相方さんが会社の方の結婚式に御呼ばれしたということで、なんと、
面識のないちぇりまでお供させていただくことに!!
図々しいとは思いつつも、こんな機会はめったにない!!
ってことで、それを理由に靴まで新調してイソイソと・・・(笑)
車で二時間と聞いてたのですが、途中が結構混んでいた上に、
ネズミ取りに引っかかってしまったりして、結局三時間コース(^^;
でも、普段行けない・行かないエリアの道のりは、街中のそれとはずいぶん違ってて
見てるだけでも楽しかったため、あっという間!!
お洒落なお店とかはないんだけど、たとえば車の部品屋さんが、それぞれ専門に
するところのものを店先に並べて、ずらーっと連なっている様子とか、
配管だ、工事器具だといった、インフラ整備が活発なところで需要があるような
お店が立ち並ぶ様子は、ああ、きっと昭和の日本もこんなだったんだろうなぁ、と、
思わせるような雰囲気で、すごく勢いと可能性を感じます♪
そういえば、ベトナムで初めての山も見た!!
なんか上が平らになって、変わった形の山だった♪
そんなこんなで、街を抜け、脇道に入り、
『もうちょっとですからね』
と、運転手さんから言われたのが、すでに二時間半ほどたったころ。
やれ、もうちょっとか、と思ったのですが・・・
林道です。
街とか家とかありません。
ずんずん進む。
ベトナム名物・過積載のバイクを見ながら、ズンズン進む。
なんぞの林が続きます。まだまだ進む。
ずんずん進む。
地平線を横目に見ながら、更にズンズン進んでいると、おおっ、なんか
土の様子が変わってきた? どうやら農地として整備されてるらしい感じ、
ということは、民家もそろそろ見えてくる?!
・・・・・・・・。
うん、見えてきた。
はるかかなたに、ぽっつーんと。
あれかっ? あれなのか?!
おぉおっ、どうやらそうらしい!
ここまで来る間にも何件か見たけど、家の庭、家の近所の通りなど、
外スペースにテントを張ってのお式会場♪
花嫁さんが、お出迎え~♪
ついでに、わんこもお出迎え(笑)
会場内にはテーブルがいくつも用意されてて、着席は来た順、または、
知り合い同士で適当に(笑)
大変ラフな感じです♪ 失礼を承知でたとえさせて頂くならば、
オープンスペースのビアホール、といった感じでしょうか。
どんな場所でどの程度の格好をして言ったらいいのか分からなかったので、
そこそこお洒落に、でもあまり華美になり過ぎないように、と気を使って
行ったのですが、女性は普通に街着のワンピースを着てれば十分な感じでした♪
男性は半袖カッターにスラックス。
中にはジーンズの方もいらっしゃいましたから、あまりその辺は厳しくないのでしょうね♪
というか、そもそも招待状は一週間前くらいに頂き、出欠も特に厳密には
取らない様子。物の本によると、こちらでは式の数日前に天気予報、招待状を
渡した時の感触などを材料に、料理の量は、ヤマ勘張って決めるのだそう!(笑)
ってことは、雨が降ってるから、やっぱ行くのやめよー、と思う人もいるってこと。
行けないと思ってたけど、用事がなくなったからやっぱり行こうかしら、なんて、
当日いう人もいるってこと。。。な。。。なんておおらかな。。。(笑)
でもその方が、純粋にお祝いしたい人が集まれるというか、義務的な物で
縛られない感じがして、本来のお祝いができるような気もします。
ご祝儀は会費制みたいなもので、それに対する引き出物とか、そういうのが
ないっていうのも、好感度高し。自分もやっといてなんですが、あれは、
ウェディング業界を儲からせる為以外の何物でもない気がするねぇ(^^;
余程喜んでもらえる引き出物が用意できるなら話は別だが、ほとんど
形骸化しているだけのような気もしないではない。。。
そういえば、マレーシアの結婚式も、ベトナム的な感じだったなー♪
料理をずらーっと並べた長机が並べられてて、集まった人が適当に座って、
どんちゃかどんちゃか。 一度なんて、近くを通りがかっただけだったのに、
あれー、結婚式なんですね、おめでとうございます♪ って言ったら、
『あなたも良かったら参加してかない?ほらっ、ご飯食べてってよ!』
と、全くの赤の他人のお式でご馳走になったこともある。。。(笑)
南国は、いろんなところでオープンですな♪
で、会場内の前方には、一応ステージが構えてあって、司会者も
プロらしき人が呼ばれてました。んで、新郎新婦が台に上がって、
シャンパンタワーをやってみたり、ご両親の紹介をしてみたりと、一応、
進行事項はあってたようなのですが・・・
誰も効いちゃいねー(苦笑)
7~8人座れる丸テーブルには、それぞれにお料理が出されてるのですが、
それを囲んで、ちぇり達が到着したころにはすでに出来上がってる人もおり、
あっちこっちのテーブルで、
『モッ・ハイ・バー(1・2・3)よぉー!!』
という乾杯の掛け声が、ひっきりなしに上がってる(笑)
司会者、マイクに声を通してるけど、負けてるし・・・(笑)
実は風邪を引いた後に咳がついてて、お式の最中、ゲホゲホなったら
ご迷惑だなぁ、と心配していたのですが、全く問題ナッシング。
あの騒ぎの中にあっては、ハクション大魔王が渾身の大クシャミを
してみたところで、きっと誰も気づかない(^^;
その後は生バンドをバックに、有志がカラオケ大会をやっていたのですが、
それも聞かれてるような、聞かれてないような(笑)
でもそれはそれ。そっちで出席者が楽しんでる間に、
花嫁さんは、テーブルを回って挨拶したり談笑したり。
とにかくみんな楽しそう!!
