既にご存知の方の方が多いと思うので今更情報かもしれませんが、本当に今更伺ったんです。そしたらあなた、私の大好きなタイプのお店でびっくり!
はじめに
知る限り、こちらのお店はもうオープンしてから2年ほど経過されているのではないかと思います。
にもかかわらず、伺っていなかったのは、確かにこの2年間ほどの期間にお寿司屋さんで残念な思いをすることが多くて、新規開拓の気力がなかなかなくなっていたということが1つ。
1つはこちらランチタイムがめちゃくちゃお安いんですよね。
日本人の職人さんがいらっしゃるのに、その価格?と言うところで…
警戒心が頭をもたげてしまい、別に行ったことがないお店なんだから、悪い印象があったわけでは無いのですが、なんとなく足が向かなかったのです。

お寿司屋さんを忌避しがちな背景があったとは言え、私の思い込みがあったのも確かお店には本当にお詫び申し上げます。
だって実際行ってみたら全然違ったから(๑•̀-•́๑)
今回は久しぶりにお声をかけてくれた方が「最近、寿司屋と言えば、ここなんだよね」と、言って誘って下さって行くことになったので、これもご縁と思って伺った次第。
お導き、ありがたや(-人-)
心沸き立つお品書き
というのもですね、今回お願いしたのはこちらのメニューだったんですが…
おまかせ握る
可愛い。決意がある( ・`ω・´)b
ってか。。。

なんとっ。
そのほとんどがローカルのお魚!
なるほど、それでこの価格が実現できているのか。
日本人の職人さんがいらっしゃるお店で不自然な価格だなと感じていたのですが、まさかこんなにもローカルのお魚を使っているなんて。
もちろん、ローカルのお寿司屋さんで、日本のお魚とローカルのお魚をどちらも使っているところはあるのですが、強くて半分半分かな…
どうしても、日本のお魚を使うことがステータスな部分もあるので、ローカルのお魚を使うケースは、少なくなりがちな印象が。
しかし、こちらのランチは、ローカルのお魚がほとんど?!
え、楽しそう!
個人的な好みですが
現地の魚にポテンシャルを見出して、それに仕事を施し、おいしいお寿司に仕上げると言うスタイルも、私はとっても大好きなのです。
もう失くなってしまいましたが、沖縄にも昔そういったお店があって、琉球鮨、と歌われてたかな。
https://tabelog.com/rvwr/000071542/rvwdtl/B373166294/#75677296
沖縄のお魚も、その鮮やかな色合いが取り沙汰される事はあっても、味についてはあまり期待が寄せられていなかったように感じます。特に生食をする場合。
しかし、その工夫の仕方は楽しく素晴らしく、もう10年も前のことなのに、いまだに記憶に強く残っています。残念ながらもうお店はなくなってるけど、もし今もあったとしたら、沖縄に行った時、必ずや再訪したかったお店。
そして、この時の経験から、いろんな国に行った際、よさげなローカルのお寿司屋さんを見つけると試してみることにしています。台湾の市場でも食べたなあ。
もちろんね、日本から仕入れたお魚を高い技術で握られているお店は素晴らしい。ホーチミンにもいくつかそういったお店がありますよね。
海外で日本でも食べられないようなレベルのお寿司を食べられるのは、職人さんの技術もさることながら、食材を仕入れてくださる会社があったり、そこからネタを引いてくるお店の力があったりと、いろんな努力で成り立たれてます。
当然ながら金額もそれなりになるので、毎日食べると言うわけにはいきませんが、必要な時にはお金を出すだけで、それを楽しませていただけるなんてありがたいこと。
ですが、ワクワク度はローカルのお魚使ってるとこなんですよね、自分の場合😁
何回もこのメニューを見ただけでめちゃくちゃテンション上がりました!
というわけで、一気に行きます!
まずは、先付。
子持槍烏賊を煮たもの、キビナゴ南蛮漬。
これがグッときた!

九州人の好みのツボをグイグイ押してくるお味。
気持ち、甘め。
そこが嬉しい( *ˊ꒳ˋ* )
そしてガリ。
あれ?新生姜?
もちろん、ベトナムにも新生姜=生姜の新しい時期のものっていうのはあるんですが、タイミングよく市場に出回っているかどうかはわからない。
というか、めったに遭遇しない。結果、ガリを仕込めないと言うことになるんですよね。
なので、見つけたら即買い爆買い。

なのですが、やっぱりめったにお目にかかれない。明日やお店で仕込むものとなると、どうやって仕入れられてるのかと思ったら、やはりそこはきちんと手筈を取っていらっしゃるとのこと。
こういうとこです。プロのお仕事。
目の前に出されたお料理の仕上がりだけがお店の評価になりがちですが、食材の確保からお料理って始まってますもんね。お店をやるって本当に大変。

