ホーチミンで家庭的なベトナム料理、おちける空間で楽しみたいなら、こちらのお店はリストに必ず入れてほしい。待望の復活、変わらぬ温かみを感じられるお店です!
待望の復活
以前別記事で再会をしらせしました。
非常に大きな反響をいただき、Huong Laiさんがなくなった時にどれだけ惜しまれ、その復活がどれだけ待ち望まれていたかを痛感しました。
そしてそれは日本人の間のことだけでなく、ベトナムの方からも、他の国から来られてるエキスパッツの方からもあった反応でした。
愛されてたんだなあ。
確かに Huong Lai さんのお味って、他では得難い感じだったんですよね。ベトナムの家庭れよ売りへのレシピに敬意を持って挑まれてるけど、日本人の私たちにも合う、というか、馴染みすら感じさせる優しいお味だった記憶。
さて、再会後のお味は?
お店の入り場所
お店の場所なのですが、住所は、Canh Mang Thang 8。カタカナで無理やり書くと、カクマンタンタン。しかもタンタンの最初のタンと後ろのタン羽音が別物で、日本語の限界を感じる案件。
そこと、美味しいものがてんこ盛り通りの Vo Van Tan が交差する角にお店はあります。1階角地にあるのは、Phe La Cafe さん。これは別店舗の記事だけど、紅茶をコーヒーのよううに淹れたり、しっかりとしたお茶のブレンドドリンクが美味しいお店。
北発祥のお店だけど、もうすっかり南のホーチミンでもお馴染みですね。
で、知らなかったらそこだけで終わりがちですが、この上に、Huong Lai さんがあります。角地から、Vo Van Tan側に回ってください。
するとローカルの路上店が入り口に構えるパーキングスペース、または階段への入り口スペースがあります。
メッッチャ入りにくいかもしれませんが、Huong Laiさんの看板も出ていて、このスタイルのお店はホーチミンにはよくある感じなので、お気になさらず。
これ見つけたら、中へGO。
階段を上がっていくと、さらに Huong Lai さんの看板が。
そして入り口が、こちら。
ああ、いいですね。どのくらいの古さの建物なのだろう。
少しだけ入りにくいけど、安定感のある建築物の中に密やかな感じで構えるレストラン。
これはとても「ホーチミンらしい」と言えるスポットなのではないかしら。
さらに奥に行くと、これが入り口。
え、え、素敵。何このドア開けてからのエントランススペース。贅沢。
ゆとりの店内
で、中に入ると、うわぁ♪
広々!
かと思うと、まるで絵の中のようサイゴンの一角があったり、
角地にある建物の魅力を生かしたコーナースペースがあったり。
そしてテーブルや椅子のご様子が、とても落ち着いてて素敵。とてもスマートなラインなんだけど、どこか、どなたかのお家に招かれたときのようなホッとする感じ。
えーっ、以前も素敵だったけど今回はさらにゆったりとしてて、でも以前の店舗で感じた優しい感じは受け継がれてるように感じるなあ。
場所柄も、建物も全然違うのに、Huong Lai さんというお店のイメージを壊さずに、それどころかもっと素敵に設えるのって、大変だったんじゃないかしら。
もちろん、以前を知らずにこられる新しいお客様にもきっと好まれるんじゃないかな。そして彼らに Huong Lai さんが別の場所にあったことを話しても、イメージを違えずお伝えできそう😊
あと個人的に交差点を見下ろせるポイントって好きなんですよね。特にこちらのように交通量が多いエリアの交差点だと、実に「ベトナムらしい」交通の往来を楽しめる。
あと、今回他のお客様が座られてたから取らなかったけど、
※こちらの写真はお店の提供です
この窓がとても素敵だ。
あと窓枠にある飾りも。
※こちらの写真はお店の提供です
窓の外には緑。
素敵ねえ♪
メニュー
さてメニュー。
以前のメニューを細かくは覚えていないのですが、トラディショナルなベトナム料理で、家庭手系な雰囲気が漂っているのは変わらず。
何を頼んでいいかわからない方には、セットメニューもあります。でもホーチミン市内では稀有な、日本語表記があるベトナム料理のメニュー。ありがたいなあ。
だから料理の具体的なイメージが分からなくても、自分が興味を持てるものかどうかは分かりますよね。
素材ごとに分けてくれてるのも嬉しい。
意識して選べば、あれこれ頼んでも似たような素材のものが被りにくいですよね。
東南アジアに来ると海鮮料理を期待する向きも多くおられるのですが、ホーチミンは海から遠いのとツーリストが多いので、シーフード専門店に行くと意外と高いか、ローカルは安いけどオーダーの仕方がわからない、というような不便が。
