このブログでも何度か出てきた肉骨茶(バクテ)。マレーシア料理の一つで、漢方スープで豚を煮込む料理。タイプは違うけどシンガポールでもポピュラーな料理。
そんな肉骨茶専門店ができると聞いて楽しみにして行ってきました♪さてはて?
待ちに待ったオープン!
ベトナム名物ではありますが、Coming Soonが、私が知ってる限りでも8ヶ月以上は続いてた(´Д` ) で、先日オープンしてたので早速行ってみました。
場所は、Bon Grocer のあるビルの1階。
Nguyen Dinh Chieu 通り側には、San Fu Lou さんが大々的にアピールされてますが、今回のお店はその奥の方。
※こちらはSan Fu Louさんね
※こちらが今回ご紹介するお店
一応通りにインディケーションはあるのですが、これ、肉骨茶知らない人が見たらギョッとするかも。そもそも「肉骨茶」っていう字面が「なんか怖い」って言われることがあるのに。。。
人肉骨茶???(((;゚д゚;)))
いや、よく見たら「発起人 肉骨茶」やねんな。ちょっとスペース入れようか。。。びびるわ。。。(笑)
店内は可もなく不可もなく、かなぁ。まだ新しいからとても綺麗で清潔感はあるけど、まぁ、デパートの中の一角だし、そんな豪華って感じじゃないかな。ちょっといい食堂って雰囲気。
メニューはひたすら肉骨茶ですが、肉骨茶って、部位ごとに選べるの。マレーシアの屋台なんかでも、メニューなくても客側が豚肉にどういう部位があって、どの部位がどういう味わいでってのを把握してて、好きに組み合わせて注文します。
え?私もそうしてたかって?そんな語学力なかったので(マレーシアでは華人の食べ物)「ミックスで!」というのが定番でした(笑)。ベトナムでいうところのThap Cam的な。
でもま、ここでは写真も英語もあるので、お好きな部位を選ぶのが良いかと思います。骨つきのとこがお好きならRibだし、脂を味わいたいならBelly、さっぱりしたのがよければSholderなど色々。
嬉しいのはオプションで麺を数種類から選べること。スープにプラスして食べる感じ?マレーシアでも麺のチョイスあるのかな。大抵の場合は、白飯にスープをかけて雑炊的に食べることが多かったなー。
さて、シンガポールとマレーシア、どちら風?
肉骨茶には2種類あって、マレーシアの肉骨茶とシンガポールの肉骨茶はタイプがかなり違います。
マレーシアの方はスープが茶色く、漢方的な要素の強いスープでお肉を炊くので、独特の風味がありますが、あまり薬臭かったりはしないので、いかにも体に良さそうだし、脂身のある部分でもさっぱり食べられるのが特徴。
シンガポールのは「胡椒」がキーワード。スープの色は澄んでいるか、多少白濁してますが、ストレートに豚の出汁+胡椒というシンプルな構成。どちらがお好きかはお好みですが、自分的にはマレーシア風が馴染んでいるので、そちらを期待したのですが…
こちらはシンガポールスタイルのようです。こちらの方がシンプルなので、ターゲットは広いかもしれませんね。ただ面白みがあるかというと…やっぱりマレーシア・スタイル贔屓としては、ちょっと物足りない感じ?
揚げパンのように見える油条を追加したら、食べやすく切ってくれてたので直接スープにぶちこみまして、いただきます。
胡椒がかなりきいてるなー。でも細かく挽いた粉が混ざってる感じでもないし、ホールペッパーが底にゴロゴロしてるわけでもないので、全体を炊くときにホールを入れてて、途中で取り出すか、取り分けるときにはホールの胡椒が器に入らないようにしてるんだろうな。
うーん、ちゃんと炊かれてはいるけど、あまり長い時間ってことじゃないようですね。骨からの身離れがよろしくない。そこも見たくてリブにしたんだけど、好みからいうと、あと3時間くらい炊かれてきてくださいって感じ。でもシンガポール風のはこういうスタイルなのかもね。
脂っこくはないけど、胡椒が一辺倒でちょっと飽きがちなので、お茶で口直しをしつついただきます。そういえば、単品に茶碗蒸しのような一品があって気になったので頼んで見ました。
うーん、これはいただけなかった(・∀・;
ご覧の通り、断面がすでにグレーがかってる。これは卵にあまり水分を加えていないということを考慮しても、熱の入れすぎ。ちょっと硫黄くさくすらなっていた。
加熱がすぎた黄身が引き起こす色の変化。茹ですぎた卵の黄身の周りが灰色になってるアレですね。表面には甘辛の出汁のようなものがかかってて、玉子の生地部分さえ滑らかに穏やかであれば美味しかろうと思うのですが、これは残念至極。2口で断念。むぅ。
シンガポール風がお好きな方にはオススメ
Founder、と店名にあるのは、おそらく「元祖」とかそういう意味あいかなーと思うのですが、に、しては、ちょっと色々手が足りてない感じかなぁ。
ポットたっぷりの量があるとはいえ、お茶もそこそこのお値段。そもそも肉骨茶単価も安くないから、単品料理を追加しただけで結構な金額。プラス、肉骨茶自体は1人ぶん、1つのお椀をシェアする感じではないので、人数分はオーダーが必要かなー。
…と、考えると、コスパがかなり厳しいかも。加えて肉骨茶の知名度って、ローカルの方にはどのくらいあるんだろうなぁ。
こちらの火鍋屋さん ↑ のスープのチョイスにある肉骨茶はマレーシア式だし、味もすごく良い上にお肉もゴロゴロ入っているという大盤振る舞いぶりだったので、専門店でこれだとちょっと残念かな。
でもま、待ちに待ちすぎた間に期待が高まりすぎたってのがあるかもしれない。そもそも、シンガポール式の肉骨茶がお好きな方には、街で他に見かけることもないし、貴重なお店であるには違いない。
この先、こちらのお店がどんな風に展開していくのか、興味あります( ੭ ・ᴗ・ )੭
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お店情報
Founder Bak Kut The
117 Nguyen Dinh Chieu Q3
Time : 11:00 – 22:00
Spment : 270,000 vnd / person
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