富山です。旦那さんのお友達を訪ねて行きました。お店は彼任せです。そして、これがとってもとっても美味しかった!!!富山は美味しいお酒と食べ物が多いとは聞いてたが、たった一件行ったお店がこれほどまでに美味しいとは!
電車通り沿いに
富山が電車の街というのはお伝えした通り。
JR富山駅からその電車通沿いに1,2kmほど行ったところにこのお店はあります。ええ、歩ける距離ですよね。でも電車に乗って行きました。乗りたかったので(^・^)
こちらがお店の様子。
日本酒がいっぱいディスプレイされてますな♪
店内入り口の壁傳には、何だか懐かしいデザインのポスター。
まずはカウンターが目に入ると思うのですが、その左側に少し入り組んだ感じで小さなスペースが。
そしてその奥には御簾のような仕切りがある小上がりが。見てると少人数の時には仕切りを下げて、大勢の時は上げてスペースを作ってました。
くっきりと分けられるわけじゃないけど、程よいセパレート感。高級料亭というわけじゃないので十分かと。
メニュー
メニューは全体的にそこまで膨大ではないのだけれども、チョイスの幅が広くて楽しい。そしてよっとした一捻りが感じられるタイトルも。
山葵枝豆、食べておけばよかったな。
富山といえば海産物だけど、大丈夫。ちゃんとお肉系のものもある。海産系は美味しいけれども、そればかりではちょっと物足りなく感じることもあるものね。
そして今週の一品。
はい、のどぐろー。一時期某著名人が好んでいるということで、かなり品薄になったと聞いているのですが、流石に回復されてるかな。
カワハギのキモ味噌和えも惹かれたけど、実は旦那さんとお友達の釣り物でいただいたばかりだったので、ここはスキップ。さてさて。
お料理の数々
突き出し
これね、マカロニサラダなんですよ。でもプリーッとしたエビもあれば、ホタテも入っており、豪華絢爛。
それらがマヨ+αの調味料で和えられてるのですが、なるほど。キャッチーなマヨ味のパスタサラダに、存在感のある魚介を入れることで、こんなにも楽しい逸品になるのか。
量も酸味も程よく、俄然次の皿への期待が高まる。
また私はこの時、ビールをちょっとだけいただいた後は日本酒だったのだけど、日本酒とも合うように私には感じられた。
そこでマヨネーズだけではないのだろうなと感じたわけだが、この日は初日で大将と話を交わせる位置にもいなかったので、真偽は不明。ただ、とても良い滑り出しだった。
綺麗さと、ふくよかさをバンラスよく持ち合わせてるこちら、美味しいな?そっけないほど辛いわけじゃなく、質感以上の濃度を感じる香りがあるけどスッキリしてる。美味しい。
氷見ブリのお造り
何と別嬪さんであることか。
網に走る脂の甘み、それと締まった身が織りなすシャクリとした食感。口に入れると一瞬ヒヤリ、と感じさせた後に、フッとこちらに身を委ねるかのような柔らかさを醸し、フルフルとした弾力で旨みを振り撒く。
そこに日本酒を、きゅっと。
この時期の日本海のお魚、たまらんっ。
白エビの刺身
初めての店で様子がわからない状態で刺し森を頼むのは難しい。メニューに写真があればそれで判断すればいいけど、写真もなく、また人数指定もできないとなると、非常に面倒。
そして先ほど、氷見ブリの刺身は食べたので、盛り合わせの中にあった富山名物白エビを単品でいただけないかと聞いてみた。
ら、やってくれた!
美しい、でしょう?
微かに透ける、ほんのりとしたピンク色を帯びた柔らかな白。白エビというのは小さいので、この状態にするの大変難儀。頭を落とし、足を取り、殻を剥いて尻尾も取る。お忙しい最中、良くもやってくれたものです。
そして実は同席の二人がエビアレルギーだったので、私一人でいただきました。食べられない人がいるなら頼むなよ、というのが大人の定石かもですが、我慢、できなかった。。。
そして無理を通して頼んでよかった。
これ、めちゃくちゃ美味しいです!甘くネットリとろけるような味と食感で、何口食べてもウットリするような追いさだった。
白エビは食べ慣れないので、もしかしたらもっと美味しい時期もあるのかもだし、美味しいものもあるのかもだけど…
いやいや、ほんっとーにこの一皿は幸せだった。お二人のことをほぼガン無視して、ただひたすらエビを食べては酒を飲み、ほぅ…っ、と幸せなため息をつくことの繰り返し。富山名物、堪能堪能(^・^)
牛すじ煮込み
まー、これも丁寧なお料理だったこと!
味は決して濃くないのです。ですが、綺麗な手入れをされた後に、旨みがじっくり炊き戻されてる。
塩は強くない。
が、これと日本酒が合わさってごらんなさいな。そりゃーもう双方を引き立ててとても美味しいから!
炙りトロ〆鯖
鯖の良さももちろんですが、〆方はお店によって千差万別。それが楽しくて、目にしたら頼むのですが、このお品がテーブルに運ばれてきた時の香りを、お届けできないのが大変残念。
そのくらい香ばしく、見るからに美味しそう!