花嫁さんのドレスの裾は、下の赤土でデロデロになってたけどね(笑)
にしても、そうそう、形式美とか、礼節云々も美しい事ではあるのだけどね、
結婚式なんて、人様の人生の中で一番華やかなシーンの一つじゃないですか♪
美味しい料理を食べるとか、歌を歌って楽しむとか、仲間内で酔っぱらうとか、
どういう形であれ、笑顔でそれを取り囲むのが一番だと思うんですよ♪
花嫁さんも、踊ってたしなぁ♪
(↑どっかの誰かさんも、白ドレスに15㎝ぽっくり履いて、マカレナ踊ってたな・・・)
日本でもいろんな形式のお式があるように、ベトナムにも、こういう形以外の
お式があるんでしょうけど、みんなが笑顔で楽しめて、っていう、
そういう意味では、ほーんと、素敵なお式だったし、おもてなしの料理も
とっても美味しかった!!
あんまり美味しかったので、これは次回に詳しく書くことにいたします(笑)
で、式後にわかったことなのですが・・・
どうやら、来る道々に見えてた地平線とか、広大な赤土農地とか、
実は全部、花嫁さんちのものじゃないかと。。。
そういえば脇道を入ってからずーーーーっと、アスファルトじゃない、土のままの
道路、でも結構整備された道が延々続いていたのですが、あれも私道だから、
わざわざ舗装はしていないんじゃないかというお話に・・・(^^;
け。。。桁が違う。。。。
というか、桁を比べようにも、あれだけの広大な土地を日本で見つけること
自体が、まず大変(^^;
ま・・・まぁ、これは特殊なケースかもしれませんけど、
すげーな、ベトナム。。。
なにはともあれ、こういう場所に来ることは、観光ではまずないし、
住んでいたって、用事がなければないわけですから、大変貴重な機会を
頂いたのでした♪ なによりとっても楽しかったし♪
結婚式ってのは、いつでもどこでもなんどでも、立ち会えるって嬉しいものだね♪
自分だけじゃない・家族が何かに悩んでいたら?オンラインカウンセリングという選択肢
コメント
たのしそう~!!
いつもの街中のレポートもすごく読んでいて楽しいのですが、今回のワイルドなレポート好きです。それとあのバイク、過積載などというレベルではないような気がするのは私だけでしょうか?
お国全体が、ゆったりした雰囲気なんですね。
なんかすご~く和みます。
私が子供のころの田舎は、ほとんど土の道路でした。
雨が降ると、道路が凸凹になっていたものです。
自動車はめったに通らず、道には牛や馬の糞がゴロゴロころがっていました。
あれから、まだ40年経っていないんですよ。
楽しかったですー♪
本来、面識もなかった方なのですが、日本から
来ているから、ってことで、特別に読んで頂けたのですが、
とても良い機会をもらえました♪
そもそも、結婚式に呼んでもらえるという事自体が
とてもうれしい事なのに、こんな素敵な機会をもらえて、
ほんと、嬉しかったです♪
仰られるように、のーんびりと穏やかにのどかに。
そして、『明日は今日より絶対よくなる』という言葉を
信じて日々を力強く生きている、とても元気をもらえる
国です、ベトナムは♪
あ、ちなみに過積載の写真、これはまだまだ
ましな方なんです(笑)
凄いのを見かけたときには、あ!と思っても
なかなかカメラが追い付かなくてコレクションが
少ないのですが、頑張って集めますね!
もっと驚いてもらえる光景が、日々街中で繰り広げられてます(^^;
そうよねーっ、そんな感じだった!
ちぇりんちの周りは能動ではなかったから動物や
その痕跡は身近じゃなかったけど、それでもその雰囲気は
あちこちで目にしたような気がします。
ほんと、あれから数字にするとたった40年。
インフラも、文化も、生活形態も、すさまじい変化の中に
生きてきたんですよね。いい面もそうでない面もひっくるめて、
面白い時代に生まれたもんだなぁ、と、つくづく
幸運に思います(^^)