さて、テト直前。
過去、テトの間はホーチミン外で過ごすことが多かったのですが、ここ数年、ホーチミン市内で過ごした経験から、こうしといた方がいいなーということがいくつかあったので備忘録。
テト直前
ホーチミンはガラガラになる、という話を聞いたことがあると思います。実際、田舎からお仕事に来られてる方は実感に変えるケースも多く、人口が少なくなるのは事実。
ただし、外に出ていないとかお店ガイアていないだけで、ホーチミンに実家がある方もたくさんおられ、年越しの準備をするため、今この時点(テト一週間前)で、市場もスーパーも大混雑です。
開店直後の朝の時間なら多少は混雑が解消されると思いますが、食材その他を買いに行くときは余裕を持って。そして長期保管できるものなどから優先的に買っておくことをお勧めします。
テト中のホーチミンの人出
日本の昔から現在へのお正月の過ごし方の以降傾向に似ているところがあって、10年前などは本当に街がゴーストタウンになってしまったかのような様相で、店も開いていないし人もいない、という状態でした。
お店は、開けるとしたら3倍だったかな?のお給料を払う必要が生じ、その辺は日本よりもしっかりと払われているようなのでコストがかかる。客も少ない。正直開けるメリットもなかっただろうし、「お正月ってのはみんな休むものだ」って価値観は昭和の日本でも当たり前のことでししたよね。
しかし時は移り変わり、且つ、お里に帰りたくても帰れなかったCOVID期間中を経た結果、「あれ?帰らなくてもいいんじゃね?」となった向きもおられる様子。
数年間帰れなかったからこそ今年こそ!という向きが大半かとは思いますが、自分の前割りのお若いベトナムの方のリサーチ結果だと、「まあ今年も帰らなくてもいいかな」と言われる方もポツポツと。
あと、先ほど話したように、会社が営業する限り、そして人出が求められる限り、普段より格段に良いお給料がもらえるということがあり、強制的な帰郷制限時にその収入経験をしたことから、それも悪くないなと考える向きが一定数はいる様子。
そういえば数年前、テト中に営業したGrabドライバーが、テト期間中の一週間か10日くらいで、そこそこ良いお給料のお仕事の方の一ヶ月分を稼いだ、なんて話もありました。
営業を続けた数少ないお店群は、必然的に客が集中するので大繁盛だったという話も聞きますし、今年は、多いとまでは言わないまでもお、ちょーっとこれまでよりも開けるお店が多かったりとか、それらを活用する人が街中に多少は出てくるのでは?という予測。
お店の営業状態は?
お店の営業スケジュールは、ほんとまちまちなので、気になるところは事前にチェック。
そしてテト期間中、開けられたとしてもサプライヤーの営業が止まり、食材の確保ができないという事態があるので、メニューが限られる傾向にあります。
あと、テト前は諸々の金額も高騰するため、それが価格に反映されることも。というか、従業員さんのお給料が3倍ましとかなので(場合によっては4倍ましのところもあると聞いたことが)通常通りの価格で提供している方が異常だという認識。
たまに、テト時の値上げに憤慨されてる消費者さんがおられますが、そしてぼやきたくなる気持ちもわかるのですが、背景には労働力に対する敬意、というものも含まれており、それに対して文句を言って良いものかというのは考えたいところかなと。
特に好きなお店には無理をして欲しくないので、休むなり、営業するならキチンと赤が出ないようにやってくれたらいいなと私は思ってます(-人-)
スーパーの状況は?
テトが明けたら早々に営業するスーパーもあるのですが、店は空いてても生鮮食品のサプライがないので、それらの販売だなが空っぽになる、というのが例年の状態。
今年それが劇的に改善される可能性がないとは言い切れませんが、おそらくそうなる。
流石に調味料とかはストックがあると思いますが、人気ブランドの即席麺も、棚がガランとしたままで補充されないケースがあったので、テト中の食糧難に即席麺で備えたいなと思われる方はお早めに。
そしてスーパーのその状態はテト期間中だけじゃなく、テト後もちょっとの間、欠品が続くアイテムがあります。日本では考えにくいことですが、お正月がそれだけ国を挙げてのもの、という文化であることを考えたら、そうなるのもしかり。
どうしても家に欠かしたくないものある場合は、お早め&長期保存可能なものは買い置きを。
テトが明けてもすぐには復活しないサプライ
過去に困った、というほどではないのですが、買っとけばよかったー!と思ったものは、ビール。我が家タイガークリスタルというのを常飲して売るのですが、これがテト後、1ヶ月以上買えなかった(´Д` )
いや、探せばどっかにあったかと思うのですが、いつも買い付けているところになくて、聞けばビール工場も盛大に連休を取っているので、生産がなかなか追いつかないと😅
ましてや、ビールをガンガン消費するお正月。テト用消費も普段よりは上がっただろうから、どこの販売店も在庫がない。生産を再開しても、すぐに一気に全ての小売店の在庫を満たすには至らないので、お店によってはなかなか物が回ってこない。
もちろんその他のビールを受け付けないとかいうつもりはなかったので、他のものでしのぎましたが、できれば好みのものがいい。
というわけで、今年はすでに5ケースくらい確保しました。
腐るものじゃなし、こういうものは買っておいてもいいかなと。
食品で長期買っておけるものは?
