タクシートラブル
とても残念な話なのですが、最近、オンラインタクシーの勢力が高まり、状況が厳しくなってきているせいか、従来からあるタクシーを利用した場合のぼったくりや強奪に近い事件の話をよく耳にします。
私はホーチミンが大好きですが、こういう話があるのも事実。そして私自身、タクシーで携帯を取られたり、相場の3倍をふっかけられたりなどの被害にあったことも。それは私の不注意もあったことなのですが。。。
最近よく聞くのは、
・メーターにある正当な金額を払おうとしても、違うとかなんとか難癖をつけてやり取りをしている間に財布から現金を掠め取る
・金額が違うと言いがかりをつけて、計算機で数字を示すから携帯を出せと言い、やり取りしている間に携帯を掠め取る
以前からあった手口といえば手口なのですが、そして「掠め取る」って。。。と、不思議に思われた方もおられるかもしれませんが、もう手品師並みに鮮やかな手口なんだそうです。
会話、もしくは押し問答をしている間に、視線の誘導やこちらの注意を特定のところに引くというのは、技術でできてしまうもの。
私が携帯を盗られた時も、ほんと、いつの間に?!って感じでした。お恥ずかしながら。
タクシーがらみのこういう話で決まっているのは、乗り込む際にはもちろん感じよく迎えてくれます。向こうにしてみれば、乗り込んでもらわなければ話にならない。
問題は降りるとき。
指定した場所がホテルやレジデンスであれば、ほぼ確実に、きっちりその場所ではなく、そこから少し外した場所に車を向けます。理由は、レジデンスなどのスタッフさんの目がないところを選ぶため。
スタッフがいないような場所であっても、なるべく人目の少なそうな場所を選び、行き過ぎた、とか、間違えたけど、近いからここで降りてあそこまで行ってよ、などと言ってきます。
>>>これがサイン。
これを言われてもその場で動いてる車から飛び降りるなんてことはできませんが、指定した場所から少し離れた場所などに連れて行かれたら、きっぱりと、妥当な金額を払って何を言われても無視して降りましょう。
携帯は取り出さない。
財布の中身も相手に見せない。
相手の手の届くところには近づけない。
特に、買い物などをして袋をいくつも抱えてたりすると、それに気を取られたりするので、気をつけて。
不適正金額の請求
あと、空港からのタクシーでよく聞くのが、
・ドンの単位に慣れてない旅行者を惑わせて、法外な現金を要求する
特に、旅行などでホーチミンに到着した直後にそんな目に遭ってしまうのは、とても残念なことです。せっかくの旅行がそんなことで始まってしまうなんて、がっかりですもんね。
例えば、思い違いのこともあると思うんです。150,000 vnd を「じゅうごまんどん」ではなく、「ひゃくごじゅう」という言い方を、こちらの方はよくします。というか、英語のカウントの仕方が、150 thousand.
外国の人とにも、「ひゃくごじゅう」とだけいうことが。しかし日本人は150千という言い方はしない。そして150ドンなんて、現状使うことはほとんどない。
そしたら「150まん?!(´⊙ω⊙`)」と勘違いする可能性がなきにしもあらず。
実際、実は妥当な金額しか払ってないのに、多く取られたと誤解して大騒ぎしている、なんて例もありました。
しかし、日本人的に「150万?!」と聞き返したのを良いことに、「そうそう、150万ドン」と、空港かから街中までの通常価格の10倍をせしめたドライバーがいたという話も。
じゃあタクシーが安全?
UBER か Grab Taxiなら、タイミングによっては高いことがあるかもだけど、法外ではないし、事前に価格もわかるから安心だけども、日本で使い慣れてない状態でこちらにきていきなり、ってのもハードルが高い。
そこで、空港で待機しているタクシーの中でも
比較的安全なのが、
Mailinh(マイリン)タクシー
https://mailinh.vn/#
Vinasun Taxi
http://www.vinasuntaxi.com/
一般に、この2社のタクシーなら、メーター製で、比較的安全とされているタクシー会社です。
自分的な感覚でいうと、オンラインタクシーの定着後、以前に比べるとサービスが落ちてきたようにも感じるけど、相対的なものかもしれない。少なくとも、マイリンの方は会社として頑張ってる感じかな?
空港からはどうやったらこの2社を確保できる?