というわけで、お寿司行きます。
最初は、墨烏賊。
うふふ。ベトナムのイカはおいしいですよね♪

シャリはお酢より塩が小気味よく立ってる感じ。
あ、お酒飲みたくなるやつだw
そして白星笛大。
体の1部に鱗が禿げたような白い点があるお魚でしたっけ。確かこれに日本だと結構な高級魚とされてるお魚だった気が😅
もちろん生育環境が違うので、日本で評価されているのと同じ方向性のものとは言い切れませんが、でも良い白身の魚には違いありません。実際美味しい。

そして、丸小判鯵!
これは自分も市場でよく買います!
刺身もおいしいけど、火を入れても美味しくて、使い勝手の良いお魚。日本でも人気でお魚らしいのですが、私はあまり遭遇してこなかったんですよね。
どちらかと言うとベトナムで知ってよく食べるようになったお魚。

小判、という文字が入ってるからか、縁起が良いと言う頭いらっしゃるみたいですね。先ほどの白星笛鯛といい、何か動き上がりそうなお魚が使われてますねえ!😁
そしてこれはネットでも見かけた、きびなごだあ!!
1つのにぎりに6尾も使ってる!て…手間がかかってる😅
そして久しぶりにキビナゴの風味!

九州にでこれは時期になったらよく食べてたんだけど、めっきりお目にかかれなくなってたなと思ったら、まさかのベトナムで。
キビナゴも結構足の速いお魚なので、これも仕入れとそのタイミング、お手入れの機敏さが大事ですよねえ。ありがたいありがたい(-人-)
で、ここで揚げ物。
なんと。エビの天ぷら!なのですが、メニューに記されてるのは、無花果の天ぷら!嬉しい!これネットで見てて、お昼のセットに入ってなかったら注文でも食べようと思ってたやつ!

最近ダラットのイチジクってすごく美味しくなってきてると思うんですが、それを天ぷらにしてくれるなんて、なんと言う幸運( *ˊ꒳ˋ* )

ほぼの中でイチジクが蒸されて、風味がふくふくと閉じ込められてます。
え、うま。
なんて気の利いた逸品なんだ。
そして油物を食べた後の口ですらも香ばしさを放つ喉黒。。。。
こ、これまた良いお魚を。。。ってか、喉黒、ホーチミンでも食べられるんだ。。。

日本では、どなたか忘れたけど著名人が好きだと言ってしまったが故に大人気になってしまい、一時期どこもかしこも品切れみたいなことがあったようですが、もう食べられるようになったのかな。
そして立派な、海老!
ベトナムの海老おいしいよね!

そのおいしいエビを、さらに美味しくしてくれてる♪
熱の入れ方、ほんま最高。
昔、寿司屋の茹で指って苦手だったんだけど、あれって美味しく調理されたものを知らないだけだったんだよねー。
エビの美味しい国で、エビを美味しくできる職人さんのお仕事を楽しめる。え。ホーチミン在住者、めっちゃラッキーじゃない?( *ˊ꒳ˋ* )
そして、マテ貝!
マテ貝?!お寿司に?!
しかも。。

酢味噌😆
え、これ美味しい!
初めて食べた!
そして本マグロ赤身。
これは日本のもの。長崎県の壱岐のものですって!
九州人には嬉しいわね(^・^)
そして艶っツヤ!

で、赤身からの、中トロ。
同じく長崎のもの。
見て。
いや、私の写真では足りないかもしれないけれども、見た目もほんとに美味しそうで、実際口に運ぶと、微かな調味料が魚の旨味を引き立ててておいしかった!さらに、あと口がめちゃくちゃ幸せだった。

しばらくお茶、飲みたく無かったもんなw
お口の中の余韻を消したくなくてw
んでね?!
ウニ!
私もこれまで見かけたら買ってたんですよ、ベトナム国内で取れるウニ。でも工夫をしたらそれなりだけど、基本的に旨みが薄く、あっさりしすぎてる感のものが多かったけど。。。
あっらー。
いいわ。美味しいわ。

ニャチャンのウニ。
美味しいのあるんじゃん。
まあ時期とか、今年のは美味しい、みたいなのがあるにしろ、国内でもこんな美味しいウニあるんだ。
日本の極上ものとは言わないけど、先日函館でウニを売りにしてるとこより、コスパは圧倒的に良い気がするわ。

お吸い物で一旦お口と気持ちを落ち着けて。。。
からん、穴子!

