わざわざそこを目指して、その店のためだけに足代出して向かうとイレギュラーな休みだったり、鬼外れたりするとういジンクスがあるワタクシ。今回もお目当のお店はしまってたのですが…?
路地の楽しさPhu Nhuanの小径
Phu Nhuanというエリア、最近まではあまりなじみのなかったところなんですが、「江戸っ子」見たいなポジションで「サイゴンっ子」といえば、Phu Nhuanあたりに以前からおられる方のことを指すことも多く、隠れ富豪も多くお住まいというお土地柄。
ローカルエリアだと思ってたら、確かにちょっと歩いてると、いきなり明らかに歴然とした「いいお家」が立ち並んだり、停まってる車は高級外車ばかり…みたいなところがあって面白い。
プラス、なんというのか…パステルな小さめのビルがあちこちにあり、小径の雰囲気が独特。
ここの小径なんか正面にお寺があって、絵になることなること。この辺は商用施設も多いから、いわゆるPhu Nhuanの住宅街とはちょっと違うけど、それでもやっぱり雰囲気が良い。
ホーチミン名物のごしゃごしゃ電線もまだ健在。ああいうのは街中から綺麗になっていくんでしょうね。まだまだこの辺には残ってます。
で、そんな小径に本来お目当のお店があったのですが、ネットで確認していったにも関わらず、おやすみ。残念。と、思いきや…?
んー、一瞬雑貨屋さんかな?とも思ったのですが、ロゴがどうやら麺棒のイラスト。お菓子屋さん?と思いつつ近づくと…?
靴を脱いで入るんだ。
ホーチミン、雑貨屋さんとかでも、ちょいちょい「靴を脱いで入る」お店があるんですよね。
そして看板。
あら、クレープのお店。
綺麗に黒板描いてるなぁ。そしてちらっと見える店内にはケーキのショーケース。カフェ兼ケーキ屋さんかー。ご飯食べる当てが外れたし、今日はケーキをご飯代わりにするか、と、入ってみることに。
小さくてこじんまりだけどちゃんとケーキ屋さんな店内
店内はとってもこじんまり。でもショーケースから入り口の方向手前は左右に可愛いデコレーション。ちゃんとケーキ屋さんしてる。
ショーケースには厳選された感じのケーキ…って、ここ、全部ミルクレープだ!
うっわ、可愛い!!なんてラブリーな!!
写真撮っていい?聞いたら「もちろん!」と言いつつ、めっちゃ色々説明してくれたんですが、これ飾りだけじゃなく、フレーバーも色々らしい。
一番のオススメはティラミス、とも聞いたのですが、「でもベストセラーはこっちなんですよね」と言われ、見てみたらそれが面白そうだったのでそっちに。
店の奥にあるロゴ、かっこいいな。
お得なティーセット&コンボ
最初は持ち帰って食べようかと思ってたんです。荷物もあったし。でも…お店の人に一人英語を喋れる人がいて、とても親切に説明してくださったりして感じが良かったので、お店でいただいていくことに。
だってクリームのものですものね。炎天下持ち帰って食べるよりも、絶対お店で食べた方が美味しい。
ドリンクもください、とお願いしたら紅茶が色々あるらしく、ミルクレープとセットにすると99k。ドリンクはカップサーヴ。
二人で行った場合にはティーポットサービス+ミルクレープとフランが一つずつ。分け分けしていただくですね。
いや、分けたくない、どっちもがっつり食う!(๑•̀ㅂ•́)و✧ という方には、お茶はティーポットサービスでシェアだけど、クレープとフラン2つずつ、というしっかりコースもw
最近こういう個人経営っぽい小さなカフェでは、こういうお二人様セットみたいなのやってくれてて嬉しいね(^・^)
愛しのヤル気ない店員さん
お店の印象、また来たいなと思うものの要素には美味しさもありますが、店員さんの様子というのもありますよね。やっぱりやる気のある店員さんだと応援したくなる。
でもこういう店員さんなら、めちゃくちゃやる気なさそうでもまた来ちゃうかもw
ショーケースの奥にソファ席が一つだけあってそこに通されたのだけども、こんな店員さんが待ち受けててwww
手足と尻尾の先だけ残してバリカンで丸刈りにされたヘアスタイルが気に入らなくて不貞腐れてるですかね。可愛いよ?それでもwww
この方の向かい側に通されたのですが、とてもとてもおとなしくて、たまーにむくりと起きて周りを見回しては、またコテン♪と横になり、全くやる気は見せてくれませんでしたが、癒しの接客w
かわいーねー!!というと、人間の店員さんの一人が「ありがとう!」って言ったてたから彼女の猫さんなのかな。
もしかしてお店に置いとくから毛が散らないように剃られたのかしら。いつもいてくれたらいいなー。
でも猫アレルギーの方はお気をつけくださいw
色ものかと思いきや
というわけで、本題。ミルクレープ。このお菓子、結構難しい。
クレープ単体として美味しくても、その記事の具合によっては、薄くても幾重にも積み重なることによってボッテリと重たくなったり、頼りなさすぎても風味が出ない。
例えば私は生地を楽しむクレープをよく焼きますが、
これをミルクレープ的にしようと思ったら、7〜8舞が限界かなぁ。1枚1枚、単体で食べるには美味しくても重ねると強くなりすぎてきっと野暮ったーい味わいになる。
ミルクレープにはミルクレープに向いた生地質というのがあると思うんです。でもここを無視して「これなら難しいお菓子づくりができなくてもできる!」的にやっちゃうと、野暮い。しかし…?
