マムトム、という調味料。
日本で言う所のオキアミを発酵させた様な
調味料で、ベトナムの調味料の中でもクセの
あるもの、と言えばこいつが出てきます。日本
食の納豆やら梅干しみたいな位置づけですかね。
それに揚げた豆腐やお野菜などを付けて食べる、
ブンダウ・マムトムという料理はとてもお安く
ポピュラーなベトナム料理なんですが、なんし、
クセがあるから、そんなに気軽に誰でも誘う事が
できません。だから興味を示す人、お好きな人を
見つけたら即お誘いするのですが…
今回連れてってもらったこちら。
大丈夫か。一応左上に看板らしきものは上がって
いるが、資材置き場みたいになってますけど(・∀・;
しかし階段を上がって行くと…？
あら、可愛い。
クーラーも無いし、階段も狭かったけども、壁には
ペインティングが施されていて、お昼時には混雑
するのか、上の写真以外にも、階段上がって来た
所にある踊り場みたいなとこにも机が。
北部料理だけに、あちらのテイスト満載のデザイン。
なにもかまっていないようで、チョイチョイと手が
かかってる。デートに誘う様なお店じゃないかも
だけども、「ベトナム」を味わうには素敵な感じ♪
すんごいこじんまりなお店なのに、メニューには
しっかりと写真があって、分かり易いし見目に
楽しい♪
と、思ったら、実はこの店、市内に別に
もう一件かまえておられるらしい。なんてこった。
（失礼だなおい）
マムトム以外の北部料理も満載ですな。
麺料理とかもあって、１人でサクッと食べに来ても
無問題な素敵なお店。一人食い出来る程々に奇麗
だったり可愛いお店って、貴重よね。
さぁ出てきましたマムトムです。
主役だから、調味料の小皿だけど写真、「大」で
掲載しちゃう（笑）
この奥にある橙みたいなのをマムトム内に絞り
お箸でグルグル混ぜると…？
お分かり頂けるだろうか。
その日のコンディションによって反応具合は
変わるそうですが、シュワシュワと少し泡立ち
ながら、色が白っぽーくなります。
これでマムトムに本来あるキツいクセがだいぶ
和らぐとの事なのですが、単純に柑橘類と相性が
良く、皿に美味しく頂ける風に変化してる、と
私はいつも捉えています。
そして本丸。
おーーーー！盛りだくさん！ヽ(・∀・)ﾉ
これ、２人前。１人前をキッチリ１人で
食べるのはけっこう大変かも（笑）
だからできれば２人以上で行って人数
マイナス１〜２人分でほかの料理で補うべき。
いや、マムトム山盛り食べたいって人は存分に
食べたらいいと思うけどw
これこれ。このむちむちした餅米の入ったすり身？
みたいなの、大好き。美味しい。米があるから
主食のようでもあり、おかずにもなりつまみにも
なり。優秀っ。
この日はお豆腐もカリッカリに揚がっており、
中はトロトロ。香ばしくもコクがあり、
マムトムとの相性も良く…ってか…
マムトムが美味しいのー！！（≧∇≦）
いや、今までのもそんなに悪くはなかったんだけど、
ぜひともこいつを我家にも、とまでは思いません
でした。が…
ここのは連れて帰りたかった。旨味がすごい。。。
そしてこのブンを推し固めたライスヌードル
キューブ（笑）を付けて食べても美味しかったので、
うっかり連想しちゃったわ。
（これ、米にかけて食べたら美味しそう…）
マムトムを「ごはんですよ」扱いするように
なって来たので、私の血中ベトナム濃度もかなり
上がって来てるんじゃないかと言う予測。
ミェンサオ（炒め春雨）は、なんとなんとの
お焦げ付き。なるほど、こいつもデンプン質から
出来ているから、焦がせばカリカリ。香ばしいわな。
でも春雨を炒める料理自体あんまりした事ないし
（外では良く食べている）、麺を潰してお焦げに
ってのは発想なかった。
ああ、それにしても金色（こんじき）の食べ物。
美しい。出汁と言うか調味料がしっかり染みてて、
これも白飯に乗っけて食うと旨そうだな。。。
こんなもんも頼んでみました。
手前はミミガーとかのコリコリしたとこを
蒸したもの。ホコホコで出てきやった♪
ほいで奥のが。。。多分腸詰めみたいなもんで、
レバーやその他の内臓、多分血も使ってあるか
なー。豚の血の奴は加熱してるやつじゃないと
怖いけども、コイツはしっかり加熱済み。
むっはー！！！焼酎！！
これ、焼酎絶対合うで！！
コックリとしたレバーの旨味に諸々の肉の
味が詰まってて、すこぶる美味しいっ。
コレ貪り食いつつ焼酎ロックで啜ってる女性の図、
というのがどういうものになるかはわかりませんが、
吞ん兵衛はこれ、好きちゃうかなー。
いっやー、資材置き場みたいな入り口、見た
時にはどうなる事かと思いましたが、ここ、
名店ちゃう？
ってか、さっきも言ったけど、２件あるって
言ってたから、人気店なんだよね、きっと。
おしぼりに表記されているのの、今回来たのは
上のお店。下のも１区にあるのねー。
まぢで、しまいには、具材がなくなってもマムトム
だけ箸の先に着けて舐めてた（やめなさい、ねぶり
箸はお行儀悪いっ）。ほんとにあれ舐めながら私、
酒飲める。こんな美味しいマムトムあったんや。
苦手、という人に勧めはせんが、まぁボチボチやなー、
と思ってる方がいたら、こちらのお店も試してほしい。
私はコレまで食べて来た中で一番好き。
なかなかコアなところにもあるんで、旅行者さんにも
面白いんじゃないかなーと思います♪
Khu Kim Lien
220 Nguyen Cong Tru Q1
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