これはカフェ、じゃなくて喫茶店、とお呼びすべきだろう。
偶然入った喫茶店はとてもレトロで、背伸びしたがってた頃の自分を思い出させてくれるようなお店でした♪
蒲田あのお店のすぐ近く
蒲田には、我が家が毎回帰国の度、東京に寄る度に伺ううなぎ屋さんがある。
そのすぐ近くにあるのがこちらのお店。
いつも開店直後を狙うため、近くのこれまたレトロ喫茶店で過ごして時間調整をするのですが、
この日はそちらが狙った時間よりも遅く開く、と言うことで急遽他のお店を探した次第。
ジャズ喫茶、とのことだった。
もうその響きが昭和な感じで素敵な予感。
レトロ店内
入ってみると、いわゆる思い浮かべる「レトロ喫茶」のほんまもん。
作り込んだそれではなく、本当に時間を経てきたものが湛える空気感がある。
でも古さからくる残念な部分(古ぼけた、とか疲労した、みたいな)は感じられず、ただただ素敵だ。
このお店にくることは初めてだけど、この片鱗を自分は知ってる。この空気感を自分は知ってる。ああ、懐かしい。
聞けば最近、東京の若い方や旅行おしゃさんの間では、レトロなカフェが大人気なんですってね。昭和世代の自分が若かった頃には「大正ロマン」なんてものが流行ったか、彼らにとっての大正ロマンが、今は昭和なのかもしれない。
明治モダン、大正ロマン、昭和レトロ。
時代は違えど、各世代の若い方が求めるもののストラクチャって、どこか近いのかもしれない。
メニュー
お店の表にもメニューは細かく掲示されてたので、安心して入れますね。
特に外国の方は価格感とか内容とか分かりにくいこともあるだろうから、写真入りのこう言うメニューが店頭にあってくれるのは助かるかも。
1973年創業。
わあっ、私お店の方に「こちらどのくらいになられるんですか?」とお尋ねしたんだけど、ここに書いてたわね(・∀・;
この思い切りの良いページ。
ドリンクもスイーツも食事も一気に紹介してるw
各セクション、まだまだ他にもあるんだけどねえw
掴み、的なページかな。
スイーツ類はドリンクとセットにできてパフェの種類も豊富だ。
そういえばコーヒーゼリーって日本発祥説があるらしいですね。
あれだけけコーヒー文化が高いベトナムにコーヒーゼリーって見かけえなくて、たまにあるなと思ったら「Japanese Coffee Jelly」みたいに「日本の」が強調されたりする。
言われてみればお菓子のレシピ本などでも、諸外国の菓子としてはあまり見かけたことがない気がする。こう言うレトロカフェに来ると、プリンんと並んで頼みたくなるデザートの一つ。
そしてお食事メニューは、こちらもレトロ。
ピラフ、と言う言葉なんて、たった3文字のくせにワクワクさせられません?え?させられない?あれ?ピラフよピラフ。あ、2回も行ったらもっと楽しいw
あと、お食事頼んだ方にはデザートが500円になる特典もあり。
へー(^・^)
頼んだコーヒーはサイフォンで
サイフォンは現役のコーヒーの淹れ方の1つでもあるので、サイフォン=レトロと言うわけでは無いのですが、少なくとも個人的には、レトロな記憶と結びついてる。
親がコーヒーに凝ってて、毎日目の前でサイフォンを使ってコーヒーを入れてたんですよね。幼心には、湧いた湯がどうして上のコーヒー豆の容器に登っていくのかがどうしてもわからず、加えて親が、お湯が上に上がっていくタイミングで注文を唱えてたりしたもので、
(お父さんは魔法使い?)
と真剣に思っていたものでした(笑)
そんな記憶と結びついているので、私にとっては、サイフォン=レトロ。
オーダーしたのは、瞬間冷却アイスコーヒーということなのですが、サイフォンで落とした。コーヒーをテーブルに持ってきてくれ、氷をたっぷり入れたグラスに直接添えてくれると言うものでした。
ものは言いよう。
瞬間冷却ってどんなの?と思った方には拍子抜けかもしれませんが、いいんです。レトロカフェではそういう当たり前のことこそが、よく似合うし価値がある。
旦那さんは可愛らしくコーヒーフロート。
ぷかぷか浮かぶアイスクリームと、掬いにくそうにスプーンで格闘する旦那さんの愛らしさよ。なにこのボーナス。
コーヒーフロート、クリームソーダ、冷たいドリンクにアイスを乗っけた一品は、昔も今もちょっとワクワクするレシピ。
プリンは見て見てー!
高足つきの銀色の器!
これ以上プリンの盛るのに最適な器は、なくない?
プリンは懐かしの固め、テクスチャー。
味もとても丁寧に作られているけど、極々普通のプリンです。
こういうカフェでは、ぜひそうあって欲しい。プリンを食べたいと思った時に、そのミニマムな基準を満たしただけのオーソドックスなものこそが、こういうカフェにはふさわしい。
流れるのは古いジャズの名曲たち。決まった曜日には、ジャズライブも行われるらしい。
多分に個人的な記憶とリンクするポイントが多くて、自分がワクワクしたのは全く属人的な理由。他の方の感じ方とは大きく違うかもしれませんが、それでも昨今のレトロブームに乗っているのか、自分たちが入った時はノーゲストだったけど、コーヒーを飲み終わる頃には、続々と若いカップルさんや旅行者さんらしき方が入ってきていました。
蒲田の商店街自体、ザ・昭和の商店街でレトロ感満載なんですが、そのイメージ通りの、カフェではなくて、喫茶店。
予定のお店に入れなくて、偶然見つけただけのお店でしたが、思いがけなく素敵な時間を過ごすことができました!
ちなみに
毎回東京新居行った時の恒例・こちらのお店に行く前に、時間調整で伺いました。
もしくは、お食事を終えてからのコーヒーを、ここで楽しんでもいいかもしれませんね!
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Terasse Dolce
東京都大田区西蒲田7-64-2
Time: 10:-00 – 20:00
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