蒲田の駅前にあるお店。当初は他のお店に行きたかったのですが、もうこのも伊勢が目に入ったら素通りはできない。そんなオーラを感じたら、やっぱり老舗の良きお店でした!
蒲田駅前
関東の方に「蒲田のー」と話を切り出すと、行ったことがないとか、いろんな印象を語られる方がいらっしゃるのですが、関東をよくわかってない私としたら、蒲田は美味しい街( ・`ω・´)b
昭和な感じの商店街が駅前に残るレトロ感もいいですし、旅で数日滞在するには非常にワクワクするのです。
だって駅出てすぐこれですよ。西側出口向かい。
コクミンドラッグさん、どこにいても人目を引きますが、今回はそれが全く目に入らないほど、その上にあるお店のオーラが私を呼び止めた。
実はこの直後に食事の予定があったのだけどもちょっと早く到着したので、どっかで茶でも飲んでましょう、とは言ってたのです。それこそチェーンのどうでもいいようなお店で。
しかし。
見つけてしまった。
ガラガラとお大きな荷物を抱えてたのですが、幸いにもエレベーターがあり、スムーズに2階のお店に。
入り口のところは多少ごちゃごちゃして感じますが、これ豆在庫。そしてこちらは生豆を入れて、焙煎からやってらっしゃるらしい。
小規模の個人店ではそれをやってるところは珍しくないけど、この規模でとなると、すごいな。その昔はそれが当たり前だったとして、今ではきっと少数派。
コーヒーの香りが満ちる通路を進んでいくと、レジ&ケーキのショーケース。
いいなあいいなあ。
昭和な感じだ。そして店名から察するに銀座が本店?とすると、この蒲田のお店がいつ頃できたのか存じませんが…
作り込んだレトロじゃなく、お店の造りやら何やら、本気のレトロ感を感じますな。もしもこれを「作って」いたとしたら、それはそれですごいわw
店内はクラシカルな色合いの喫茶店
かなり広くはあるのですが、一角ごとにまとまったデザインになりつつも、全体を同じ風合いでまとめてる感じ。
このカウンターとか常連さんが座るんだろうか。
かっこいいなあ。
単独のテーブル席もありましたが、ソファ席と組み合わせたお席も。
お子さんとかいるときいいですよね。一緒にソファ側に座ると楽だし安心だし。
喫煙室がありました
古い喫茶店の場合、分煙、といいつつ、エリアを分けてるだで店内に煙や匂いおが充満しているケースがあります。その場合、私は容赦なく回れ右をしてお店を出るのですが…
(タバコの匂いはその場だけでなくその後数時間、下手したら翌日まで鼻腔に残って食べ物への味覚が狂うので😅)
こちらは入ってすぐにあるショーケース横に、きちんとドアのある席があって、その中で吸われるようになってました。
その部屋の前を通るときにちょっとだけ匂いがするのですが、入り口近くであることと、仕切られてるので奥までは匂いおが回らないようで助かった。
どちらも、楽しめるように配慮してくれてるのは嬉しいですよねえ。
メニュー
あとでホームページを拝見したら、こちら、アイスコーヒーが人気そうですね。もちろん、それはこだわってるということでもあろうから、ブレンドも当然美味しそうですが。
そして写真のアイスコーヒーの様相が、琥珀の女王的じゃないですか。
ウェブの説明を拝読すると、あえて混ざりにくい動物性のクリームにこだわり、コーヒー部分にはシロップで甘みをすでにつけてあるもの、とされています。
絶対美味しいやつやん。。。
このご時世、クリーム、そこまで強調してるとこはそんなにないでなあ。
そしてわかりやすい説明。
そうなんだよ、こういうたくさんの、一見も多くくるようなところでは、みんながコーヒーに詳しいとは限らない。
だから「聞いたことがあるもの」を頼むことはあっても、豆の何がどう違うのか、しっかり把握してる人は少ないと思うんだ。そこで、こんな風に説明があるとわかりやすい。
ツウの方からすると、それはざっくりしてるだろうし無粋に感じられることかもしれんが、より多くの方に、お店のこだわりを楽しんでもらおう、という気持ちが伝わるではないか。
ってか、モカジャバ、あった。。。
モカ、好きなんですよ。。。でもこの時気付いても、直後に食事が控えてたからやめてて正解だったな…でも飲みたかったな…。
冷たいドリンクはこんな感じ。
涼しくなったら冷たいドリンクを打ち切るところが結構あるけど、ここはこの先もっと寒くなっても出してくれるのかな。
ウインナーコーヒーとか、いいねえ。
そしてケーキ類。
ファミレスのそれっぽいアピールで、お洒落さとかは感じないけど、コーヒーメニューと同じくわかりやすい。
シフォンケーキもあるのかああああ。
そして、季節のマロンフェア!うぉう!
