Cocotteさんの良さは今更いうまでもないのですが…新体制になってからのCocotteさんの進化ぶりが、すごい!
ワインペアリングってお高いんでしょう?という方に
ワインペアリング、という形式のコースを出すお店は、お任せだだったりイベントだったりの形で出されることが多いのは、このブログでもご紹介している通り。
そして私みたいなワイン初心者には、それが本当にお料理の「ペア」として成立しているのかはわからないことも。
単体で美味しいぶん、いわゆる「マリアージュ」を醸すものなのかは疑問なことも多く、さりとて、単品で頼むよりも絶対的にお得なので、ワイン経験値を積むために頼んでいるところもある。
まあなかなかな金額なので、タマの経験な訳ですが…
これならいかが?
信頼のあるココットさんのお食事にワインペアリング。
本来、1,900kなので、1度の食事にしてはもちろん高価なのですが、よそのフレンチのお任せペアリングだと、軽く3.5〜良いところだと5,000k。かなりお手軽価格なのです。
しかも。
しかもしかもしかも。
7月までは1,200k!!!
いや、ないわ。。。なんだその金額。。。
もちろんワインはカジュアルなものなのかもだけど、カジュアル上等。私のようなもんにはそっちの方がむしろありがたく、且つ、美味しかったらその後、自宅用に買えるではありませんか!
スターターにメインが2つ、そしてデザート。
その量もちょうど良い感じではありませんか。
始めたばかりで、まだほとんど情報が出てなかったので興味があったのと、こちらのマネージャーさんが、熱烈アピールしていたので(笑)、inago会で声をかけたら、またもやみなさんにおつきあ頂いたので、一緒に行って来ました♪
始まり始まり♪
乾杯!
まずは乾杯。わいんペアリングだけど、まずはビールでって方もいるので、これは追加で。かしこまらなくていいのがCocotteさんのいいところよねー。
で最初は泡。
あーーーー、こういうの嬉しい。
グラスチャームがわりに、そのわいんのインディケーションつけてくれてる。
忘れるのよ、飲んだ後にさ(笑)
そもそもワインの名前、産地のフランスだイタリアだって言語が多いから、そもそも覚えられる気がしないんだけど、これがあれば…
こうやって写真を撮っておけば…
あとでチェックもできるわね♪
アミューズ
そして、最初のアミューズ。
え、アミューズって、一口サイズのがポイって1個あるだけなんちゃうん。これ立派なおーどぶるやん。え。
手前がプロシュートを使った揚げ物で、
クレープの中にはロブスター。(え。)
これはなんとカエルのフライ。
そう、フレンチでもカエルはよく使う食材らしいですもんね。
ってか…
すごい立派なんですけど😳
どんだけでっかいカエルだったのかwww
で、めちゃくちゃ美味しかったです。
これは、分子ガストロのミーの製法で作られたキャロットのスープ。卵黄じゃないです(笑)
アルギン酸ナトリウムを使った、今や普通になりつつあるテクニックですが、これの凄いところは、あらゆる味の液体をこの形状にしてしまえること。
つまり、技術としては定着して来てても、お味は様々ということ。ふふふ。面白い。
2種類めの白+スターター
2杯めの白はイタリアから。
ほんの少しのまろみのうえに、青リンゴ、柑橘などの爽やかさと豊かさがあって、ミネラルかんも感じる、私の好きなタイプ。(知らんがな)
ピノグリージョ、という品種のブドウはよく聞くけど、こうして目視しながらいただくと、より鮮明に「どういう特徴があるか」が分かりますね。
そして最初のスターターがこれ。
ってか、え。さっきの4品、スルーなの?(笑)
メニュー上ではこれがスターター(笑)
さふらんのソースと、奥のグリーンのソースはグリーンピーのソース。なんて春めいた色合いなのかしら。
大きなホタテはスロークックののちに、パン粉を散らされ、ほんの少し焼かれてますな。うんまい。ものすごく、うんまい。
これを少し口に含んで、先ほどの白をグビグビと。
うんまい。(いやもっと言葉を尽くせw)
赤と最初のメイン
そして先ほどの白と同じシリーズの、赤。
同じくイタリアから。
あ、これ飲みやすい。
ほんのりあまみを「感じる」(実際にベタ甘い訳じゃない)
これは今度自分用に買いに行こう。酒屋さんに売ってるといいな。
というように、カジュアルなペアリングの場合、実生活にも活かしやすいからいいですな。
ところで…
ファーストメインが凄かったんです。これ。
一見よくわかんないですよね。よくあるチキンの巻物のようにも思えますが…。
そう、肌が黒い。
まさか、なのですが、これ、烏骨鶏(Black Chicken)のソテーなんです。えええええっ!
