フォーは北部の料理なので、実は南では、Hu Tieu という麺の方がポピュラーだったり。で、多くの場合はポークブロスを使うのですが、こちらは、魚!
Hu Tieu
他の麺同様、Hu Tieuとひと口に言ってもいろんなタイプがあるのですが、一般的には、米がベースで細い仕様、一旦干したものが多く、その角はシャン!と立って、コメ面の中では口内刺激のあるタイプだと思います。
このブログに何度も出てくる、
こちらなんかは、本当にお手軽価格のローカル仕様なんですが、それはそれは美しい麺とスープで、何度食べても飽きないどころか、さらに食べに行きたくなる味。
フーティウって、どんな料理?とこれから試したい方に聞かれたら、私ならここを押す。ローカル感あるお店なのでその環境が大丈夫なら、なのだけど。
で、↑のお店もそうなのですが、多くの場合はポークブロスのことが多い。しかし、お魚モチーフのフーティウもあるんですね!
街中なんだけどローカル店
で、行ってみると、こちら。
まあ街中、と言ってもど真ん中からはちょっとだけ外れてるんですが、気づかなかったわ〜。
周りに何もないわけじゃないんだけど、この店の両隣は多分飲食店でもなく、お店ですらもなかったような。
そして緑の制服の方は。。。公安の方かしら。
なんかこの日はこの店、やたらにこの緑の制服の方が多かった。御用達のお店なのかしらね。
ちょうど私が行った時にひと段落したところだったようで、大勢の方がお店を出てました。
店はそんなに広くなくて細長く、両側にステンレスのテーブルが並べられてて、膝より少し上くらいの高さのプラスチックの赤い椅子。ローカル感満載ですが、小綺麗にはされてました。
卓上調味料の妙
テーブルの上を見てみると、市販の調味料ばかり。それこそ、どこのスーパーでも売ってるような。
お店によっては「自家製のSate!」と燦然と輝かんばかりにアピールしてるところもありますが、ここのは誰でもそこらで買えるもの。
ただし。
ガーリック、チリソース、そしてヌクマムを配合したものがこの店では定番らしい。
Google Mapのレビューで見かけてそのように真似てみる気ではあったのですが、こちらが取り掛かるよりも先に、お店の人がチャチャっと作ってくれましたw
おばちゃん、すごく無愛想だったけど、親切(^・^)
ただし一瞬考えて、醤油を使おうとしたので止めて、「ヌクマムで(๑•̀‧̫•́๑)」と主張したら破顔一笑。
あーあんた住んでる人なのね!みたいな顔でこちらに渡してくれました。そこに、私にはSATEが美味しそうだったのでプラス。
ここまでして着丼を待ちます。
Hu Thieu Khoを頼む理由
で、来たのがこれ。
今回は、Hu Tieu Kho を頼みました。スープなし。対してスープありのものは、Hu Tieu Nuocと言ったりします。多少お店によって呼び方が違うことはあるかもですが。
多くの Hu Tieu 屋さんでは、スープありとなしのメニューがあります。一時期の日本語記事では、「Khoを頼むことこそがツウだ」みたいな表記がありましたが、好みだと思いますw
ちなみに私はどちらも好きで、その日の気分で選びますが、Khoだとお得、という感覚はある。
なぜなら、Khoは汁なしでも食べられるように麺に濃いめのソースがかけられています。プラス、スープも別皿でついてくる。
つまり、スープに浸かった麺は食べられないが、スープでは味わえないタレ味の麺を楽しめ、且つ、スープも味わえるって声とで、気持ちお得な気がするのですw
スープがある限り、Nuoc も Kho も
食べ方
や、好きに食べたらいいとは思うのですが(笑)、一応のご報告。
今回特徴的なのはこの白身魚のスープ。多くのHu Tieuは豚モチーフのことが多いので、ホーチミンでは少なくとも多勢ではないと思われます。
探してみるとそこそこはあるんですけどね。
しかしそれにしても、白い花びらが浮いたようなスープですわね(^・^)
淡いお出汁ですが、胡椒を効かせるととても引き立つ。そして白身のお魚はこれ、多分川魚なのですが、ご心配召されるな。ご懸念の泥臭さなどは殆どない。
ぷりゅりぷりゅりとした食感、パサつきはなく、ホロっと繊維に沿って崩れる様は、儚いけども存在感も同時に誇示する。品は良いけどアピールは忘れない。
ちょっとっ。
仕事する上で、見習いたい姿勢だわねっ。
しかし淡白なのには違いないので、
Spice up your lifeでございます。
最初にお店のおばちゃんが調合してくれたニンニクたっぷりのチリソース+ヌクマムに、チョンチョンつけて食べるとまた格別。
またここで醤油よりヌクマムだ、という選択が行きます。
なんならどちらも試してみるといいと思うのですが、特に川魚と合わせると、ヌクマムの実力が如実にわかるのでお試しあれ。
で、このスープがまだ熱いうちに、食べたいならお野菜、とっととぶち込みましょう。
別にぐつぐつに得る温度じゃないけど、多少でも暖かいうちだと少し馴染みが良くなるのと、時間が経てば、スープの塩分でもしんなりしてくれます。
そして麺の方ですが、これがよくよく混ぜて食べるのが吉。
ですが、ご覧の通り水分がないので、麺同士がくっついてしまっていいること多し。混ぜたいけど混ぜられないのです。
そんな時には、スープをスプーンに数杯拝借。
これでサラッと解けてくれます。スプーン3〜4杯くらいだったらタレが薄くなりすぎるということもありません。
こんな感じでよーく混ざったら召し上がれ。
ここの麺は、ちょっとむっちりした感じの麺で、一瞬、まさか生麺?と思うほどでしたが、おそらくはちょっと長めに茹でてあるのと、単にこの麺の特性かなあ。
個人的には、シャン!と角のたったタイプが好きだけど、これはこれで、ここのたれによく馴染んでて美味しかった。
さらに途中で、先ほどのツケダレをちょっと混ぜて食べても美味しい。ああ、もうこうなってくると食欲が止まらない。ガッツガッツと食べてしまう。
フーティウの魔力よ、恐るべし。
そしてお野菜もたっぷりだ。麺料理でありながら、なんなら麺と同量くらいのボリューム感で野菜を摂れるのは、ベトナム料理の利点よね。おかげで食べた後も体が楽。
フーティウはすべからく美味しいものですが、お魚モチーフのものはこれまであまり経験がなかった。ので今後はもちょっと探検してみてもいいかもな?と思えるくらいには美味しい一日でした。
地元の方からも愛されてもお店用だし、始めて食べるお魚のフーティウとしては良い選択だったんじゃないかと思いますー(^・^)
ちなみにこちら、お昼までの営業のようなので、朝食かブランチにてどうぞ♪
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Hu Tieu Ca Anh Mai
98B Le Thi Rieng Q1
Time: 06:00 – 12:00
Spent: 65,000vnd/person(くらいだったと思う。メニューもなくてうろ覚え😅)
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