すんません、厳しいロックダウンに入る直前に仕入れた食材の話なので今すぐはお試しいただけないのですが…
あんまりにも楽しくて、今もうその麺を食べ尽くしてしまったので寂しくて仕方ない。結構あれこれやってみたので備忘録。
これまで記事を書いてませんでした
あれだけ有名なお店だったのですが、記事、書いてませんね。というかラーメン屋さん自体、あまり足しげく通う方ではないのです。日本のラーメン、ちょっとヘヴィで。
寄る年波には勝てず、そしてベトナムにいることもあってついつい望んでしまう米の麺。
嫌いなわけではないのですが、めったに外で食べることはなく。そしてラーメンだと私なんかよりもよほど経験をお持ちの方が多いので、今更かなーと思い、ついつい後回しに→そのままに。
ですが、謝罪します。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。とみだやさん、なんなのこちらは?(謝ってる割にぞんざいな物言い)
外出規制がかかる直前に、ひょんなことからお店の方と話す機会がありまして、その際に麺だけ分けていただくというわがままを聞いていただきまして。
お買い物にも行けなくなりそうだし、色々な調味料雨試すのに美味しい麺があったらいいなーと軽い気持ちでお願いしたのですが、これがっ。もうっ。美味しくてっ。
というわけで、衝動に突き動かされるように作ってるので、細かなレシピはありません。その時々に私が食べた愛味に仕上げただけなので。
ただ他の麺でも応用できるものがあるかもなので、アイデア提供ということで。ちなみに使ってる麺のタイプは全部同じものです。
アレンジ色々
台湾の白菜鍋を食べたくて
台湾で食べた白菜鍋が忘れられずに、暖かくてもさっぱりしたものを食べたくて。
でもこれ本来は古漬けの白菜が必要なんですよね。何度かトライしたんだけどしくじったので、本来の白菜鍋にあるはずの乳酸菌の酸味は、きゅうりのピクルスに頼りました。完全フェイク(。-_-。)
ただ雰囲気を出すために白菜とネギをたっぷりと。そこにキノコ、自家製のきゅうりのピクルスをカットして入れて、食感と酸味をプラス。ベースはキノコ出汁です。
ちょっとパンチが欲しかったので、唐辛子も添えて。
やーっ、この麺よく絡む!茹で時間が冷凍してても1分んで良いってのも助かる。スープと平行で調理してるとき、タイミングが取りやすい。
そしてこの太さだけど存在感があって、でも食べやすく出しゃばらず、粉の風味もちゃんとあって、こう、口で食べるというよりは、胃がギュイギュイと蠕動して内臓から吸い込んでくって感じの麺。
なにこれ美味しい。素人の私が茹でてもこんなに美味しいんだから、お店で食べたらさぞや!(あんた順序が逆や)
おろしダレ揚げ浸し冷や麺
なんだかとても暑い日だったので、ナスとオクラの揚げ浸しに大根おろしをタップ売り加えて、生姜もすりおろし、お手軽にめんつゆで。
大変。この麺、冷たく〆てもとても美味しい。これは2回くらい食べた。ちょっとこの麺には和すぎるかなーと思ったのだけど、揚げ油にごま油を使ってたのが奏功したようだ。美味。
汁なしピリ辛混ぜ麺
茹でたての温かい麺に、カシューナッツバターとオイルで炒めたひき肉と玉ねぎと白ネギを乗せ、さらに青ネギをたっぷりと。そこに…
花椒油でさっと温めた老干媽をジャジャッと。
あとは混ぜ混ぜして食べるのですが、やーっ、これは一気食い!今これ書いててもよだれ出る!汁気がないとより一層麺の輪郭がわかるし、噛み締めた時の小麦感、良い。
ピリ辛テイストなのも手伝って、すごい勢いで食べた。麺は飲み物。(ちゃんと噛みましょう)
レモン冷やしラーメン
生の柑橘を合わせるのは素人には危険と思いつつ、やってみたくてしかたなかったのでやってみたw
鶏ベースに醤油だれ、ごま油でつないで酸味はピクルスでコネクト。好き放題だな。。。(苦笑)
でも淡い味のスープにしなかったのは正解で、ある程度しっかりさせてる方が素人には無難な感じ。ってか、麺がうまい。やっぱりうまい。
ひやっとした中にふるふると口中に触れる麺の輪郭が本当に心地よい。そして噛む。んまい。麺が、んまい。
プロにしてみたら温冷併用するなよーと言われるのかもしれませんが、んまいっす。おうちで食べる分にはほんとに。
手抜きのなめ茸絡め麺
今回い色々試した中で一番手抜きな麺(・∀・)
茹で上げた麺にごま油をさっと絡めて手製のなめ茸をたっぷりと。
それだけじゃちょっと味が弱いので、多少の醤油と七味をたっぷり。
なめ茸ってちょっとトロッとしてるじゃないですか。もう本当に飲んだ。一気に飲んだ(だから噛みましょうね?)
