ホーチミインを代表するホテルの一つのF&Bセクションの勢いが止まらない。まさかこんなすてきなビジネスランチがあったなんて!
続けて紹介している理由
私の他のSNSなどをご覧いただいている方はお気づきかしれませんが、最近、よくThe Reverie Saigon さんのことをお知らせしいてます。実際よく通ってます。
朝食こそしばらく行ってませんが、年初の豪華中華コースや、
アフタヌーンティなど。
そうこちら、以前と各セクションのシェフが変わられたり、レシピを次々と開拓されていらして、今の自分の味覚にものすごく波長が合っていて、それが楽しくて仕方ない!!
で、メインダイニングのシェフも以前とはお代わりになった上に、ちょっと個性的なレシピを楽しまれる方だという話を伺ったので、こちらのビジネスランチを虎視眈々と狙っていたのでした。
そう、ホーチミンのホテルはハイクラスでもランチがとてもリーズナブルで楽しみやすい。残念ながらこちらのレストランはお子様が入場できないのでファミリー向けとはいえませんが…
奥様ランチ、そしてもちろんその名の通りのビジネスランチには、環境も素敵だし、美味しかったらこの上ないではないですかっ。
ということで、調査!
お高いんでしょう?
とはいえ、ハイクラスホテルのランチ「にしては」リーズナブルってだけなんじゃない?と思われる方もられるかもしれません。
で、メニューはこちら。
2コース(2品)348k
3コース(3品)428k
あれ?そんなもん?(・∀・)
税金とサービスがこれに着くので実際にはもうちょっとお高くなりますが、2コースなら2000円目安。
あ、ローカルとは比べないでくださいね(笑)
そうですね、フレンチレストランのセットランチが250k前後だということを鑑みると、少しお高めかもしれません。でも…
問題は内容ですよ。
最近のこちらのホテルのお各セクションのお料理は本当に目が離せない。さて?(まあこういう振りをして記事にしているということでお察し!)
ちなみに内容は月替わりだそう。上記のメニューは2022年3月のもの。まだ月初だったし、お知らせする甲斐があるってもんだ。ラッキー♪
2コース+αというチョイスとナイスサジェスト
今回は甘いものをあまり欲しない方と2名で伺いました。全体量もわからなかったし、甘いものはいっかー、ってことで、2コースを選択。
その代わり…?
お気づきになられましたでしょうか。先ほどのメニュー、アペタイザーとメインのチョイスの下に、追加メニューってのがある。
フォアグラと(!)
スモークサーモンと(!!)
ブーラッタチーズ!
こりゃ追加ですな(・∀・)
まあフォアグラとか頼むとランチ金額が倍になるのですが(笑)、好きなんですよ。なので見かけたら、そのお店のものがどんな料理で出てくるのかを知りたくてたまらない。ので追加。
で、それでオーダーしたら、アディショナルのタイミングはどうしましょう?と聞かれたのでお任せしたら、
「ではサーモンは前菜の時の他のお二つに合うと思うノオで、サーモンは前菜時に、フォアグラはメインの時にお持ちしますね」
と、如才の無いレコメンド。
そしてそれが見事にドリンク担当なのかな。別の方にも伝わっていて、飲み物を選ぼうとしたら、
「頼まれていたお料理でグラスワインでしたら、こちらなどいかがでしょう?」
と、スマートにレコメンド。
こういうとこです。良いレストランで楽しむのは味だけにあらず。このサービスの妙。しかもそれが押し付けがましくなく、こちらを惑わせることもなく、
「それを勧める理由」
をさりげなく添えて、軽やかな説得力を持って提供される。ああ心地よい。彼らのお仕事に対して心から「ありがとう」と言える席での食事は、ほんとうに楽しい。
前菜!
