いい大人になるまで、
コドモドラゴン
って思ってたよね。
ほら、小さいドラゴンみたいだしさ。
ちなみにコモドドラゴンの子供は、
コドモコモドドラゴンなんですかね。
なんかややこしくなってきたので、
話、進めましょう(。-_-。)
コモド島って遠いの?
コモド島へは、バリ島のデンパサール空港から、
Labuhan Bajo(ラブハンバジョ)という空港が
あるフローレス島へ飛び、そこからさらに船で
コモド島に向かう必要があります。
※Labuhan Bajo / Labuan Bajo 両方の表記がある
ようです。そしてどちらも「ラブアンバジョ」
と発音するっぽい(hの立場考えてやれ)
遠いです。コモド島へなかなかいけなかった
理由の一つがそれでした。
ぶっちゃけ、バリから日帰りツアーもあり
ますが、インドネシア国内のフライトはディレイが
平常運転。とまで言っちゃうと失礼かもだけど、
デンパサールがらみの国内フライトで遅れ
なかったことが殆どなかったどころか、大幅
ディレイでケアもなし、みたいなことが多々
ありまして、個人の責任に置いて考えた場合…
日帰りなんて危なっかしくて(´Д` )
そもそも、めちゃくちゃハードな旅になります。
それ、私がバリに来てやりたいタイプの旅じゃ
ない。
理想は、行きのために1日移動。
翌日朝からコモド島へ
かなり疲労するので、その翌日デンパサールに。
3日あると、楽しめそう。
プラス、バリのお友達に聞いた所、コモド島
だけじゃなく、数々の島をボートで泊まり
ながら渡り歩ける、アイランドホッピング
ツアーというのがあり、色々あるけど2日
ツアーが人気だとか。そうなると、全行程
で4日必要。
しかもこれ、デンパサールから、という話
なので、外国から行ってバリ島も楽しみたい
ぞとなると、全行程でまぁ小一週間は欲しい
ところ。いやいや、なかなか贅沢な。
コモド島行くのって高いの?
日本の旅行会社主催のツアーを見てみると、
高いです。バリ島のデンパサールから日帰り
でお一人様、6万円とか7万円とか。ヒイッ。
場合によっては日本からのバリ旅行の全行程
をカバーできる価格じゃねーか。
いや、世界的にも貴重な動物に会いに行ける
のだから、そのくらいはかかっても仕方ない
のでは。
うん、それが島の保全とかのために使われる
お金だったらね。惜しくない。でもこの場合の
利益は旅行会社などに入るわけで、それはそれ
でもあるんだけれども、そこ、我が家頼らねば
ならん所か?
ってことで、自力移動(๑•̀‧̫•́๑)
と言っても、旦那さんが全部やってくれたん
だけどねw 今回はちょっと私が足を引っ張っ
ちゃって、彼の思う通りにしてもらえなかった
部分があって申し訳なかったのですが、それ
でもなんとか。
ただし、
こちらでも書いたように、バリ島でネットで
予約しようとしたら、インドネシア外発行の
クレジットカードが使えないという予想外の
事態が発生。これ、もしかしたら地元の旅行
会社を使わせるための意図的措置だったり
するのかな。
で、上記リンク先の記事にある旅行会社を
使いました。今回は、1人往復で2万円位。
GWは日本だけのこととはいえ、バリは
かなり繁忙期っぽいことを言ってたので、
それでその値段ならまぁ、ありな価格。
ってか、代理店手数料がすごく安かったって。
リンク先の代理店、良心的(^・^)
ちなみにセット・ツアーには現地でのガイド
さんが付いたり、船も用意されているので
航空券だけで単純比較はできませんので悪し
からず。サマリーは後ほど。
フローレス島ってどんなとこ?
ややこしいです。
島の名前はフローレス島。
でも空港名は、ラブアンバジョ。
そしてラブアンバジョ空港の表示がKOMODO。
おーいw
空港からの足は、タクシー1択。
しかもプライベートカーだから、良し悪しの
区別がつかない。声をかけてくる奴は大抵怪し
かろうと思うが、他にチョイスがなくて乗ると、
目的地まで50k IDRだという。
多分ちょっと高目だし、運転手以外にもう1人
助手席に乗り込んで来たのでちょっと警戒した
のだけど、400円くらいだし、思ったよりぼら
れないな?と思ったら。。
「コモド島へのツアーはどうするんだ?」
ときた。なるほど、営業を兼ねてのお高めタク
シーw もうすでに決めてあるときっぱり言い
切ったら、しつこく後追いはしてこなかった
ので、多少高めでもまだ良心的だったかなと
思われる。
それにしても、久しぶりに素朴な場所でしたw
一応海岸沿いには商店らしきものが並び、観光
客用のレストランなども数件あったりしました
が、ほぼ何もない、と言って良いです。
水着を調達しようと思ってたのですが、ポツリ
とある良さげなお店のものは8千円とかしてて、
日本と相場が変わらない感じ。バリ島で調達
してくるべきだった。。。結局買わずにタンク
トップと短パンで泳ぎました(๑•̀‧̫•́๑)
水害が厳しいのか、津波に備えた標識や、あと、
建物が全て高床式的に道路からかなり高い位置に
あり、泊まったホテルに入るには、毎回この
渡し板を通らねばならず、バヨンバヨンたわむ
板を恐々渡る都度、脳内でインディジョーンズ
のテーマが鳴ってた。
素朴w
フローレス島の宿はどう?