見て。ねえ見て。
どう見たって美味しそうでしょう?
もちろん美味しかったのです。
油が乗ってて、それが焦げて放つ香。しっとりとした身。にじむ油に感じる甘さを色気のある酢の具合がきゅっと引き締める。
おおおおいいいいいいいしいいいいいっ🤤
ホタルイカの燻製
そしてこちらはホタルイカの燻製。
これは流石に仕込まれてはいないのかもしれない。周辺の土産物屋という土産物屋に、これがある。
もちろん商品によって味は違うのだろうけど、間違いない酒のつまみ。
そしてそれが横たわっているのが、これまたイカを裂いて板状にしたもの。畳鰯ならぬ、畳イカ?鰯のように最初は見て撮ったのですが、食べてる風味がなんかイカ。イカ on イカ。美味しい。
ブリカマ
入店時、まだ早い時間で2組目か3組目の客だったこともあり「今日はまだブリカマがありますよ」と言われたので、即、「じゃあください!」と。
しかし他のものが先にあれこれ出てきまして、こちら随分と丁寧にゆっくり遠火で焼かれていたようで。
皮目パリッパリ、中はしっとり。
よく窯を焼く際には塩をガッツリしたものがあって、それはそれなのですが、こちらはなんならちょっとお醤油落としてもいいかな?と思える塩梅で、カマの旨みを引き出してます。
美味しい。
3人でほんとに骨だけになるまで綺麗にいただきましたわ。
マダコのやわらか煮
これまぢで柔らかかったですよ。
どうやったらこんなに柔らかくなるのかわかりませんが、そして柔らかいからと言って食感がなくなり頼りなくなるということもなく、タコで作った何か柔らかくて美味しい一品・
タコを煮たのなんて食べたことがあるはずなんですが、ちょっとこの域のものは食べたことがなかったかも。煮汁にもタコの旨みがしっかりと滲んでいるので、火入れしたタコ特有の香りなどが苦手な方にはどうかな?と思われますが、こちとら、好きで頼んでいるので、もうこれ以上のものはなく。
煮汁にタコの風味がたっぷり滲んだからといって、タコ自体の旨みが逃げてるわけでもない。ぎゅっと噛むとジュワッと美味しい。そこに日本酒をきゅっとね。至福。
イカ焼売
九州の人間はつい、呼子のイカしゅうまいを思い出してしまいますが、こちら、さらにふくよかでふわっと柔らかく、それでいてイカのすり身、かな?で作った本体に旨みを十二分に備えたもの。
ふわっとして軽いのかと思いきや、全体量を見るとかなり大ぶりで食べ応えもある。一口で頬張ってしまうのは口惜しい、というみみっちい根性が出て、2口齧りにしていただいたほどには美味しい。
じゃがバターまぐろの酒盗のせ
ジャガイモに塩辛、ジャガイモにバターは鉄板の組み合わせ。
だと思って頼んでみたら、タイトルが言っているように、これどっちものせ。ジャガイモに塩辛(酒盗)、ジャガイモにバター!バター見えないけど、溶かしバターが全体に潤沢にかかってました!
そこに、紫蘇。
紫蘇いいな、紫蘇。この組み合わせでちょっと口がモッタリしそうなところに爽やかさを添えてくれる。
そしてジャガイモだ。
おそらくは蒸したもの?とお見受け。それをバーナーで炙ってる。この一手間が、ただ蒸したもの、茹でたものとは線を引く。
ベイクドポテトにするよりは時間短縮ができるだろうし、バーナーの火でつく輪郭はとても美味しい。こげめが調味料。この発想はなかったなあ。
で〆のシジミの味噌汁
で、お会計をお願いしたら、それが来る前にシジミ汁が。
貝はとても美味しく強いお出汁が出るので、すましにすることも多いですが、味噌汁も美味しいですねえ。
冷えたものもいくつかあったので、この温かいお味噌汁をいただくことで、胃の腑が落ち着く。成分的にも飲んだあと貝のエキスは良いと聞きますし、口も胃袋もきちんと収まる〆でした。
いや、ほんっとにおいしかった。
富山にお住まいの旦那さんのお友達、このシーズンあちこち当たっても満席で見つかったのがここだっただけ、などと謙遜されておらっしゃいましたが、それもこれもお導き。私たちだけでは行き着けたかはわかりません。
もしくは、たまたま行ったお店でこのレベル?!という話ですよ。
富山のポテンシャルを感じずにはいられません。すごいなあ。
というわけで、富山ナイト。
大変美味しく楽しい一夜。きっと街にはまだまだ他に美味しいお店がおありになるのでしょうけれど、そして今回富山の夜行けるお店はここくらいしかご紹介できないのですが、自分にはとても貴重なお店だったので記録。
美味しかったです。
ごちそうさまでした。
またいつの日かお伺いできるといいなあ😊
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
醍醐
富山県富山市山本町8-3
Time: 17:30 – 23:00
Spemt: ¥7,000 / person
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