ホーチミンの和食のお店を珍しく。なぜならもちろん美味しかったのと、ここにしかないメニューがあるから!
聞けば、日本の方の間では支持高いのねー。私だけがぽえーっと知らない状態で参加してきました(笑)
日本人街に位置するお店
このブログでは珍しく、Thai Van Lung の日本人街に位置するお店。誰もが知ってる、FUJIROさんや暖暮さんのすぐ近く。
聞いたらこちら、2階にはパーテションで仕切る形ではあるけど、個室仕様で使える所があり、煙幕回避の手段が取れそうだったので参加。
タバコの煙は結界の如く私を遠ざけるので…(。-_-。)
こんな感じで通路の右側にお部屋があり、そのパーテションを解放することで、そこそこなとこまで人数調整もできる様子。
私が今回使ったのは、6人用のテーブルでしたが、頃合いな感じの大きさだったし、人数増えてもすぐ隣と合わせて使えるだったら、使いやすそうだなーという印象。
鳥尽くしな感じのメニュー!
さてメニュー。
流石に初手のメニューにはお漬物とか冷奴とか、すぐに出せるものがありますが、鶏、とり、トリ。
まあでもいうても、食事前半に繊維質を取っておくに越したことはないので、サラダもあれこれ。
そして手羽先が名物らしい。揚げてタレを絡めるタイプか。
そしてこちらにすでに行ったことある方、みなさん口々にここの串が美味しい、とおっしゃる。
焼き鳥、ねぇ。難しいよねぇ。すごい手間かかるし、串うちも相当ばに面倒だし…。でもだからこそ、ベトナム方には向いてるのかもしれない。だって偉い褒められようだったのよ、誰に聞いても。
串モノ出してるお店は多々あれど、そんないうほど?という所が多かったの、あまり期待ずにいただくことにする。
他にも色々あるんですが、こちら、唐揚げとかも美味しいらしいですね。人気らしい。
で、ちょっといいなと思ったのが、スモールディナーというカテゴリーで、各オーダーのポーション小さめのメニューがあるらしいんですよ。
例えば二人で行った時とか、色々食べたいけど、普通料理じゃせいぜい3品4品しか食べられない…なんて時には、割高でもいいから小さいポーションを出して欲しいと思いますもんね。
酒飲み・欲張り仕様だわーw
そして今回のお目当は、こちら。
鍋。
水炊きですって。しかも白濁スープの。
福岡にゆかりのあるお店なのかと思ったら、名古屋由来のお店とのこと。なるほど確かに名古屋も撮りには一家言おありになることでしょう。
しかし福岡の人間だって、水炊きと聞いたら黙っちゃいない。気になるっ(๑•̀‧̫•́๑)
そしてもう一つお鍋があって…「ひきずり鍋」ですって。聞いたことない。どんなものかとちょっと調べてみたら、平たくいうと、鶏のライトなすき焼きみたいな感じのものっぽい。
ああそういえば名古屋で、赤い絨毯が敷いてある、大正時代モチーフみたいな老舗の鶏屋でおご馳走になった鳥料理の中に、そういう料理があった気がする。ひきずり鍋、という言葉は記憶してい中たけど。気になる(๑•̀‧̫•́๑)
というわけで…?
単品 & 串
こりゃ人数がいるな、ということでお友達に声をかけて、今回は5人で伺ってみました。色々食べられるー(^・^)
とり皮ポン酢
福岡の人間は酢もつと言って、茹でたもつをポン酢で食べるものがとても身近にあるんですが(コンビニで売ってるくらい)それゆえに、鶏皮ポン酢も大好き。
もみじおろしが乗ってるのも、いい。
ポン酢万歳。
手羽先唐揚げ
いつの頃から、この手羽先を上げた後にタレを絡めるスタイルがすっかりポピュラーになりましたよね。私が住んでた街にも、名古屋の風来坊さんなんかがお店を出されておられました。
こちらのタレのテクスチャーはかなりライトなタイプでベタベタしないのが特徴。私は初めて食べたタイプだたけど、こういうのも主流の一つなのかな。
割にあっさり目なので、危険です。目の前に積まれてたらポイポイなくなるやつ(笑)
よだれ鳥
こちらもあっさり系。なるほど、メニューの最初のスターター的ポジションに記載されていただけあって、ばに結構大きめだけどあっさり。かなりその身を薄めに仕立ててあって、タレもライト。
中華系のよだれ鳥だと、もっと麻油やごま油などでがっつり絡む感じにしてあるけど、こちらはあっさり目のタレを七味的な、割に柔らかめの辛味でとどめて鶏を食べさせてる感じ。
