アメリカ南部のケイジャン料理があると聞いて、速攻トライ♪
はい、看板の通り、カニ、エビ、貝類などがメインのお店。
分かりやすいね。そしてロゴ、日本人の感覚でも可愛ええわ。
ついでに関係ないけど、店前に停まってたsmartも可愛ええ(*´艸`*)
(↑それは目印にはなりませんっ)
メインは後ほど紹介しますが、それが外れた時の為にサイドでディッシュも少々。
まずはケイジャンポテト。マクドのポテトを規定より30秒長めに揚げて
ガリガリタイプにしたようなやつに、ケイジャン特有のピリ辛スパイスをまぶしたもの。
はい、ここで完全にビールモード!!
サラダはエビかチキンのチョイスでチキン選んだら,日本人の口に合いやすいフレンチ
ドレッシングで和えたシンプルグリーンサラダに、鶏皮をカリカリに揚げたようなのが
乗ってた。カリッカリ、ガリッガリ、好きだね、ケイジャン(笑)
そしてやっぱりビールが正解(笑)
クラム(アサリ)のバジル炒めはさすがにカリッカリではなかったけど(当たり前や・笑)
生バジルがふんだんに使われてて、まー贅沢なこと!!
さすがハーブの豊かな国。日本だったら、これがメインの一つとして出て来ても、
『わあ!!』ってなるなー。
味付けはアサリの旨味を生かしたシンプルな物だけど、こいつもピリ辛。
バジル+ピリ辛っていう組合せはタイにもよくあるねー。
日本だと、バジル様ー!!って感じで、あの柔らかで爽やかな風味を
辛さとぶつけるなんて、なかなかイメージしないけど(^^;
で、この店のケイジャン料理のメインを注文しますと。。。
もともとブラウンのダイニングテーブルなのですが、このメインを注文した
客のテーブルには、大きな模造紙が、わっさー!とかけられます。
そして、サイドにはキッチンペーパー。。。そこへ。。。
お?
二重に包まれたゴミ袋。。。もとい、プラスティックバッグ???
…で、それをそのまま、机にドン!!(笑)
中身はこれ!!
きゃー!!!!(≧∇≦)
チリソースまみれの、カニ、エビ、クラム!!!(笑)
火を入れたそれぞれの食材とチリソースをビニールに入れて、
わっしゃわっしゃわっしゃわっしゃとまぶした料理なんですねー!!!
で、大量のキッチンペーパー、そしてテーブル上のウェイスタブル模造紙クロス。
はい、意味お分かりですね。手づかみですっ(笑)
手づかみで、カニやエビをむんずと掴み、殻や指にに着いたソースをしゃぶりながら、
豪快に頂きます(笑)
このソースが、シンガポールのチリクラブのように甘くなく、といって、愛想が
ないわけじゃなく、唐辛子の風味と辛み、薬味がベースでキュッと締まってる。
旨味のある辛さではあるけど、東南アジア系の甘い感じは殆どなくて、大人な
感じのチリソース。はい、ビール追加!(笑)
東南アジア系チリソースのように、あんまりダプダプ水分量が多くないのも特徴で、
ビニール袋に食材を入れてソースをまぶすのは、まんべんなくまぶせるようにという
利点と、必要最低限量のソースを有効に使えるようにという利点、そして調理時の器、
提供時の器をよごすことなく、後片付けも簡単、という利点があるんでしょうねー。
で、必要最低限とはいっても、魚貝と合わさったソースは、余分にしゃぶれる
くらいの量がありますんで、これは。。。と思い、メニューではちょっと見あたら
なかったのですが、『パンある?』と聞いたら、あったあった(*´艸`*)
そうよねー、この美味しいソースの、一番美味しそうな食べ方を、ベトナムの方が
逃す訳は無いよねー♪ってことで、『バインミー♪』といえば、定番のこの
フランスパンが出てきますよっと♪
ただ頼んだだけでも、さっとオーブンで炙ってくれる所が、 愛よねー。
そのひと手間をデフォでかけてくれるところに、料理への、ってか、食材への
姿勢が見える。ベトナムでは小さなファーストフードのお店にもそういう配慮が
随所に見られて感心することがしきりです。ほんまに食文化の高い人たちだと思うわー。
で、パンを手で引きちぎりながら、それで皿についたソースや、なんなら袋の中に
手を突っ込んで、ソースを拭いながらムグムグ。ピリ辛ソースに小麦のパンの
甘やかさが舌に優しく、多分そんなこだわったパンでもないんだろうけど、えらい美味しい。
慣れないと、手、全体がぬらぬらになって、カニ殻を砕くペンチを持つにも
ニュルリンニュルリン。めちゃくちゃ食べにくいし行儀悪いんだけど…
この状況を楽しく美味しく、できればエロく乗り切れるのがマナー上級者(そうか?)。
と、個人的には思ってる(笑) なにより日頃、こぼさないように、音を立てないように、
