実は3〜4年ほど前に、こちらにあったお店(名前は違ったかもしれない)の残念な評判を聞いて敬遠してました。が、噂を聞いたので、その翌日に即来訪。さてはて結果は…?
場所さえも覚えてなかった敬遠店
悪評の力というのは大きくて。ずいぶん以前にこちらのお店、もしくはこちらにあったお店について、非常に残念な意見を数件聞いていたので、完全スルーしてました。幸か不幸か、ホーチミンには、たかだか1件の残念情報を聞いたからといって、怯んでる暇はないほどたくさんの飲食店があるのです。構ってられない。なので先日まで完全スルーだったのですが…
「ちぇりさん、あそこイケますよ!」
と、Finding Top Tips
のメンバーからの意見をもらい、え?寿司屋?しかも1区?名前も聞いたことがないぞ…?どこやそれ?と調べてみたら…?
あー、まさに、残念情報を聞いてたお店やん(´Д` ) いやもう前のことすぎてその時のお店の名前までは知らなかったのですが、間違いなく、この店の前を通る時に数人から「残念やった」と言う話を聞いてた。
しかし、FTTメンバーの一言は、その印象を覆すに十分すぎるのです。私は彼の食への姿勢を絶対的に信頼しているので、行く価値は必ずあるなと思ってランチに出陣。
英語なのに、東南アジアで使われる可愛い日本語的な書き方が複雑さを増しておりますが(Try Fun & of Dellicious Sushi 斬新な of の使い方だな ) まぁその辺はよし。
Hem(ベトナム的袋小路)ではないけれど、大通りからちょっと奥まったところに入ってくスタイル。両側の緑が爽やかだね。
奥か二階に落ち着いた席があるのかもだけど、1階入り口すぐはカウンター席。一人だったし、仕事ぶりが見れるからカウンター席一択!!
驚くことに、こちらものすごく板場を上げてて、カウンター席からすっごい見えるんですよ。。。自信がないとできないスタイル。非常に期待が高まります(๑•̀‧̫•́๑)
メニューが豊富でびっくり!
さて、ランチでこのお店の評価を仕切ることはできないとはいえ、寿司屋さんはなー、握り方・シャリが残念だとアウトなのと、揚げ物、煮物などの加減も見れた方がありがたいので、セット物にしようと思ったのですが。。。
週替わり定食がある!が、6貫全部が炙りはきついし、包丁さばきも見て観たいので、なんか別のセットを。。。
カレー、とんかつ、ハンバーグ。。。
そんなもんまで置いとるんかーい!!!(笑)
寿司専門店と思ってたのですが、どうやら「日本食全般」と言っても良いくらい豊富だな。。。大丈夫か。。。ここまで多いとちょっと心配になってしまう。。。(笑)
で、お目当の握りのセットもちゃんとあってくれました。あんまり他が多いんで、もしかしたら握りはセットがないんじゃないかと思ったよ(笑)
写真が小さくてちょっと詳細がわからないのですが、まぁ握りが幾つかと巻物、茶碗蒸し、汁物、あと小鉢系料理が何品かというところらしい。握りが3貫とか5貫とかなので、もちょっと欲しい気もしたけど、巻きも見るポイントだしなーと思って今回はこの中から、SET B を。
他にも麺類や刺身単体でのオーダー、その他諸々のメニューあり。ほんまに幅広いな。
どんぶりなんかも色々あるので、ランチタイムにちゃちゃっと書き込むには良いのかもしれない。
まだまだあるのだけどメニューだけで見るのが大変になってしまいそうだからこの辺で。その他寿司単品などのオーダーも可能です。
で、ランチセット!
頼んだ今回のランチセットはこんな感じ。おーっ、盛りだくさん!!
価格は220k。まずはお味噌汁をいただいて見ると、お出汁を品良く引いていて、麦味噌かいな。柔らかな味で西の人間の好みですな。それだけのお出汁を引けてるので、茶碗蒸しも美味しかった!