中華なおよだれ鳥だと、ヘヴィ目のメインを張るイメージですが、ここのはビールによく合うあっさり系。好みで言うとばに、鳥自体にもっとパンチがあったほうがいいけど…
そんなもん食べたらその後が続かないのでこれが正解なんだと思われ。(とか御託を並べてる間に、どんどんなくなってったんですが)
串もの
でね?オススメされて食べてみたんですよ。みんながみんな「美味しい!」言ってた鳥串を。まずは鳥もも。
ご覧の通り、串にみっーっちり、その身が打たれてます。なので、例えば2〜3人いるなら、それを外して分け分けして食べ、いろんな種類を楽しむのも吉。一人だったらこれ、結構な量になるな。
1串35k、それでちんまいのが3つくらいスッカスッカで出されたら悲しいけれども、こんなにみっちり、串を持ったらずっしり感じるくらいのボリュームで出てくるなら、安い。。。
で…これ。
悪魔くんが持ってる道具?🤔
じゃなくて、串からお肉をはず道具。なにこれ欲しいっ(๑•̀‧̫•́๑)
ものを知ったお友達の解説によると、このさす股みたいなのの真ん中にグッと串を深く挟み込み、串を回転させながら串の先端に肉をずらす。
これ、暖かい時の方がやりやすいとのこと。そりゃそうだわな。暖かい時って各粒子が膨張しててふっくらしてるから締め付けもゆるい。冷めるとキューっと空気も抜けるし全体も閉まるから串から外れにくくなる。
道理。でも言われてみないと気づけなかった(๑•̀‧̫•́๑)
んーで食べてみると、これがめっさ美味しいんだわ!2欠けも結構ごろっと大きいのだけど、もともとお肉の仕込みからしっかりされてる上に、焼き方が大変お上手なので、ぷりょっぷりょっ(^・^)
ゴロンとお口の中に入ってきてぷりょんぷりょんと跳ねる感じ。なにこれ美味しいっ(๑•̀‧̫•́๑)
あと、レバーもこんな感じで、すっごい丁寧に串打ちされててちょっとびっくり(´⊙ω⊙`)
あとねえ、砂肝ももちろん美味しいんだけど、砂肝を包む薄い皮、銀皮と呼ばれる奴が、ちょー美味しかった!
日本の焼鳥屋でもあまり私には馴染みのない呼び名の部位で、勧められてもピンとこなかったのだけど、うーん!!砂肝もステ難いけど、どっちかだけ、と言われたら、銀皮頼んでしまうかも!
類似の、「知られたメインの脇役だけども美味しい奴」シリーズで行くと、ハツもとってのも美味しかった。ハツ、じゃなくてハツもと。これは知ってたけど、そもそも焼鳥屋さんに行くのが久しぶりなので、何年と言わず食べてなかったのではないか。
焼き加減も、鳥ですからもちろんちゃんと火は入ってるのですが、水分を逃さぬように閉じ込めて焼いてて、どれも食感がよく、レバーなどについては「滑らか」と言って良い。口に入れるとまるでパテが溶けるかのようだ。
えーっ、ここ串もの、ごっつい美味しいっ。
これと焼酎、最高じゃね?
※ちなみにこの日は黒霧ボトルで入れました。ええ、即座になくなりましたけどね(飲んべえが多かった)
牛タン刺し
これ、最初のページに写真なしで書かれてる上に188kと、他のメニューに比べるとちょっとお高いのでアピールされづらいかもしれませんが…
写真、見てヽ(・∀・)ノ
はあい、おいしそーっ(≧∇≦)
牛タンって食感がゴリッとあるから薄く切られることが多いし脂あぶらしてないから「ヘルシー」とか言われるけど、全体にかなり脂入ってるんですよね(笑)
そもそも見てこのカットした表面。うっすらとテラテラしておられる。後光が差しているようにも見える(そうは見えない)。
お醤油が添えられていたが、わさびをちょっと乗せて肉だけを口に入れて味わってみると、即体温に馴染む牛タンの脂、じわじわと滲み出る肉の旨味。
食べた一人の談によると「上質なバターを舌に載せたかのようだ」とのこと。上手いこと言う。カーッ!!!焼酎だっ、焼酎持ってこーい!ヾ(@⌒▽⌒@)ノ
これ、もちろん生ではなくて、低温調理が施されたもの。でも相当丁寧に作られてると見た。クーーーーーっ、これは、いいぞ!(フードアナリスト、もうちょっと表現頑張りましょう)
本命の鍋2種!
こんだけの品数をレポしているので、みなさんお忘れかもしれませんが、今回の本命は、鍋。しかも2種類。行くぞっ( ・`ω・´)b
白濁スープの水炊き
来た。白濁スープ。こりゃー大層な時間をかけて煮込まれてるようですが、自分が作るのと決定的に違うのは、獣臭が、しない…?
