厳しい社会隔離政策の中
言わなくてもみなさん、この厳しい自体は重々体感されてますよね。食材のデリバリーはあるとはいえ、外出できない閉塞感に、お気持ちが疲れていらっしゃる方もおられるかと。
私も食材はデリバリーしてるのですが、今はGrabのデリバリーをしてくれる方も少ないと聞きますし、極力回数減らしてる状況。
そんな中で、とっても楽しく盛り上がった時期がありましたよね。こちら。
もう1ヶ月半も前のことなのか(´⊙ω⊙`)
たまからやさん。小ぶりでころっとした唐揚げが美味しいお店。
ここがもう「爆発的」と言って良いほどの大人気ぶりで、オープン直後は連日売り切れ、なかなか買うことがままらないほどの盛況ぶり。
ぶっちゃけ「普通の唐揚げ」をめざしてたというお店の方が、まず驚いてました(笑)。そもそもスタート時もそんなに大きく告知もせず、ひっそりとCaapichiというデリバリーアプリ内でだけスタートしていたにも関わらず、なのですからさもありなん。
いまだに、「なんでだったんでしょう??」などとお店の方は言われる。
でもわたし的には、ものすごくたくさんの理由が挙げられる。
実は発売前にパッケージングの確認とか、デリバリーされた時の状態なんかをテストさせてもらってたんですが…
めーちゃーくーちゃー細かいんですよ。普段、求められてそういうテストをする時私は、お店がどこまでを求めてるかによって、必要だろうと思われる指摘点を変えるし、ひとまず言って見て不要とされたらそういうところは触れないように、というアジャストをするのですが…
「全部言ってください」
と言われるので「もうそれクレーマーレベルやろ?」ってところまで、いやらしく突っ込んでたんです。自分が店側だったら、こんなこと言う客、絶対いや!って言うほど。でもそれを、まー拾う拾う(´⊙ω⊙`)
消費者視点と生産者視点では「できる・できない」「重要・不要」って観点がまた違ってくるので、取捨選択はお店がもちろんされるわけですが、すんごい細かい。そして拾ったところは、即・オペレーションに落とす迅速さ。
それらはの流れは一朝一夕には作れないわけで、スタッフさんとも日頃からの信頼関係があってこそ、なんだろうなぁと推察。
で、お気づきになってる方も多いと思いますが…こちらのお店は、「あのお店」の別形態なんです(๑•̀‧̫•́๑)
ホーチミンを代表するステーキ屋さん
たまからやさんを運営される大本のお店。実はこちらがオープンしてから丸ッと一年間、ワタクシ、ガン無視しておりまして(苦笑)
全く個人的且つお店の進化とは関係ない理由で足を向けてなかった。
それがっ。
最初はこちらのハンバーグ。このデリバリーで浮き立った。
去年の社会隔離中に、とある知人=舌に絶対の信頼を置いてる方が推してて美味しかった+デリバリーであれば「一年間行かなかった理由」にも関係なかったので、んじゃ私も〜と頼んだ次第。
そしたらあなたっ。すっかりファンになって、社会隔離開け最初の外食はイルコルダさんで、と夫婦で繰り出した次第。その後の私のゴリ押し具合はみなさんご存知の通り。当初の「避けてた」頃の自分、どこ行ったw
ともあれ、きっかけはデリバリー。こちらのお店にはデリバリーで人を虜にする何かがあったようなのです。実際。。。
私と同じように、イルコルダさんのデリバリーでファンになった方の話をいくつも聞きました。その理由はもちろん美味しいからなんですが、美味しいお店はほかにも数多あるわけです。
そこでプラスアルファに何があるのかな?と考えた時…
たまからやさんにも通じる、丁寧さと「ワクワク感」。これがイルコルダさんのデリバリーにはあったなあと。
社会隔離に入っての旧居の対応にしてはあまりに確立されていたので、すごいなあと思ってたら、それはたまたまのことではなく、社会隔離に入る前からデリバリーが検討されてて、無数の配送テストをしたりと、相当に研究されていた様子。
パッキングはもちろんですが、料理の状態がお手元に届いた時に容器内での配置がどうなってるか?食材の様子がどうなってるか、というのがよくよく考えられてまして。
こちらの去年のステーキのデリバリーを体験した人はお分かりになるかと思いますが…
どーやって温度をコントロールしていたのか、いまだにメソッドがわからないほど繊細。デリバリーでこんなことできるんだ?という驚き。そしてどうやって?という興味は否が応でも料理に意識を向けさせられます。