そう、お寿司を食べに行った時はほとんど必ず、と言って良いほど頼むのが茶碗蒸し。大好きなの。結構お店の傾向出るし。こちらの茶碗蒸しは大ぶりサイズだったけど、きちんと中まで適宜な熱が入っててスはほとんど入っておらず。具沢山でもあり、大変好み。ここの茶碗蒸し、どんぶりで食べたい(*´ω`)
肝心の握りですが。。。これがわるくなーい!!!というか、握ってる現場を拝見したのですが。。。
切りつけの方と握る方が別の方で分担してたんですが、切りつけの方はもちろんのことですが、非常に手慣れた包丁さばきで、ちと大胆かなというきらいはありましたが、美しく次々とお刺身、握り用の切りつけをこなしていらっしゃいました。切り分けもちゃんとされてたし。
握る方がまた手が美しくてね。酢水を手に少し撮った後の「ボッ」と軽く手を叩いてなじませる所作も綺麗な流れで、非常に軽やかに、でも丁寧に握っておられた。こりゃうまそう、と、握ってる最中から期待しちゃったもん。
あと、写真では伝わらないと思うのですが、シャリがピッカピカ!!いくらこっちのジャポニカ米が美味しくなったとはいえ、あの艶を見たことはないなぁ、と思って聞いて見たら、やっぱり日本からのお米とのこと。
私、こちらのお米も好きなんですが、ことシャリに関しては日本のお米の方が向いてるよなぁ。酢の加減も非常に私好みで美味しかったわ。。。握り方も、Susi Hungさんほど艶っぽい小粒じゃないけど、十分な品の良さ。へーっ。
煮方・焼き方はカウンターとは反対側の奥にあったようなので、現場を覗くことはできませんでしたが、左から大根の煮物、ポテトサラダ、薄いトンカツ。
大根はきっちりと面取りされて隠し包丁も入れられており、基本に忠実なところを見せてましたし、美味しかった。ポテトサラダは、ものすごく日本人が作ったポテトサラダの味でw、クイズでもないのに「正解!!」と答えたくなるほど正統派w
カツはほどほどでしたが、天ぷらでもカツでも、このパートに持ってきてくれるのは正解で、全体のバリエーションも多く感じられるし、久しぶりのソース味が嬉しかった♪
全体をペロリと平らげた後、もう少し握りを楽しみたかったので、アジとホタテを。で、ご覧の通りの美しさ。定食は箸で食べたのですが、お膳を下げる時に箸も一旦下げられたので、ヒョイっと手でつかんでいただきましたら。。。
優しくつまんでギリッギリ崩れない優しい握り。外側と内側の強弱の差は感じにくいものの、全体がハラリと解ける感じで、大変美味しい。つまみになる寿司。それ以前に握る姿を見れることがつまみですなぁ。
さすが板場を間近に見れる造りにしてあるだけあって、切りつけ・握り・巻き担当のお三方、それぞれがシャキシャキ美しくお仕事しておられる。そして手元がどなたもとても丁寧。
追加の寿司を頼んだところで大将らしき方が出てきて、非常に誇り高そうに「うちの寿司、どや」と英語で聞いてくるので、上記のような感想を述べたら、にこりともせずに「ありがとうっ(でも内心は、そやろそやろと言ってる感じw)」と言っていたのが印象的。努力をされていらっしゃるが故の自信というか、職人さんとしてこうあってほしい、みたいな感じの方。
うむ。これは夜に来て見なければなりません。
意外に名店かもですね
ところでカウンターには3組くらいしかいなかったのですが、刺し盛りがどんどん作られておくの席に運ばれていた。。。寿司もガンガン握られていた。。。昼間っから大宴会でもしとんのかいなというご様子で、ほどほどお値段がするメニューがバンバン出てた。
様子見で頼む内容ではないように見えたので、常連さんでもいらっしゃるんかなぁ、と推察。ってか、食べてたら「ちぇりさん!」と声をかけられて、ふとそちらを見ると何度か席をご一緒させていただいた御仁がw
お尋ねしたらオフィスが近くにあるってことで、お昼にちょいちょいいらっしゃるとのこと。ええなぁ!こんなお店が近くにあったら!!!
またその方によると、数ある寿司屋さんの中でも使い勝手が良い的なことをおっしゃっていて、思わず納得。うん、やっぱり夜来ねば。
夜はコースが650kどんからあるようです。上は、1,000kちょっと。こちらを勧めてくれたFTTのメンバーからは、すごいお得だったという話をもらってるので、これは是非是非夜来て見たい。
寿司を楽しむという意味では、Sushi Hung さんの方が圧倒的ではあると思いますが、いかんせん、2区は遠い。
手軽さでいうとこちらのお店の方が断然行きやすいし、それで程よく美味しくあってくれるなら、選択肢としては期待以上。
というか。。。
Sushi Koさん(4区の店舗)、Sushi Hung さん、そしてこちらのお店と、私が好きなお寿司屋さん、全部ベトナムの方が握っとるなw
多分近々夜食べに行くと思うので、またレポしますね。というか、他の日本食メニューも気になるわ〜。たまに町の食堂的なメニュー、食べたくなることありますもんね。丼ものとか家であんまり作らないので、ちょっと食べて見たいかも?
Sakaiさんが変わってしまって、昼に気軽に食べに行ける和食屋さんのお気に入りがなかなかなかったので、これは良いとこ教えてもろた♪ また絶対食べに行くーヾ(@⌒▽⌒@)ノ
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お店情報
La Phong
9 Tran Cao Van Q1
Time : 11:00 – 14:00 / 17:30 – 20:30
Spent : 300,000 vnd / person
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