もつ鍋は、福岡県人にとってはソウルフード。魂が欲する味。もちろん日本全国各地にもモツを食す文化はあると思いますが、福岡のはちょっと特徴ありまして。
その味が、まさかホーチミンで味わえるなんてね。こちらのお店の初期の頃からファンのワタクシ、ご無沙汰してたけど久しぶりに、胃袋と魂を満たしてもらいました!
もつ鍋 in ホーチミン!
ある週末に旦那さんが突然言い出した。
そう、突然もつ鍋が食べたくなる習性、それが福岡県人にはある。(いやそれは流石に主語が大きい)
しかし世間で言われる「福岡=ラーメン」よりも「福岡=もつ鍋」の方がまだしっくりくる気がする。そもそも福岡、昼から1人でもつ鍋食べられる店とかあるし、もつ鍋ラーメン屋さんとかもあるし(ここ2年弱帰れてないので現状は不明ですが)。
そも昔は極安で、若いもんの飲み会アイテムとしても大重宝。ほんと、庶民鍋の代表格だったと思う。ある頃から東京とかでも受けだして価格が上がったりもしたけれど、それでもまだまだやすい部類の鍋だと思う。
そんな福岡県人が愛するもつ鍋を、ホーチミンで見つけた時の私の歓喜を、想像してもらえるだろうか?
今はレタントンに移動してるのですが、最初は上の場所にあった。私が見つけたのは2016年の頃の話。もう5年前かよ。。
わー、まだ縦位置で写真撮ってた頃だ(苦笑)
そしてその頃の自分には、結構チャレンジングな場所にあって、まあまず日本人がそんなにこなさそうな場所だった。
実際ローカルのお客さんがいつも多くて…
って、ちょっと待って。もつ鍋いきなり外国で広めるのってすごない?!と心底驚愕したものでした。この頃から美味しかったし、味に関しても、ローカルの方をしっかり引きつけていらっしゃるのにも感心しきり。
それは今も続いてて、ローカルの方で「もつ鍋」を好きだという方は、たいてい楽天地さんの名前を挙げる。実際私も何度かローカルの方と食べに言ったが大好評で、その後はご自身らでお店に行かれてたなあ(笑)
懐かしい。
久しぶりのデリバリー!メニュー例!
お店にもしばらく行けてなかったし、去年食べたのも冷凍のセットだった。なので旦那さんが急に「もつ鍋食べたいー」と言いだした時は光の速さでお店に連絡。
「デリバリー、やってます?」
もちろんやっていらして、早速デリバリーしてもらいましたよ!
FBにりょうきんひょうてきなものがなかったのでこちらで聞いたことを書いておきますと…
豪州もつ鍋 168,000VND
冷凍もつ鍋 200,000VND
(*どちらもVAT別)
言うときますけどね、この鍋、そこそこボリュームあります。あれでこの値段とは信じられないコスパであることは伝えておく。
そして上記二つはどう違うのん?と思ったら、豪州もつ鍋の方は生状態でモツやら野菜を届けてもらえ、自分宅の鍋で調理するタイプ。
冷凍もつ鍋はアルミのお鍋かな?
ガスコンロ専用だそうです。キャベツ無しニラ少々、うどん入り。
基本はどちらも、小腸、大腸、ハツ、ハラミのミックス(各30gずつx4種類=120g)だそう。
そして私はモツをゴロゴロ入れるのが好きなので、追加のモツを分けてもらえないか聞いてみると、
もしくは、上記各部位異種類ずつ頼むことも可能。
1種類毎の場合は、1オーダー=120g=98k。
よその地方だともつ鍋、と言うといろんなモツがミックスで入ってて、こちらのお店の基本のものにもミックスのものが使われてるけど、福岡のもつ鍋の場合、
ええ、自前でやる時は確実にまるちょうオンリー。大勢の出張料理でもつ鍋するときなんて、馴染みの肉屋で、まるちょうだけ5kgとかよく買ってた。
こんな価格でそれを実現させてくれるお店だとか、どんなありがたいお店なのっ。
自宅でちょっと足し足しアレンジ
もつ鍋手順!
