最近名店の冷凍食品が熱い。
本来工場規模でやることを店舗単位がやってるというすごさよ。。。そして消費者は簡単おいしい!
冷凍食品の難しさ
みなさんご存知の通り、冷凍をすると食材の質が変わることがあります。そこに解凍の重要さが加わると尚のこと。
例えばベトナムによくある、揚げる、焼くなどの手間を加えるタイプの冷凍食品だったらまだ良いのですが、出来上がった料理をあっためるだけ、のようなレトルトタイプはさらに難しい。
ただ、できた料理を冷凍すれば良い、というものじゃない。何も考えずにそうやってる料理の多くは、湯煎で戻したりレンジにかけて戻しても、戻らない。というか、温度は上がるが、状態が元に戻らない。
ハンバーグなんていう肉汁を中に閉じ込め系を冷凍で販売する難しさは想像に難くなく。
え、いや、普通に家で残ったもの冷凍してるよ?という方もおられましょう。そう、家で自分が食べる分には許容範囲が広いからですね。再現性もなくて良い。でも…
お店が販売するものとなるとそうはいかない。
しかし、やってのけてるお店があるのね。。。。
IL CORDAさんと、YAZAWA SAIGON さん。
日系だから、というわけではなく、フェアに見ても個性が強いこの2大お肉の美味しいお店が、いま、冷凍のハンバーグ、出してるんですよね。
IL CORDAさんはお店でも人気のメニューだけに、相当苦心されたのではないかと思われるし、YAZAWAさんは…ハンバーグ、あったっけ…?ってか、あの肉でハンバーグ、作る???あのお店にあるお肉、ハンバーグ用じゃないよね…???
百聞は一口に如かず。
食べてみるべ(^・^)
ボイルで温めなおすだけ
奇しくも、両者とも「15分茹でるだけ」。
私ねー、このレトルトの「茹でて温めなおす」ってやつ、指定時間以上だったら、多少長くても問題ないと思ってた。
多分、パスタソースとかカレーなんかはほぼ問題ない。ただ…ハンバーグとか、特にIL CORDAさんが出してる冷凍の牛タンなんかは、規定時間を守らないと、肉汁が外に漏れ出してしまい、味が、落ちる。
それほど繊細なつくり、ってこともありますが、規定時間には意味がある。当たり前だけど、うっかりおざなりにしがちなので、今一度気を引き締めてるとこ。レトルトだけども(๑•̀‧̫•́๑)
この二つはどう違う?
さてこの二つですが、まず、IL CORDAさん。
ソースとハンバーグがセパレートタイプです。どっちも湯煎で温めて戻します。
ちなみにお値段は、179K/個/150G。
CAPICHIさんで2個、3個のセットで買うと、ちょっとお得になる感じ。
またCAPICHI さんで頼む時は、デミグラスソースかジャポネソースのチョイスあり。高島屋さんで今販売されてるのは(2022年1月30日まで)デミソースだけみたいですが、今回比べるYAZAWA さんのもデミソースなのでどちらで買っても無問題。
で、その矢澤さんのは…
煮込みハンバーグ的スタイルで、270K/個/180g。単価だけ見るとIL CORDAさんより高いけど、ちょっと多めだしね。あと基本の肉質も違うはずなので、価格の価値的にはどっちがどうとかいう話じゃなさそう。
食べて見て、好み、かな?
で、どう違う?
盛るときの違い
というわけで、2種類、温めました。
手前がIL CORDAさん、奥が矢澤さん。
IL CORDAさんのは、ハンバーグをさらに置いた上からソースをかけられるので、割に綺麗に盛り付けられます。
YAZAWA さんは、ソースごとおさらに出す感じになるので、なるべく高さを取らず、お皿に近づけた状態で滑らすように袋から出すのが良さそうです。
うん、ビシャってやっちゃってちょっとソースの縁が跳ねた。まあ拭けばいいんですけどね。
お味は? IL CORDAさん編
で、まずはIL CORDAさん。
ああ、もうお馴染み。お店で調理されたのを頼む時は付け合わせがあるので、今回のこの絵面はかなりさみしく感じますが、ここのソースが私は好きで。
深みのある香ばしさ、落ち着いた奥深い旨味。かすかにマットさを感じる柔らかいハンバーグ生地。滑らかな食感に含まれる肉の旨味とこのソースが合間って、実に幸せ。
で、味は濃いけど塩気のそれではないので、例えばパンやご飯がなくても、単体で食べてとても満足。もちろんそれらと食べても美味しいのだけど…
絶妙に大人な感じ。これでも、お子さん方もお好きだって聞きますね。ワインなんかといただくにも良いのですが、その食感とか生地のまろやかさで、幅広い層に人気なのかも。
めっちゃ好みなん。このソース(*´ω`)
お味は? YAZAWAさん編
で、YAZAWAさんのハンバーグ。
でもあのお店で扱ってるお店って、日本のその時々の一級品ばかりよね?それを…ハンバーグに????
煮込みハンバーグ的にソースと生地が一体化してるのですが、あっためるとかすかに脂が浮きますね。しまった、これは肉から油を追い出し過ぎたか?時間は守ったつもりだったけど…
果たして。
茹ですぎではありませんした。それが証拠に、生地を食べてみると、(!!エアリー?!)と最初は感じてしまったのですがそんなわけはなく…
もう一口を注意深く食べてみると、あれだ。肉の中にとどまった脂。それが良質過ぎて油と感じさせない、でも旨味は含んだ液体で、それがあまりに軽く口の中に広がるので、旨味は口内に広がりつつも、軽い。
ああ、ごめんなさい。動揺がピンとブレとなって現れてしまった…orz
や、ちょっとビビります。
これ、肉、よな…?という柔らかさ。といって、物足りなさを感じるでもない。ソースにも肉の旨味がよくよく滲んでいて、うんまい。
気持ち(甘め…?)と感じた味わいは肉の旨味によるところも大きそう。うなる。もうソースの最後の一滴まで無駄にするまいと、パンでお皿をふき取るようにしていただきました。
完全に好みの世界
なんというか…
うーーーーーーーん、どっちも美味しい😅
ただどちらもふんわり柔らかいんですが、柔らかさの方向性が違う。ソースもどちらも美味しいのだけど、こちらも明らかに方向性が違う。
比べる、つもりだったんですが、比べ、られん(笑)
のでこれは、どちらの個性も楽しむための競演と言った方が正しいかと。
でも、何事もそうだけど「同時に比べる」って相当面白い。人間の感覚記憶なんて、よほど優れてる人じゃないと、別のものを食べる時までそんなに鮮烈には残ってないもの。
でも同時に比べると…驚くほどいろんな違いが見えて楽しい!
お外で食べる時にこんな共演は楽しめませんからね。おうちだけのお楽しみ!もうちょっとしたらテトだし、ホーチミンにステイする方も多いと思うので、日常の食卓をこんな比較で楽しんでみてはいかがですかー。美味しい比較だよー(^・^)
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