
持ち込みについてちょっと買いてみる。
お店側の言い分の一つとして…
食べ物は置いてないのに、食べ物の持ち込み禁止、となると、他にも多数あるドリンクのどれかを買って家に持ち帰って食べようかなって思うもんね。ドリンクだけ、またはドリンクメインで成立しているお店が多いから寛容なのかな。ありがたいことである(-人-)
— ちぇり (@CheriTheGlutton) March 24, 2021
と言うことがあったので、今も、お店には構わないか確認した上で、許してくれるところではちょいちょいやらせてもらってるのですが、自分的には、食事を提供しているお店にはなるべく食事は持ち込まない、最低でも一人一品は何か頼む、などをしていますが…
例えば2人でカフェにいて、もう一人が遅れてきて、もうちょっとしたらお店を出るときに、3番目の人が何も頼まずに20分ほど同席する、なんてことはたまにある。それでも「お一人様一品はご注文ください」とたしなめられることはそんなに多くない。
衛生上の縛りがまだ少ないからと言うことはあるのですが、寛容だなーといつも思う。
持ち込み事例をいくつか
お味見セットの持ち込み
観光客の方にアテンドさせてもらう際に、お土産に買ってもらいたいものの味見を先にしてもらいたくて、以前、こんなものを作ってました。
試食とはいえ食べるもの。
また旅行者の方を全員私の家に招くわけにもいかないので、カフェでこれを開いて、市場に買いに行く前に、好みのものを見つけてもらっていました。
私は「食べたことがないものは買って食べてみる」人ですが、ほとんどの人は「知らないものを買うのに躊躇する」ことが多いようなので、この企画は結構好評だったのです。
でもこれが奏功したのは、カフェの方がこの持ち込みを許してくれたから。どのみち、朝のその時間だと食事は頼まないことが多く、ドリンクだけではあったから別にお店に損をさせたわけではないと思うけど、ありがたかった(-人-)
タイミング悪く買ってしまったビールの持ち込み
こんなこともありました。
とある人気店。予約なしで行ったらちょっとの間待たなくてはならなくなった。そこで隣にあった路上店でビールを飲みながら待つことに。
缶ビールをプシュッと開けたその数秒後、待ってたお店の店員さんがやってきて「今席が空きました!」と。
あらら、今ビール開けたばかりなのになーと、慌てて口をつけてできるだけ飲もうとする私たち(セコイ)。するとそれを制しようとする、呼びに来たお店の人。ウンウン、ここで飲んでくだけだから、と、さらに飲み方を加速させようとしたところ、
「それ、うちに持って来たらいいじゃん!」
とか言う。
え?(´⊙ω⊙`)
結局開けたばかりの缶ビールは、お目当てのお店に持ち込まれ、最初の一杯は隣の店のビールになった。お店がその最初の一杯分を逸したからと行って、ベトナムはビールがとても安いので大した金額じゃないかもしれない。
でもその寛容さには一同感激。そりゃーそりゃー気分を良くして頼んだよね。いつもよりちょっといいもの、たくさんの量。
お店の人はそこまで狙ってたようには見えなかったし、単に親切心からの方が大きかったと思うのですが、いやー、あの時は驚いた。
そこまで特別なことじゃないので
と言うわけで、日本人的にはちょっと驚くルールなのですが、ベトナムではそう言うケースが決して少なくありません。
ただ、先ほど少し話したように、持ち込みを禁じているお店もあるので、「ベトナムでは」と言う言い方はでないですし、例えばお子さんの食事に関して特別なものが必要で、店でそれが用意できない時は、持ち込み禁止でも何も言われないことも多いし…
やはり最初の確認はしたほうがトラブルなくていいんじゃないかと思いますが、これもベトナム文化の一部かな?と思うので、まだやってみたことがない人は試してみてくださいね。
例えばカフェに入ってドリンクを頼むときに、買って来たバインミーを見せて「ここで食べてもいい?」と軽く聞いたら良いか悪いかの反応はしてくれると思います。
⬆︎の店でも、朝食屋台であれこれ調達したものをカフェに持ち込めるお店を紹介しましたが、一応ご挨拶なり、事前に確認を取るなりしています。
もしかしたらそれも必要ないくらいにベトナムのカフェは寛容なところが多いのかもしれないけど、明確に持ち込みを断ってるお店もあるのも事実なので、そこはお店優先であることを忘れずに、許容してくれるお店には甘えて楽しみましょう(^・^)
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