Cardinal Salad
2コースのチョイスにある一品。サラダかー、どうしようかな、他のにしようかな?と思ったのですが、結局こちらに。
でもこれ大正解。
サラダ、お野菜さえ良いもので綺麗な手入れをされてたら、だいたいどれも美味しいと思うのですが…
これは、すっごい美味しいっ(๑•̀‧̫•́๑)
侮ってた。サラダじゃんって。もちろんサラダは美味しいが、そんなびっくりするほどのもんでもなかろうと。ましてやセットランチの前菜。
不意を、突かれた。
食べた瞬間に、その華やかさに、それまでボヤーッと構えてたのがハッとなり、文字通り、目の冷めるような感覚。
ワインビネガー、いいのをお使いなんだろうなあ。そしてそこに極上ポメロが散りばめられており、オーバードレストにならないように、でも全体にしっかり馴染んでて、それでいて塩が控えめなのか、お野菜のしゃっきり位具合はしっかり残ってて。
美味しい。これはごちそうサラダ。
しかも結構量があって、二人で分け分けして食べたけど大満足。
って、まだ一品目じゃん😅
Mackerel Fillet
さばフィレって。
そんなざっくりしたタイトル言われても、焼いて出てくるのか揚げて出てくるのか、と思ったら…?
丸っと半身!
ちょっと炙った状態位で出てきてる!ベースは…スロークックか?
ちょっと写真だと大きさが伝わりにくいかもしれませんが、かなりご立派なサイズ!いやこれ、メインだろw
でもメインでもしパスタなんかを選んでたら、なるほど、前菜部分でタンパク質を摂るのはアリか。これ+肉とかだとかなりヘヴィになるけど(笑)しかしこんなボリュームで前菜に出すかー(笑)
お皿も熱々で、そのおかげもあってか、香ばしい香りが立ち上がってくる。
そして私、図々しくも腹の方をいたただいたのだけど…ジューシー、とかいう言葉を超えてる。その身の下に添えられていたお野菜とお口に一緒に入れて噛みますと…
ジョワああああああ!!っと、水分が!
え?私今スープ飲んでる?え?ってくらいの水分量!
それでいて、生臭みを残さず、鯖の香りと旨味が満ちる。えーーーーーっ、こんな鯖料理あるのかっ。
これは和食党の方も和食を作る方も一度食べておいたほうがいいかもしれない。こんなふうに仕上げる調理法…いくつか思い当たりはするが、私、できたことないわ。すごい…。
Additional Smoked Salmon
さてこちらはランチチョイスにはありません。
アディショナルの一品としてのスモークサーモン。
わあっ、たっぷり(笑)
これに、レモン、キャラメライズドされたオニオン、そしてチーズクリーム。
二人で分けてもなお、たっぷりとした量があり、とても幸せ( *´艸`)
でも一人の時はかなりな量になるのでお気をつけくだされ。
ケーパーまでもが最高に美味しゅうございました。サラダに合わせてもまた良き。
メイン!
Duck Parmentier
ダックパルマンティエ。コンフィにしたダックを割いてほぐしたものの上に、なめらかなポテトを乗せて焼いたもの。フレンチビストロではよく見かける一品。ですが…?
美しい…。
そして取り分けるためにスプーンをいれた瞬間、狼狽っ😅
あまりにもポテトが緩やかで、そしてそこの下に潜むダックからは立ち上る芳香。その頼りないテクスチャーとふくよかすぎる香りのアンバアンスさにたじろぐなど。
果たして、何ともはや、うっとりするような食べ心地。これは比喩ではなく、飲める…。
ふく…っとした柔らかな食感、を感じたかと思うや否や、とろけるように口に広がり、消えゆくような食感の中にダックの旨味がブワッと広がる。これは心の準備がないと焦る!
