口どけ、という表現は食レポの中でよく使われることばですが、パンの口どけ、なる物を、私は初めて経験した気分！
神楽坂駅すぐ近く
神楽坂。
前回の初訪問ですっかり魅了されまして、そして今回は神楽坂ら電車が便利な場所にあるお店に行く予定があったので、迷わず神楽坂に泊まったわけです。
そして降り立った、東京メトロ東西線・神楽坂駅。
駅のすぐ近くに宿を取ったのですが、宿に辿り着く前にすでに反応。
遠目には何屋か分かりにくかったけど、テーブル類が置かれてないのでレストランではなさそう、ってことはわかりました。
そこで近くに寄っていくと（キャリーくらい宿に置いて行けよ。。）
最初カヌレの写真が目に入ったのでケーキ屋さんかと思ったら、実はパン屋さん。
わお。宿の朝食はついてないから、明日の朝食に買っていけるじゃん！とチェックインよりさきに朝食の確保をする女。
入ってみると、それはシックな店構え。
客が自分で自由に取れる環境にはなく、吟味の上、店員さんにオーダーして袋に詰めてもらう仕組み。
衛生的にはこれに勝る物なしよね。
驚きの試食体験
で、ウヒャウヒャ言いながら見ていたら、「ご試食なさいませんか？」の声。するするぅ！！
と、最初はなんだったかな。確かチーズ入りの何かをいただいた。もちろん小さいピースだ。小さかったんだけど、美味しい！
こういう時の自分の心の声はダダ漏れだ。
こちらが感想を言う前に、店員さんが「美味しいでしょー♪」と（笑）
え、これ買うぅ！
とオーダすると、「あ、でもこちらもよかったら。。。」と別パンの試食を出してきた。
黙っておけば、もう買うと決めたものがあったのだから迷わずに済んだものを、新たな試食を出されて「ふおおおお！」と、こう言うオシャレなお店にあるまじき喜び方をしてしまう。
そしてさっきのと迷う。
そしてどちら買ったw
なのであのタイミングで店員さんが他の試食を提示するのは間違っていないのかもしれないw
クープが美しいカンパーニュっぽいのやバゲットみたいなのも気になったけど、流石にこれはヒーターのないホテルの部屋では難しい（いやそう言う理由じゃなく、食べきれないでしょw）
心の中で残念がってたら、確かこれも試食をくれたかな。
これがこちらのお店のスタイルなんでしょうけど、なんと結局５種類くらいの試食をさせてもらったんじゃなかろうかw
もうちぇり氏、すっかり餌付けをされた野良タヌキ。
お腹をポンポコ言わせながら、何種類も買ってしまったw
季節柄、シュトレンもとても魅力的だったけど、そもそもこちはお高めのパン屋あさんなので、なんとシュトレン、小ぶりのもので、3,000円オーバー。
洋酒をしっかり効かせた、ベラベッカという発酵菓子に関しては、ほぼ4,000円。。
お高い。でも贈答用にはいいかもしれない。
しかもこういうお菓子は一度にばくばく食べるものでもない。日持ちもするので、少しずつ薄くスライスしてチミチミ食べる、ということを考えると、悪くない選択肢かも。
レジェルテ、は、こちらのお店の商品名らしく、マスカルポーネが練り込まれてるのが特徴らしい。
ちょっと見た目、それを彷彿とさせる物を試食させてもらったけど、多彩かに美味しかった。。。
家の近くにこんなパン屋さんがあったらなーって思ったけど、今回は旅行だったからエイヤ！で買ったが、どれもなかなかなお値段なので、近くにあっても日常遣いには難しいかw
しかし私の前に、１万円分、1.5万円分のお買い物をされてる方もいらっしゃってたので、この金額額が苦にならない方もいらっしゃるのでしょう。すごいなあ😅
そんな方達の中で餌付けされてるタヌキ。。。
ば。。。場違い。。。(苦笑)
食べてみた！
早朝ご飯
実は朝に食べよと思ってたのに、フライトで疲れていたのか、変な時間に寝落ちてしまって、朝の3時半とかに目を覚ましてしまったw
しかも前夜結構食べたと思ってたのに、お腹が減った？？？？
ってことで、パンの存在を思いださいて、（これは朝食、これは朝食。。。）と言い訳呪文を唱えながら齧ってみると…？
きなこ
シンプルなバータイプ。
このお店で人気の商品らしい。シンプルそのもの。
で、モチーフはきなこだし、そんなに期待もかけずに齧ったんですよ。バクー！っと。
いやあ。。。
後悔したね。
なんでもっと大事に食べなかったのだあろう、と。
表面のきなこはとても香ばしくて甘さとのバランスもよく、さらにその砂糖は品がよく、パン生地に寄ってそれがかき消されるかと思いきや…
より風味を押し上げるきじの香ばしさ。
そしてなんということか。
1回、2回と噛む内に、実に全ての要素が溶け合って、すうっと口の中からなくなっていく。
口…溶け…っ！！！？？？？
夜中の3時半、寝ぼけ眼で口に入れたが、ここで一気に目が覚める。
初めての、食感だったんです。
しかもパンで、この口どけ。
口溶けを歌うパンはいくつもあるけど、こんな食感のものは私、食べたことなかった！！えーー！！
ブルチーズとナッツ
正式名称忘れました。
流石にこちらはしっかりしてそう、と思ったので、きな粉の口溶けで動揺した自分の気持ちを落ち着けるべく、齧ったのでした。そしたあr。。。
ぬおおおおお？！
この生地でなんで口からいなくなる？しかも風味はしっかりと残しながら、パンを食べているという実感をこの上なく見せつけつつ、物理的には口の中でするりと解けて引いていく。
なんだ。。。
ここのパン。。。
チーズが入ったミニパン
これはちょっと他のものよりボリュームがあったし、３つ目だったから衝動も収まっていようし、ちょっとこれで落ち着こう、と思ったのに。。。
口溶け感覚がこれまた凄まじかった。。。
これ、小さなカットをお店で試食させてもらってたやつだった。小さな一片でも美味しかったが、まふっとかぶりつくとこれが、さらに美味しい！！
え、なに？！
何が起きたの？！
という動揺が３連チャン。
なんてことだ。。。
価値あるパン屋
聞けば有名なお店らしいですね。
さもありなん。
お高かったけど、こんな経験させてもらっただけで、私にはとても価値があった。
これ、甘いものが苦手でケーキが手土産には憚られるというケースにも活躍しそうだし、何より幸せな味わいだ。セルフヒーリングにも使いたい。
これはもはや食事ではなく、差し上げる方への敬意だし、食べる人間への癒しになるわ。中身の薄いセラピー受けるより、よほど気持ちが癒やされますことよ。
いや、良いもの食べさせてもらいました。
ご馳走様です！
あと、タヌキを餌付けしてくれた店員さんがとっても感じよかったです！ぽん！
ご連絡は以下のLINE＠に登録してメッセージで！
お店情報
POINT ET LINGE – ポワン エ リーニュ
東京都新宿区神楽坂6-45-2
Time: 11:00 – 20:00
Spent: ¥2,800（上記以外にもスイーツを少々）
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