Thao Dienのあそこ
28 Thao Dien。
かつては日本料理系のお店が集まるところとしてスタートした記憶があるのですが、今はすっかり様変わり。
で、数々のお店が集まってて…
やや、お目当てのお店が入ってるかを確認するのが大変なくらいの数のコンプレックス。
いうたら「Hem」みたいなものですが、なんか2区に来ると、この手のAlleyは、コンプレックス的な言い方の方がしっくりきますな。
この路地を入っていくと、Hemというには綺麗すぎる小径が伸びてて、こちらのお店は、そこの割に手前側に位置してます。左側。
看板が出てるのでそこを左に入っていくと、いろんなお店が入ってるのですが、突き当たりに看板があり左に誘導されます。その突き当たり。
ちょっとお客さんが多かったので写真は控えましたが、屋外席と屋内席も一応あります。やっぱりあまり涼しくないけど😇
この壁の絵にいるのがシェフなのかな。
パスタ大きすぎるやろ、という感想がまず出たが、イタリアの方ならあり得るかも?🙄
メニュー
Google Mapの写真にカルパッチョを見つけていたので狙ってましたが、なかなか見つからず、どこにあるかと思ったら、Apetizerのところにありましたね。
スターターですらないのか。。(笑)
で、あとはサラダでも軽く食べようかと思ってたのですが…?
うお。パスタがめっちゃ美味しそうなラインナップ!
ピザも興味あるけど、まず一人じゃ無理だな。
いや、食べられるけど、食べたらあかん。やばいって。
お酒はいろんな取り揃えがあったけど、お安いものからあってくれるので助かりますな。
自家製のリモンチェッロもある。最近、このアイテムを置いてるお店、増えたね。お店ごとにレシピが違うので面白い(^・^)
料理のラインナップは程々ゴージャスなのですが、店舗は、コンプレックスの中の1店舗なので、シンプルな作り。雰囲気はゴージャスとは言えないため、例えば良き人とのディナー、とかにはシンプルすぎるかもですが…
まあ、まずはお味だ。
市内過去一好きなカルパッチョ!
で、ビーフカルパッチョです。
生肉です。なので両手離しで万人にはお勧めできません。自己責任でお願いします(日本では、ほぼ禁じられてるに等しいですからね)。
ワタクシはケモノ…いえ、ケダモノなので誘惑には勝てません(-人-)
そして出てきたのがこれ。
うおおおお。明らかに、美味しそう!
写真で伝わるかは分かりませんが、オーラが違う!!そして肉の加減が、良い!
スライスするのに必要とはいえ、たまに凍ったままくらいの勢いのやつや、ドリップが浮いたのとか出してくるとこありますからね😅
でもここのは良い頃合い。
たっぷりに見えますが、お肉が極薄なので、数枚ぶんを、フグの薄造りのようにザザッとかき寄せ、いただきます。
すると、なんと。よくこなれたバルサミコドレストアップしたセルヴァーティカの野生味にチーズのコク、トマトの甘みが口の中に溢れる中、鉄分を思わせる肉の力強さが相まって、なんというバランス!
おいっしー!!😳
思わず日本語で声を出してしまったのですが、オープンキッチンに立ってたシェフが「うまいっしょ!」と英語で応戦。いや、うんまいうんまい!
皿いっぱいに広がるカルパッチョを見た時、あちゃーっ、ちょっと一人には多いかな?と思ったけど、なんのなんの。ペロリですよぺろり。
カルパッチョ、「なまにくきってだしましたー」くらいのところもある中、素晴らしい料理に昇華されてるあたりで、もう私の中のこの店の評価はスパイク・アップ。
えーっ、パスタ、気になる!
Spaghetti Vongole e Bottarga
で、出てきたのがこれだ。
うおおおおおっ。
なんだこの景気の良さ!ケチ臭くないカラスミの量!!カラスミパスタとか、すりおろしたものがチョチョイっとかかってるものではないのか?しかも元来これは、ボンゴレがベースだ!うおー!