さて、調理しますよー。
お鍋と熱源があれば簡単です。
こちらが、基本のモツミックス。
下味がつけられ、わっほいニンニクたっぷりヾ(@⌒▽⌒@)ノ
唐辛子も入ってますが、これは鍋全体の量からするとさほどでもないのでそんなに辛くはありません。でも全体の味を引き締めると言うか、そう言う役割をしているような。
で、右がまるちょうのみx2の追加分。結構量ある。でもまるちょうって炊き上げると縮むんですよね。多くが脂なので炊いてるうちに溶けてっちゃう。だからこの時点で「あら多すぎた?」と思っても無問題(๑•̀‧̫•́๑)
鍋に添付のキャベツを入れ、我が家はもつ鍋のキャベツが大好きなのでさらにおいキャベツをし、そこにモツを、どばーっヽ(・∀・)ノ
あとは添え付けのスープを注いで準備完了。それだけ(・∀・)
あっ、ニラ!ニラとかエノキ忘れてた!まあ、うん、適当に入れて!(適当がすぎる)
でも他の鍋に比べると圧倒的に簡単です。材料を鍋に移すだけ、だとしても、そのアイテム数が少ないので、とても簡単に感じる。
もちろんこれにお好きだったら豆腐を入れてもいいかもしれない。基本はキャベツ・ニンニク・ニラ・モツですが、お家だもの。好きなものを入れたらよかったい。
まあ…魚介はちょっとどうかなー?って思いますが(笑)、お野菜類とかは白菜とか普通に会うと思うし、大根なんかも美味しそうだなー。
ふふふ。ふふふふふふ。もうもつ鍋を目の前にすると笑いが止まりませんな!(不気味)
炊き上げ!
普通に炊いてもらってもいいんのですが、私は割と強めの火でガンガン炊き上げるのが好き。
ほら、普通お他のお鍋で使うプロテイン系…お魚とかお肉とかって、火を通しすぎないようにって気を使うじゃないですか。でも、もつ鍋は別。
もつ鍋はトロトロ手ぬるく炊いてちゃダメです。(あくまで私観。お店の方のインストラクションが違ってたらごめんなさい(・∀・;)
ガンガン炊いて、マルチョウの脂を搾り取るが如く炊き上げる。
あまりに勢いよく炊き上げるので、蓋をぴったり閉めてると淵から大反乱が起こります。そして飛び散る飛沫の中には脂がいっぱい。めっちゃ机がベタベタになるし、コンロに散ると、日が移ってバッチバッチなりますw
なのでちょっとずらして遠慮なく炊く。ゴンゴン炊く。グッツグッツ炊く。こんな無遠慮に炊いちゃっていいの?!ってくらいに炊く。
すると、キャベツやニラがしんなりなって、ぺちょん(ノω`*) となってます。ここからさらにもうひと炊きして好みの味にスープを煮詰めていただくのです。
なんかねー、恐々やっとったらいけん。
思い切りよー行かんばっヽ(・∀・)ノ
ちょっとアレンジ
豆腐を買いに行けなかったので、この日冷凍でストックしておいたお揚げさんで!
油抜きしたものをある程度炊き上げられたところに投入し、グーツグーツ。
あれでもいいね、一番とうふさんのお揚げ。コロコロしてる食べやすいやつ。もちろん普通のお豆腐でも厚揚げでもいい。おいしいぞー(^・^)
食べる!
さてもつ鍋には焼酎か日本酒。今日はもう随分経ってたけど、日本から持ってきたこれ。
あんまり時間たちすぎて紹興酒的な熟成をしてたwww これはこれで、美味しい。と言うより、むしろ、もつ鍋にはこれくらいの方が良いかもしれない。あまりきれいな清酒よりも、こってり日本酒。
きんぎょヽ(・∀・)ノ(どうでもいい)
で、こちら。はい美味しい。ご覧の通り、モツは縮んでます。ますが、それが鍋が美味しくなった証拠。
私にとってのもつ鍋は、もちろんモツを食べるものでもあるけれど、炊き上げたモツから滲む脂のおつゆでクタクタになったキャベツを食うもの。
たまに、モツが小さいとか縮んでることにご不満を漏らす人の言葉が耳に入ってくることがありますが、私の好みからすると(それが正解なんやで)と思わ図言いたくなる場面。
そしてモツの出汁は醤油が好きだ。なのでキャベツは飴色に染まる。そしてしなったヒダの間に溜まる甘やかな脂。それとあいまるキャベツの旨味。最高だなおいっ。
そしてスープを見ていただくとわかるよにかなり脂が浮いてます。これがうまいんだが。
あ、このつみれ、めっちゃ美味しかったなー。
モツはちょっと、と言うお子さんにもこのつみれは嬉しいかも。あと何度も言うが、もつ鍋は出汁が鍵。だからそれと相性の良い食材を放り込めば良し。お家もつ鍋の醍醐味ですな。
大根おろしは完全に自分ちアレンジ。福岡のもつ鍋屋さんではあまり見たことがないかもだけど、単純に自分が好きな組み合わせだからやってる。
大根おろしが辛いって?