過去に食べたどんなパルマンティエより攻めているのに品を保つという「どないなってんねん!」案件。これは、すごい。
素朴な家庭料理、お母ちゃんの味にもなり得るこの料理が、まるで貴婦人の様相。二人で分けてもそこそこの量があったのですが、最後まで、口に入れるたびに動揺する始末。
Beef Cheek
牛ほほ肉の赤ワインソース煮。
知ってる。食べる前からわかる、これ、しっとりホロホロのやつだ。
ともすぎると、美味しいけど濃すぎて一人分、食べるのが難しいことがあるけれど、これはガロ煮との食感の対比もあり、ソースの照準の当て方が絶妙なため、ただひたすら美味しいだけ…。
先味のアタックはちゃんとあるのにくどくない。美味しい…。これ、勧めてもらったピノとぴったりだ…。美味しい…
ちなみにセットメニューの両方に、サラダがついてきました。アペタイザの一品としてのサラダとはまた趣を異にしてましたが…
お口直し的につけてくれてるのかな。一応頭に胃入れておくと、前菜とのバランスが取りやすいかもです。
Foie Gras
これはアディショナルの一品ね。
セットランチのチョイスにはありません。ってか、これ一品で2コースのセットランチ分くらいのお値段なんですが(笑)
シャクプルしてる?
歯切れが良い。トロトロオイリーなソテーも美味しいけど、見て。この断面。エッジがしっかり。
甘み旨みはあるのだけど、食感がシャッキリ。種類が違うのかな、美味しい!
いうても1500円くらいでこのフォアグラが楽しめるならありだわ…。極タマのお楽しみにはなるけれど、高級店だとコースに組み込まれたものしか買ったり、単品だと軽くことばいすることもあると思うと、いいわ、これ。美味しい。
大・満・足
今回は特にアディショナルディッシュを頼んだので、ってこともあったかと思いおますが、セットランチの内容だけでも大満足!
ってか、すんごいです。
頼りにしていたフレンチレストランが次々と閉じてしまった今、こんな美味しいお店があってくれるのは心強い!
そしてセットメニューの食べてないのも制覇したい!
3月いいっぱい、上記メニューのようなので、ぜひお試しくださいませ♪
おまけ
こちらのホテルに行き慣れない方からは「敷居が高い」とのお声をいただいています。
ので入る時の様子をお伝えさせてもらいますと、入口では「どちらに?」と聞かれることが多いです。これを、自分が阻まれるように感じる方もいらっしゃるようなのですが…
別に入ってくるなと言ってるわけじゃなく、こちら、行き先によって使うべきエレベーターが違ったりするので、適切なご案内をするために、彼らはお客さんがどこを目指しているかを確認しないといけないんですよね。
エレベーターが一元化していないんです。各レストランに行くためのエレベーターも違っていれば、宿泊客のが使うものと、外部の方が来て使うものが分けられていたり。そうすることで、よりストレスなく、快適に移動ができるから。
なので「どちらへ?」と聞かれたら、目指すレストランの名前を伝えればOK。
今回のレストランなら、Cafe Cardinal。
うまく言えないなら、Business Lunchでも適宜なガイドをしてくれると思います。
中華料理の場合は、Royal Pavilion になりますが、Chinese Restaurantでも理解してくれるはず。
お友達とロビーで待ち合わせしている時に聞かれてお店名を伝えると「こちらです」と案内されかけることもおあるかとおもますが「I’ll wait for my friend」とでも伝えたら、ロビーの椅子を勧めてくれると思います。
こちらのホテルで、過去にこちらが気分を害するような対応を受けたことは一度もありません。お客さんに確認を取るのは、威圧のためではなく、スムーズな案内と、関係のない方を無闇に入れないことで、設備を使う方たちの快適さを守るため。
世界的にも高い評価を受けているこちらのようなホテルを、気軽に日常のランチで使える贅沢なんて、私には日本ではなかなかないので、ホーチミンにいる間に存分に楽しんでおかねば、と思っている次第。
みなさんもよかったらぜひ、楽しんで見てくださいね!
無料で入会できるWMCメンバーシップがお得です!
こちらのお店も含め、The Reverie Saigon 内および関連飲食店などで使えるメンバーシップがお得なのでお知らせ。
お店またはホテルのフロントで申し出れば、身分証なども特に必要なくその場で入会でき、会計前なら、その日から割引特典を受けられます!
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Cafe Cardinal
23-36 Nguyen Hue or 57-69 Dong Khoi Q1
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