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【閉店】Delices ~ ベトナムではここだけのお料理?

【閉店してました】

先日この周辺に行ったら、こちらのお店、無くなってました(ノ_・。)
って、嘆くほどお前さん、行ってなかったじゃねーかって話なですが、フレンチレストランをお探しの方で万が一にもこちらを選ばれてたらいけませんのでご報告です。

Aug.2018 現在

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「ちぇりさん、このお店知ってますか?」

と言われたのがこちらの店。
ちーーーーっとも知らんかった(((;゚д゚;)))

場所は元アヘン窟と言われている、Hoa TucさんやRefineryさんがあるヘムの中。以前こちらでご紹介したベイルートさんがあったり、最近ではJuspas さんの支店が入ってたりと賑やかな所ですね。最近では表のHai Ba Trung 通りに熟成肉で定評があるEl Gauchoさんができ、
入り口の目印となってます。

しかし。。。そのヘムへは何度も行ってるはずなのに、知らんなーそんなお店。なにはともあれ、下見しに行こう、ってことで出掛けてみrと。。。ない。。。そんなお店、やっぱりない。おかしーなーと思ってたら。。。

ヘムに入って左手側。Refineryさんの隣のタパスを出すお店…に入ったその奥にある階段を上がった二階にあるお店だった。こんなん分かるかいっ(^^;

 

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しかし入って見ると。。。とっても素敵な空間が! 外から見ただけではとても想像できないような素敵なお店があったりするのがホーチミンの素敵な所。ワクワクしますなっ。

 

