※この記事は、2020年12月に note. で公開していた記事のリライトです。
釣り三昧の旦那さんに大当たり
旅先でも、やりたいことがそれぞれ違うので、結構別行動をする我が家。
旦那さんは、いつものように海に芝刈りに…じゃなく、釣りに。
この日も旅の初日から、全く精の出ることである。

私は一人で出かけたり、お部屋で書き物をしたり。
涼しいところでのんびりと過ごすのが好きなわけだが。。。
早々に送られてきたこの写真には驚いた。

ふおっ、でっか!!
なんかお顔がナマズ系?これ系のお魚って、相当引きが強いよね?面白いよね!?おっほー!
これは幸先が良い!まだ Phu Quoc に来たばかりだというのに、なんてことっ!
記念撮影
その後、高揚した様子でお部屋に戻って来た旦那さん。
釣り上げた時のお話もそこそこ、荷物を置きつつ、
「今キッチンに渡して来たから(流石に部屋ではさばけない)、写真だけでも撮りに行きませんか?!」
とのお誘い。
ウンウン、旦那さんの大仕事、そりゃお写真撮りに行かねばねー♪
ってことで一緒にダイニング・フロアに降りることに。
そしたらエレベーターのドアが開いたところに…?
待ち構えていたかのようにスタッフさんが!
おお、ちょうど良い。さっきのお魚、写真に撮らせてもらえまs…
「◯X▲☆◆◎※▽■★?!」
ん?ん?なになに?と戸惑ってたら、
「こっちこっち!!」
みたいなことを言ってる。
問答無用で私たちを外に誘導。なんだなんだ???と思ってたら…
「お魚と一緒に写真撮らなくちゃ!!!\(^∇^)/」
って(笑)
お、お願いする前に写真にお誘いされたw
えーっ、なんて察しの良い!!🥺
Happy For You
とういか…
釣った本人が嬉しいのはわかるんだけども、君たちがそこまで喜ぶかね?ってくらいに嬉しそうっ!(笑)

みんなでワイワイ浜に降りて、旦那さんが使ったカヤックの前に立ち、やれ、まずは旦那さん一人で持てとか、次は私、と女の子が持ったり、今度はみんなで一緒に!と大はしゃぎ!

ところでさ…。
君ら自分たちのお仕事、大丈夫なんか?w
いや、イレギュラーなことをさせてしまったのは自分達なんだけども😅
そしてそもそもその魚、捌いてくれへんか?と言われて、不要な仕事が増えたというのに、「めんどくさっ」とか思わんのかね???
私なら、多分思っちゃうw
なのにこの人たちは…
心の底から楽しそうで嬉しそうで。
こちらが戸惑う勢いで。
もしやこれは…
英語で言うところの、
Happy For You
ってやつだ( ・`ω・´)b
一点の曇りもなく、人の幸運を喜ぶ人たち。
たった数時間前に知り合っただけの一、客に、こんな顔できるもんなの?と、ちょっと驚く。
みんなが嬉しくなる場面
この日のたった一例で、「ベトナムの人は」と言うのは乱暴な話。
ベトナムも他国と同じように、いい人もいれば悪いことをする人もいる。
ただ、今回のように人のために喜べる人、それを迷わず表現する人に遭遇する率は、いた頃と日本に比べると、格段に多いと感じる。
日常の取るに足りない小さなことかもしれないけれど、それをとりこぼすことなく、そして躊躇なく、間髪入れずに喜んでくれることが珍しくない。
いやいやあなた、私と友達でもなんでもないよね?という間柄なのに、こちらに何か良いことがあると一緒に喜んでくれる。なんなら自分が感じてる喜びを一緒に喜んで、その気持ちを増幅させて、笑顔でプレゼントしてくれる人たち。
泣きそうに、なるよね。
私、人のためにこんなに喜んであげられることって最近あった?
いや過去でも、どれだけあったのかな?って、ちょっと振り返っちゃうわ。
そんなことを私がつらつら思ってた横で、「スタッフさんたちがあんなに喜んでれるとか、でっかいの釣れてよかったー☺️」という旦那さん。
単純に、釣った自分も楽しかっただろうけど、そうだよね。自分がきっかけで、誰かが笑顔になってくれると嬉しいよね♪
そんなふうに思える人が、旦那さんでよかたなぁ、と喜ぶ私。
大変。
その場にいたみーんなが嬉しかったみたい(笑)
味見だけのはずだったのに
さて、思い出に残る話は、そこでまだまだ終わらなかった。
お魚は捌いてもらう代わりに、スタッフの皆さんの賄いにでもしてください、とお渡しした。そのお魚は、Phu Quocではとてもポピュラーなお魚で、

ベトナム語で、Ca Bop、英語でCobia と言うお魚らしく、しかもとっても美味しい、とされてるらしい。キッチンのおばちゃんからは、
「So 1!So 1!(ソーモッ=ナンバーワン!!)」
と、何度も言われて大歓迎をされていた。
でもまあ、海辺の人は釣り人優しい。
釣りを始めた頃、どんな小さな雑魚でも釣れたことが嬉しくてバケツの中に入れておいたら、通りがかりの手練れな感じの釣り人たちは、
「こりゃー煮付けにしたら美味いがね」
と皆一様に教えてくれた。
それは初心者の気持ちを挫くまい、とする優しいやりとり。ちょっと上手くなって大きいのが釣れるようになったら、んなもん相手にしなくなった自分達が誰より一番良くしているw
だからそのおばちゃんの「ナンバーワン!」も、ちょっとお世辞が入ってるかも?と思ったのですが…?