カツサンドも美味しいですね。日本にいた頃から牛カツには目のない私なのですが、そんなに多くないじゃないですか?牛をカツにしてくれてるとこ。
で、この頃になるとお店の方にも記事を目に止めていただき、感想などを直接お送りするようになっていて、図々しくも、気になったことまでザクザクお伝えするようになっており…
それは必要と思うものと、ただの私の戯言とをちゃんとわけて考えてくれるからなんですが、例えば牛カツサンドのパッケージ。
蒸気がこもって、到着時はまだ無事でしたけど、もう少しすればパンに水滴が落ちかねない。せっかくの牛カツサンドがあああああ!と思いお伝え&ソリューション案を提案したら、それをそのまま受け取らず、さらに一歩進めて「その場で」、
「こういう風にしたらどうですかね?!」
と改善策が導き出された。速い速い。そしてそれを実行に移したのはもっと速く、おそらくはその話をした直後に改善、オペレーションにまで落とし込んでた素早さで(・∀・;
う、迂闊なことが言えないな、と思ったものです。人によっては(まあそれくらい…)と思う方もいるわけで、私の意見は絶対じゃない。そしてただ手数をかけさせるだけになるかもしれない。それを…
あっという間に判断をして改善策を打ち出してしまう。もちろん「さすがにそこまでは」とお店が判断することもありましょうが、ほぼその場で拾い上げ、要・不要を検討、実行。とにかく速い。
愛、だなあ、と思うのです。
料理への愛。お客さんへの愛。そしてそれを形にするためには、スタッフさん方とのチームワークが不可欠で、彼らを育てる愛もある。そして彼ら自身が持つ愛もある。
そうですね、これは一、客の勝手な思い込みかもしれません。追求したって形ないもの、証明できるわけもない。でも…
多くのお客さんが感じてる「特別感」。丁寧さ。細部にわたるお心配り。そこにあるのは「愛」のような気がするのです。
そして今。
去年よりさらに厳しい状況下。愛なんて甘っちょろい言葉ではどうにもならん状況じゃないかと思っていたら…?
おいしさとワクワク感を届けてくれる店
変わらないですねー。いや、むしろパワーアップしてる感。
最近のCapichiさんでのメニューを見てみると…?
ちょっと品切れのある状態の画面でごめんなさいよ。今は生産が限られてることと不動の人気ぶりが手伝って、毎日すごい勢いで注文が入ってるそうで。
それもそのはず、こちらのお店、なんとこの状況下でも新商品を出して来た。しかも技術的にはとんでもないことを成し遂げた上での新商品。
ハンバーグや調理済みのお肉を、解凍・調理時に味を落とさず冷凍するってのはとても大変な作業。それを大規模なラボを構えるとか工場で生産するとかではなく…
一レストランで開発しちゃった。
それを成し遂げた「吟」シリーズ!
そういえば、一定の基準を設けたシリーズ物って、あまり見かけなかった気がします。日本のセブンイレブンとかにもあるよね、プレミアムゴールド、だっけ。
もしかしたらローカルの商品にはあるのかもだけど、私が気づく範囲ではあまり見たことなくて、そのクオリティや味だけじゃなくて、そういう「次を楽しみに待てる」シリーズもの展開。
能動的に参加するイベントのようなものじゃないけど、お家で美味しく楽しめるシリーズ!なによりも…美味しいっ(๑•̀‧̫•́๑)
このメニューのキャッチ画像からしてしっかり撮影されてるし、わかりやすくて楽しげ。それがそこにある「空気感」を、あの小さな枠の中に込めてらっしゃる。
ネーミングはもちろん、文言一つ、文の入れ替え、日本人は目にしないかもしれませんが英語表記だって、どうしたらより魅力的な商品に見えるかを都度、心血注いで考えておられる。こちらもできる限り応えたいので、1文にも複数の提案をする。
そして忘れられない。
吟シリーズが完成した時にもらった電話。
お店が目指していると思われるもの
もう抑えきれないような声で「こんなものができたんです!」って教えてもらったのも嬉しかったのですが、それに続いた言葉が…
「これ、お客さんに楽しんでもらえますかね!?」
え、そこ?(・∀・)
と、ちょっと、意外でした。
恐らくはこの吟シリーズを作り上げるために相当な時間と労力とコストもかけてこられたはず。だから商品の完成だったり、美味しいものを作りたいという思いが叶ったってところを一番に喜ばれるものばかりかと。もちろんそれらもあったとは思うんですが…
駆け引きなく、心から溢れた言葉が、
