カフェとして強く推したいというよりは、ちょっと聞いて欲しいお話です。
間違えてたどり着いたお店
実は、こちいらに行こうと思って行ったわけではありません。別のお店に行こうと思ってました。名前がちょっと似てたので、勘違いしてこちらをGrabの行き先に指定してしまったのです。
すぐさま降りたら目的のお店に行き直そうかとも思いましたが…こういうときは、得てしてお導きがあるもので。
人との待ち合わせとかではなかったので、素直に間違えた方でお茶をすることに。
少し広めのヘムの中。
バイクが結構とまってます。周りは飲食店も多く、ヘムとは言え、広さも脇道もあるので車でも多分いけるかな?
お店のお前にはテラス席があって、外から見るより敷居が広いみたい。
店内はこのアンブレラの奥。時間は11じだったかな。どうやら午前中は混んでたようで、前のお客さんがいた痕跡が片付けられていないテーブルがいくつもありました。
ここを朝のコーヒータイムに利用する人が多いのかも。
店内
店内は、取り立てて「これ!」という推しポイントはありませんが、広々。1グループだけ会議的なものをしているようでした。
窓に向けて作った席で、先ほど入り口で見たテラスを眺める趣向のお店も。
そしてどうやら夜はライブなんかもやるようですね。
ミーティイングをしていた人は、もしかして演奏の打ち合わせとかしてたかな?楽器ケースが無造作にそばに置いてあったし。
メニュー
メニューはこんな感じ。
非常にローカル価格。
とても喉がかわいていたので、お得意の Tra Dao を!
こちらが外国人だとわかってか、すぐにメニューの説明を丁寧にしてくれたの、嬉しかったな。わかってるものも多いけど、知らない単語のものもあるから、ちゃんと教えてもらう。
しかしやすいな。Set、というのはは多分ティーポットでのサーヴだと思われる。それで100k切るのはすごい。
飲んでる最中のこと
さて、Tra Daoきました。
テイクアウト用の容器なのは残念ですが、いまどこも人手が足りてないですものね。
しっかりシェイクして作られたらしい桃入り紅茶はほんのり甘くてやっぱり美味しい。そしてTra Dao の桃は缶詰の桃なんだけど、これは結構しっかりとした硬さがあってめっちゃ美味しいんですけど!
え、この缶詰、知りたい(笑)
添えられてるお茶は、多くの場合ハス茶、米茶などが多い気がしますがこれは…多分、Tra Dao を作った時の紅茶?🤔
他のお茶だったとしても合いそうだったから、メインのカップにプラス。甘すぎはしなかったけど、さらにスッキリとなって○。
で、飲み物の方はよかったのですが…私が、よろしくなかった。
先日ちょっと風のような症状に見舞われ(テスト結果は陰性だったけど限りなくコロナっぽかった気がする)、いつものように、風症状の後にくる後鼻漏の症状に悩まされてまして。
こう、風邪の時の席ではなく、喉の奥の違和感を解消したいがための咳。でもこの時期、コンコン咳をする人が近くにいるのは気分がよくなだろうと、なるべくこっそりり、タオル地のハンカチで口を覆いながら、ケフケフ、くらいで。
そんな時に、なんだか調理カウンターにクレームでもつけているかのような態度の方が。おっと、こちらの咳が迷惑でお店にクレームを入れに行ったか?とか思ってたら…
その方が、何かを手にしてこちらに向かってきて、コン、とこのマグを置いた。
咳出てる時に、冷たいものを飲んじゃダメよ。飲むなら、こっち。
みたいなことを多分言われたんだと思う。多分、これは無料で出てくる、先ほど注文時に添えられてきたお茶と同じ。それには氷が入ってたし、おそらく常温管理されてるものだ。
でもこれは、ほかほか。
そうか、さっきキッチンに何かを言いに行ってたのはクレームじゃなく、このかた、多分ここのオーナーさんで、お茶をスタッフさんに温めさせてたんだ。
え、いやなんだったら温かいドリンク追加で頼むし?!ってか、なるべく控えて抑えて、人にわかるかわらかないか程度にしてた咳なのに、それに気づいて「迷惑だ」と言われるならまだしも、こんな気遣いしてくれるの?え???
そして、咳は治まった。
その方は、特にその後こちらに何か行ってくることもなく、黙々と作業をしておられた。
行きたいと、思って着いた店でもなく、あまり特徴の濃いお店にも感じなかったから、記事になるかなあ?くらいにい思っていたというのに、そしてまたくるかどうかわからない一見の客なのに…
こんな親切にしてくれる?
気遣ってくれる?え?
そういえば来越直後の頃
お店、間違えてよかったなーって。
気を遣わせたのは申し訳なかったけど、「気にかけてもらえる」って、嬉しいよね。
今でこそ、ちょっとな慣れて聞いたけど、そういえばホーチミンに来たばかりの時は、今よりもっと言葉が通じなくて、ろくにお礼も言えなかったけど…
道を渡れずにおどおどしていた時に、笑いながら腕を組んできて一緒に道を渡ってくれた人。
メニューが分からず戸惑ってると、「これうまいよ、これにしな!」と自分が食べてるものを見せて注文してくれた隣のテーブルの人。
急な雨に降られた時「早くこっちにおいで!」と言って服を引っ張り連れて行った自分の店の軒先で、雨宿りをさせてくれた人。
道端で、携帯で調べごとをしていると「あんたそんなとこでそんなことしてたら盗られるよ!」と厳しく怒ってくれた人。
よほど頼りなく見えるのか、あらゆるところで気にかけてもらえてた。
半年間くらい、殆ど一人行動だったけど、出かけた先で気にかけてもらえるから、さみしいって思ったことがなかったなあ。
今回は多分、英語が通じやすい街中ではなく、ローカルエリアでのことだったから、ベトナムに来たばかりの頃と、大して変わらない空気感を出してしまっていたのかも。
200円のドリンクを頼んだだけの一見を、気にかけてくれる人がいるお店。フォトジェニックでもメニューが個性的でもないかもだけど、私、必ずまたこちらのお店に行きます。
将来、「こんなことがあってさあ」と人に話したくなる思い出が、また一つ増えて嬉しかったので覚書(^・^)
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ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Tiem Cafe Co Giao Thao
630 hem 29 Duong Nguyen Gia Tri, Q.Binh Thanh
Time: 08:00 – 21:00
Spent: 45,000vnd / person
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