一時帰国に!ちょっとええもん土産!はこの赤帯をタッチ!

【Ho Chi Minh】オイルの滝を浴びたチキンはパリッとスキンで中ジューシー! ~ Com Ga Xoi Mo Su Su

ベトナム料理:ローカル

あの手この手の飲食商戦。こんなのが日本のお友達から送られてきて…?

日本からのインフォメーション

「ちぇりさん大変」

の言葉と共に送られてきたのがこちらのTiktok映像。

@thechuishow Kakaibang FRIED CHICKEN na UMUULAN ng MANTIKA! #food #friedchicken #travel ♬ original sound – The Chui Show

なんぞ、これ。
でもSaigonって書いてるな?

ってか、いくら競争が激しいからって、こーんなとっぴなことするなんて、まったくくねー、とか思ってたんですが…?

Google Mapを見てみたら、なんだか日本人の方がたくさんレビューを書いてらしゃる。そしてタレが美味しいと。そして一つじゃ足りなくなって、2つ目マスト!みたいな方が珍しくない。

え。そんな人気なの???
とか知ったら、行かないわけにはいかないじゃない?

ってことで、翌日行ってきたヽ(・∀・)ノ

ブイビエン近くのヘムの中

場所はバックパッカー街、ブイビエンの近く。
しかも通りの傍に入るヘムの中。

入り口に黄色い壁のSPAがあるのでわかりやすいかも。でもそのヘムの奥を見てもお店がある様には見えない感じ。

しかし怯んではいけない。
ヘム探検隊は奥に進んでいくのです( ・`ω・´)b(一人でも「隊」っていうんだっけか?)

すると左手に。
ジャジャーンヽ(・∀・)ノ

ヘム探検隊は、ついに見つけたのであった(๑•̀‧̫•́๑)

くだんのアレ

で、こちらは入り口のオープンスペースが作業場の様でした。というか、客席が見えなくて、テイクアウトだけのお店かと思った😅

そしてくだんのアレが…?
ぬおおおおおお!!あの動画の通りの、油の、雨!!!

しかしほんとか?
マッピング映像とかではなく?(つд⊂)ゴシゴシ(;゚д゚)

ふおおおおおおっ(笑)
新しい、フライドチキンの揚げ方!?

油の酸化大丈夫なんか?とか、チキン取り出す時に火傷しない?とか色々頭をよぎりますが、とりあえず、ふおおおおおっ?!(笑)

一見ではキッチン見せて、とも言いにくく、Tiktok みたいな映像撮るのは難しいかなあ?と思ってたのですが、店の一番外側にあってオープンスペースだったので、いつでも見ることができたのでしたw

こうしてネットで広げることができるので、見せ方重視といえばそうかもだけど、ヘムの奥深くなので、通りすがりの人たちの目を引く戦法、とばかりもいえない感じ。

さて。

座席とメニュー

さて、店の表側、あまりにも作業に徹した空間だったので、持ち帰り専門かな?と思って戸惑ってたら「持ち帰り?それとも食べてくぅ?」と聞かれたのでイートインスペースがあることを確認。

作業場の奥の方に簡素なスペースがありました。
この時点で10時45分くらいだったかな。ちょっと昼食には早い時間だったからか、ガラガラ。

メニューはシンプルそのもので、

鶏のもも肉か胸肉か、そのご飯付きか単品か、って選択肢だけ。あとは海苔のスープにご飯の追加、お茶とおしぼり。

おお。ではまずモモ肉行ってみよか。

油シャワーの威力やいかに?!

さて、あの調理法がどう奏功しているのかワクワクして待っていたら、程なくしてお料理登場。あの調理法でどのくらいの時間がかかるんだろうな。

出てきたのが生からあげての調理時間だったのか、ちょうど揚げてたやつがタイミングよく出てきたのかは不明。

ジャジャーン。

うおおおおおお!これは!見ただけでわかる薄パリなやつ!!!油切れも、いい。そして香りが!!!鶏の香りが!!

はいもうこの時点でテンション爆上げ。
シンプルで美味しい唐揚げ、好きー!!!😆

出てきたカトラリーがフォークとスプーンってのもいいね。マレーシア式。まかせろ。私はこの組み合わせの使い手だ。

わっはー!!!
ちょと切り目を入れると揚げたてのチキン特有の勢いある蒸気をあげて、美味しそうな香りを撒き散らす。

そそて足一本、ではありますが、小ぶりな鶏なのでしょう。さほど身は厚くない。厚くないが、食べる前にわかる味の良さ。身の締まり具合、でも硬すぎ図、旨みをたたえた鶏肉だ。

たまらず&一眼もなかったので両手で持って被りとかぶりつく。うんまーーーーー!!