「お客さんに楽しんでもらえるかどうか」
多分、多くの飲食店さん、お客さんを相手にご商売をされてるお店はそんな風に思ってらっしゃるんですよね。それはわかってたつもりなのですが…
ハッとしました。
私、読んでくれてる人のことをこのお店みたいに考えてるかな?楽しんでもらえるものを書こうと思ってるかな?つい衝動的に描きたいものだけを書いてしまうところがあるので、ちょっとその辺、おざなりになってしまっていたかも。
それが一概に悪いことでもないと思いますが…そして私の趣味とお店を運営を並列させるのもおこがましいことですが…
楽しんでもらえるようなものを第一に
大事ですね。と言うか、そうありたい。
その想いを従業員さんに熱を持って伝え、同時にお店の経営を考えながらもやるって、飲食店の方は本当にすごい。そしてそのお気持ちこそが、お客さんの、
「また頼みたい!」
「今日はあそこのご飯にするか!」
に繋がってるという、素敵な理想。いや、自分のことを省みる省みる(・∀・;
新作をデリバリーしてみました
と言うわけで、ここしばらくはかなりの人気のようだったのでオーダーを控えていたのですが、昨日発売になってたこちらが気になって仕方なかったので試してみましたよ。
久しぶりにサラダチキンと頼んでみました。が、新作は鶏ももの炭火焼。サラダチキンより少し小ぶりに見えるんですが、120gだから実は元のお肉量は大きいんですよね。
これを湯せんで10分。
はい簡単。
うおっ、袋を開けるときの良い香り!
これはハンバーグも同じなのですが、炭の香りって自分の家にはない香りなので余計に際立つ。
そしてしっとりジューシー。そうするために私は結構塩を使うんだけど、こちらは鶏の旨味を全面押しで塩は品ある回し方。うんまっ。
120gだけどもさ。ぺろっといったわ。
3つも買って(買いすぎたかな?)と思ったけどこれ、この日のうちに無いなる勢い(・∀・;
サラダチキンも美味しいけれど、こっちの方がアタックがあると言うか、炭の香りが圧倒的な存在感。ワイン飲むならこっちかなーっ。
あと可愛かったのが…
見てこれ。マカロンを1個頼んだんですよ。複数個のセットを買えよと言う話なんですが…みみっちく1個だけの注文
そしたら肉類を包んでた保冷シートにガッチリテープで止めてあった。そうしなかったら袋の中でマカロンだけが泳ぐから。
泳ぐとフラジャイルなマカロンに衝撃がかかって割れてしまうから。そもそもこの小さなケース内ですらこれですよ。
傾斜をつけた台座。マカロンのお顔がお客さんにちゃんと見えるように。ペタンとしたところに仰向けにおいても、もちろんお客さんからは見れるわけですが、「高さ」がもたらすものは大きい。
でもこれはさすがに、もし相談されていたとしても「やったらどうですか?」とは言えない。手がかかりすぎやろ。資材もいるし手間もかかる。でもこれを自らやるのが、IL CORDAさん。
呆れるレベル。そしてそれを指導のもの元にやることもあるのでしょうが、ローカルのスタッフさんたちが進んでされることが多いと言うのも素敵なところ。そういうのびのびとしたスタッフさんを育てていらっしゃる上の方も素敵。
美味しい+αのデリバリー
食べ物だから、美味しいからと言うのが購入時の一番の動機だと思うんですが、こちらのお店に関しては、伝わる誠意も、魅力の一つだと強く感じます。
そしてその誠意というのが、仕事だから・やらないといけないから、ではなく、料理に対してもお客さんに対しても、何よりご自身たちのお仕事に対しても自発的に向けられてるものだから「素敵だな」と感じられるんじゃ無いかな、と思うのです。
それもあったから当初は、その身元を明かしてなかった「たまからや」さんが、あんなに受け入れられたんじゃないかなあ、とか思ったり。
誠意を尽くすところに良い結果がある、という事例は、それがどんなお仕事をするにあたっても、心の励みになりますよね。
このお店がみなさんのところに届けてくれるものというのは、食べ物だけじゃ無いなと思う。だから私はこの店が好き。それが現れているお料理が好き。
そして関わったりお話するたび、いつもいつも、勉強になります(-人-)
さっ、今日はサラダチキンかな。ハンバーグかな。すぐに食べられる美味しいお肉が家にあるって、幸せだねっ(^・^)
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