宿の近く、という条件で店を探してて偶然見つけたお店。思いがけない隠れ家っぷり。思いがけない大人の時間!
旅先の隠れ家
Google Mapで、宿の近くのお宿ってことで探してたらこちらがヒット。ちょっと気になる料理もあったのと、和食続きだったのでここらで洋のものが食べたいねってことで、行ってみた。
ら。
くっ。。。。暗い。。。
上の写真の右側みたいな道がずーっと続いてまして(苦笑)
ほとんど住宅地。他にお店は全くない。
ほんまにこんなところにお店あるんか?って思ったけど左の方を見ると、なんか看板あるし。
あ、お店やお店や。
Kamonってお店。
でもそこの入り口潜っても。。。
店、ないんかいっ。
人様のお宅の庭やないかいっ。
ええんか?ここ通ってええんか?
でもここしか行きようがないような?ってことで進んでいくと、建物側に。
ドアが。
玄関やな、これ。
近くまで行くと、ちゃんと店名ありました。
店や。ここは人の様のお宅じゃなくて、店や。
螺旋階段がありましたけどね。
なんだここ。元どなたかのお家だったにしても、なんて素敵な。
でもやっぱり恐る恐る、「すみませーん。。。」と声をかけると、穏やかそうな紳士が出てきて、どうぞどうぞと招き入れてくれました。
ほっ。ちゃんとお店だった😅
メニュー
その時々で変わっていくのか、黒板に書かれたメニューのみ(メニューブックみたいなのはなかった)。
ああ、気になるメニューがいっぱいだ。
そしてかなり料理の範囲が広い。
店によっては(んー。。。)と躊躇するところだけど、なぜだかこちらでは美味しそうな気がした。Google などの写真も良さげだったんですよね。
さてさて。
お食事
通されたお部屋には、テーブルが。。。4つくらいだったかな。
こじんまりなスペース。そして先客が1組。私たちより少し上くらいのご夫婦でした。
軽く挨拶を交わしてお料理を注文。
部屋内の写真はどこを撮ってもお二人が入ってしまうので控えました。
まずは軽く一杯いただき、狙っていたタンシチュー。
シンプル、そのもの。
強いデミというよりはワインシチューの様相が強く、さらりとしたソースながら旨みは深く、それがよくよく肉まで浸透。またソースにはタンの旨みも滲んでいて、ややっ、これは美味しい。
ボリューム感を出そうという使命感をスルッと無視して、ひたすら品の良い味の仕上げに没頭している感じ。美味しい。
そして、パスタも食べたかったんです!
悩みに悩んで、牡蠣のパスタ!
1500円だったのと、こういう大人な感じのお店ですから小ぶりな感じで出てくるかな?と思ったら、これ、パスタ120gか130gくらい使ってませんかねw
かなりのボリュームで出てきました。
そして牡蠣もゴロゴロ!
大人な量じゃなかったんかい!と思ったら、味が大人。
クリームベースなのですが、パスタも存分に味わえるようにミニマルな量と塩加減。
おかげで素材の味わいを存分に楽しみつつも飽きることなく、なんなら食べるごとに喰む楽しみが生まれるようなパスタ。
2人で食べ切れるかしら?とか思った心配は杞憂に過ぎず、実に美味しく最後まで楽しめました。
これは先に欲しかったかな?と思ったのニシンの白ワイン酢漬け。こちらはゆるい塩では逆に醍醐味がなくなるのでしっかり塩の味わい。ワインのつまみには幸せでしょう(*´꒳`*)
この辺りで、先客であられたご夫婦、特に奥様の方が声をかけてくださって、あれこれお話をしだすなど。
どうもご主人がアメリカの方で、奥様もアメリカでお住まいになっておられたが最近日本にも居を構えられたとかで、こちらのお店の常連さんらしい。
とても明るく楽しげな奥様は、よく笑ってよくワインを召し上がられて、それはそれは素敵な方。旦那様はアメリカの方ということだったけど、日本語もおできになられるご様子で、少し言葉少なくでしたが会話に参加されてきて、お部屋の中がとても華やぐ。
そこにもう次のお客もおられないようで、料理を出し終えた店主さんとお料理を作られていた方が加わり、数々のお話を聞かせてもらったのですが。。。?
人生の先輩に囲まれつつ
なんかもう、自分が生きてきた様など、小童のそれでしかないくらいのご経験をお持ちでいらっしゃる😳
ご本人にとっては超えてきた道なので、さほど特別なことでもないかのようにサラッとお話になられるのですが、「ちょっちょっちょ!!!」と会話を遮り、深掘りせねば理解が及ばぬほどの数々のご経験。
それをとても穏やかな様子でサラーっとお話になられる格好良さと言ったらもう😅
明るく話しかけてきてくれた女性も、以前は東南アジアのご経験もあるということで話に花が咲きました。そして彼女おすすめのラムレーズンのアイスクリーム。この店に行ったらぜひ食べてみてほしい。めっちゃ美味しい。
そのままでも美味しいのに、食べる直前にはさらにラム酒をチラッとかけてくれるのが、また憎い。
もっと話をしていたくて、コーヒーも追加。
このコーヒーがまた美味しくて。
歳を重ねると、不自由になってくることもあり、何かとネガティブなことが言われますが。。。だからこそ、あのように楽しく嬉しそうな時間を送っておられる方々と知り合えると、実に心強い。
あのようになるには、それまでの時間の重ね方が大事なんだろうなと思う。タフなことがなかったわけはないと思うのですが、それを超えて、いろんな経験をされて、それをまるっと自分で飲み込んで、あのように素敵になられたのであろうと思う。
あんなふうに、自分たちもなれたらいいねー、と、旦那さんと2人、帰り道で話した次第。
美味しいお酒と料理と人たち。
なんという夜であったことか。
本当に隠れた隠れ家にて起こった、映画の場面を切り取ったような大人の時間。夫婦で旅行した中でも、とびっきりの思い出になりそうです😊
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Kamon
三重県伊勢市本町7-7-6
Time:18:30 – 00:00(不定休)
Spent: ¥3,500 / 人
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