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で、この日はメニューやお席の下見をして、改めて出直しました。
メニューにはコースもあるけどアラカルトでもOKなシステム。
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お目当ては、カナール・エトゥフェっ。
窒息させて体内に血をうっ血させたまま調理することで鉄分が体中に周り、
鴨特有の風味が突き詰められる、というお料理です。
その体内に残る血液を絞ってソースに生かし、エトゥフェと言う料理を
有名にしたのが、かの、ラ・トゥール・ジャルダン。
訳知り顔で書いていますが、もちろん行った事などありませんヽ(・∀・)ノ
なので本家との比較はできないのですが、そもそもわたくし、カナール・
エトゥフェという方法で調理された物すら頂いた事が無い。
そしてホーチミンでこの料理が頂けるのはこちらのお店だけだという。
「いつ行く?」(お店の提案受けた翌日に決めたよね。。。
この日は女性4人で来店。
お店を入って正面の一番奥にある素敵なスペースを頂きました。
まずはスターターをば。1人送れて来たので、まずは3つ頼んで、あとの
1人が到着したらもう1品頼もうか、と言っていたけど、結局4人で
最初に頼んだ3品のみで充分な量。。。(^^;
ラザニアにゴートチーズのサラダ、そしてフォアグラ。
ラザニアは思ったよりも小ぶり且つ塩気控えめ。これならスターター
として頂いてもありかな、という品の良さ。
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フォアグラは結構しっかりした
大きさのカット・テリーヌの写真をネットで見ていて期待していたのですが、
実際にはかなり量は控えめ。同額帯で他店ではもっとボリュームを楽しめる
ので、これはちょっと肩すかし。
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まぁ個人的にコールドタイプよりもソテーされた物が好きだったということも
ありますが、ソフィテルさんのフォアグラのパテはコールドプレートの中にあっても
美味しかったからなー。
実はフォアグラに合わせて甘い白を頼もうとしてたのだけど、ワインリストに
思わしい銘柄の物がなく、仕方なくスパークリングのロゼで治めたのですが、
なるほど、このくらいのライトなフォアグラを出すのだったら、そこまで
こっくりと甘い白は必要ないのかも。とても不思議に感じたワインリスト
だったのですが、お店も考えたラインナップなのですね、きっと。
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ゴートチーズは、ふんわりと生クリームを混ぜられた様な軽さがあって、
こちらはとても美味しかった♪羊特有の風味もありつつ、質感的にも
味覚的にも柔らかさが魅力で、スパークリングを頼んだ甲斐があった、
と思わせてくれる一品。フォアグラへの肩すかしはこの一品で個人的に
救われた感じ。
さて、その次にメインが登場です。
まずは骨と身をスクイーズする器具が登場しまして。。。
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あらかじめローストされたかもがドーンと、お席の横に登場します。
そう、このお料理は下ごしらえをした後にお客さんのお席まで来て最後の
調理をしてくれるんです♪テンション上がる♪
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まずかなりレアめにローストされた鴨が解体され、血の気の多い部分や骨
などがプレスされます。ンギュギュギュギュ。ここで血液を含む鴨のエキスを
直接的に抽出して、用意されたソースベースに混ぜて完成させるんですね。
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本来なら、若しくは多くの場合、クセの強い食材を使う際は、より多くの
人に受け入れられるようにそのクセを取り去る方法を見つけようとすることが
多いと思うのですが、この調理法考えた人はすごいですよねぇ。。。
もしかしたら同じ系統の発送で開発された料理が他にもあるのかも知れませんが、
動物の血なんて、真っ先に除去しようとするんじゃないかと思うんですが。
このアイデアから連想する物と言えば、某海外ブランドアイスの小豆味。
日本の開発者の方が日本セクションでの新味開発ってことで苦心惨憺された挙句に
見つけた成功の鍵が、小豆を煮た時にでる「灰汁」だったそうです。
一般には灰汁は悪、くらいに思われてて、灰汁は見つかってしまったら最後、
丹念にできるだけ跡形も無く取り除かれる運命にある事が殆どな訳ですが、
このケースではなんと灰汁が美味しさの鍵になったというね。
取り除くべき灰汁やクセもあれば、それを生かす事で他とは格段に差をつけた
優れた物になり得る事もあると言う話。いやー料理って奥が深い。
食べ易い部分のお肉は、まだ生生なので再度パンローストしてくれます。
お酒を使ってフランベしてくれ、ここでも華やかなプレゼンテーションが
楽しめますね♪どなたかをお連れしてのおもてなしにはとても良いのでは
ないでしょうか。
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ただ。。。個人的には期待したより味のインパクトは少なかったかも。
万人ウケする、と言う点では最大公約数的数値をMAXで捉えてて優秀だな、
と思いますが、この調理法を取った割には無難と言うか。本家を食べた事が
ないので何とも言えないのですが、もっとこう…際キワを攻めた感じを
想像してたんですよね(^^;
これなら値段も勘案した場合、Wine Bar 38 のランチの鴨だったり、
つぼ焼きのアヒルさんの方が野性味あって好きかなーと。
うん、わかってる。
比べるもんじゃないよね。別物なんだし、環境やその他も全く違う。
下世話舌の私にはものたりなかったかもだけど、本来なら「上品な味わいで」
ってな感じで表現されるべきものなのかも。こちらのお店のファンの方が
いたらごめんなさい。あくまでも個人的な感想ってことで(^^;
何よりこのお料理を1,500,000ドンで頂けると言うのは、ちょっと日本じゃ考え
られない話ですし、いつか本家の物を頂くにしても、経験として食べておいて損は
ないかと。本来2人分と書かれてましたが、ホーチミンのフレンチの常で、
1人辺りの量が凄く多く設定されてるので、この日は前菜を頼んでメインを4人で
シェアし、デザートを頼んだだけでも充分でした♪
お料理とは対照的に、デザートはとてもヴィヴィッドな味わい♪
マッシュルームを模したムースとパヴロヴァのコラボレーションは、
そのテクスチャーのコントラストが素晴らしく、ショコラのケーキも
フランボワーズソースとの相性がキュッと決まってて美味しかった♪
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サーヴィングも丁寧だけどかしこまり過ぎず(これはホーチミンのフレンチ
の多くに言えることですが)カジュアルすぎず。なにおよりインテリアも
素敵だったし、料理の味は好みによるとしても、クセが無い分どなたにも間口広く
受け入れてもらい易いという点はあるかもですし(鴨が全くダメと言う方には無理ですがw)
おもてなしにはとても良いお店難じゃないでしょうか♪
Delices
74 Hai Ba Trung St. Q1
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