日本の夏の暑さ、尋常じゃないです!かき氷、必須!チラッとSNSに写真載せたら問い合わせが多く、すでに私に連絡をくれた方だけでもこの数日でそこそこ退かずおられるので、急ぎ、アップ!
日本の氷室
奈良にはかき氷屋さんが多い?
そうです、最近よく一時帰国時のネタになってる三笠会館のお店の一つでです。
面白いことに今回美しい流れがありまして。
まずは帰国時、奈良に飛んだのですが、奈良も暑いのでかき氷を食べたんですよ。
で、そのお店のレビューなどを見ていると、奈良にはかき氷屋さんが多い、人気のお店がいくつもある、などと言う話を小耳に挟みまして、へー、くらいに思ってたんですが…
由緒ある氷室
奈良って、平安以前からの「氷室」だったんですってね。なんでも、奈良は古代より宮廷・朝廷に氷を納める役割を持つ地域だったんだとか。
え、そんな話、一回も聞いたことなかった。
『延喜式』(927年頃成立、平安時代の法制書)には、春日社(奈良)を含む氷室が朝廷に氷を献上する規定が記録されていて、奈良市街の北東、生駒山系の山間部には氷室跡が多数存在、ここで冬に作った氷を夏まで貯蔵し、宮中へ納めていたんだとか。
へええええ!!
もう歴史とか全く勉強してこなかったんで、そんな話に触れる機会がなかったのかもしれない😅
氷室神社
奈良市にある「氷室神社」は氷の神様(闘鶏稲荷明神を合祀)を祀る神社。毎年5月1日に「献氷祭」が行われ、氷業界の方々や観光客で賑わうとのこと。
ってか、小売業界の方々。
あまり人生で接点を持ったことがないので、口にしたこともなかったかも😅
そしてこの氷のお祭りは、江戸期には氷商人の保護や営業祈願の場でもあったと。そりゃあ貴重なもんだっただろうからねえ。なるほど。
そこから、「氷の正倉院」の別名を唱える学者さんもいらっしゃるのだとか。
ああ、そう言うことも歴史などをしっかり勉強していれば、どこかで出会えた話なのかもなあ。
三笠会館の創業者さんは氷屋さんだった?!
さて、ここからが本題なのですが、三笠会館の創業者の方は、奈良の方だったそうです。そしてご商売をしに東京においでになったとき、まず最初に手がけられたのが、
「氷屋さん」
だったのだそうです。
はいいいいい?!それも知らんかった😅
しかし氷をずっと出しておられたわけではなく、コロナの時に、何かできることをと始められたという、比較的新しいお品なのだとか。
新しいお品なれど、そこは氷処の奈良からおいでになった創業者さんが作られたお店で出すもののこと。そこはきっとこだわっておられるだろうと期待いっぱいで伺いました!
氷処みかさ、はあるけどない?
