最近ホーチミンはメキシコ料理流行り。没個性になる域まで増えているわけですが、この新星は違いますよ。だってこの店、Tomatitoさんの系列店だ!
まさかのあんな場所に!!
実はオープニング・レセプションにもお伺いしたのですが、やはりちゃんと食事をしてから…とか思っていたら、こんなタイミングになってしまいました。
でもここ知っておくとすごい便利よ。まず何と言ってもこちらのお店は、あの、
TOMATITOさんの系列店!え、またタコス系?と正直思いましたとも、だからコンセプトの違いは何か聞いてみたら、
「TOMATITOよりお手軽で、レシピも親しみやすくしてみたんです」
とのこと。あ、TOMTITOさん、キレッキレのエロレシピで私はとても好きなんですが、お高めってのはお店も自覚があったのかw 言うても、あの美味しさを考えたら全然払いたい金額ですけどね。
そしてTOMATITOさんより街中にあって、でもあけすけな場所ではなく、住所的には、Dong Du 通り。
Hai Ba Trung や Dong Khoi 通りをつなぐ道でサイゴン川にも程近いとこ。あまり派手やかなお店はありませんが、最近付近のホテルがリニューアルするなど、充実度が上がってるあたり。
昼間にこの様子は見れませんが、夜はこんな風にライティングされているので、近くに行ったらすぐわかる。
この明るさに臆せず、ずんずん奥まで進んでいくと、ほぼドンつきの右側にあるのが、Bandidoさん。
上の矢印ライトに従って、細い間口の階段を上がっていくと…?
わーお、TOMATITOさんもかなり派手やかでポップな内装だったけど、それがもうちょっと優しい感じになったイメージ?ポップはポップだけど、色味が柔らか。
喫煙席はテラスになってて、でもそこに置いてあるテーブルや椅子も、屋内のそれと合わせてくれててとっても可愛い。
テーブル席もカウンターもあって、少人数でもそこそこの人数でも使いやすそうですが…?
さらに上があるんです、ここ( ・`ω・´)b
ちょっと低めのルーフトップレストラン。
はい、ここもかなりポップですね!柄 on 柄なのに、なんかまとまりがあるのは色の使い方が上手なのかな。
で、ここ。何が素敵って、階段を上がって右・店内中央部に視線を向けると…?
わー、すっごく古いビルがある。Hai Ba Trung 通りの裏側だ。そしてその先には、その古いビルとは対照的な、SHERATON や CARAVELLE ホテルがみえる。
そして右手側には食べ物屋さんの看板が。そう、あの愛すべき、
Mi Tauさんだ!
お店に入るために細い路地道を入って行ったことは何度もあるけど、こっち側からお店を見たのは初めてだー。
いつまで見られるかな、この古いビルの様子。街はどんどん変わってる。古いものから新しいものに。でもこれが今のホーチミン。今だけの景色。こんな場所で飲みながら過ごせるなんて、ある意味特等席じゃないか。
タコスのメニューってわかりにくい?
私の主観でしかありませんが、タコスのメニューってちょっとわかりにくい&イメージしにくい。
まあ私がそんなにメキシカンに馴染んでないからかもしれませんが…かなりにらめっこしてもなかなかわかんない。そんな時に嬉しいのが…?
タコスの盛り合わせセット。よほど嫌いな具材やアレルギー食材がない限りは、こう言うの助かるよね。Sexy Setsと書いてあるところが、TOMATITOさん系列を豊富とさせますな。あそこのレシピは本当にセクシーだから、こちらのお店にも期待(๑•̀‧̫•́๑)
シェフのおすすめみたいなセットもあったりするのね。これは楽チン。でもそう言うお店側のセレクトセットを安心して頼めるのは、お店の実力を知れてから。さてさて?
懐かしのホーロー食器
セッティングされたのはホーローの食器。
ハノイでは結構ポピュラーな食器だったみたいで、今でもレトロ感を演出するアイテムとして使われますよね。日本でもホーローが主力を担ってた時期があったと思うんだけど、最近見てないなー。
手前はタマリンドのフローズンカクテル、奥はマンゴー。希望を伝えたらアルコール抜きでもやってもらえるようなので、お酒飲めない人も雰囲気は楽しめそう。
マンゴーもだけど、タマリンドもなかなか日本じゃ遭遇できないから旅の思い出にもいいかもですよ。コクある酸味が美味しいのだ(^・^)
そして突き出しに出てくるのがこれ。
何いきなりデザートみたいなのが出てきたな、と思ったのですが、これ、中身はコーンです。それに搾り出されてるクリームのベースはチーズ。
したと混ぜ混ぜして食べるのですが、これ、相当な量のコーンが入ってるな。あまり甘くない、そして白っぽくてちょっとモチっとした食感の美味しいやつ。
日本の甘いコーンに慣れてると、あのコーンが味気ない、と言う方もいらっしゃるようですが、もちきび的なあの美味しさ、私は好きなんだよなー(^・^)
で、最初はワカモレ。
足つきの石臼に入ってるの。演出が素敵。そしてワカモレが絶妙にさっぱりしていて、間合いの良いスパイスがとても心地よい。
やばい、トルティーヤチップスに乗っけて食べるもんなんだろうけど、なんかもう大さじでガフーッと掬ってモリモリ頬っぺたいっぱいに頬張りたい。
そして最初のトルティーヤは、まさかのマグロのヅケ・タコス!
