コンビニはあまり行かないのですが、たまに小ロット限定入荷!みたいな輸入ものがあって面白いのが、ホーチミンのサークルK。今回のはまた秀逸!
伊麺 Yee Mee とは
私がイーミーに出会ったのは、マレーシアでのこと。多分これ、広東料理なんですよね。そして四半世紀前ほどのマレーシアには、広東系の華僑の方が多かった。
もちろん他の地方からの方も多く、人種の坩堝なマレーシアの中で、中華系に限ってもいろんな食文化が入り乱れており、実に美味しい街だった。
で、伊麺。伊府麺(いーふーめん)とも言い、水を一滴も使わず全卵のみにて小麦粉を練った生地を伸ばしてカット。しかし水が入ってないため実に切れやすい。そこで茹で上げたものを油で揚げて形を保ちます。
油で揚げる際に、生地内の水分が一気に蒸発することで気泡が入り、ブワッと膨らむ。そして形が固定。水分が少なく且つ高温で処理するので、この時点で保存がきくのも特徴。
実際、ここまでの工程を施したものが商品となっており、麺だけで売られています。
そしてこれ、ちょっと思い当たった方もいらっしゃるかもしれませんが、我が国の発明の中でも世界的且つ有用性が高すぎる、チキンラーメンやカップヌードルの着想の元になったとも言われている麺なのです。(実際工程は同じですね)
で、そのカリカリに揚がった麺を湯で戻し、スープを注ぐでもよし、あんかけのようにするでもよし、焼きそばのように調理をするでもよし。
グルテンが殺されてるので、モチモチ感はないです。コシもありません。ただ独特のノビ食感があり、と、同時にプツリと歯切れる独特の食感。麺料理は数多しといえども、独特のジャンルを気づいていると私は思う。
しかし…あんまり知られてないような気も。
おそらくは飲茶を置いてある=広東式のお店は多いはずなので、それが伊麺とは知らずに食べてる可能性はあると思いますが…
日本人に、「イーミー食べたくない?」と誘って「いいねー!行こう行こう!」となった試しは一度もなく(。-_-。) 少なくとも私の周りでは伊麺愛好者は少ないっぽい。。。
人の用事で付いて行ったら出会ってしまった
で、先日、珍しく」Dong Khoi通り付近のお店に用事があったその帰り。一緒に行ってたお友達がサークルKに用事があると言うのでノコノコ付いて行ったんですよ。
お友達は「付き合わせて悪いねー」と言っていたけど、こうやって人の流れに乗ることで、自分の流れでは出会えないものに出会えるもんです。
ほーらあった!!!(((o(*゚▽゚*)o)))
(そんな都合よく、すぐになんか見つかる???)
伊麺のインスタントがあるとは、私知りませんでしたー!
どうやらマレーシアからの輸入もの!
そう、サークルKさん、全店舗なのかはわかりませんが、街中にある店舗では結構輸入ものの単発販売みたいなことをやってらっしゃるんよな。これが結構面白くて(^・^)
ええ、もちろん買って帰りましたともっ。
帰ってすぐに食べてみましたとも!
さあ、レポいきましょう!
ちょっとコツがある作り方
え?3種類の内、どれを買ったんだって?
全部(・∀・)
だって確か一つが28kとかじゃなかったかな。1個だけ買って美味しかった時にまた買いに来る交通費を考えたら、今買っといたほうが良い( ・`ω・´)b
ってことで、帰宅後すぐにお湯沸かしたよね。
こんな感じの揚げ太麺。ちょっと形状はちゃんぽん麺みたいですよね。仕上がりはドライ麺なので、調味料は後入れです。
もうみなさんもなんども経験されてますよね?UFOで最初にかやくとスープを入れてしまう、湯切りの時に上がって来る香りで「しまった!!!」ってなるやつ。経験は活かしましょう。この伊麺も、調味料は後混ぜです。お気をつけて。
で、これにタプタプお湯を注ぐと、麺内に気泡が含まれてるのでそれがシュワシュワと上がってきます。楽しい(*´ω`)
蓋をして約3分。
太そうに見える麺の割には意外と早い。なぜなら気泡が麺の中にたくさん含まれているので、お湯が即座にそこに入り込み、内側と外側からお湯が浸潤するから。
一応インストラクションを見ておくと、おっと見てよかった、他のインスタント麺とはちょっと違うポイントが書いてある。
茹で上がった麺はこんな感じ。プリプリのコシコそありませんが表面がノビっとした感じ。
ちょっと気をつけて欲しいのは、これ、UFOみたいに湯切り穴とかついてないので、お湯をこぼす時、気をつけて。ザルとかあるなら、それにあけたほうが早いし安全。
特徴的なのは、湯こぼしをる際、お湯を50mlほど残しておいてくださいとのこと。ここが他とは違うとこ。
ただ仕上がりはドライ麺。添付の調味料がペースト状であることから、多少の水分を一緒に混ぜることで全体に混ざりやすくするためなんでしょうね。
その考えでいくと、残してる湯の方に調味料を溶かしてから全体に混ぜるほうが美しいかも。
さてお味は?
今回は海老味を食べたのですが、マレーシアってシュリンプペーストが美味しいんですよね。ベトナムにあるMam Tomとも違う、旨味甘味のある、それでいて海老の風味がしっかりとするあのペースト。
麺料理にはわたし的にはマストなんですが、なんとその風味だけをメインに据えて食べましょうというこの伊麺。神か。
流石にお店のたっぷりの湯で湯がいたような食感にはなりませんが(それはラーメンとかと同じ)独特のノビっとした感じ、プツプツと切れる歯切れの良さにワッキュンワッキュンした口の中での跳ね具合。
そこに香る海老の風味は、シュリンプペーストそのものよりは弱いものの、ちゃんと東南アジアの味で、これはワタクシ、ヒットですわー!そうか伊麺、インスタントでここまでできるか。
いや、もともとインスタント麺のモデルになった料理だから当たり前の帰結なのかw 帰結というか、一周回って戻った感じ?
ああでもここに茹で青菜があったら最高。今度は用意してから食べよう。
別の商品はどんな味?
ちなみにもう二つの味は、「東南アジアでカレーっつったらマレーシアのチキンカレーだろうよ!」ってくらいに好きなチキンカレー味に、亜三…アサムだキタコレ!
アサムってのは「酸っぱい」って意味で、これは酸味のあるすっぱ辛味。これがまたうめーんだ!
ってか、まだこの伊麺のシリーズの味は試してませんが、モチーフになってる味は美味しいよ、という話。だってこれ買ったの昨日だからさ。胃袋が足りなくて。
ともあれ、こちら多分よほど売れない限りは継続するかわからないので、ご興味ある方はお試しあれ。わたしも近く買い貯めにいくわー。伊麺、インスタントで食べれるとかっ!!(喜)
人の誘いには乗ってみるものね。
ちぇりも歩けば美味いもんにあたる。伊麺、久しぶりに食べたーヾ(@⌒▽⌒@)ノ
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