これはリゾート的なものもあるにはあるようなん
ですが、その他の「ホステル」系のところの様子
を見ると、リゾートとは言っても、こちらも素朴
な感じじゃないかなと予測してます。
なので、ゴージャス感満載を期待する人は注意。
うちは私のグズグズで初動が遅れてしまった
というのもあって、チョイスがホステルしかなく
なってしまったのですが、最初に取った所が…
海岸線よりかなり上にある小高いところにあり
まして、眺めは良かった。山道途中にあるドラ
イブインみたいで。でも山の上すぎて、ちょっと
翌日のツアーを探しに行くというのが手軽でない。
足もない。
お部屋も急ごしらえ感満載で、ドアノブの周り
とか、ガッジガッジw いやまぁそこは別に
良かったんだが(いいのか?w)、最近しつらえ
たばかりっぽいお部屋は塗料の匂いがしてて、
ちと辛い。
且つ、これは私たちが悪いのですが、
典型的なインドネシアのソケットタイプ。
しまったーっ、この形状にさせるアダプター
持って来てないー(´Д` )
そしてワイファイも弱い。
やばい。2人とも仕事ができない。
リゾートに来る人はそんなもの本来求めない
ものかもしれませんが、出先でも仕事ができる
から旅行に来れてる、という私たちのような
人たちもいる中、ホテル側にもアダプターの
用意がなく、こらあかん、と。
で、旦那さんが急遽下山し、下の街の様子を偵察。
と同時に別の宿を見つけて来て、その宿の人の
伝てで車も手配し、お迎えに来てくれることにw
チェックイン後、数十分で「お引越しするよ!」
とwww
もちろん最初の宿にはすでにチェックインしたし
料金も払い済みなので返金は求められない上に、
自分たちの都合に合わなかったからと言って、
クレームするわけにはいかないので無駄になった
わけですが、
「不満持ったまま過ごすより、お金かけても
快適なとこに!幸いそんな高い宿じゃないし!」
と、明確な指標を持つ旦那さんに迷いなし。
この切り替えの速さと、優先順位の明確さ、
そして行動の速さは、本当にかっこいいと
思うのです(๑•̀‧̫•́๑)
宿の不満をブーたれる間も無く、インディー
ジョーンズなお部屋にお引越しとなったのでした。
多分、バリ島のクタと同じ値段でも、宿のクオ
リテイはかなり違ってると思った方が良さそう
です。だって売り手市場だしね。繁忙期とはいえ、
良さげなホテルがいっぱいだったら、私らみた
いにホステル使うしかないわけで、そうなったら
多少の難も問題じゃないとされるわけで。
全てはコモドドラゴンに会いに行くため。
もともと、この手のホテルも嫌いじゃないし、
コモドドラゴンという大きな目標があったので、
宿のドタバタ、愁うに足りず。
しかもこの街。。。
美味しい店があったんです( ・`ω・´)b
2日通った美味しいお店 Mediterraneo
素朴な通りに何軒か、外国人向けと思われる
レストランがありまして、競合少なき中なので、
あんまり期待できないかも、と思いつつも、
表に出されてたメニューがなかなか面白かった
ので、こちらに行ってみることに。
ちょっとした階段を上がると店内に続く通路席
があり、そこはガラーンとしてまして、んー、
やっぱり厳しいのかなー、なんて思いきや…?
んまーっ、素敵じゃない?!
お客さんが多かったので写真右手、中二階みたい
になってるフロアのビーズクッション(別名:
人間をダメにするクッション)が並べられてる
エリアは写せませんでしたが、なるほど、ああ
いうのんびりできる席にお茶しに来るってのも
良いかもですね。
下の客席はご覧の通りガラガラでしたが、我が
家が注文をし終えた頃から徐々にお客が増えて
いき、気がついたらあっという間の満席でした。
これ、私よくあるパターン。
自分がオーダーするまではガランとしてるのに、
その後に人がたくさんになるって流れ。日本
でもどこでもそうだった(・∀・;
バーもなかなか充実してそうで、他の方頼んで
らしたトロピカルカクテルなんかとても美味し
そうでした。
さて、お料理。
突き出しで、出て来たものから軽く驚愕。
セミドライトマトのペーストなんですが、これが
すんばらしく美味しいの!キュッとした酸味、
凝縮した甘さ、それを融合させるオリーブオイル。
なんだったら、これをつまみにガブガブ飲める。
良きワインを持って来ても、非常に相性が良さ
そうな。
そして前菜に選んだのがこれ。
Blue Cheeseのアンサンブル。
味以前に、こんなメニューがあることに驚いた
わけですが、焦がした地元のカシューナッツや
繊細な薄さのりんごのスライス、ねっとりとした
色気のあるセミドライ・フィグなど、ブルー
チーズをメインにしながら、ちらりと合わせる
サイドがエロい!!