レイボーヽ(・∀・)ノ
正直に言う。ちょっとインスタ映えとやらを狙いましたwww
で、でもベストセラーだっていうし、色が原因でまずい、ってことはないんじゃないか。全部で…24層くらい?
断面は生地に色をつけてのレイボーで、表面はフードカラーリングでマーブルに。美味しそうな色か?と聞かれたらそうじゃないかもしれませんが、生地への着色なら味にそんなに影響はないはずで。
色はこんなだけど、味はプレーンタイプってことなんでしょうな。それでロングセラー、ベストセラーということか。
ミルクレープの猫乗せ、とか遊んでみる。
カップのお茶は結構たっぷりあって、こんな感じ。
Purple Jasmineだったかな?大きなマグカップにトプトプと。これはありがたい。そして砂糖だけじゃなく蜂蜜も。まぁミルクレープが甘いので今回甘味は使いませんでしたが、甘味の種類が選べるのは嬉しいかも。
店員さんが向かい側にいるので、どうやっても画面に写り込んでしまうwww
ついつい店員さんに気をとられがちですが、いただきましょう。ミルクレープ。
同じミルでも、パイ記事のミルフィーユみたいに食べにくくないのが良いところ。ただし適切なクレープ記事ならば。
ここに強情なクレープ生地や厚ぼったいものが使われていると、するっと削れてくれません。ですがこちらのは…?
スルスルル(^・^)
スプーンでしたが、とても綺麗に削れてるでしょう?正しいミルクレープである証拠。
そして言ってみれば、食感や味覚のほとんどはクリームに持ってかれるわけですが、そのクリームがどんなものかってのもとても大事。
こちらのは…おや、フレッシュクリームだけじゃない。バタークリームではもちろんない。
一瞬、カスタードと混ぜたかのようなミルキーさというか丸さを感じたのですが、全く黄色味がないので、カスタードも考えにくい。
練乳?ほど緩くもない。このミルキーさは…?と思い、教えてくれないかもしれないこと前提で試しに「クリームチーズ?」と聞いてみたら、正解(๑•̀‧̫•́๑)
なぁるほどー!それでヘヴィすぎず、頼りなさ過ぎることもなく、口内に適度な抵抗感を与えるマタッとした感じを醸してるのかーっ。
その適度なまろい重みが心地よく甘く、私、そんなに生クリームばかりドッペリ食べるのは得意じゃないのですが、これは、いけたわ。甘味もくどすぎないし。食事直後は辛いかもだけど、今回は食事代わりだったしな。
これは他のフレーバーもいただいてみたい!店員さんがお店出るときまで「今度来たら是非っ、是非ティラミスを!」と勧めてたんだけどw、ベースのクリームがこれなら絶対美味しいわ、ティラミス。
他にもピーチや、タイミルクティ(ミルクティじゃなくて、タイミルクティってのがいいね)ってのがあって気になる気になる。
結構あちこちの食べて鬼門だと思ってたミルクレープですが、ここの、私は好きーヾ(@⌒▽⌒@)ノ
英語できる方が一人しかいなかったので、タイミングによってはあまり会話はできないかもしれませんが、小さいながらミルクレープの精鋭揃えて待ってますって感じでしたよ(^・^)
そういえば表の看板の写真見返してたら、下の方に Murakami という文字…あれ?もしや日本の方が関わっていらっしゃる?すでに有名なお店だったりする?(・∀・; だったら今頃失礼しました。
美味しかったです、ごちそうさま!周辺にはご飯どころも多いし大きなスーパー(Coop)もあるので、是非また寄らせてもらいますー♪
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お店情報
The Shim Corner(地図にはBakeryで登録されてるようですが同一店です)
72/8A Nhieu Tu, Phu Nhuan
Time : 09:00 – 21:00
Spent : 99,000vnd / person
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