ちなみにこちら、銀座の三笠会館本店のビルの3階にある「しゃぶしゃぶ・すき焼き吉野」と言うお店でいただけます。
ビルの前にある、「かき氷も食べられますよ」看板には、氷処みかさ、とありますが、この店名でMAPを検索しても、吉野さんが出てくるので、ご承知の上、探してくださいませ。
え、でもそんなお料理を出すお店だったら、料理を食べた後に、とかじゃないと失礼じゃない?と、チラッと思ったのですが、氷あります、と出されているので、そこは一縷の望みを持って、ビル入り口にいらっしゃる方に、
「氷をいただきたいのですが」
とお伝えしたら、快く3階に案内してくださいました♪
まあ見た感じ、結構大きそうだから、食事と同時にいただくのは難しそうやしねえ😅
凛とした佇まいのお店
こちらですね、まだお料理はいただいたことがないのですよ。というか、この階に行ったのも初めて。
そしたらエレベーターを降りたらすぐにこの様相。
うわっ、ええとこのお店やっ。
このお花も素晴らしくって、そういえば三笠会館の他のお店に伺った時も、見事なお花が飾られてて、しばし見惚れてしまったなあ。
えええええ、ごめんなさいっ。
私かき氷を食べにくるだけのつもりで、あっつい中歩き倒して、もうヨレヨレの格好だったんですが😅
銀座の。
よきお店にお伺いするのに、なんという失態。大変失礼しました(-人-)
でも和服の店員さんは、とっても親しみのある受け答えで心広く受け入れてくださって、なんとも居心地が良い(*´ω`)
この日は14時過ぎだったかなあ。
こちら昼から夜まで通しで営業されていらっしゃるようなのですが、なるほど、流石に15時、16時という中途半端な時間に、すき焼きだ、しゃぶしゃぶだと召し上がる方は少ないのか、少し落ち着いた雰囲気(この後何組もいらっしゃってましたけど)
なるほど、そういう時間にお茶をしに伺う。
カフェ使い、というと失礼かもしれませんが、これはものすごい穴場では?銀座のカフェ、席確保するのが大変だったりしますもん😅
こう言ってはなんですが、しゃぶしゃぶとすき焼きのお店に、お茶しに行こう、とはなかなかならないですもんね。これ、知ってる人だけのとっておきのスペースやないですか!
かき氷、だけじゃない?!
で、まあかき氷なんですが、この日は3つの味がありまして、お茶とのセットなんかもおありになる。
そして嬉しいことに、氷1つにお茶二つ、と言う、セットメニューもあったりする。
氷、大きなサイズでないとできないこともあるわけで、しかし一人で食べるには多い、と言う方もきっと多いですよね。私なんかはもう最初から一人で全部食べる気満々でしたけどw
聞くところによると、世の中にはこのサイズの氷はちょっと…と言われる方もいるらしいんです?
そんな方には、一つを分け分けさせてもらえる、なんだったらお店からそれを提案してくれるって、なんて親切なんでしょう(^・^)
そしてね、お茶も色々と美味しそうなのを揃えてらっしゃる。
セットにできるお茶と、ちょっと別料金になるお茶はあるんですが、日頃、そんなに良いお茶を意識して飲んでるわけじゃないので、こう言うのは嬉しいわあ。
さらに。
待って待って待って。
あんみつですって?!
そうだ東京はあんみつも美味しい。
あんみつ、というか、浅草の菊丸さんやったかいなあ。そこの寒天が、まーおいしくて!
あんみつって、形としてはいただいたことがあるんですが、なんか私が住んでた地方で食べるのとは、なんか全く別物じゃないか?ってくらいに印象が違ってて、あんこでもなく蜜でもなく、寒天に軸足を置いたあんみつ、と言うのを初めて東京で経験したのよな。
そしてお団子セットー!
隣の方が頼まれてて、炭火でね、お団子焼き焼きした上に、なんかいろーんな添え物がついてるご様子だったんですよ。(お耳ダンボ)
メニューには、お汁粉、あんこ、ずんだあん、みたらしソース、大根おろしにきな粉、とかあって、その中の二つ三つくらいを選ぶのか?と思っててたのですが、もしかして全種類…?楽しめるの…?え…?聞き間違い…?
人様のお話を盗み聞きするなど、全く行儀悪いことですが、これ、今度冬場に帰ってきた時に確かめねばなりんません( ・`ω・´)b
いちごのかき氷!
で、こちらです!!
ふおおおおおっ!!!ナントっ、ゴージャスな!
その見た目のみならず、これ、2層構えになってるんです。
表面は日本のかき氷的、シャクシャクと涼やかな口当たり。そして中は練乳氷!
