クラムチャウダーが美味しいと評判のこちらのお店。
ジャンルとしては、西洋料理って感じでしょうか。一応地中海料理というカテで売ってたりもするようですが、メニューを拝見する限りでは、そんな感じはなかったかな?
店内は落ち着いた照明で、人はガヤガヤと多かったけど、中々いい雰囲気。
で、料理。
はい。
え?あ?いつになく紹介が雑?(笑)
あーねー。そら、エロス喚起される食事に対する文章と、そうでなかった物への文章の長さや熱は比例しますやねぇ。一律に言えるのは、素材のチョイスも調理も雑、というのではないけど、多分こちらの料理人さんとちぇりの舌が殆ど合わない。
とりわけ、パスタは残念。サーモンクリームは鮭の生臭さが全体に満ちており、且つ鮭もパサパサ。ガーリックのペンネは、茹でたパスタを必要以上に熱したオイルで、絡めたのでしょう。表面が揚がった状態になってて、お味は良いのに、残念至極な食感に。
オイル絡める時は火から下ろしてオイルの温度を下げて、が鉄則だろうによ…。しかし何か特別なこだわりを持つ調理法があるのかもしれない。サーモンとビーフのカルパッチョに関しては、ある意味驚愕しましたから。どちらも生ものであるにも関わらず、味が全くしなかった(´Д` )
例えば茹でたり煮たりしたものであれば、スープに味が抜けてしまうということがあるかと主のですが、どうやったら…生の魚や肉の味をあそこまでスッカラカンに抜いてしまうことができるのか…。すげー不思議(笑)
レモンチキン、という魅惑的な響きのお皿は…
予想通りパッサパサ(^^;
しかし!!付け合わせのグリンピースが、素晴らしく瑞々しくて、プチッとはじけるその食感はイクラの様でもあり、肉はもうどうでもよかったので、延々と豆を食べ続けてた(笑)
日本で食べてたグリンピースとはえらい趣が違ってて、これなら子供がグリンピースを嫌うこともないだろうになーと思ったり。
で、真打ち、パンケースに入ったクラムチャウダー。これは文句無しに美味しかった!!!(今日は文句多かったからなーw)
まず、ホーチミンではめずらしいことではありませんが、パンが非常に美味しい。ソフトタイプのカンパーニュっぽい仕上がりだけど、やっぱり中はかなり軽め(笑)
でもほんのり甘やかでほわっほわ。チャウダーと相性◎。
海外のチャウダーにありがちな塩気の強さもなく、旨味をクリーミーなベースに程よく滲ませ、最初の見た目ではその圧倒されんばかりの量に驚くけれど、これ、意外とペロッといけるかも(笑)
軽めの白ワインとかと一緒に頂くのも良さそうですね♪
この料理だけ、他の料理と確実に一線を画してた。比較的安定し易い料理なので、どなたかが残された名物料理のこのレシピを引き継ぎ、他の料理は、今の調理人さんの自由にやってる感じなのかなー。
同じ人が作ってるとはどうしても思えない。。。看板メニューになるのも納得の味。デザートに頂いたニュージーランドのアイスクリームも美味しかった。あと、大きなウェイビーカップに入った、シナモンバターソテーのリンゴも!
パティシエさんは別人なのか?!(←どこまでもメインシェフを信用してないw)
後半のスープ〜デザートの流れで、かなり形勢が逆転しかかったのだけど、そこに更にダメ推しスイーツが!!!
ジャーン!!!
フォンダンショコラー!!!
しかも、生地上部の凹み方からお察し頂きたいのですが、これ、周囲生地とフィリングが別生地に仕上げられてるタイプ。
時々あるんですよ…小麦粉少なめの生地の周囲だけを高温短時間で焼いて、要は「生焼け」の中の生地がとろけ出るように仕組んで、「はい、フォンダンショコラ♪」とか言ってるやつ。
生の小麦粉、腹壊す可能性あるのに食わすなや。。。
しかしこちらの物は軽いながらもしっかりと焼かれた生地。型のフチの部分の角がキッチリ立ってることからもそれが伺えますね。
生地は基本スポンジ系ですが、メレンゲ多めの粉少なめなんでしょうね。フォークなりナイフを入れると、ホロ…っと崩れ落ちるような感覚でその身を開きます。すると。。。
トシャーッと。
ゆるめの、ほぼチョコレートシロップに近い濃度の、漆黒のソースが皿の上に流れ広がる。。。。外側の生地と完全に違うテクスチャー。
これは、一定温度で溶けるソースを何らかの形で凝固させ、周囲の生地の中に浮かせる形で仕込んで焼いた「きちんとした」フォンダンショコラ。そのコントラストを見ているだけでも胸が高鳴る♪
果たして、頂いてみると、「例の」カカオ成分が多い、ビターさが美味しいチョコレートソース!!!熱っつ熱つのそれに生地を絡めて、添え付けの冷え冷えアイスクリームと一緒に食べるともう、◉×△◆※★!!(←理性飛んでますw)
間違いなく、過去食べたフォンダンショコラの中で一番の出来!かなぁり大きさがあったのですが、これ、絶対一人でも食べれるわ。。。ってか、食べたい。。。( ̄¬ ̄)
メニューには、Death by Chocolate とありました。ええ、このチョコレートに殺されるなら、喜んで我が命捧げましょうぞ。
これ、ラム酒とか飲みながら食べたら、もうどうにでもしてくれ、と言いたくなること間違い無し(笑)
なんでしょうねー、この落差(笑)
メニューに寄って、また料理とデザートで、あまりにも「手」の違いを感じすぎてしまうお店。でもま、言い換えれば、狙い撃ちして食べに行けばいいということでもありますんで、店自体がアカンってわけじゃありませんね。というか、あのフォンダン
ショコラがある限り、この店がアカンなんて、死んでも言えない。。。
フォンダンショコラは150kドン=750円。デザートとしては高いかもですが、ボリュームもあるし、価値あるお味。昼間にカフェとして、これだけ食べに行ってもいいかいな???
この日にこれを食べて以降、寝ても覚めてもこいつのことを考えてるし、思い出してはにんまりしてるし、思い浮かべるだけで胸が高鳴り、なんでもできそうなパワーが湧いてくるので,これ、きっと恋だと思う(–)/
チョコはキスの4倍、脳内に快楽物質をもたらすっていうからなー。
やばいなー。この皿食べつけたら、もう男さんとか要らんようになるかもなー。そういう意味での Death by Chocolate かもしれないなー。(チョコと比べられる男って…)
こちらに行ってデザート食べるなら必食です!
アップダウンの激しいレポになりましたけど、チャウダーとフォンダンショコラだけは間違いなくイチオシです♪
地中海料理の店にすげー失礼なこと言ってる気がするけど(笑)、メニュー選べば行く価値大有りなお店だと思います♪
SKEWERS
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