ベトナムの大根は夏大根で、おろしても辛くて食べられない!と言う方は、オリーブオイルでもサラダ油でもいいので、ちょろっと落としてよく混ぜて見てください。
私は、マジックブレットという小型のフードプロセッサーのようなものに角切りにした大根、オリーブオイル、ライムを放り込んで、ガーーーー!とやってます。
あまりオイルを入れすぎると腑抜けて大根おろしらしさがなくなりますが(笑)、甘いのが好きな人にはオススメ。辛目がお好きな人は、例えば小さじ1/3とか、ちょぴっとずつ足しつつ、お好みのからさになるまで混ぜる。
この方法で食べやすくなった大根おろしを、我が家はスムージーのように飲む勢いで使ってますw
お肉によし、野菜によし、なんだったら私、ご飯と合わせるのも嫌いじゃない。そんなこんなで、小ぶりとはいえ、日に1〜2本の大根がなくなる次第。やー、消化を助けてもらえるしね!(齢)
というか、パワーアップしてましたよこちちらのもつ鍋
世界のどのくらいの都市で、この福岡の「まんまの」もつ鍋の味を楽しめる都市があるんだろう?絶対あるにはあると思うんだけど、結構稀有だと思うんだ。
ましてや自分の好きな味、となれば。
「福岡の」と言ったって、いろんなお店があるしいろんなあじがあるもんでね。そんな中でも自分の好きな味が自分が住んでる海外の歳にあるというのは、稀に見る幸運だと思うの(๑•̀ㅂ•́)و✧
挙句にこちらのもつ鍋、「味変わりました?」と聞いたら、
「和牛が手に入らなくなり、お客様から叱咤激励受け改良しながらの今です!」
と。
もつ鍋ですから肝心のモツが変わったら、どれほど腐心されたことかわかりませんが、和牛でないにしろ、私は以前の味よりも好きな味だと感じました。
そしてふと思ったのですが…、この脂の感じ。その脂が醸す出汁の甘み。ベトナムの山羊鍋にも通じるものがある(๑•̀‧̫•́๑)
んまいっす。
もう我が家はもつ鍋と言ったらこちら一択。ヤーッ、これからはあまりご無沙汰しすぎないようにまたお願いしよう。ってかやすいしな。追加追加でやったって、今回400kくらいでしたもん。安い。。。しかも、福岡の味。ありがたい…(-人-)
翌日。。。。
さて、スープをあえて残しておいて、傷まないようにしっかり冷蔵。そして翌日。
キャベツと、お揚げさんをさらに足して、ちょっと煮詰まってたのでお水をたいてうどんをグツグツ!!
お出汁が足りない時は甘みと醤油。甘みはみりんでもいいけど、私はココナツネクターで。めんつゆとかがあるならそれでもいいかと。
せっかくなのでモツの出汁の味を生かせるように、あまりたくさんの調味料をいきなり食わない方が好きなので、私は少しずつ足しつつ調整。
で?
あー…美味しい。
2日目もさらに美味しいもつ鍋の出汁。うどん、ちゃんぽん、麺の好みは色々でしょうが、うんまあい(*´ω`)
ああ雑炊もいいな。卵でとじて、ネギいっぱい散らして。
もつ鍋の翌日は、余った出汁がメインディッシュ。400kで大人2人が2版堪能。コスパ良すぎの福岡持つなべ。
胃袋だけでなく、魂が満たされました。
ごちそうさまですっ。また近々お世話になりまするー!
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