一時帰国に!ちょっとええもん土産!はこの赤帯をタッチ!

Cho Dau moi Vinh Dien 〜 市場大冒険③番外編

ちぇり info(生活情報)

さて。

ちぇりさんを最高に楽しませてくれたこの市場ですが、ちと遠い。
時間にして、ホーチミン1区の中心街から小一時間。
今回はUさんを途中で拾って行ったのでもうちょっと。
タクシー料金にして、片道400kドンほど。
なかなかな金額。とはいえ、結果的に個人的には他に替え難い体験が
できたので、高いとは感じなかったのですが、
「帰る際、市場で車を拾えるか」
というのがとても気がかりでした。
ええ、予想が見事に当たって、その周辺は運搬車や、個人レベルはバイクばかり。
一般的なタクシーも呼べば来てくれるんだろうけど。。。英語出来る人がどれ
だけいるかって話。個人的に英語出来るドライバーさんは何人か連絡着くように
してるけど、夜中の2時3時。。。さて、どうしたもんかと思っていたら…
「ここで待ってるからさぁ!」
と、市場に到着した時の運転手さん。
もちろんベトナム語で多分そのような事を言っている。
しかし、こちとら何時間かかるか分からない。
広大な市場を見て、最低でも2時間はかかると踏み、しかし
「何時間かかるかわかんないけど、大体2時間くらいじゃないかと思うの。
 そんなに長く待ってもらってもいいのかしら?」
なんて文章はとても
ベトナム語では伝えられないので「2 gio(2時間)」と言う単語のみを
ひねり出してみると…(シンプル過ぎや…)
「ああっ、気にしなくていいよ!寝て待ってるからさ!」
とのこと。うん、ジェスチャー交えて言ってくれたから、なんとなくそう言って
るんだろうなと予測しただけだったんだけど、なんとかわかったし、多分正解。
しかしこれは助かる!買い物できたら荷物抱えて途方に暮れるところだった。
朝まで待ったとしてもタクシーがこの市場に来るかは微妙だしな。
電話番号を一応交換し(交換した所で会話できんのにどーすんだって話だが)
市場の中へと挑んだわけですが、ひと息ついたのがもう2時間後の夜中の2時。
すると電話が。
「◯△□※◆▽◎※◯□!!」
全く分からん( ̄ー ̄)
しかしこの時間にかかって来ると言うことは「そろそろ時間やけど、どこおんねん!」
くらいのことだろう。どこにいるかなんてことを説明する技術はもちろんないので、
「xin loi ! Cho mot chut !!(ごめーん、ちょっと待って!)」
という定型でしのぐ。
運ちゃんが、「もうちょっとかかるのか?ダイジョブか?」みたいな事を返して
くれた気がするんだが、数秒でベトナム語力が100倍になる事なんてあり得ないので、
「Cho mot chut !!」
と叫び返すのみ。ああ。。。知性がない。。。
あまりの歯がゆさに英語で色々付け加えたけど、当然相手には伝わってない。
自分の情けなさを慰める為だけの英語の付け加え。。。余計情けなくなったぞ。。。
そしてその後、お買い物に没頭していると、あっという間に一時間。
そろそろ3時と言う時になって、更にもう一度電話が来まして、
「◯△□※◆▽◎※◯□!!」
うーむ、さっきよりもちょっと語気が強い。
そして変わらず、あとちょっとで行くから!というのが口を突いて出て来ない。
運ちゃんにしても、こんだけ待たされて勝手にどっか行かれてしまっては
「どないしてくれんねんっ」って感じだったのもあるでしょうし、こちらを
心配してくれていたこともあるでしょうが、アレやらこれやらと話しかけてくれる。
もうあとちょっとでタクシーの方に向かう、というタイミングだったので、
わけわからんままではあったけど、電話を切らずに何かしら知ってる単語を並べて
なんとかその場を繋ぎ、なんとか運ちゃんのとこまでたどり着き。。。
帰りの足確保。
ほーーーーっ(´Д` )
ベトナム語、まぁぢでもうちょっと頑張らないかんな。
相手の言うことは何となく分かるものの、ちょーっとしたことすら口に上ってこん。
まぁ、そこは利害の一致もありまして、意外に夜が早いホーチミン。
出発時、12時頃1区の繁華街を通って来たけど、殆ど人気がなかったものな。
あれではとても仕事にならない。あってもそんなに遠出の客が何人もいるわけ
じゃなし。となると、仮眠を取って数時間潰したとしても、片道400kドン。
往復800kドンの客を掴んでおく方が得、ともきっと考えたでしょう。
そんだけの額になるまで、街中のチマチマした距離を乗る客を捕まえようと
思ったら大変だしな。今回は、お互い利害の一致があったってことで甘えて
もーたわけですが。。。
なんの用意もせずに、親切に気遣う電話までくれる良い運転手さんに当たった
事は本当にラッキーでした。市場の人らも親切で、朝までやってる市場の
時間の中で、割にゆっくり見れる時間帯と小売りをしてくれる時間帯に行けた
のもまた別の幸運。
もっと「そもそも」の話をすると、Uさんと知り合ったのが未だここ数ヶ月で、