でもこういうお店でイカやエビなどの料理を楽しめるのはいいですね。
きのこ類やお野菜、スープ類も豊富なのがまた嬉しい。
スープは地味に思われがちですが、ベトナムの方の家庭料理には欠かせないアイテムですしね。
後でご紹介しますが、こちらのお店では欠かせない料理の一つもスープの中にありますし。
ベトナムコーヒーもあればジュースもあるので、小さいお子さん連れの時でも、楽しんでもらえそうなものがありますね。
プリンとかもあるし(^・^)
ソフトドリンク
今回inago会で一緒に行ってくれる方を募ったのですが、集まるまでまずはドリンクを頼みながら、と思いまして。
テーブルの上のジャスミンは、以前の店舗でも見かけた記憶があるなあ。
ソフトドリンク、いろいろあったのですが、そして私は飲んでないのですが、
この Huong Lai さんの名前のついたシグナチャードリンク、好評だったようです。今度昼に来た時は私もこれを飲んでみよう。
メニューでその下にあるApple & Mint のフルーツティも美味しかったようです。
で、私は…
DAI VIET の黒ビール
これ推し!
Dai Viet の黒ビール!
そもそもこのブランドを知らなかったので、本来ならオリジナルの方を飲んでみるべきと思ったんだけど、ベトナムの黒ビール!
クラフトビールが盛んだから多分「ベトナムの黒ビール」というジャンルはあるんだけど、ここ惹かれるものがあまりなかったのでスルーしてきた感。
頃合のカラメル感に、ベトナムのビールによくあるライトな感じ。え、飲みやすいし美味しいこれ!!
あまり見かけたことがなかったな。これはベトナムビールがお好きな方におすすめしたい♪お料理の邪魔もしなさそうだし(^・^)
Thai Binhってところがあるのね。
や、勉強不足で恐縮ですが、存じ上げませんでした(-人-)
Huong Lai Salad
せっかく冠がついてるから、と頼んでみました。
ごめん写真があまり良くないけど、揚げたお煎餅立てかけて立体的な盛り付け。場が「わあっ!」となりますね!
そしてお味は、いろんな食材をヌクチャムで和えた、一見良くあるもののように思えるのですが、海藻類などを使ってっても小気味の良い食感に♪
美味しいですよ、これ!
食事の序盤に持ってくるのにとてもいい♪
Pho Cuon
一見、生春巻き、のように見えますが、これはPho Cuon。
米粉を溶いた生地を蒸して、いろんな具材を巻いたもの。生春巻きより生地が厚めでむっちりトゥルン♪としてます。
で、ここのは巻き込んでる具材がほんのり暖かくて、いろいろ入ってて、何というか、すごく充実した美味しさ!
冷えてるものを撒くことが結構多く、そういうものだとどこかで思考停止してたけど、え、これ美味しい!
とてもフレッシュで、ちょっとつまむもの、というよりも「ちゃんとしたお料理」って感じだ。
Cha Gio
そしてみんな大好き揚げ春巻き。
ベトナムの揚げ春巻きは中華系の揚げ春巻きとは違って、米粉の生地で巻かれてることが多いです。
いろんな種類のライスペーパーがあって、食感もお店によっていろいろなのですが、
ここのは薄くて、とっても繊細!
それとバランスをとるように、具材もお肉がみっしりなのに、そして挽いてるお肉の輪郭もしっかりしてるのに、ふわっと柔らかく、風味が滲む。
ややっ、これは美味しい。
優しいテクスチャー。でも旨み充実。
Tom Hap
エビのココナツジュース蒸し。
ホーチミンでは割に定番で、ガイドブックなんかにも載ってて見目も華やか。
ですが、意外とどこで頼んだらいいかわからないってことありますよね。観光客向けのお店にはあったりしますが、すごく高かったり、美味しくなかったりが多いのも事実で。
またシーフード専門店だと、オーダーが難しかったり、他の料理もシーフードばっかりになって偏ったり。
だからこういういろんな料理があるお店のメニューにあってくれると嬉しいですよね♪
すごく立派なエビをを使っていらして、ごまかしのない良い素材。
いえ、プリップリのフェイキーなやつも私は嫌いじゃないのですが、こういう実直なエビが堂々と出てくる様は、やっぱり良いですねえ。
もうね、手を使って殻を剥きましょう。
何とこちらのようなお手軽なお店なのに、フィンガーボウルまで出してくれるお心遣いよ。
素晴らしい。
Muc Chien Ngu Vi
これはね、頼んでっ。
常庇日頃から、ベトナムで食べるイカは美味しいなって思ってたんですが、だからよく食べるし慣れてるつもりだったんですよ。
でもこれ。。。
衣も美味しいし、イカも美味しい!ビール頼む人はもれなくこれを頼むといいと思うの!
