もう日本人コミュニティの間では、お子さん方も巻き込んで大人気の Trung Cafe さん。最近ますますメニューも増えてきたようで、伺ったら、店主の アンさんがいらっしゃったので、ちょっとお話聞いて見ました♪
プリンで人気を博したカフェ
もう改めてご紹介することもないと思いますが、Trung Cafeさん。このプリンの絵面、一時期インスタとかでめっちゃ上がってましたよねwww
https://cheritheglutton.com/trung-cafe-desert/
その後社会隔離中も、おうちでの午後茶セットを提供してくれるなど、すっごい頑張ってくれてたし、何よりオーナーさんのレシピがね、日本人向けというか、受けが良いというか。
ちょっと他のカフェやパティスリーとは一線を画して、日本人に嬉しい感じ。ベトナムの肩に設けてはいるんだろうけれど。
そんな Trung Cafe さんがご連絡をくれて、最近出してる新作の味をみてほしい、おっしゃるので、喜んで!と伺った次第。久しぶりだったし、相当長い間、お店には行ってない。
で、行ってみたら…?
あら、明るくなってる♪
お店の様子もちょっと変わってましたし、メニューはさらに変わってた。
メニュー
表の看板にはお店、10時からってなってるんですが、実は最近は08:30~営業されてます。
ってことで、ちょっとした軽食メニューもあるようで。
今度食事したいタイミングで来てみよう。
ドリンク類もちょっと変わってるかなあ。
コーヒーフロートとかもあるのか。ケーキ食べるときにエッグコーヒーは甘いと思うけど…
なんか気になるな、ってことで頼んで見たし、ケーキも色々変わってた!
プリンアラモードは、デザインは変わってるけどちゃんとあるからご心配なくー(^・^)
噂には聞いてたけどモンブランのうまさよ
ところでワタクシ、巷ではあんなに話題になってたのに、実はいまだにトライしてなかった、Trung Cafeさんのモンブラン。やっとトライ。
これ、すごいですね?
お店の方は「クッキー生地」という表現されてたけど、これ、ちゃんとパートシュクレの程を成してる。
そこにアーモンド生地のケーキを仕込んで、シャンティ&マロンクリーム。
色から見てフランスのモンブランペースをと使ってるのかと思ったけど、食べてみるとどうも風味が違う。しかも美味しい!
オーナーを、呼べヽ(・∀・)ノ(嘘です、もしオーナーさんいらっしゃったらお話伺えますか?とお願いしましたw)
で、問いただしてみると(問いただすな)、これ、栗の段階から一から作ってるんですってね。なんちゅーお手間😅
それを80kで出してるのか。
まあそりゃローカルのおやつにしてみりゃ高いかもだけど、食感・甘み・素材位の種類、いくつもの要素が重なりつつ、このバランスは自分的にはかなり好き!
そーりゃ人気出ますわ。
あっちこっちのSNSに上がりますわ。お見事。
道理の分かった人のエッグコーヒー
さて、上のモンブラン写真にも写ってますが、エッグコーヒー。
出て来た段階で、エッグクリームの色が違うことにまず惹かれた。写真じゃわかりにくいですが、少しオレンジがかってるというか。
ただまあこれは、その時々の黄身の色に左右されることなので、いつも同じ色とは限りません(実際は写真よりもちょっとオレンジ味がかってた)
そして、香り。
エッグクリームって結構香りに違いがあって、どういう卵、どういう状態の卵を使ってるか結構わかるんですよ。こちらのはあまり他では接することがない卵の香りを発してた。
で、このブログでも何度も紹介しておいてなんですが、こいつは卵を湯煎にかけるなり少し温めるなりしてホイップしたもの。多くの場合は業務用のミキサーで攪拌することが多いようですが…
安全とされる卵の調理温度からはかなりかけ離れたもので、結構ロシアンルーレット。このクリームを作る過程では、生卵で危険とされる要素は死滅しません。
なので本来は積極的に飲むべきものではないのですが、つい好奇心に負けて飲んでしまうことがあるのはワタクシの至らなさでございます(-人-)
でも…こちらのエッグククリームは、色の濃さから、卵白はそんなに使ってないなーと。でも卵白ないと泡立たないから、おやおや…?と思ってたら…
乳脂の旨味。
これまた問いただしたら、生クリームも若干使ってるとのこと。そして卵の香りの違いは、ISE EGGを使ってると。
なるほど!確かにあれはローカル卵とは風味を異にする。さらに、生食しても大丈夫なので、エッグコーヒーのクリームとして提供されても、その点で心配する必要がない!