ペロリ😋
そしてここからがですね?
まさかのレフィル?
え、なんのレフィル?
お寿司のレフィル!
は?(・∀・)
うん、説明受けても、わけ、わからん???🤔
というか、いやいや、話は聞いてたはずだ。そしてそのよくわからないシステムが、足を向けるの阻んでいた要因の1つでもあった。
そんなに安く売るなんて?
高いお店でもひどいところがあると言うので、どういうことだ?と言う疑問を持ちつつも確かめに来なかったのは、私の落ち度。
「お前の目は節穴か!」
と、過去の自分に言ってやりたい。
いや、改めて書いてみても、やっぱりこのシステム、理解しづらいけど、おいしいのはここまで食べて間違いないと確信したので、遠慮なくおかわりをさせていただく😁

マテ貝と、マルコバンと、

中トロと…(え、まだ食う?)

うーにー\( *´ω`* )/
この4つ以外にもおいしかったものはたくさんあったけど、さすがにお腹がパンパンだった(笑)

でも、遠慮せずにウニ頼むところが食い意地張って図々しい😁
ちなみに「一通り食べてから」とは言いましたが、玉子はあくまで〆の一品、ということで、「一通り」の中には入ってなかったんですね。
おかわりも終わったところで、最後に提供。

昔は玉子を食べれば寿司屋のレベルがわかる、なんてことが言われてたくらいですが、最近は外注も多いんだとか。なんせ手間も技術も必要なので、人が足りない。
まあ外注とは言え、お高いところはレシピを指定した上での発注でしょうから否定するものでもないのですが、ベトベトナムのお寿司屋さんでは、自前の玉子を楽しめるとこが多く、お店の味を直に楽しませてもらえるのはやっぱり嬉しい😊
そこに至るまでのお魚にも、もちろんお店の個性は出ているし、シャリの様子ともなれば、なおのこと。ですが、玉子の個性はそれまでのワクワクする波を抑えて、優しい愛想がある気がしてね。
ああ、今日のお寿司は美味しかったなあ、あれもこれもよかったなぁと思い返しながら、口の中を収めるのが好きなんですよねー。幸せ。
ローカルのお魚の楽しさよ
先にも話しましたが、全て日本のお魚で通すお店ももちろん素晴らしい。
でも、ローカルのお魚を使うには、それはそれで別の才覚や手間が必要。
別物、とまでは言いませんが、同じラインで考えるのではなく、別のお楽しみ、と捉えて、私は使い分けてます。
実際大将も、日本の魚が食べたいと言われる方には、それを叶えてくれれるお店を紹介している、とおっしゃられていました。
それはそれこれはこれ、とお考えだから、競うことなく、ご自身の方法で客を楽しませてくださっているのかと思います。
私はそこに、こちらのお店のベトナムへの敬意の表し方、みたいなものがある気がして、素敵やなあと思った次第。

素敵といえば、デザートも美味しかった!!
わらび餅なんですが、少しチェーを意識したスタイルで、丁寧に炊かれたローカルのおまめさんに、ほんの少し塩気の利いたココナッツミルクのソースというか、ファッジというか。
わらび餅が黒蜜と合うのはもちろんですが、これらベトナムの食材とも合うのは意外。そして、この小さなデザートのお皿の中にも、ベトナムと日本の料理の共存。
この日いただいたお寿司と言う日本の料理と、それを構成するベトナムのお魚の共存にも通じる構成が最後の最後まで感じられて、
(お見事でした、ごちそうさまでした)
と、口にすると偉そうに聞こえそうだったので、心の中で手を合わせました。
夜のメニュー
今回のこの経験が、650k。
ローカルのお魚を多く使われてることと、大将の器量によって成立し得る、ということは分かり、その価格とシステムだけ聞いて誤解をしていたことは大反省です。
でもこんなワクワクする場をもらって、この金額はやっぱりお値打ちとしかいいようがないが。。。
夜はどうなんだろうう?
ということで、メニューです。

任せコースは、2,500k/3,000k となっていますが、特筆すべきは、他にも手頃なセットがあってくれるということ。
例えば、お寿司屋さんに行く時は寿司を食べたいわけですから、他のものはなくて良い、寿司を初手からつまみたいんじゃ、ということもあるじゃないですか。
そいういう方のために、寿司セットがある。
そしてランチみたいに、ひと通り食べた後にお代わりできるセットもある。夜は、ランチ以上にいろんな種類のお魚があるということでした。マヂか。
しかし種類が少し限られるとしても、満腹になるには十分な数があるランチのあの価格、お得すぎんか?
しかもローカルのお魚を確かな技術でふんだんに楽しめるお店って中々ないかと思うので、こちら一度は体験してみる価値があるのではないでしょうか。
いやー、楽しかった美味しかった。
心の底から、ごちそうさまでした!!

お店情報
絆 SUSHI KIZUNA
77 Huyenh Man Dat, Thanh My Tay, Ho Chi Minh
Time: 11:00 – 14:00 / 17:30 – 22:00(木曜定休)
Spent: 650,000vnd / person




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