Banh Cuon。
それは私の憧れを身近なものに変えてくれた
素晴らしい料理。
その昔、マレーシア(中華は広東料理圏)で
腸粉、という食べ物を知って以来、それを
求めてみたものの、中国のどこでも食べら
れるというものでもなく、日本の中華料理屋
さんでも作っているところはさほど多くなく、
ちょっと良い飲茶を出すところであればない
こともないが、金額が高く。。。
「ないなら作れば良いじゃない?」
と、アントワネッてみたものの、これが
たまに作る程度ではなかなか手が慣れ
ないわ手間はかかるわ面倒臭いわ。
なので、こちらのお店、
店先で黙々と薄い天女の羽衣のような米生地を
蒸しあげる様子を目にした時は、そこが天国
かと思えたよ(大げさな)。
だって何年も、10年単位で求めてた料理。
それが生活圏内に、しかもすんごいお手頃
価格で、好きな時に食べられる。こんな
幸せ人生にある?!(だから大げさだ)
なんだったらこんなものも食べてましたね、
わたし。
さらに今度はもっとお手軽なこんなものを
見つけました。
カップ入りのBanh Cuon〜ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
まぁパッケージはイメージにもほどがあるw
あるが、これはBanh Cuon。
何かを好きだと言い切る場合は、
それに条件をつけちゃいけない。
お店のものなら、肉入りなら、などと言う
条件が必要な場合は、それはBanh Cuonが
好きなんじゃない。その店の、そのレシピ
のBanh Cuonが好きなだけである。
これはわたしの友から学んだこと。
彼は女性の好みを持たない。
なぜなら彼は「女好き」だから。
「女好きを自称する限りは、そこに条件を
つけてはいけない。若いから、可愛い
からなどと言う理由をつけねば好きだと
言えぬなら、それは女好きなどではない!」
が彼のフィロソフィー。
また別の友はこう言った。
「カレー好きのわたしに美味しいカレー屋
はどこか、などと聞いてはいけない。
なぜならわたしはカレー好きだから。
カレーでありさえすれば、レトルトだろう
がチェーン店のものだろうが、わたしは
愛しているのだから」
潔い友が多くて、わたしは大変恵まれている。
以来、何かを好きだと宣言する時は、これ
くらいの気概を持って発言するようするよう
になった。
わたしはBanh Cuonが好きだ。
それがどんな店のものであっても、
即席麺であっても、だ。
ので、粛々と作る。
熱湯をかけて数分間、その後はUFOの要領で
湯を捨てる。当然パッケージの写真のように
具材を巻いてるようなルックスじゃない。
ただの生地。
しかしこれ、豪華だなと思ったのが、
レトルトパウチで肉味噌的なものがついてる。
これは豪華。前の袋麺の時にはなかった
「豪華さ」(๑•̀‧̫•́๑)
地味。
茹で上がった麺はとても地味。
ファが、Banh Cuonと言うのはそう言うものだ。
この生地にタレをたっぷりかけて食べる。
それが本筋。具材はおまけ。
うん、嬉しいけどね、フライドオニオンに
若干の肉味噌w 旨味オイルにヌクチャムで
ある。なんたる幸せ。
お店の豪華なBanh Cuonを持ち帰り温め
直して食べることもできるけど、これが
あれば、お湯さえあれば、いつでも食べ
られるこの幸せ。
特にグルテン依存ではない食感が魅力の
米生地は再現性が高いので、インスタント
としてすごいその力を発揮しやすい料理
なんだよね。
良い。
良いぞ。
とても良い。
朝起きて、思い立ったらベロンごっくん。
家事の合間にベロンごっくん。
おやつの代わりにベロンごっくん。
これは常備せねばなるまい。
残念なのは、これがその店で最後の一個
だったと言うこと。ご存知の通り、ホーチ
ミンの小売では、ある商品が切れても補充
がなかなかないことがある。なので再入荷
される見込みがわからない。
探すのです。
これを求めて、探すのです。
販売しているところがあったらまたお知
らせする。え?いらん?インスタント麺
よりええもん報告せい?
そんなこと言わんと、試してみてよ、
ぜひ一度。ベロンごっくん。
美味しいよ(^・^)
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