ちなみに塩胡椒は最低限だ。だから強い唐揚げの風味を期待すると少しインパクトに欠けるかもしれない。でも鶏肉が、美味しい。

そして…

ここのチキンはこのソースありきだ、とGoogle Mapのクチコミにも多数書いてあった。お店の人も、こちらが初めての来店と見るや、

「これ、忘れんときや?うまいからな?」

と丁寧に小皿に出してくれるくらいには忘れちゃならんものらしい。

で、このソースをたっぷり絡めてご飯と食べると…?

わっはー!!チキンの味付けが控えめなのは、このソースをダボっとかけて食べるためだ!!!

玉ねぎベースかな。微かに酸味があって甘辛味。これ、絶対日本人好きっしょ?!

正直チキンはそんなに大きくない。味重視だ。そしてGoogle Mapの口コミで「2つ目のオーダー、マストだな」と書いてる税が多かった理由がわかった。そして私もまだ2口目の段階で、2つ目頼んだ(笑)

なるほど、ライスなしの単品メニューがある理由がここでわかった。

で、さっきはモモだったから今度は胸肉頼めばネタになったのに、ごめん。本能が「モモ肉を食え。もっと、モモ肉を!」と叫んでいたので同じものを(-人-)

はぁ。。。でも美味しい。。。この食べる前の佇まいが美しい。期待させる鶏本来の香り、見目にクリスピーなご様子、その薄く軽やかな外皮の中に閉じ込められた鶏のうまみ。

私、実は一部を除き、ベトナムのCom Gaはあまり評価していないのだけど(マレーシアのチキンライス最高)ここのはちょっと別格だなおい?!

Tam Hoang Chickenとは?

ところでメニューにあった、Tam Hoangチキン、というのが気になった。Tam Hoangって地域でもあるのかな?と思ったら…

「コーチンはニワトリの品種の一つ。コーチンという名前は元々は中国語の「九斤黄」という名前から来ていて、これが誤ってベトナム南部に対する当時の呼称コーチシナやインド南部のコーチンと混同された。「斤」とは重さの単位であり、現地中国では大型のニワトリ全般や、あるいはそれを使った料理ですら「九斤黄」と呼ばれている」
Gà tam hoàng – Wikipedia tiếng Việt
という説明が出てきた。
なんとコーチン。そしてそこにはベトナム南部の文字も関わっていた。へええええ!!!
で、目の前のチキンに夢中になってむしゃぶりついていたら、いつの間にか店内は満席。
11時半くらいだったかな。可能ならもう少し早い方が良いと思われる。もしくはピークが去るであろう13時とかかな。
デリバリーもバンバンオーダーが入ってたようなので、混雑時には少し待つかも。
 
お店を出る際にとった、表の厨房エリアもえらいこと大忙し。繁盛されとるのだな。それも納得のお味だったけど。

ネタづくりか理論があるのか

食べた感想は、ちゃんとあの調理法には意味がある、というものでした。
当初、見掛け倒しのウケ狙い、とかちょっと思っちゃってごめんなさい。SNS映えする手法を使ってみただけでしょ?と思ったのですが…
食べて感じたのは、「これ、北京ダックの手法だ」ってこと。
北京ダックは仕込んだアヒルに、熱した油をかけることを何十回、何百回と繰り返して揚げていきます。油の中にドボン、ではありません。
もちろんものすごく時間がかかる。かかるが、熱い油をかける合間には、上がる蒸気を逃すタイミングもあるってこと。余計な水分が程よく抜けて表面がパリッと仕上がります。
また肉の部分には、余熱がジワジワと入っていく。常に表面が熱い油に接していると、中に火が通る頃には、表面がカスッカスになったりするわけですが、余熱であれば、程よく熱が入っていく。
こちらのお店の、
この状態はいわば、北京ダックの手がけの油作業を、細かく無数に超高速でやってるのに近いのではないかと推察。
先に書いたが、実際には油へのダメージ(酸化)なども激しそうなわけだけども、少なくとも私が行った時のチキンは美味しかった。
そして特筆すべきは、上記の様子を見てもらっても分かる通り、器具が、綺麗。こんだけの油を、この状態で飛ばしてるのだから、店内もっとギトギトになっててもおかしくない。
が、そもそものこの揚げ機が清潔そうだ。油染み、こびりつきなどが見て取れない。非常に良くよく手入れされてる。
まだこの時は営業開始から時間が経っていなかったからというのはあるかもしれないけど、少なくとも日々、手入れはされてるということだろう。下手したら、揚げ物品の低い自分の家のキッチンの方が汚れてることあるわ。
この手法、このお店のオリジナルなのか、他国でもやってることなのか、ちょっと出どころはわかりませんが、アリ、だと私は思いました。
デリバリーでもあのパリパリ感はキープできてるのかなあ。流石に無理かなあ。今度はそこも試してみねばです( ・`ω・´)b
 


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ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/

お店情報

Com Ga Xoi Mo Su Su
117/1D Cong Quynh Q1
Time: 10:30 – 20:30
Spent: 104,000vnd / person(鶏単品追加で頼んでます)

 

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