東南アジアでお馴染みの食材、Banh Phong。一般にエビが入ってることが多いクラッカー。お土産にも良く、お勧めアイテムなのですが、実はこんな使い方も…?
Banh Phong
レストランでの突出し的なポジションだったり、ベトナムではサラダを食べる時によくついてくるクラッカー。
一般にはタピオカこベースの生地にエビが入ってることが多く、えびせん、Prawn Crackerなどと呼ばれてたりしますね。
カチコチの乾燥生地を、少し低めの温度(170度くらい?)の油に入れると、数秒でブワッ!と膨らむ、楽しいお料理の素材♪
我が家は旦那さんが甲殻類アレルギーの気があるので、エビの入ってないベジタリアンバージョンを。
ベトナムの、こういう食材に付けてある色って、野菜由来のことが多いです。おこわなどは色鮮やかすぎて、日本人から見るとギョッとすることもあり、「体に悪そう!」とかって言っちゃってる方もたまにいますが…
ほとんどが野菜由来。
と、私は思っています。
根拠は、そうやって色をつけるようになったのは昨日今日のことではなく、以前からの習慣であること。
その昔に人工的な色素が出回っていたのかがまず不明ですし、わざわざそんな色素にお金を出して使っていたかと考えると、ちょっと疑問が残ります(たかだかこの10年ですら、現在の生活様式とは大きく違う時代を経てきているので)。
またこちらのような商品だと、各色素を持つ野菜の粉末、またはそこから抽出した粉末を使っているのかと思いますが、ベトナムには「色をつけるためだけに存在する野菜や果物」というものがあります。
お料理教室やレシピ動画などの随所にも、「色を素材から取り出すためだけの工程」が存在し、味も香りもないのに「見目鮮やかにするため」の作業があるので、自然由来のものを使うのがベースなんだろうな、と思っております。
もちろん現代の大量生産品については、必要分だけ人工的な色素使っていることもありましょうが、あまり頭ごなしに「体に悪そう!」と決めつけないで欲しいなーという希望。
ま、確固たる証拠を押さえてるわけじゃないので、異論反論はもちろんあることかと思われますが(-人-)
まさかの使い方
で、この調理方法なんですが、先ほどもお伝えしたように、これの主原料はタピオカ粉。
タピオカ粉などの澱粉質でできたものを乾燥させたもの、というのは…乾麺に通づるものがあるな、と思ってたところ、上記の商品ではないのですが、なんと茹でて使う、というインストラクションを発見!
えーーーーーっ。
これはサクサクに仕上げる食べ物ではなかったのか?!と半信半疑で茹でみたら…?
うお、ムチョムチョ!(((o(*゚▽゚*)o)))
お餅、ほどの粘性はないけど…そうだな。歯切れの良い白玉、団子生地というか、ムチョムチョしつつも、プリッとした歯切れ。えっ、美味しいやん♪
というわけで、アレンジ♪
茹でます
シンプルです。
たっぷり目のお湯に入れて、5分を目安に好きな硬さまで茹でます。
これは商品によって変わってきますが、基本どの社の商品でも同じように扱えます。ただし、茹で時間などは差が出るので、途中つまみ食いをしながら硬さを確認。
ちなみにこれは5分がっつり茹でて、2〜3分、湯の中で蒸らしました。
プラスチックのボウルなどに湯と入れ、カバーをしてレンジで加熱、という方法も。こちらの方が若干早く茹で上がったような気もします。
茹でる場合は油で揚げたりレンジにかけたりしたときのような広がりはなく、あまり大きさは変わらないので、鍋の大きさは「水たっぷり入る程度」を目安に。
あと、パスタを茹でるときのように塩を入れる必要はないかと思います。この生地自体に、けっこうな塩味がついていることが多いので。
薬味と調味料プラス
ここはなんでもいいし、なんなら調味料以外なくても良いのですが、適当にありものでやってみた。
まずは水気をよく切ります。ザルにあけて水切りをするだけじゃなく、そのあと、蒸気をちょっと飛ばして水気をなるべく飛ばすと調味料が絡みやすくて吉。
そこに、ネギ、生姜のみじん切りと老干媽、海鮮醤油などをちょいちょいと。おいしいゴマがあればゴマを添えてもいいですねえ。ベトナムではおいしいゴマをまだ調達し切れておらず、今回は割愛。
熱々の油で仕上げ
フライパンを熱したところにごま油を大さじ1程度入れて数秒、十分温まったらネギやしょうがの薬味めがけてジャッと!
ごま油は高温を長時間与えると香りが飛んでしまうので、よく熱したフライパンに入れて短時間で熱々にするのがコツ。それでも香りは飛びますが、低音からじわじわ上げていくよりマシ。
混ぜて出来上がり♪
全体をザクッと混ぜて、出来上がり♪
おお!
混ぜた後の代物なので、あまり見目はよくないが…
ぺろんぺろん♪
箸に滑りやすいのが不便ですが(笑)、たれがよく絡んでツルムッチョン、ツルムッチョン。
うひひ、これはおいしいぞ♪
麺類ほどの主食感はなく、味も濃いからおつまみ感覚。
えーっ。まさかえびせんにこんな使い方があったとは!
バリエーション
ほかにも、
▶️お醤油と韓国もみ海苔(ゴマなどと和えてあるふりかけみたいなのがある)
▶️ネギと塩だけ
▶️薬味とポン酢または麺汁にライム塩
▶️薬味と醤油系ドレッシング
▶️チリソース
▶️Tuon Den(南部フォーに添えられる甘味噌みたいなの)と炒めたひき肉
などなどもおいしいのではないかと思ったり。
またスイーツ生地として扱って、黄粉を塗したり餡子添えたりなんかもありなのかも。
常備できるし長期間保存可能。茹でるだけ+ありものの調味料や薬味でなんとかなるし、じつはこれ、結構お役立ちレシピなのでは?と思ったのでした♪
⬆︎をクリックすると、ちぇりまっぷに飛べます。
詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
にほんブログ村
👆ポチってもらえるととても励みになります!
コメント