一人で一皿食べられそうな勢い(・∀・)
Ca Tim Nuong
ベトナム式の焼きナスですー。
周りをゴリっと焼いて風味をつけて皮をむいたのちに、葱油をたっぷりと。これが、うまい。
日常のお惣菜屋さんにもある定番料理なのですが、私これが大好きで。
ご飯の上に乗っけて丼にして食べると最高。肉っけないのに、ベトナムの濃厚なトロトロ茄子に葱油というコンビネーションが、めちゃくちゃ充実の味わいなのです。
ほんっと、家庭料理だから、おしゃれレストランには少ないかもしれませんが、これぞ家庭料理の醍醐味というか。
ちなみにこれを帰国時に日本の茄子で作ったら、全然味が違ってた😅
それはそれなんだけど、別物。ぜひベトナムで食べる機会がある時に召し上がっていただきたい。
Khoai mo Lon
ハイっ、これも家庭料理の代表格ですが、特にこちらのお店では食べのて欲しいものの一つ。
日本から来たばかりで見慣れない方はギョッとしますよね、この紫色にw
でもこれ、天然色素。
こちらにある山芋的な種類のお芋には、紫色のものも多くて、というか、そっちの方がよく見かけるかな?
ミンチを使った、よくよく優しいお出汁をベースに、荒くすりおろした紫山芋のが、わずかな滑らかさとシャクシャクした食感。ほんと美味しい。
ベトナムでは、水分の少ないホロホロしたご飯にスープをかけて食べるのは、別にお行儀が悪いわけじゃないので、これ、ご飯にかけて食べてもいいよね?
とろろご飯より軽く、味わいは深く。
大好物😋
Rau Muong Xso Toi / Bong Thien Ly Xao Toi
みんな大好き空芯菜のガーリック炒め。
そして、ティンリーという、花の蕾の、これもガーリック炒め。
夜来香(イエライシャン)とも呼ばれますよね。
花の蕾ですが、苦味とかクセはほとんどなくて、小さくクリュっとした歯触りが愛敬あって楽しいお野菜。
でもこれ、家で調理するのは大変なのです。
この小さな一粒一粒の中から、まず傷んでるところがないかを選って取り除いて洗って乾かして。
2度と、自分でやるかと思いましたね。
なのでお外で食べてます(^・^)
Nam Bao Ngu Chien Gion
オイスターマッシュルーム=アワビ茸のフリッター。
ベトナム、キノコも肉厚で立派なものが出回ってくれるんですが、揚げ物にすると、肉厚なだけに加熱時に素材から水分が出て、なかなかカリッと仕上がってくれないのですが…
そこはさすがプロ。
とてもサクッとした衣にきのこの旨み。少し甘めののタレが薄くかけられてて、それだけでも美味しいのだけど、一緒に食べに行ってたお友達が、
「これにライムつけてもまた美味しいですよ!」
と気づいてくれたのでやってみたら、まあ美味しい♪
エビを食べる時にでえてきてたライム+塩もまだ手元に置いてたので使ってみたらそれも美味しい。
やーっ、大満足!
デザートにコーヒーとプリン
大満足して締めのコーヒー。
まあ夜ご飯の締めにベトナムコーヒー飲むと、人によっては眠りづらくなるかもですが、寝る直前にエスプレッソ3杯飲んでもコテンとねられる自分には無問題。
メニューに書いてあったところによると、特定の農家さんから仕入れられてるコーヒーのようで、飲みやすく美味しかったです。
そしてプリンも!😆
しっかり目の硬さがあり、でもまろやかな甘みと卵の風味のプリンで幸せの味(*´꒳`*)
何と幸せな夕餉だったことか。
そして再確認。
Huoung Laiさんのベトナム料理
ベトナム料理のアラカルトを出すお店はたくさんあります。
そして美味しいお店もたくさんあります。
いざ客人をベトナム料理のお店にお連れしよう、とする際には、いろんなチョイスがありますよね。
人におすすめするべく、いろんな思いを巡っていますが、Honog Laiさんのベトナム料理は、Huong Laiさんのお味のベトナム料理。
以前の店舗の際に、言うほど通ってた良いお客ではなかったので、もしかしたら昔の味を美化しちゃってたりして無いかな、とか、思ってたんですが…
その後色々食べてきて、お気に入りのベトナム料理のお店もできた上で言う。以前のように美味しいだけじゃなく、これは人の気持ちに染みるお味だと思う。
さらにはホーチミンに古くからある建物の中に作られた素敵な空間。これはぜひとも、旅行者さん、在住者さんを問わず行ってみて欲しいお店です😊
セットランチ+α ⬅︎NEW!
