ベトナムにの日常食には、Xoi=おこわあります。日本で食べるより、よほど頻繁に機会があるのですが、それだけにバリエーションもいろいろあります。今回は、カニおこわ!
ソイやっ!
Xoi、は、ソイと読み、おこわのことです。
いろんなタイプのおこわがあって、シンプルに蒸された餅米に鶏を煮たもの、豚を煮たものなどを添えたり、うずらの卵を加えたり、とたくさんのバリエーションの組み合わせを持つ料理。
日本でおこわというと、デパ地下にあるものをたまに買う感じで、私が住んでた場所の近くにあるスーパーなんかには、惣菜としてはあまり並ぶことはなかった記憶。
そんなに自分には身近じゃなじゃったんです。
しかしお米の国ベトナムでは、まー日常のご飯!
おかげで、こちらに来て早々に私の日本での障害おこわ摂取量を超えた気がしますw
ちなみにフォーと同じで、Xoiは北の方が美味しいとされるのが一般的。ホーチミンにもいろいろあるけど、ハノイに行ったら食べるべきものの一つでもあります。
とはいえ、ホーチミンにはホーチミンのおこわがある!
ってことで、今回はカニのおこわ!
蟹に特化したおこわ!
Xoiに合わせる具材はいろいろありますが、ここはカニに特化したお店!
お店に行こうかと思ったんだけど、こちら確か6区の店。ちょっと遠い。
最近狙って遠出した時は結構外す、というジンクスがあって、出かけ渋ってたんですが、どうしても気になってデリバリーでお試し( ・`ω・´)b
いやいやいやいや、そんなにカニ乗ってる?しかも何この金額、安いやつとか49kとかやん。
確かにXoiって、単価が安いイメージはあるけど、カニやぞ?しかもなんか器に入っとる。
パッと見た感じ、米を揚げてる、のかな。ドーム型の。。。もしかしたらお椀をひっくり返したようなものに薄くもち米を貼り付けて揚げてる?
そんな手の込んだことしてて、この価格???えーっ(・∀・)
基本はそのスタイルに、カニがいっぱい入ってて、他の海鮮をトッピングしたり、なんか他の具材をあれこれ盛り付けたものがあるようだ。
さてさて。
カニまみれにしてやった!
愛あるパッキング
さて今回頼んだのは、一番ベーシックなカニおこわに、カニ身の追加. x2 、そしてカニのファルシ。
この手のファルシは大抵コケることが多いのだが、そんなに高くなかったのでトライ。
でね、見てこれ。
蓋に穴が空いてる。
おこわだから別に蒸気が溜まってもええんちゃう?と思ったけど、そうだ、コメを薄くドーム状に揚げたアイテムがあるんだった。確かにあれはふやけない方がいい。
熱した鉄箸か何かを当てて開けたのかな。
見目は良くないかもしれない。でもローカルのデリバリーによくあるんですよね。容器を破ったり穴を開けて通気口を作る手法。
これ、Covid の時にデリバリーが広まる前からやってたことで、ラフだけど、本質的なところを理解して、自分のとこの料理を愛してるやり方だよなー、と前々から感心してたんだよね。
メニューの見目どおり!
で、容器を開けてみると、おー!!!
メニューにあった通りだ!
しかし多くの場合、コメを土鍋に押し付けて意図的に作ったおこげって、ガッキガキに固くて、見目にはいいけど食べ物としては、、、ってことが結構あるんだよな。。。
と、半ば諦め気味に触れてみると…?
おっ、軽い?!
試しにスプーンで突ついてみると…?
おー!!フラジャーイル!!
サックサクや1
これは多分食べるのとは別にやわからく炊いたおこわなりお米で別途作ってるな?
そして、カニー!
結構入ってるな。下の写真がデフォルト量。
そこに、ですね。
Themです。
Them、というのは追加、という意味。
英語だと ゼム 的な音だけど、ベトナムでは、テム 的な音。
よく鍋屋や麺屋のメニューの中に、極端に安い金額のアイテムがずらりと並ぶことがあるが、そこには、Them、と書かれてることが多い。
最初(なんでこんなに安いんや???)と疑問に思ったが、それは「追加」メニュー。それだけは頼めない。メインを頼んで、プラスαするためのもの。
で、ここのGhe Them, 25k だったんですよ。
安い。ならきっと、チョミーっとしかないんでない?と予想し、2つ Them した。(Them した、とかいう使い方はしない)
というわけで、1Them投下。
どしゃーっ。
2Them投下。
どしゃしゃー!!!
カーニーまーみーれーーーー!!
日本のデパートの北海道物産展の蟹弁当でもこうはならんやろw
え、待って。これ50kで楽しめるん?
いや、ベースのXoiが50kくらいだから、まあ100kくらいか。600円。まぢ?
肝心の餅米部分は、餅米としての風味はあるけど、あまり粘度の強くないタイプで、ムチムチはしてるけど、そこまでスティッキーではない印象。食べやすい。美味しい!
カニはそれ自体にも味がついてて、出汁で炊き上げられてるって感じかな。
で、程よいモチモチ食感に、ドーム型に作られたサクサクの部分があり、カニはゴロゴロ。なんだこの豪華なXoiは。
かなり途中カニも頬張りながら食べたのですが、最後の数口、この有様w
流石に、2Themはやりすぎたか。
もしくは、Them分、ふわっと卵で閉じてもええな。
普通に料理に使う食材として買ってもええわ、あの値段なら。
小さいカニの身だけど、十分ごろごろしてて美味しかったわあ。出汁で焚きしめてる感じなので、少しカニのアクのようなものも微かに感じますが、それあってこそ、みたいなところもあるしな。
やーっ、このカニのおこわは大満足。
なんなら、カニ身の追加がなくても美味しいと思う。ちょっと今回欲張りすぎたw
カニのファルシ
さてこちらはあまり期待せず買いました。
カニの甲羅に詰め物したもの。
大抵失敗することが多いw
というのは、多分嗜好の違いかなと。
そもそもこれも49kと安いしな。
サイズ感的にはこんな感じ。
そんなに大きくなくて、肩手のひらにスッポリ収まるくらい。
ひっくり返すと、表面にはチーズ。
というか、チーズフード、かな。まあこの値段なので、上質なチーズが使われてるなんて思わない方が良い。
そこだけがちょっと私は苦手だったのですが(特にそれが冷えるともうシリコンを喰む様相なので)、その下に入ってたカニと玉ねぎの炒め物部分は、美味しかったし、身がすごかった!!
大抵の場合チーズのボリュームで誤魔化されて、中はチョロチョロなことが多いのですが…
カニの身がめっちゃゴロゴロ!
玉ねぎとの旨みの絡まりもあって、とても49kとは思えない充実ぶり。美味しい!これ、チーズ抜きでお願いしたいw
でもいい店やー♪
Google Mapで見ると、お店の構えもちょっと小綺麗にしてて入りやすそうなんよね。是非とも今度、お店に行って食べてみたいと思いますー♪
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Xoi Ghe 192
@ Grab Food
192 Pham Van Chi Q6
Time: 08:00 – 21:00
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