会ったのなんか何回目だよ。。って状況だったのにこんなことに付合ってもらえた
のも、どっから降って涌いた幸運なのかと。
ありがたい。
なんのご褒美か知らんけども、全てがただただ舞い降りて来てくれた幸運によって
こんな体験をさせてもらえるだなんて。市場で見聞きした体験に刺激されたのが
一番でしたが、まぁなんかありがたすぎて、朝方家に帰ってからもしばらく
眠れませんでしたなぁ。何処に何を感謝したらいいかわからなくて、ただひたすら
感激する、みたいな感覚、
自分にとっては、こういう気持ちにさせてくれる事が沢山ある街なんよな、
ホーチミン。丸っ切り主観によるし、パーソナルなことなので、決して
「だから良いよ、ホーチミン!」
と無責任に人に言える様な根拠にはなりませんが(笑)、ほんとに面白い
街だと思います、ホーチミン。
そんだけ感激したのなら、今後もその市場に通うのかという質問に関しては
「否」。
さすがにあの手間隙コストはかけられん(笑)
ただし、飲食関係の方には使える事柄もあれば、単純に面白いと思ってもらえる
場所ではないかなーと思って見たり。決して一般向けじゃありませんが、
プロフェッショナルな方がた、特に今後東南アジアも視野に入れて動きましょう
と思われている様な方は、知ってて損は無い場所かなぁと。
実際、ここに行った直後からあちらこちらで飲食関係の方とお話しする際、
こちらの話が出てきまして、さすがみなさん、お出掛けになられた事がおありに
なると言う方が結構多く、自分が見聞きした物以上のお話をあれこれ聞けたりして
とても面白かったです。
足の確保、安全の確保などは充分にして頂いた上で、となりますが、
こんな素晴らしい場所もあります、ホーチミン。
やっと興奮が治まって書き起こせるようになったのでご報告。
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それにしても。。。
ペンライトの準備は情けなかった。
あれは意図せず、無意識の内にこちらの諸々の施設なり、
その他の事をナメてかかってたが故の行動だったんだろうなと。
かつて、「中国の地方都市」と聞いて出掛けた広州にても同じ事がありました。
地方都市、と聞いた物だから、(何処とは言わんが)日本の地方都市みたいな
つもりでノコノコ出掛けて行ったら「ここは宇宙都市ですかっ」ってな勢いで、
超近代的。且つ規模が日本のそれとは圧倒的に違う。。。
ビルも道も公園も、モニュメントすら自分が知ってるものとは縮尺が違った( ꒪⌓꒪)
機能的な交通機関。お洒落なショッピングモール。日本の地方都市で叶う所
など滅多にはなさそうで、とにかく圧倒されたことがありました。
ナメてた。
本当に醜いことですが、パラパラと耳に入ってくるイメージだけで、なんとなく
「日本の方が何もかもが優れてる」的なものが自分の中にあったのではないかと
思います。ところが実際には。。。。
太刀打ちできない。
というのが圧倒的且つ唯一の感想でした。
深くその街を知っての事ではないので、異論反論はありましょうけど、
少なくとも、一旅行者として見た時の感想は、そうでした。
その時に知ったんです。
狭量な知識・経験しか持たないままに勝手なイメージを持ち、且つそれが自分の
優越感の上に成り立っているという状態は、自分にとっては好ましくないなと。
自分の価値観の上では、すげーかっこわりぃ、それ。
だからそういうことを知って、改めようと思ったつもりだったのですが。。。
性根、変わっとらんやんけ(-“-;
意識上では、良い所が沢山ある上に料理に関しては敬意に絶えないホーチミン、
であるはずでしたが、今回のことで、無意識の内に「侮り」を持っていた
ことがわかってお恥ずかしい限り。
もちろん、経験してみないと知れない事と言うのはあって、
間違っていた認識は改めてから進んで行けば良いとも思ってますが。。。
「広州ショックのときと変わっとらんなぁ…」
という二重のショックから立ち直れなかったのも、この市場の事を書くのに
時間がかかった理由かも。
まだ知らない場所のことで、こんな風に勝手にイメージを持ってしまってたり
無意識の内に位置づけをしてしまってることが色々あるのかもしれないなー、と
改めて。
無意識だから、もしかしたらこれまでの文章の中にも、これからの中にも、
それを良く知る人からすると「(ヾノ・∀・`)ナイナイ」ということが漏れていることが
あるかもしれません。そう言う時には、どうぞ指摘してやって下さい。
指摘されても、自分が体験してみないと、自分がどう感じるかはわからない
ことですが、少なくとも狭量な視線を改めるキッカケにして、より楽しんで
貰えたり、より正しいレポートができるようになるのでは、と思っています。
もしも、ご協力頂けたらありがたく。
なにとぞ m( . _ . )m

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