セットランチ
夜にもコンボ的なメニューはありましたが、ランチランチでセットメニューが。行ったのは日曜日だったから、週末もやってくれてるんですねー。ありがたい。
↑↓はの味ものですね。
このブログ、結構日本人以外の方も見てくれているので、英語も載せておきます。
セットは2種類。
Aセットにはお料理はお野菜料理のチョイスがありますが、Bセットはアペタイザーのチョイスの中にお野菜がある感じですね。ベジタリアンの方には助かるセットかも。
前菜
揚げ春巻きと、フォーの春巻き。というと混乱されるかもですが(笑)、Banh Cuonですね。前回も食べたやつ。
これがほんのり温かくて美味しいんですよね。
ランチにこれ単品で頼んで1皿(4つくらいだったかな?)食べたい。
シェアして食べることを察したスタッフさんが、上のBanh Cunoも、「半分に切りましょうか?」と言ってくれました。お友達とシェアする際にはお願いするとよろしいかと。
自分は旦那さんと言ってたから、かぶりついて半分こしたけど(・∀・)
揚げ春巻きは前回通り、美味しかった♪
メインディッシュ
鶏の唐揚げヌックマム風味
ヌクマムと言っても甘辛的になっており、白飯と食べると幸せなやつ(*´꒳`*)
ちょっとドライタイプだったから、しっかり噛んで食べるタイプ。
しっかりと仕込んだのちの火入れのようでプリップリという感じではないので、お子さんにはちょっと硬いかな?
豆腐のひき肉詰めトマトソース
お野菜
これはチョイスが2つだったので一つずつ。
一つは「あの」美味しいお茄子のグリル。
これをご飯に乗せると本当に幸せ。
空芯菜も、もちろん美味しい。
スープ
そしてお馴染み、紫芋のスープ。
美味しいですよねえ、これ。
日本からの旅行者さんでこの色見ると、ちょっとギョッとされるかもしれませんが、怖がらずにまあ召し上がってみてほしい。ほんと、美味しいので。
さて、ランチは以上の通りだったのですが、単品もご紹介。
牛肉のレモングラス巻き
これがねー、美味しかった。
網脂?で周りをコーティングされてるからか、しーっ鳥とした仕上がりで、ほのかにレモングラスの香りもあり…
珍しい見た目だし、初めて食べる方もおられると思いますが、日本人の口にもスッと馴染む不思議な親しみ。
これ、頼んでください。
美味しいですよ。
ちなみに芯にしているレモングラスは固くて食べられませんので悪しからずw
グリルポークのヌックマム風味
ヌクマムを使ってはいますが、食べてすぐ「ヌクマムの香りだ!」とわかるわけではありません。
加熱されたヌクマムは、旨味を残して香りを飛ばしてしまうことが多いのです。だからヌクマムが苦手だ、という方も、トライはできると思います(本当に敏感な方は何をしてもダメ、というケースもあるとは思いますがw)
あ、あと軟骨部分が含まれてるので、おこさんが食べられる時は注意してあげてくださいね。
軟骨自体は食べられるけど、喉に詰まらせたりしてはいけませんから。
ジャスミンティ
これがねー、美味しかった。
緑茶要素が強いのですが、実にすっきりとしていながら、少し、日本茶にあるような「うまみ」も感じるふくよかなお茶。
これ、延々飲んでいたかった。
今度は食事が始まる時に初手から頼んでおこう。
コーヒーもこだわってらっしゃるなと思ってましたが、お茶もセレクト、相当お気を遣われてらっしゃったりするのかなあ。
今後は、他のお茶も飲んでみたいと思います😊
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Huong Lai
2F 60 Cach Mang Thang 8 Q3
Time: 11:30 – 14:30 / 18:00 – 22:00
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