ああ、どっちかになることが多い中、これは美味しい。氷で氷が美味しくなるやつ!😆
表面のシャクシャクに対して中の氷はしっとりでどっちもが引き立てあってる感じ。
さらにはお話に聞くところによると、氷にもとてもこだわっていらっしゃるらしく、そこは氷処に縁のあるお店、と言うところでしょうか。
そしてかかるイチゴのソースは、フレンチのシェフによるものだとか。なるほど、これはすでにコンフィチュール。
実はかき氷の向こう半分食べるまで、ミルクかけるの忘れる美味しさ。もちろんかけたらかけたで美味しいのだけど、なんとも華やか、なんとも愛らしい。
また氷で口が冷えた時にも感じられるソースの表情の巧みさよ。
なんとまあ、こんな美味しい上等のかき氷を、こんな落ち着いた素敵な空間でいただけるなんて、知らんかった知らんかった知らんかった!!
かなりの量があったものの、気がつけば、これ。
ペロリとなくなる。
和菓子屋さんがこだわる氷に、洋の技術とセンスのソース。どちらも、いろんなレストランを抱えてらっしゃる、三笠会館さんならではの仕上がり。
ってか、器小さい。
どうやってんな大きな氷に盛ってたんやw
ちょっとね、今銀座に人が少ない時期のようなので、すんなり入れたのかもしれません。なんだったら、かき氷とはご予約してから行くと確実かもしれませんが、この日はそれは優雅に過ごさせてもらいました。
お茶!
そしてせっかくなので、お茶のセットにしたのですが、この日選んだのは、天下一、と言うお茶にしました。
一煎一煎、急須から注ぎ切って丁寧にいただく良い日本茶。
これが久しぶりの味わい、楽しみ方で、本当に美味しく、冷たい氷に合いの手を入れてくれる。
また温かいお湯をポットに入れて提供してくれるので、それを注ぎつつ、かなりの煎を重ねても、美味しくいただけるよきお茶でした。
これは他のお茶もいただきたくなるなあ。
お茶屋さんでしっかり構えていただくのもいいけど、こうしていただきたいものがあって、それに添える、と言う形のお茶で、でもとっても良いもの、と言う驚きを楽しむ方法もあるのねえ♪
なんかね、急すから湯冷しに一旦注いでからお茶碗に注ぎ直すと、温度大味もまろやかになって良いですよ、品の良い店員さんに教えていただいたので、普段んそんなことしたことないのに(笑)、そのようにしていただいてみる。
ゆっくりゆっくり、穏やかな空間でのんびりとしたお時間をいただきました。銀座なんて、自分には縁の遠いところと思ってきたけど、こんなところがあったなんて。
隠れてるわけじゃないけれど
ビルの表にね、氷や甘味のメニューを掲げられてるので、隠れてる、と言うわけじゃないのです。ですが、こちらはビルの中。しかも単独店舗があるわけではなく、しゃぶしゃぶ・すき焼きのお店の中にあるという設え。
通りがかりに店舗を見かけたから入ってみた、と言う流れにはなりにくいし、この話をすると、お食事をしないのに氷だけを上りに行くのは良いものだろうか?と気に掛けられる方もおられた様子。
遠慮を知る人だと、そのように考えるのも不思議じゃない。
でも、大丈夫でした。
それでもなんとなく、お食事の時間のピークタイムにはいかがなののかしら?と思ってしまうのですが、ご旅行の際にお時間の都合がつかないこともあるかもなので、まずはお店の方にお尋ねされてみてくださいね。
ちなみにこの氷、一年中提供されてるんですってよ!
だから、「夏の間に帰国する予定がないんだよなあ」と言う方にも楽しんでもらえるチャンスが。私、寒い時期に暖かい店内で冷たいものをいただくっての、好きなんですよねえ♪
いやはや、ほんっとに印象的且つ、素晴らしく美味しい氷のとっておき。銀座に来られた際にはぜひ、なのです。これ、楽しまないと勿体無いって!
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
氷処みかさ
東京都銀座 5-5-17 三笠会館本手園3F
(しゃぶしゃぶ・すき焼き 吉野 内)
Time: 11:00 – 21:00
Spent:2,600円/人
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