ここら辺、ちゃんとものの道理を分かった方と、コストを見て材料選択している方、または卵の生色の危険性を知らない方との差が出ますわな。
飲食店の商品って、おいしさだけじゃなく、選択基準として衛生面も結構気になるので、なるほど納得なご回答。素晴らしい。
チョコレートテリーヌ
で、試したものの中にチョコレートテリーヌというのがあって、ケーキじゃなくて、テリーヌ。
見てみると、牛レバーみたいに見えますがw、そううではなくて、チョコのテリーヌ。でもこの様相からするとほとんど粉は使ってない。
焼いて、切り分けられる程度の硬度は得られてるから、卵を使っているものっぽい。そして輪郭から薄く5mmくらいのところまではほろっとした感じがあるけど、中心部に行くと、トロっ。
この食感なので当然濃厚に感じます。チョコレートを。ただ、粉を使ってない→グルテンが低いので口どけや胃への滑りはよく、また口内の味覚的にも、後口がくどくない。
なんてこと。これよくない?濃厚チョコの味わいは欲しいけど、食後に体がヘヴィでドラッギーな感じになるのは苦手、っていう私みたいなのにはこの上なくう嬉しいレシピ。
まあ、摂取しやすいって点でカロリーの心配はあるが、カロリーの話をあまりするとカロリーに気づかれるのでなるべく無視しよう(・∀・)
これ、自宅にデリバリーしてもらえたら、酒をかけて食べたいですわ。ラム酒、ブランデー、意外と焼酎のつまみにも合いそう。
米粉のケーキ
これは最近加わったケーキだと聞きましたが、みるからに生地の様子が違う。で、訪ねたら、米粉のケーキなんだそうな。小麦粉不使用。
え、これ美味しかったらこの生地だけほしい人もいるじゃね?と思ったのですが…
口どけがすごい。
ちゃんとケーキの様相なのに、口に入れるとサララララ…と解ける感じ。軽く、またそれに合わせた甘さで、非常に楚々としている。
それでいて物足りないかというとそんなことはなく、なんとライトなケーキであることか!
これなら食後でも食べれちゃうじゃないか(๑•̀‧̫•́๑)(危険)
でも、小麦不使用のケーキ、グルテンフリーを歌うケーキ、全体で見ると少ないし、あっても残念なことが多い中、これはすごい。
この生地だけ、とかジャムと合わせて、とか、これはいろんなバージョン作って欲しいかも!
私は決してグルテンを目の敵にする勢ではありませんが、グルテンを含む食べ物が胃に重たいのは確かな事実。この歳になって来たら、軽いものがほしい(でも食べたい)ことも多いので、これはかなり嬉しいレシピ。
そしてホーチミン市内では、この方向性では稀有なレシピかと思われる!良い!
あまりにも日本語がお上手なオーナーさんにお話聞いた
で、感想やサジェストをお伝えするのに、オーナーさんとしばし話し込んだのですが、マーッ、日本語がお上手!
すっかり日本でお過ごしになった経験があるのかと思ったら、大学で日本語を専攻して勉強されただけという。え???😅
さらには、どちらかで製菓の勉強をされたのか?と思いもしたけど、レシピの感じが、どうも最新の流行を追う感じでもない。それは当初のプリンを紹介した頃から感じてたのですが…
実に日本人の感性に合う方向性のレシピだなあ、と思ってて。だから欧米系の人にどういう評価をされているかはわからないのですが、ともかく、それもあって日本で過ごしたことがあるのだろう、と思ってたくらいには、日本的。でも…
どこで勉強したということもなく、全くの独学なんですって。もちろんあらゆる研究も重ねた上で、なので、よそのお店の影響が一切ないわけでもないでしょうが、ほぼ、オリジナル。
で、あの感性を具象化できるのはすごいこと!
ものすごく雑に言ってしまうと、こちらのオーナーのアンさんの感性と、丁寧なお心がけの賜物なんだと思われる。
ちなみにアンさんはお顔出すのが恥ずかしい、と言われてたので、代わりにとても親切にテーブルのケアをしてくれていたスタッフさんが顔出しです(笑)
稀有な、お店だと思います。
ホーチミン、それこそ星の数ほどのカフェがあるけど、このポジションにあるカフェ、パティスリーってそんなに多くはない気がします。
何より直接お話を聞けて、漠然と感じていたレシピへの疑問が色々溶けたのは、とても嬉しかったな。
オーナーのアンさん以外は日本語はあまり喋られないようですが、アンさんがいらっしゃったら、是非、ご感想など伝えてあげてくださいませ。どんなご感想でも、きっと喜んで聞いてくださると思います。
やー、こんなカフェがあってくれて、うれしいですねえ♪ モンブランはまたすぐデリバリーしようと思います。Capichiに出店されてるようですよ!
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Trung – cafe & desert
12g2 Nguyen Thi Minh Khai Q1
Time : 08:30 – 21:00
Spent : 130,000vnd / person
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