ここで誘惑に負けて、旦那さんと二人で分け分けするってことで、コーヒーゼリーモンブランを頼む。など。
負けたけど、もしモカジャバの誘惑にも負けてたら大変なことになってたはずだから、よかったよかった。セーフ。(なのか?)
丁寧なサーブ
まず、注文を取ってもらってからちょっとだお時間がかかりました。その時ついの予定まで30分強という感じだったので、ちょっとだけそわそわしてましたが…
まずは、カップが。ノリタケさんのシンプルなカップ。
それがチンチンに温められ、伏せて置かれます。当然ですが冷めにくいです。当然それを狙ってこの出し方をされてるのだと思う。
そしてその後に店員さん登場。
片手にはサイフォンで淹れたコーヒーをサーバーごと持ってきてくれてます。それを手際鮮やかに注いでくれる。
キッチンカウンターで淹れたものを注いで持ってくる方が数倍、効率良さそうだし楽チンそうです。
ですが、あえてのこういうスタイルでのサーブ。
ちょっとしたエンタメ感ありますよね。またこの方が着てらっしゃるユニフォームがかっこいい。
プライド、を感じます。
カップの提供の仕方、コーヒーをどんな風に注いでくれるか、など、ここに来る甲斐を感じるプライド。
お店の意図を正確には把握できませんが、もうこんな風にして出してくれるとこ、少ないでしょ。その希少価値だけでも良きことかと思うのです。少なくとも私は、好き。
みてよ、この凜とした表情。
白いシンプルなカップに注がれただけのコーヒーですが、なんという落ち着き。
香りがないからつたわりにくいかもしれませんっが、優雅にこちらに微笑みかけながら、こちらが口をつけるのを待ってるようだ。
コーヒーシュガーはロックブラウン。
なんかね、美味しく感じるよね、このお砂糖で甘みつけると。
コーヒーゼリーモンブラン!
日本はこの時期、どこもかしこもモンブラン!
日本にいた頃はそんなに食べてた記憶がないのですが、期せずして今回はいろんなところで食べており、モンブランの旅となりましたヽ(・∀・)ノ
あーん、写真下手くそ!
ほんとはね、これ、底の方が透けるようにクリアなワイン色にも見える美しさで、うわあ!ってなったんだけど…
ちゃんとそれ写真に撮れてない(・∀・)
並べると、ええセットやなあ。
これは頼んで正解。ゼリーは二人で分け分けするし。
で、このコーヒーゼリーモンブラン。
ゼリーの部分は非常にクリアながらしっかりとコーヒーのコクもあって美味しい!
コーヒー屋さんが本気出して作ったコーヒーゼリーって感じですかね(๑•̀‧̫•́๑)
家で作るインスタントコーヒー使ったやつとは違うのだよ。。。(そんなものと比べることすら失礼ですよ)
そこに大人味のモンブラン。洋酒は…使ってないと思うんだけど(お子さんが食べる可能性もあるしね)とても深い味を出してるレシピで、コーヒーのぷるぷると対照的なモッタリ食感。
しかし中にはアイスクリームが仕込まれており、これがいい具合に、マロンペーストとコーヒーゼリーを繋いでくれるというナイスコンビネーション。
あんなぽっぷな感じのメニュー表示でしたが、これ、すごい美味しいと思う。パフェとかも美味しそうだなー!
おっしゃれな2000円くらいするパフェも素敵やけど、こういうの、ええな?コーヒーと合う、どこか身近な、でも家では絶対に作らない味。
季節のものは入れ替わるんだろうから、もうちょっとしたらいちごモチーフになったりするんかなあ。
何はともあれ時間ない中、バタバタと過ごさせてもらいましたが、ここはゆっくりまた来たいお店。
Wi-Fiがありました
ゆっくりといえば、こちらこんなクラシルな雰囲気ですが、Wi-Fiがありました。しかももうパスワードも一緒に壁に掲げてくれてるような気安さで。
東京はまだWi-Fiのあるカフェが多い方だと思いますが、おしゃれなところとか新しいところ、あまり雰囲気などは重視しないチェーンカフェに多い気がします。
なのでこんな懐かしい感じのお店でも繋げられるってありがたい。。。ここの店舗じゃなくても、次回の東京でまたきっと来る。
こういうお店がある街は、きっといい街(すごい雑に言ってますが)。やっぱり蒲田、我が家と相性良いわー♪
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
銀座和蘭豆 蒲田駅前店
大田区西蒲田7-66-10
Time: 10:00 – 21:00
Spent: 1,100円/人
※Wi-FiのIDやPassはお店の都合により変更されてることがあります
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