私が白濁スープを作る際、骨をガッスガッス砕いて炊き上げるのが好きなのですが、そうするとどうしても動物臭くなる。そこと合わせて薬味とかも強めてガツーンとさせるんですが…
さすがプロの手は違う。こちらのお出汁は、こんだけ白濁するほど炊き上げられてても、動物的な押しは少なく。綺麗にまろい。へーっ。
ぐい飲みのような器が提供されるので、スープが温まったら、まずは少し、スープだけをいただいて見ましょう。ちょー美味しいから(๑•̀‧̫•́๑)
塩味もほとんどないので、純粋な鶏の出汁。
薬味がねー、またこんな感じでケチ臭くない量がドドンと提供されている。手前から、柚子胡椒にネギにもみじおろし。ネギも大事にされてるやつだあ。切り方も、みずみずしさも。
あとは水炊きの具材を入れて召し上がれ。
地方によっては、昆布を敷いただけの、文字通り水で炊き上げるものもあるのですが、あれだとどうしても鶏の成分がスープに流れ出てしまう。
だからこそ後半のスープが美味しく。それで作るお雑炊なんて天国の食べ物かと思うくらいなんだけど…
この手の白濁スープで炊く鶏は、ふっくらぷっくり仕上がります。なぜなら、スープにはすでに鶏の成分がギッシリみっちり詰まってて、鶏肉の成分が外に出る余地がないから。浸透圧の話ですな。
やー美味しい。
本来ならしめにここに米か何かをいれたいところですが、美味しすぎて途中でスープをガンガン飲むので、ほとんどなくなってしまいましたw
ひきずり鍋
で、上の写真の奥の方に見えてるのが…?
あーっ、このすき焼き鍋、いいな。
久しぶりに見た。日本では大事に育ててたけども、こっちに来るとき人にあげちゃったなー。
これはご覧の通り、あまり出汁が多くない。炊くに連れて野菜から出て来る水分を頼りにするので、あまり強火ではなく、中の弱火くらいからじっくり炊いて様子をみつつ、火を通してくださいませ。
こんな感じで、甘辛い出汁が野菜の淵にしみて輪郭を取り出したくらいが食べごろ。しいたけなんて、美味しいとこ全部吸ってる上に自分も美味しいものだから、この一つだけ食べてもおご馳走って感じ。
あと、うずらっ。
うずらっ、いいね!すき焼き的なものにうずら!!これ、今度自分が作るときにも具材に入れよう(^・^)
そして甘辛系のこの手のお味にはやっぱり焼酎。万歳っヽ(・∀・)ノ(⬅︎そろそろ酔ってる)
ひきずり鍋の方は、出汁の一滴も残らんかったなぁ。
これがまた煮詰まりすぎない感じでちょうどいいんだ。家なら確実にもっと濃くして、生卵なしには食べられないくらいにしてしまうんだが、品が、良い。
まさかの締めを別に頼んだ?!
というわけで、鍋を完食した写真で締めたら美しく終われる感じでしたが…
シメ、食べてない(・∀・)
ということで、頼みました。しかも2品も。おい。
鳥雑炊
水炊き出汁をケチケチせずに、ガブガブ飲んでたのは、このメニューが別にあるから。そう、この店では、鳥雑炊が鍋を食べた人間の特権ではなく、店に足を踏み入れた人全てが注文の機会を得られるのである。
なんという心の広さかっ(๑•̀‧̫•́๑)
あー、白濁鶏出汁に卵を溶かしてる。かきたまのように所々固まらせるのではなく、固まる前に全体にガーッと混ぜこんで、鳥出汁の白と卵の黄色が歩み寄ってクリーム色になっている(*´ω`)
優しい。優しいよ。これはきっと二日酔いの日に食べるとひれ伏したくなる美味しさだ。これ、ランチタイムに食べれるんだな。。。
鳥出汁は、それ単体でも美味しいけれども、そこにお米が加わるとね、しも米が割れるまで炊かれてるとね、でんぷん質が流れ出して優しい甘さが加わるんだよ。スープだけの時とは違う美味しさ。あー美味しい。
親子丼
そして、まさかの親子丼っ。
食うねーっ(笑)
んでな?この親子丼もランチで食べられるそうなんですよ。これ、いいわ。炭香る親子丼。
鳥を加える前にさっと炭の香りを移してる。卵やご飯というマット系の香りが重なる隙間に含まれ、口に運ぶごとにふわっと香る。
ガッツリと強く効かせるのではなく、と言って弱々しいわけでもなく、実に効果的に炭の香りが楽しめる感じ。これは、巧み。そして、程よい。
これはこの香りを楽しむためにまた食べに来たい。いいわ、これ。
用途に合わせて机の上をカスタマイズ
というわけで、一人でふらっと行って串で一杯やるもよし。鍋をこ囲んでワイワイ楽しくやるも良し。ってか、鍋、やすいんよな。水炊き、290kって。
二人で食べたらお腹いっぱい。他のものも頼むなら、3人4人でつついてもいい。一品料理の感覚で、安部を気軽に楽しめるのはとてもいいよね。
あと、私もタバコが苦手なのですが、ここの場合は事前にお願いすれば、そして空いていれば、2階のお部屋に、ランチタイムでも通してくれるそう。お子様がいらっしゃる場合とか、私みたいなわがまま言うのがいるときは、お願いしてみるといいかもです。
飲み助さんにも、ご飯食べさんにもいいと思います。ごちそうさま。久しぶりに串焼きの美味しいのん、いただきました。ってか、ここ、串全制覇したいわー。
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
とりみつ Torimitsu
8A/6B1 Thai Van Lung Q1
Time : 11:00 – 21:30
Spent : 800,000vnd/ person
※食べすぎです
LINE@: https://lin.ee/oTqD4r4
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