社会隔離を経験された方は、食品保存のスキルも上がっていると思いますが(笑い話的に話せるようになって本当に良かった)
肉魚
冷凍もの、または冷凍をしてしのぎましょう。
日頃からそもそも冷凍の安心なものが流通しているホーチミンなので、ここは抵抗ないかと思います。
野菜
根野菜が比較的長期に保存ができるので確保。
ジャガイモ、レンコン、にんじん、玉ねぎ、かぼちゃ…は根野菜じゃないけど、まあ長期持ちます。
逆に葉物は傷みが早い。もちろん保管の仕方次第でこ一週間くらいは持つものもありますが、これは早期に消費するようにしていきましょう。
ただし、キャベツや白菜などは芯を抜いてそこに濡れたキッチンペーパーを詰め、新聞紙などでくるんで冷蔵庫の野菜室に入れておくとかなり持ちます。
牛乳
ロングライフ牛乳を活用しましょう。
いまだにロングライフ牛乳を危険なもの、と見る向きがおられますが、
こちらに書いてある通り、ホーチミンの環境下ではむしろ生乳の方が危険を生じる場合があるので、特に直近で消費してしまえない場合は、ロングライフ牛乳を活用するのも手だと思います。
もちろん生乳ほど美味しくはありませんが、使い方によっては、ロングライフ牛乳の方がベターというケースもあるのでよろしかったら。
卵
卵は生食をするのでない限り、冷蔵保管すればかなり持ちます。
ただしテト後の復活が割りに早かった気がします。
テトの期間中も、’鶏さんたち、卵産んでくれてますしね(笑)
なのでまり買い込み過ぎなくてもいいかな?とは思いますが、消費量にもよるので目算を立てて。
パスタ&パスタソース
こいつら最強。
茹でる時間こそかかるものの、下手したらオイルとチリとニンニクだけで料理が成立する食材だし、麺は長期保管が可能なので、いつもよりちょっと多めに書い置いておくといいかも。
パスタソースも、常温でキープしておけるものが多いですしね。
パン類
食パンやコッペパン的なものは、即冷凍。
常温でのパンの保管は大変危険です。日本でもそうなので、この高温多湿のホーチミンならなおのこと。
カビは、目に見えてなくてもパン生地の中に潜むことは多々あります。多少なら人間の体が対処できているだけで。
また美味しさの観点でも、即冷凍で焼き直して食べる方が美味しいのは周知の事実。パンが主食の方は、ぜひ冷凍で保管を。
交通手段
日常の交通手段
当然ですが、ドライバーの数が減るので、移動のための車確保にも、デリバリーにも時間がかかります。下手したらデリバリーは行わないお店もあるかもしれません。
通常時とは違うということを頭に置いて、移動は時間にゆとりを持って、デリバリーも時間がかかることを見越すか、できない可能性も考えて行動を。
そして料金は高くなります。明確に。
そりゃ一年の中でも大事なお休みにお仕事してくださってるんだから当たり前。だし、そもそも休日とされる日の労働には普段の数倍の報酬をという法律があるようですしね。
その辺しっかりされているのは、私は良いことだと捉えます。お支払いをする側の会社にとっては大変だろうし、その余波を受ける消費者も、普段より出費多くなって痛いわけですが…
休日出てもなんのメリットもない、という状況に自分が置かれたらと思うと、嬉しくないし健全でもない。そういうとこ、ちゃんとすることで形成されていく環境ってあるよなーと思うので(-人-)
長距離・飛行機などの移動手段
これは長距離車移動だったら、普段以上に時間がかかることを見越して、状態の良い車を抑えるとか、なるべく負担がかからないものを選ぶなどすると良いと思います。
飛行機の場合は、利用する航空会社などによりますが、ビジネス出会ったり、メンバーシップがあるなら有料でステータスを上げるなどすることで、バゲージドロップやセキュリティの際に優先レーンを使えるケースなどがあるので活用するのもアリかと。
お金かかるじゃーん!って話ですが、1時間、2時間と並ぶ時間をどう捉えるかです。もちろん法外に高い金額であれば無理なケースもあると思いますが、特のドメスティクラインの場合は、そもそもの距離がそこまでないので、て喉届かない額ではないことも。
その金額差と自分の時間・状況を照らして、混雑回避にコストを費やすか、時間を費やしてコストを抑えるかの選択をするのはありじゃないかと思います。
まあ今からでは変更は難しいかもしれませんが、今後のために(-人-)
いうても昔ほどじゃない
そうはいっても、昔ほどじゃなく、生鮮ものでない生活物資なんかは店が開けば買いに行けるわけで、最近はコンビニも増えてきており、彼らも正月当日は休むだろうけど、再開はかなり早かった記憶。
まさに日本のお正月の移り変わりを再現しているかのような、過渡期。
ですのであくまで予想ですし、買い置きその他のサジェストが杞憂に終わる可能性もあるのですが、自分一人ならともかく、ご家族がいらっしゃる方で、毎度外食(しかも限られた場所)だけになるのは難しい、という方には…
備えあれば憂いなし。
特に無駄になるような買い方をしなければ、損をすることでもありませんから、できるときに準備しておくと安心かもしれませんね😊
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