今回のタイ食べ歩きで開眼させられたのが「麺」。うん、パッタイとかあるよね。ベトナムと同じ米麺。
ひと口に米麺と言っても色々あるわけですが、お近くの国だしまぁ、そんなに違いはしないだろうな、と思い、何かもっと目新しい物を、とこれまで麺をないがしろにしてきたことを白状します。
抜かった。
今回の旅では麺が当たり食材で、驚かされることが多々。もともとクイティヤオという、これも米麺お平べったいやつを多少の野菜と卵などで炒めた物は、マレーシア時代からのお気に入りで大好きで、お気に入りの市場にお気に入りのお店を見つけていたのでバンコクで麺と言えばこればっかり食べていたんです。
(先日紹介した写真です)
それが今回。
お目当ての店の営業時間を間違えていて、近くのビル内にあるFood Landという施設で済ませよう、ということになった時、ベタベタでしたが、パッタイを頼んだんです。
びーっくり。
細めのうどんのような様相のこの縁も原料は米。よってグルテンフリー。つまりグルテンによる「コシ」は期待できない筈なんですが…
「お前、豊前裏打ちか?!」というニョイーン♪としたコシがある?!
※福岡県北腴集地方には豊前裏打ち会といううどんに関する団体があり、グルテンと多少の小麦以外の材料を絶妙に生かした、韓国冷麺的要素のあるコシが特徴のうどんがある。関東地方にも技術拾得者が店舗を構えている様子。
いや、それを茹でたて締めたてえ味わえたと言うならまだわからんでもないんだが、茹でて、それを調味料や野菜、その水分としっかり炒めてガッツリ吸わせてまだこのコシがあるっていうのはどういうことよ!!
ちょっとココに座って説明しないさい!!!(麺に向かって何を言う
…………取り乱しました。
しかしそのくらいに衝撃だったの。だって見て下さい。写真じゃわかりにくいかもですが、滑らかに伸びるしなやかな直線、ぬめるように光る艶、その中に微かに含まれる透明感。
美しい。そして噛んだときの食感はもちろん、コシのある麺独特の、胃の腑に落ちる前に喉に余韻を残しながら落ちる感覚。。。
愛するクイティヤオはペランペラーンのピチョンペチョーンが魅力なのでタイの麺はこういうもんだな、となんとなく、しかもかなりザックリ思ってました。いくら美味しくてもタイ麺にコシの概念があるなんて思わなかった(・∀・;
なんだよ、タイの麺面白いな?と、その時同時に頼んだヤムウンセンがまた美味しかった。恐らくこちらはそんなにガッツリ炒めてないのではないかと予測。他の食材や調味料を鍋で併せた物に細い春雨を併せてるんでしょうね。
海老やイカを豊富に使った甘辛酸っぱい、韓国のチャプチェのタイ版と言った感じ。飛び抜けて珍しい味ではないのですが。。。これまた春雨が。極細なのにその輪郭をしっかりと立たせてて健気である。健気な上に、その透明な視覚刺激が味覚にも影響を及ぼす為か、儚げである。
口に含んだ時には確かに一本一本がしっかりとしているのに、食む内にするするとそのエッジを緩めて、胃の腑に落ちてゆく時にはこれ、霞のごとき軽い後口。
春雨です。
これはなんの変哲もない春雨です。でもハッとさせられる美味しさなんです。あ、ちなみにFood Land ってのは、ちょっと良い目のスーパーで、このレポに出て来たパッタイとヤムウンセンは、そのサイドに設けられた簡易食堂。
それでこのレベルなのかよ!!!
屋台程は安くないけど、エラそうな店程高くない。(エラそうな店って…)ってか、二人で3皿料理頼んでビールの大瓶頼んで千円ちょいだったから御の字でしょ。
こちら、バンコク市内に数カ所展開されてる様です。どこの食堂も同じレベルかはわかりませんが、今回のはアソークBTS駅から南に5分程歩いた所。24時間営業ってのも魅力よね( ・`ω・´)b (危険とも言う)
ちなみにこの上左看板、ビルの真ん前にあるので、最初はすっかりそのビルの中にあるものと思われたのですが、実はそのビルの右脇道を通ってワンブロック行った所に上右店がありました。わ、わかりにくい(^^;
次なる麺は、丸っ切り見た目日本のお素麺のような麺。いやー、タイ料理美味し過ぎてツイツイ食べ過ぎが続いてしまい、ちょっと胃が疲れてた頃があったんですよ(でも食べるっ)。
そんな時に、こういう細麺でサッパリした感じのだったら良いかなーと思いまして。。。
うわっ、ぷりっぷり!
この細いのに、なにこのぷりぷりっ。しかも厨房が丸見えな店だたんですが、茹で置きやで、これ(・∀・;
カノムジーンという麺、調べてみたら原料は米。そのお米を発酵させて作っているらしい。行程は不明だけど。。。その発酵にプリプリの秘密があるのかしら?
ってか、これも米かい!グルテンフリー!いや、グルテンがコシを担っていたら、逆に無理か。茹で置きすれば時間と共にヘタってしまう。
いや、ワタクシ無類の素麺好きなので、伸びてへたった素麺でも愛せます。愛せるけれども、思わず恋に落ちてしまうのは、やっぱり茹でたて。茹でて5分10分の内に儚く消える幻の恋。
それがあなた、開店したときからそこにあったと思しき、ビニール袋に詰められたそいつは、開店時に茹でられたとしても既に数時間。恐らくはどっかから仕入れ仕入れて来たとも考えられるから、ヘタをしたら半日くらい。
なんだよ、この不死鳥みたいな蘇り方。見てたら、材料と調味料をザバザバ混ぜた所に、プラ手袋した手でムンズとつかみとったゆで麺を混ぜてるだけだったぞおい。半茹でに
したものを追い茹でするとかでもなく、茹で置き麺に水分与えただけ。もうなんか。。。自分の調理法知識に自信がなくなって来た。。。
ちなみにっこはアソーク駅から北方向へ歩いて5分。店構えのこじんまりとしたお店です。壁にメニューの写真が貼られてますが、場所柄か英語のメニューもあり、なんとか把握できると思います。
タレに漬け込んだブタを焼いたグリルドポーク、トウモロコシの甘辛酸っぱい和え物、旨し。
ちなみにこちらも、
「激旨!タイ食堂」
http://xn—-ieu8ap1dyfzkv469awe1a.com/asok-esan/
さんにお世話になりました(^・^)
次はこれ。平打ち細めのペロペロ麺。乾麺なのかな。お米前回ののものほどペロペロでは無い感じ、言うなれば昔のどん兵衛、安ッちぃやつ。乾麺にしては淵のフリル的なヨレが気になる所ですが、カレースープが良く絡む♪
うーん、タイの麺、千差万別。面白すぎる。しかも今回「たまたま」食べたものがものすごく極上品に感じられてこれは単に運が良かったのか、タイの麺文化が高いのか。
ちなみにこれは、ドンムアン空港内、セキュリティゲートを通ったあとのスタバの左隣にあるS&Pという、チェーンのカフェレストランみたいなとこ。いつも混んでて酷いときは行列が。
今回は何とか入れて食べてみました。
ホーチミンも大概色んな種類の麺があって、その調理法にもバリエーションがとても豊富、大変素晴らしい麺文化だなぁと思っていたけど、タイも中々。ってか、未だ色々と種類があったし、次回も麺の旅になりそうだなー(^・^)
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