うおおおおっ、なんだこれ美味しそう!!
皆さんに差し上げはしたのだけど、ホーチミンではあまり見かけないお魚だったし、ちょっとだけ味見させて?とはお願いしら、こんなに立派なランチになって出てきた!(笑)
そしてこのお魚の味が…?

待て。。。なんだこれ。。。???
さっき釣ってきたものなのに、一夜干したかのような凝縮した旨味。
食感はホクホク、ぷるりとした弾力もあり、骨からホロホロ外れてくれる食べやすさ。
薄めにスライスしてくれてるので、下味加減がよく回り、食べやすさも相まってるけど、まずは内側から湧き出るような旨味がすごい。
そしてこれ…
一番食べやすく美味しい腹周りじゃん。
ちょっと味見ができればいいのに、そんないいとこ、よこすなよ。
そしてこちらはカインチュア。
ホーチミンでもポピュラーなご飯のお供で、いろんなお出汁に、トマトやパイナップルで甘みと酸味をつけたスープ。
今回は釣った魚のアラでお出汁が取られており、ホーチミンより甘さがスッキリと削られていて、実に実に品があって美味な出汁。
さらに、だな。
この手の魚の珍味とされる胃袋だとか、肝だとか。美味しい部分が散りばめられてる。
尾の身の肉質が腹回りとは違っているのがお分かりだろうか。引き締まった筋肉が加熱によって収縮し、プリーっと盛り上がっている様子。当然味わいも違う。
胸が、詰まる。
涙、出てくる。
自分達は本当に記念に、ちょっと味わえればいいだけだった。でも彼らは、焼き物には胴体の一番良いところ、そしてスープに使ったいろんな部位のちょっとずつを取り分けていた。
偶然なんてありえない。明確に、こちらに良いところを食べさせよう、いろんな部位を楽しんでもらおうとした結果だ。こんな礼のつくしかた、ある?
知識を持つってこう言うことだ、と改めて。
魚のどこが良い部分で、どんな料理に向いてるかを知り、それを具象化できる技術と経験を持つことができて初めてこの流れが生まれる。
彼らはそんな大層なことをしとはきっと思っていない。多分、これが彼らの日常なのかと。
なんて、豊かなんだろう。
ベトナムではそう感じることが珍しくないのだけれど、この日は特に、その想いに包まれた。
ここで、あのお魚が釣れてよかった。
幸せな予定変更
で、本当は、ちょっと味見したら外にランチを食べに行こうと思ってました。
でも、美味しかったのと、お心遣いがあまりにも嬉しくて、気付いた時にはお皿が全部空っぽに。
基本ベトナムのローカルの食卓には、お米が盛られるのが常。今回もそう。食べ切れなくて当たり前、それを平らげてしまうことなど、過去には一度もなかったことです。
スープもしかり。なかなか洗面器みたいな大きさのボウルに入った、しかお野菜がたっぷりの汁物を食べつくすことは難しい。でも…
美味しいし、あれこれの部位が興味深く、これは?そっちは?と食べてるうちになくなった。別に気を使ったとかでは、全くない。本能で箸が進んだ。
その結果、予定していたお店に行けなかったことなど全く惜しくなかったし、みんなが賄いでそのお魚を美味しそうに食べているのを見たら、そしてそれを思い出したら、2度も3度も嬉しくなった。
予定が変更を余儀なくされて、こんなに幸せだったことはないな。
何年経っても、この日のことは忘れられない。リライトしてるだけの今も、書きながら涙が出てくるほど嬉しかったひととき。
人の幸せ喜ぶ人は
彼らはきっと、とても幸せになれるだろうなあ。
なぜなら。。。
人の幸せを喜べる人は、自分が幸せになることにも躊躇がないから。
人の幸せ妬む人は、自分が幸せになた時に妬まれる→幸せにはならない方が良いという呪いを自分にかけてるようなもの。
逆に人の幸せ喜べる人は「幸せになるのは素敵なことだ」という前提で動くから、幸せになることに躊躇がなくなる。
泊まり客が魚を釣った。
それだけのことではあったけど、そういう小さな幸せを、あんなに大喜びしてくれる人達は、きっときっと、小さくてもたくさんの良いことに恵まれて、それを一つ一つ慈しんで、きっと幸せになるのだと思う。
もう5年も前の出来事だけど、思い出すたび、ほっこりしてるフーコックでの出来事。雑に書き殴ってたので書き直し。
彼ら、元気にしてるかなー♪

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