チーズ自体はもちろん輸入物な訳ですが、この
組み合わせの妙。「なんだここ?!」って
声が出た。
白身魚を頼んだら、こんな様相で出て来ましたよ。
ホーチミンでシーバスだなんだのソテーというと、
欧米人向けに、ドッカーン!とした切り身が出て
来るのが常ですが、こちらはえらい繊細ですな。
そしてデザインが可愛らしい。
あと、フライドポテトを入れているワイングラス。
盛り付けに「高さ」を出すという趣向をお持ちの
方、東南アジアでは意外に少ない気がしていたの
で、へえっ、と感心。
この手の脆い白身魚をこの薄さにスライスして
調理するのは気を使うだろうなぁ、と、重ねて
感心しながらいただくと、うん、美味しい。
火入れもギリギリ、仕込みもしっかりされて
いるので余分な匂いもこもってないないし、
大変上等な白身魚のソテーです。
東南アジアでは滅多に頼まないし、ましてや
「手製」とあったので、生パスタにあまり魅力
を感じない自分が頼むのは珍しいことなのです
が、セオリー破って頼んだ甲斐がありました。
キョルンキョルンとした活きの良い弾力を持つ
生地は歯切れが良く、フルリフルリと口の中で
跳ねて楽しい。絡むトマトソースは、先ほどの
セミドライトマトのペーストからすると柔らか
ですが、しっとりと馴染んで生地に寄り添う
睦まじさが良い。
あまりの質に驚愕し、翌日の夜も迷わずこちら
にいきました。タコのカルパッチョは、最初
物足りなく感じるものの、食べ続けるに従い、
旨味を増して、私好み。極薄のポテトスライス
のデンプンを熱湯でサッと洗ったものをマリネ
にしたものを添えるあたり、この1皿にかけ
られた手間が垣間見れます。
マグロのタルタルは、正直ちょっと期待はずれ。
ただマグロの質が、というお話で、調理自体は
よかったの。冷凍マグロの脂が少なく、よく
ある表面が荒れてるタイプで、オイルで均した
らもうちょっと美味しくなりそうだったけど、
これも好みの話があるので、一概に悪いもの
とも思われない。
ちなみに英語サイトではピザがフィーチャー
されてましたが、こちらはぼちぼち。
こと、パン生地系に関しては、ホーチミンに
いると基準が上がって不自由しますな(´Д` )
全ての皿が完璧なんてお店はそうそうあるもの
じゃないし、この競合少なき中にこれだけの
パフォーマンスを発揮してるお店ってのは、
ちょっと驚き。
何の変哲もなく見えるこのアイスコーヒーで
すら、旦那さんと2人、顔を見合わせるほど
美味しくて、諸々こだわってらっしゃるのだ
なぁ、と。
ほんと、食事する気がないかたも、
このコーヒーだけでも飲んでみてほしい。
実際カフェづかいもできるお店のようなので
万が一にもフローレス島に行くことがあったら
こちらのお店、要チェック。
あ!!
このお店にかかって見れば、ピサンゴレンも
この通り。マレーシアやインドネシアの代表
的なバナナのおやつ。フリッターみたいなもん
ですが、こんなオサレなん、初めて見たわw
旦那さん的には「ちょっと上品かなー」って
感想だったけど、ちぇりさんには大好評で
「まんぷくー」とか言ってたのに、ペロリと
食べたw
例えばこのデザートと先ほどのコーヒーで
お茶タイム、なんてのもアリだと思うの。
うん、遠いからさ、気軽に「行ってね!」
と言ったところで突っ込まれるのはわかるん
だけど(笑)、本当にまさかまさかな展開
だったの。
予備知識もない素朴な小さい旅先の街で、
こんな料理に出会えることもあるものだなぁ。
世界は美味しい。
コモドドラゴンに会いに行く予定のある方は、
ご飯リストに加えてもらえると嬉しいです♪
Meditteraneo
Jl.Ikan Kerapu, Komodo, Labuan Bajo
Time : 08:00 – 23:00
Spent : 350,000 IDR / preson
コモドドラゴンの木彫り Sサイズ
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