トマト卵スープ麺
ちょっとまたスープ麺が食べたくなったので、少し干したトマトでゆっくり出汁をとり、マッシュルームスープの素を加えて調整。卵でさっと閉じた、トマトの酸味と旨味が美味しいスープで。
トマトって本当旨味がたっぷり。でも野菜で出汁を取るという感覚を意識して使うようになったのはベトナムに来てから、かなあ。
アンチ動物性という意味では昆布や椎茸のお出汁があるけど、海藻とか菌じゃなく(菌、言うなや)玉ねぎとか人参とか菜っ葉類やトマトなど。
日本料理でも結果的にお野菜の出汁が出てた、という料理はもちろんたくさんあったのだけど、意図してお野菜の出汁を使うようになったのはベトナムに来てからかなー。お野菜の味、濃いからなー。
うなぎ麺?!
冷凍たこ焼きでお世話になってる Simbaさん
で、安かったので試しに買ってみたこちら。
ベトナムのものとのこと。うなぎの蒲焼のチャンク。つまり小さくカットしてる不揃いなもの。
なので豪華なうな丼ルックスは作れませんが…例えば混ぜご飯だったり、卵とじにしたりだったら?
ニホンウナギのような品質は期待できないものの、ベトナムで養殖してるうなぎ、これまで食べて来たものだとそんなに悪くない印象だったし、500gで162kだったら安い安い。美味しかったらめっけもんだなと思いまして。
で、こんな感じ。かなりタレが絡まってて、冷たいままだとちょっとゼラチン質過多な感じでブニンブニンしてますが、嫌な感じではないのです。慣れてからは、なんなら冷たいままのに七味を絡めてつまみにしてた。
ちょっと麺に絡めるには味が足りないし甘めだったので、海天醤油の甘みの少ないクラシックを(我が家には海天の調味料が4〜5種類ある)。あとごま油ちょっと。
プラスうなぎを好きなだけ入れて味をなじませ、茹でた麺を湯切りしてまぜまぜ。あら簡単。
うん、これも好きだったなあ。お好きな方はごま油の代わりに花椒油でもいいかも。
うなぎ+ごはんがあるんだから、うなぎ+麺があってもいいよねーってことで適当にやったけど、これ美味しかったわ。うん。
フェイエキー海老淡々風
汁なし淡々系をやったので、暖かい汁あり淡々系も。
玉ねぎ、ひき肉、ブイヨンで戻した大豆ミートを絞って刻んだものを炒め、Sate Tomと、ほんとならカシューナッツバターが良かったのだけど、使い尽くしてしまったのでピーナツバターをプラス。
ちなみにこのピーナツバター、ほの甘いです。でもスープに甘みは必要なので、これでそこを補うつもりで。大丈夫。ピーナツバターだけを食べるわけじゃないから、これに含まれる甘みも、みりん的な調味料の一つです。
で、それをマッシュルーム出汁で伸ばして出来上がり。お好みで炒める時にチリを入れてもいいし、後で足してもいいし。
はい美味しい美味しい、よく絡む。
よくスープを持ち上げるし、細いくせに麺の味わいがしっかりしてるので、肉気と合わせても全く負けない。美味しい。
ピリ辛海老混ぜ麺
もうほんっとに有り合わせで見目が良くないけど(ネギすらなかった)混ぜ麺で締め。
Sate Tomです。
こいつをメインに、味の補強はオイスターソース。それで甘ければ(Chorimexの調味料は全般に甘い)醤油をちょっとプラス。
そこに混ぜ混ぜするだけ。Sate Tomに結構オイルが含まれてるので、追加のオイルは必要ありませんが、お好みでごま油をいれてもいいかも。
んまいです。見た目は他の混ぜ麺とあまり変わらないように見えますが、海老の主張がちゃんとあります。さすがSate Tom。
海老を主体とした調味料というのは東南アジアのあっちこっちにあると思うんですが、発酵ものなどが多く、クセが強かったり、慣れないと使いづらいものが多いんですが、これはほんとに使い勝手が良い。んまい。
全9種類、また食べたい
自画自賛で恐縮ですが、自分で食べる分にはどれもおいしかった。最初の、揚げ浸しで食べるやつを2回食べたから、10たま10種類にできなかったのが心残り。
こんなに色々作れるって思ってなかったんです。でも麺のポテンシャルが高くてついつい色々作りたくなった。
料理を作る、ではなく、作らせてもらう感覚。
良い食材にはこちらをひれ伏させる魅力がありますなっ。
ちょっと特殊な経緯で譲っていただいたので、これ再開された後も売ってもらえませんか?と聞いたら、ラップ包みのような簡易のパッキングで良いのなら、というお話でした。
というか、その前に再開されたらお店に伺いますけどねっ。素人作りのものでない、プロのお味を改めて食べに伺いたい。
残念ながらもうちょっと先になりそうですが…この麺に恋い焦がれつつ、その日を待ちます。ごちそうさまでした!
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
とみだや Tomidaya
8a/1c1 Thái Văn Lung Q1
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