ホーチミンのタンソンニャット空港、実はできれば選んで乗りたい上記2社の乗り入れ、許可はされてるのですが、見つけにくい。ですが以下の場所に行けば捕まえられることがほとんどです。
ラゲージクレームで荷物を受け取って外に出たら(出口は一つ)、信じられない位のお出迎えの人たちの数に覆い尽くされたT字の進み先を左に。ひたすら左に。
途中、他のタクシーの勧誘があったり、専用レーンみたいなのが右手に見えてくるけど、ここで乗った銀色系のタクシーで良い目にあったことは個人的にはないです(大抵大げんか)。
なのでスルーし、左手にPopeyesっていうお店を見つつ、さらに直進。そしたらマイリンかヴィナサンタクシーが待ってるところに着きます。
確実に安全、という保証はできませんが、ここから乗った、上記どちらかのタクシー会社であれば、メーターによる料金請求しかされたことがありません(空港使用料みたいなので、プラス10,000ドンの請求はあります)。
大好きなホーチミン。できれば良いことばかりお伝えしたいところですが、そうもいかないタクシー事情。どうか旅の初めにがっかりされることがないように願っております(-人-)
追記
この記事以降、タクシー被害にまつわるいろんなお話を寄せていただきました。私自身、大きな被害(携帯のかすめ盗り)に遭っていますが、それ以外はむしろ親切な対応をしてもらうことが多く、且つ日本に比べれば格段に安いため、重宝していた記憶しかなかったのだけど。。。
下記に比較的安全、とした2社の内、VINASUNはそんなに安全とも言えなくなって来たようです。
文中でもどちらかと言えば私の印象ではマイリンが頑張ってるかな、と書きましたが、お寄せいただいた情報の全部がVINASUNにやられた、というものでした…orz
会計時に難癖をつけて、正規の金額を出しても「そうじゃない」と財布の中の札を探りだしたりとか、明らかな遠回りをしたり、途中で運転手をスイッチして、料金をダブルで取ろうとしたりするパターンがあるようです。
まぁメールなどでいただいた件数が10件程度、周りで見聞きしたのが2件という母数なので、たまたまだったのかもしれませんが、それにしても。
昔は私、VINASUN贔屓ですらあったのでとても悲しいお話ですし、Mailinh だって確実に安全、と保証できるものではなく、UBERだって同じですが、ドライバーのトラッキングができるという点では、まだ安全の為のシステムができていると言えるかな?
ともあれ、どうやらそういう傾向があるようなので追記をば。
このままじゃUBER やGRABなどのネット配車サービスに追いやられてしまいかねないんじゃないかなー。
各会社の上の方が危機感を感じて、善処してくれることを切に願うばかりです。。。
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コメント
ちぇりさん。こんばんは。タクシーですが、VINASANもちょっと信用できません。つい最近あった出来事をお知らせします。郵便局に用事があったので、その帰りにタクシーを利用したところ、VINASANだったので大丈夫だな・・・と思ったのですが、(ちょっと怪しいとは薄々、気づいてはいたんですが)最初からメーターは数字表示で(通常、HELLOから始まるんです。)少し乗ったところで、自分はもう勤務時間外だから、別の運転手に変わるからといいメーターはストップせずにそのままで自分はたばこをすってくる、VINASANは通常1台のタクシーを2人の運転手で使っているといい、料金はあとから来る運転手に払ってくれと言われました。それでもう一人の運転手がやってきたのですが、そいつが今出ている料金を前に運転してたドライバーに払えと言ったので、財布からその金額を取ろうとしたら、そいつが私のお財布の中のお札を触りだして「ちがう、それじゃない!」とかなんとか言って、お札を抜き取ろうとしてきました。ちなみに私は後部座席に座っていたのですが、そいつは後ろまで身を乗り出してきました。で、あったまきたので、そいつを振り払い、タクシーから降り、外でたばこを吸ってた前のドライバーに「あなたの料金!」(実はこの料金も最初からメーターが上がってたので、多少ぼったくられたと思います・・・)と押しつけ、そこから逃げました。この経験、ホーチミンに来たばかりの観光客の方だったら、さぞかし怖がっていたと思います。私はコワイと言うより、悔しさと腹ただしさでいっぱいでした。郵便局(メイン)のVINASANにはちょっと気をつけたほうがいいと思います。完全に観光客狙った工作をしてると思います。