カトラリーを上手に使い、それをなめたりしないように、と抑圧されてることを
全部しつくしてこそのこの料理。
何事でもそうですが、基本の型を崩して様になるのは基本が出来てる人に限られます。
一般的な西洋マナー、日本のマナーを知って出来てこその、わしづかみマナー。
様になるのもベースあってこそですし、そのギャップを楽しめる人も、
日頃のマナーの抑圧をコントロールできる人だけ。
というわけで、一般的にはデートには全く向かない料理だと思いますけど、
この技を使いこなせる人だったらば、焼き肉的に、今の関係に勝負かけるか、
一旦ハードルを越えたカップル(言葉選んだな、おい)が、更に仲良くなる
ための一手としては、有効かもね(*´艸`*)
↑掲載できるメニューのサイズがちょっと小さいので、下記HPの右にある
メニュー一部掲載の下部にて、オリジナルサイズのメニューにアクセスできます。
(ちょっとわかりにくいw)
左から、
1.で具材の単品指定
2.でソースの種類の指定。今回は定番のケイジャンソースでしたが、まずこれ、
辛さが若干選べます。今回はエクストラホットにしたけど、ま、
辛い物が好きな人には美味しく頂ける程度の辛さ。
レモンガーリックやバジル、ガーリックバターなど、辛い物が苦手な方が
心惹かれるソースもあれば、ビール蒸しなんてシンプルなものも。
そうそう、ガッツリスパイシーなケイジャンソースでも、ワタリガニの旨味が
スパイスに負けず、めっちゃくちゃ美味しかったんですよ!
これ、3人全会一致の意見。身が詰まってたってのもあるんだけど、味がいい。
ワタリガニって、こんなに味がよかったか?と相当記憶検索したけど、
まちがいなく、日本のそれより味が濃い。
まぁ、たまたま時期が良かったとか個体差があるもんなので絶対保証は
できませんけど、ちょっと感動しましたわ。
ちなみに今回頼んだのは、メニュー3.のEasy orderingの#1。
カニ、エビ、クラム、合計で1kgセット。
その他にも、エビとクラムだけのチョイス500gとか、カニ&クラム、カニ&エビの
組合せなどがあるので、人数に合わせて選んでも良いし、ソースを変えて、
何種類か頼んでも良いかも。
上記セットにはトウモロコシ、スイートポテト、カットソーセージが多少
混ぜられてましたが、それらをエキストラオーダーで注文時に追加することも可能。
パンの甘さとの対比も美味しかったけど、このスイートポテトがね、チリソースと
絡まってるのが、すんごい美味しかった。これ、エクストラ×2で頼んでもよかった(笑)
まだ、あまり日本人の方のレビューはあまり見かけてないのですが、欧米の方が
お気に入りの味みたいですね。特にカナダやアメリカ南部の方のレビューに寄ると、
「懐かしい故郷の味だ!」とか「シーフードの味わいが自分とこにも負けてない!」
みたいな感じで、絶賛してました。
テイクアウトも、デリバリーも出来るようで、中には素材の味がおいしかったからと、
調理をせずに、素材を生のままで注文したら、生きた物が氷に載せられて届いたなど、
やはり、食材への 愛がある対応をされた、という方もおられました。
(余談ですが、生きた素材を注文した人、すぐにそれを冷凍庫に入れ、
『killed them humanly』=人道的に殺したという表現を使ってたのがおもろかった。。。w)
ただまぁ、家でこれ食べると後始末がえらいことになりそうなんで(笑)
お店で食べるのが正解かなぁ?(笑)
何にしても、ベトナムにあってはちょっと異色なお店ですが、美味しいし、お店の方の
対応も真摯。なにより素材を大事に扱っておられる良いお店なので、もっと知られて
いいと思います。辛くないソースもあるわけですし、辛さも調整できますから、
ある程度の年齢だったら、お子様連れでも大丈夫では?
この日はクリスマス直前で、日頃の主力客層の欧米の方が帰国されてらっしゃるのか
少なかったけど、近くのお店の方に寄ると、夜は毎晩、大にぎわい、とのことでした。
夜いらっしゃる方は、予約した方が良いかもですね。
海鮮料理、ベトナムで食べると、期待したほど安くなかったりして,意外と、
カニ食べに行こう!エビ食べに行こう!ってならないんですが、ここは価格も味も
お店の趣向もバランス良いです。オススメです。
ぜひ、お行儀悪さを楽しみに行ってくださいませ(*´艸`*)
The Cajun Cua
http://www.thecajuncua.com/
267 Ly Tu Trong
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