うっわ、何これ!相当大ぶりなマグロが乗ってる。その下にはワカモレたっぷり。トルティーヤはクリスピータイプ。
マグロとアヴォカドの組み合わせの妙は、いろんな場面でも遭遇するからご存知の方も多いですよね。でもそこにトルティーヤ…思いつかなかったなー。
これがまた不思議なくらいすんなり合ってて、当たり前すぎてふつーに食べてた。でもよく考えたらこう言うタコスって珍しいよね?でもさも今までもよく食べてました、みたいな感覚で食べちゃったw
そしてこちらは、マッシュルームのソフトシェルタコス。
この手のタコスでは私がどの店でもあれば必ず頼むやつ。特にベトナムのキノコは味わいが深いので、ベジタリアンタコスとも呼ばれるんですが、全く物足りなさがない。むしろ好き。美味しい。もっと食べたいと思うやつ。
ここのお店のも美味しかったです。ランチとかこれだけつまんでもいいんじゃなかろうか。
そしてこちらはその他のタコスの盛り合わせ。
グリル度ポークを細く裂いたやつ、フィッシュ・フライのタコス、そして牛肉をグリルしたもの、牛タン(!)をフワフワになるまで加熱した一品。何これ、タコスってこんなゴージャスだっけ。
特に一番期待していなかった白身魚のフライのタコスは、ごっつい美味しかった。意外と魚のフライを外で食べる機会がなかったのですが、これはいいかも。肉系だけじゃくどくなるし、タコス食べる時のバランス取るにもいいかもしれない。
あと、牛タンが驚くほど柔らかかったなぁ。なんとなく牛タンってシャキシャキしてると言うか、かすかにコリュリとしてると言うか、そんなイメージがあったのですが、フワフワ。牛タンでこの擬音使ったことないわ、フワフワ。
TOMATITOさんのシェフがレシピ監修されてるのかと思ったら、彼は既にお店を辞められたとのこと(ただしTOMATITOさんでのレシピは変更なし)。
で、料理の線がどことなく優しい感じがしたのでお尋ねしたら、こちらのお店のシェフは女性のシェフなんですって!
今時職業について女性だ男性だというのはポリコレ的なツッコミが入りそうですが、ホーチミンでのメキシカンレストランのシェフに女性が少なかったことは事実なので、素直に驚く。そしてちょっと嬉しい。
面白い。日常ではあまり見ないタコスなのに、どれもがとてもすんなりこちらに入ってくる。曰く、
「本来のメキシカンをよりアジアに近づけたオリジナルのレシピです」
とのこと。
あー、すごい納得いく。異国料理のサプライズがある美味しさってのもあるけど、異国料理なのに、まるで知ってて、長く親しんでいるかのようにすんなり入ってくる料理というのも、これまた美味しい。
ましてや、あくまで「アジア寄り」というかなり広い範囲に向けてのものなのに、日本人の的にもちゃーんとニーズを寄せてくれてるのがまたちょっと嬉しい。美味しさ倍増。
日本の人にもウケそうなタコス
ここのタコスは。。。確かに他のタコス屋さんとはちょっと違う。知らない味なのに知ってる気がする、アジア人に嬉しいレシピ。
本場の方がこれを食べてどう思われるかは疑問ですが、自分的に大事なのは自分が食べて美味しいと思えるか否かなので、こういうアレンジは大歓迎。
日本食が海外でアレンジされることに厳しく物言われる方もいますが、そのアレンジを楽しんでくれる方がいる限り、ありだと思うんですよねー、臨機応変に楽しめるレシピ。
「メキシカンなー」
と一括りにしてしまわずに、ここのタコス群、是非とも試して見てくださいな。とても馴染みがないとは思えない味だから。そしてビールが進むから!w
「今」のホーチミンの景色を前に、しみじみと楽しむもよし。ポップな内装と音楽に合わせてハッチャけるもよし。また一つ素敵なお店が増えましたよー(^・^)
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お店情報
Bandido Saigon
24bis Dong Du Q1
Time: 17:00 – 23:00
(今の所日曜定休なのでご確認ください)
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