毎月行われている、FUMEさんのラーメンイベント、今月も美味しかったー!!
月1ラーメン!
といながら、毎月私も参加できてるわけじゃないのですが、前回は5月末の参加でした。
https://cheritheglutton.com/fume-ramen-250531/
これも大概美味しかった。
大勢で行って楽しかったのもある。
実は以前はそんなに足繁く通えてませんでした。
あまり出席率が良い客ではなかったです。しかし特に5月の回で、行きたい気持ちはグッと増した。
先月と今月は鮎モチーフだと聞いてて、先月行けなかったものだから、今月はぜひにと参加。
の割には、前日までうっかり予約し損ねてて、慌ててねじ込んでもらったのだけど😅
結果は…?
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ああ、私はまだやっぱり動画の作り方が下手くそだ。
ってか、目の前のラーメンのオーラが凄すぎて、そしてひと口食べたら、もうその後は夢中で、動画も写真もおぼつかず😅
写真版レポ
ほんとはインスタの投稿だけでサラッと行こうと思ったんだけど、記録としてやっぱり写真をw
見てこの美しいな並び。
スープの入った丼が二つあるのは、当初、鮎と昆布の冷たいお出汁のみで行く予定だったらしいのですが、
「ベトナム人は冷たい麺食べないですね」
というスタッフさんからの直前でのご意見に、急遽温かいスープも用意したとのこと。
しかもこれ、冷たい出汁を温めただけ、とかではもちろんなくて、別仕立て。日本のキンキとアマダイ、だったかな。それとベトナムの自鶏。その仕立ての白濁スープ。
具材は別皿に。
ああ。。。。
このスープ。。。
昆布、と一口に言っても、がごめ昆布と利尻昆布を合わせたって言ってたかな。それにとても香ばしい香り。
でも、普段よく口にする魚介出汁とは違う香ばしさ。
そうだった、これは鮎のお出汁だった。
鮎ののお出汁、こんなに香らせることができるんだ。しかもとてもキリリと凛々しく。
そして塩はミニマルにとどめつつ、しっかりと美味しさを伝える。ただでさえもこの温度での塩の当たりはめちゃくちゃ難しいと思うのに、
おそらく10ccもなかったろうと思う最初のひと口。すごい印象に残ってる。
そしてごめん。写真で残せていないんだけど、麺が素晴らしかった!
麺は流石に、いつもこのラーメンイベントに協力して下さってくれてるところが今回も提供されたらしいのですが、ちょっと他では味わったことないような食感、香り、口の中での跳ね方。
あんまりおいしくて替え玉したわ。
おにぎりもあるから、ちょっと物足りないけどちょうどいいかなー(つまり足りねー)と思ってたのが駄々漏れてたらしい。
「麺、もうちょっと要ります?」
と、対象から振ってもらったw
そこで断れるわけないよねえ😅
冷たい状態でも美味しかったのだけど、温スープに移した時がまた素晴らしい。冷スープが絡んだレイヤーが温スープの旨みの後押しをしてて、それでいてレイヤーの境目が感じられない。
これほんまに直前に思いついたストラクチャなんか?
カウンターで食べてたんですが、隣の韓国の方も驚嘆してた。そもそもFUMEさんに来るお客さんって、結構食べ込んでる方が多いから、感想のポイントが詳細で楽しい。
食べ終わった後は、恒例のお魚の炊き込みご飯。
これ単体ももちろん美味しかったのだけど、半分食べたところで。。。
悪いことした(・∀・)
温かいスープに、どぼーん♪
えへへ。
旨み最強。
そしてこれだけフレイバフルでありながら、強すぎない品の良さ。
叡智の結集、って感じだな。
とんでもないラーメン、つくりやがるました。
そして今回はデザートも素晴らしかった。
抹茶が美しく香り立つエスプーマ、そしてわらび餅。それにかけられた25年仕込みの本みりん。黒蜜じゃないんだ。
挙句にこの食感。。。もしや本蕨粉、使ってる…?
気になったので聞いてみたら、「日本から持ってきました!」とのこと。うおおおおー!
日本でも最近はスターチで作ったものお「わらび餅ですぅ♪」と出してるところが多いというのに、ホーチミンで食べられるとは!
圧巻すぎた。
ラーメンからデザートまで。
しかし決して威圧感を与えない。なんなら楚々とした風情すら感じる。でもそれぞれの味、なんなら食材の一つ一つが印象に残る。
今月も、お見事でしたっ。
ああ、結局書いてると長くなるなあ。すみません。。。(笑)
良きものを食べて思うこと
さて、前回のFUMEさんのラーめにイベントを褒めちぎってましたら、こんなご意見いただきました。
「高級食材を使えば美味しいのは当たり前だろう」と。
おお、そういう見方もあるのかと新鮮な驚きが。
というのも、自分としては、良い食材にはその特性を引き出す技術が必要だと思っているからです。
もちろん、何もしなくても良い食材は美味しいのは確かですが、そうした意見を持つ人は、その点だけを強調しているのだと思います。そして確かにそう解釈しがちなのも理解できます。
でも、良い食材を活かすには、まずそれを劣化させないための知識と技術が求められます。
例えば、刺身の切り方一つで味が変わるのは広く知られていますが、調理する際にもそれは同じ。食材や魚ごとに求められる技術や経験が必要と思うのです。
そして主張のある良い食材であればあるほど、その調整は難しく、無数の食材の組み合わせや調理法、手順、食べる人の特性など、あらゆる要素を調和させる必要があります。
途方もない難易度だし、料理だけじゃなく食べる経験値も必要かと。そう思ってるので、
「お金さえ出せば美味しいものが作れる」
という発想がなかったことに気づきました。
料理にあまり近くないと「高い素材使えば美味しくなる」という考え方になるのかもしれませんね。
(実際、高い食材を殺しまくってる料理があることは、自分の食べ歴にいくつもあった)
あれだ。何かに秀でた人は、別分野で自分に関係のない人でも、突き詰めておられる方を揶揄したりはしない、というやつ。
内容は分からなくても、その域に到達するまでにどれだけの時間や労力、情熱を注いでいるかを自分も知っているから、軽んじたりはしない。
それができてしまうのは、相手より遥かに上にいるか、相手の領域のことを全く知らないか。
それぞれの経験値によって意見に違いがあるのは当たり前なのですが、少なくとも…
FUMEさんの料理は、食材に依存したものでないことは明白。大将の経験と腕と姿勢と想いのこもった結果であることは伝えておきたい。
それを一回で終わらせるのは、もったいないけどなあ!(笑)
とはいえ、このイベントも彼の力の一部になっていくのでしょう。次回の開催も楽しみですな!
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