そういやボンゴレなのにアサリはどこだ?と思ったら、底の方にたっぷりと。しかも、見て。
この、ソースに塗れて艶やかな様子。なんとも艶かしい。そしてこのソースの様子で見て取れることは何か。
見事な乳化ぶりが見られる、ということは、さっとアサリを炒めた後に取り出して、滲んだエキスとオリーブオイルにジャっと茹で汁が他され、勢いよく鍋を揺すりながら強火で手際よくソースが作られたことが察せられる。
リズムのある、一皿だ。
そしてしっとりとしたボッタルガ(カラスミ)は、シャッシャッシャッと、スライサーでカットされて直接パスタに落とされたのだろうか。なんとも、豪快。
しかし料理の行は繊細だ。
パスタはアルデンテのお手本のように茹でられており、噛み締めごたえがある。これ、ローカルの方には多少、障りがあるかもしれんが、アルデンテ好きにはたまらない。
そして勢いよく広がるチリの辛さ。ボンゴレでここまで唐辛子効かせますかね?と思いますが、ソースの味があまりに太いので、このくらいチリは効いてた方が良いのかもしれない。
そしてガーリック。上限に近い塩の強さ。でも旨みのあるお塩の強さ。
ものすごく、万人には薦め難い。
こうまでしっかりアルデンテなお店はホーチミンには少なめなので、柔らかめに慣れてる人はギョッとするかもだし、味も、強い。
スプーンとか使って上品に食べるようなパスタに慣れてる人にも、ちょっと引かれる勢いだ。エンゾに倣って、フォーク一本でガスガス食べる。そんな食べ方が似合う感じ。
食べる人を、選ぶパスタ。
選ぶだけの風格のあるパスタ。
なんちゅーヤンチャで大人なパスタなんだ!
ツボる人にはツボるやつ。私はこれ、気に入ったー!
他のパスタも絶対食べにくる!
俄然気になる他の料理
こうなるとトマトソースもかなり気になる。カルパッチョのトマトにすら、あの厳選さが垣間見れたので、トマトソースもかなり期待だ。しかもこんなタイプのパスタと合わせるとなると、きっとさぞやおいしかろう!
流石にデザートは入らなかったので、自家製のリモンチェッロをクイっとやりながら余韻に浸る。
着飾っていくようなレストランではないけれど、個性的で勢いのあるイタリアンを楽しみたいなら、ここかなり推し!
1年前からあったというから、すでにThao Dienでは有名なお店なのかもね。今まで知らなかったのが悔やまれるけど、その分取り返しにいきますよっ(๑•̀ㅂ•́)و✧
緊急リカバリーの寄ってリゾット ⬅︎NEW!
いやー、直前にとんでもない鬼ハズし案件に遭遇しまして、朝から何も食べてなかったにも関わらず、2口食べてギブアップ。
エネルギー残量は限界にきてたので、慌ててこちらに駆け込みました(苦笑)
絶対美味しいのがわかってたからなっ。
でも中途半端な時間で、軽く一品だけ食べとこかーということで迷ってたら、フンギのリゾットを勧められたので頼んでみた。
はいもう見ただけで美味しいのわかる。
リゾット来た時、まずどこ見ます?
私は米の質感を見ます。輪郭は残り艶がなく、芯を残した時の不透明感などなどがグッとくる。
日本のお米の「美味しい」は、艶があってなんだったら透明感があり、輪郭こそあるものの、ふっくらとした様子が良しとされてますが、まーリゾットの場合は違いますよね。
洗わぬまま調理された米、せいぜい10分、15分くらいでガーッとスープを入れられた炊き上がり。日本米のそれとは全く違う様相に仕上がってこそ、美味しそうに見えるというね。
で、こちらのお料理は以前の経験から、もっとバチ!と強いのかな?と思ったら、フンギの魅力を存分に生かし、余計なものを省いた結果、とても美味しいのだけど、塩は強くない。
ああ、なんて安心する味なんだ。
先ほど鬼ハズした落胆など、あっという間に癒される。そしてチミッとだけを口に含めば、コロコロとした米の食感が楽しげに感じられ、ガツっとたっぷり口に入れたら、ああ、なんという幸福。
1皿は、なかなかな量に思えたのですが、何度口に入れても飽きることがない。その量を変えると都度表情を変える。ただただ美味しい。
そして、↑の量になると無くなるのが惜しくて、めちゃくちゃみみっちい量を、チミリチミリと食べ始めるなどw
そういえば、こちらに行った友達からラザニアもおいしかったような話を聞いたなあ。また来ねばなりません。できれば誰かと来たほうがいいね。一皿でお腹いっぱいになる。
でももちろんパスタとか、サクッとそれだけ食べにくることもできるので、知っておくと良いお店だと思いますー♪
移転されたようです⬅︎NEW!
「ちぇりさん、お店がThao Dienじゃなくなってる???」
とのご連絡をいただいて調べてみたら。
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なんと、6月19日にご移転されてた!
し、知らなかった💦
もしこの5〜6日の間にお店に行こうとして行ってみたら店がなかった、みたいになった方がいたら本当に申し訳ない。。。
ただ以前のお店は簡易的な内装、エアコンの不足などがあって、確かに暑いところでの食事が苦手な自分は避けがちでした。
今度のお店の詳細はまだわかっていないのですが、おそらくは屋内スペースが完備されてグレードアップされているのではないかという期待!
以下に新しい場所を記しておきます。⬇️⬇️⬇️⬇️
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Tavolo dello Chef
7D Le Huu Kieu, Thu Duc
28 Thao Dien, Thu Duc (旧2区)
Time: 10:00 – 22:00(月曜定休)
Spent: 650,000vnd / person
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