烏骨鶏。多くの場合はスープにして提供されることが多い、漢方の意味合いが強い食材。滋養があり、生育がとても難しいと言われており、日本ではその身の肉も卵も、大変に貴重。
しかし、このブログでも何度か取り上げて来た通り、ベトナムでは割にお手軽。普通のチキンと比べると当然高いが、日常生活で手に入れられない価格ではないどころか…
漢方のスープにして売ってくれてるものだと、70k(400円弱くらい)で売ってくれるところもあるほど。えーーーーー😳
しかしそのスープには丸ごと使われている。
つまり、小さいんです。鶏とは比べものにならないくらい小さく、その身を食べるというよりは、エキスをいただくという感じ。
ですが…?
え、こいつ。
どんだけデカかったんだ???
可食部分をこんなにしっかり獲れる烏骨鶏。。。興味がありすぎるwww
食感は、しっかりしてるんだけど、その身の小ささからか地鶏ほどの強情さはなく、小気味よく且つ優しくコリュコリュする感じ。味わいも、鴨やうずらほど獣的でなく、鶏よりは格段に旨味が濃い。うああああ…これ、単品があったら食べ直しに行きたい…。
初めて食べた。
烏骨鶏のソテー。
こんなの、なかなか遭遇できない。
ベトナムじゃ割にカジュアルな食材だと分かってても、自分にはものすごく貴重な体験!こういうことがあるからホーチミンの食べ歩きはやめられないんだ。そしてよく知ってるつもりのお店でも、こういう斬新な体験ができるという驚きな。
ああ、私はこの一品で、このコース食べて良かったと思えた。
定期的に内容は変わるようなので、みなさんが食べに行かれた際に必ずしもこのブラックチキンがあるとは限らないのでご留意いただきたいが…
食べる機会があった方は、味の好みは個々でありましょうが、非常に貴重な機会に恵まれたと、ラッキーに思っていただきたい。
またこれ、高級レストランとは違ったラインのレシピでで仕上げられてたこともあり、ココットさんならでは、でもあるんだよな。ほんとここのシェフ、楽しいなあ。
最後のワインとメイン2品目
で、最後のワインは、もう一品お肉がくるので、ちょっと重さを増した赤ワイン。
すごく充実度が高くて、好みは分かれるかもしれないけど、お値段もそれほどではなさそうだから、肉料理なんかと合わせるのに知っておくと便利そう。
やっぱり助かる、このチャーム。
とりあえず写真撮っとけば、かなり味覚の記憶も読みが冷やすくなるものねー。
料理は仔牛のサルティボッカ。
これは…この日はなかなかなボリュームだったのですでにそこそこお腹が落ち着いていたことと、私には気持ち、火入れが過多だった感があり、ほんの少しパサついて感じましたが、もうそれイチャモンレベルの感想ねw
Cocotteさん、すごく懐が深いうえに、向上心のあるお店だから、私が何もかもパーフェクトだったよ、と言っても「ありがとう!良かった!でもなんかあるよね?」って、ネガティブコメントを強く求めてくるの、笑うw
彼らは、個人の好みなのか、ジェネラルにロジカルなクレームなのか、それはシェフやお店のポリシーに照らしてどうなのか、対処すべきか、オペレーションに落とし込めるかどうか、落とし込むべきかどうか、あらゆる段階において筋を通した採択をされるので、私も心置きなく伝えることができてる次第。
そしてもう大満足すぎる内容に気分も良くなり、すっかり話にも花が咲き、それは楽しいひと時だったのですが、うん、もう食べられないと思ったけど食べたよね。デザートヽ(・∀・)ノ
ピスタチオのムースにいろんなテクスチャーのデコレーションがあしらわれてて、何よりソースが素晴らしかった。。。
美味しいデザート見ると、胃がヒョイっとスペースを空けて入るようになるってのはあれ、ほんとだなっ(๑•̀‧̫•́๑)
ともあれ…
めっちゃお得です、このコース。だってこんだけのワインも込み込みで、この金額だよ?正規価格の1,900kでも安い、と私は思える。でも7月までは、1,200k。おいおいおい。
プラスお料理が、フレンチのコースではあるのだけど、そこまで複雑でなく、食歴をあまり問わないので、幅広くの方に楽しんでもらえるんじゃないかと思うんだ。
そして食べやすいけど、家じゃやらんだろうなーという「お外で食べる甲斐のある」お料理かと。
土曜の夜だけのお楽しみ。
何万円もは出せないけど、週末にちょっとゆっくりした、ワインなお楽しみがあるといいなーって時には、ほんっとおすすめ。まんぞくっ(^・^)
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Cocotte Sila
21 No Thoi Nhiem, Q3
Time: 07:00 – 22:00
※ワインディナーは土曜のみ
Spent:1,300,000vnd / person
Wi-Fi ID: Cocotte / Pass lovecocotte
※Wi-FiのIDやPassはお店の都合により変更されてることがあります
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