一時帰国に!ちょっとええもん土産!はこの赤帯をタッチ!

7区には私の大好きな韓国冷麺の専門店まであるそうで、そこには食べたことのないものまでありまして! ~ Mi Lanh Yoo Chun

アジアン料理

ご存知の通り、7区は韓国料理店が膨大な数、林立してます。そしてその多くが、ガチの韓国勢を主要顧客とされているため、容赦ないケースも多い。それが、良い!そして専門性も高いので…?

韓国料理屋さんの冷麺

以前より随所で申し立てていますが、ワタクシ、韓国冷麺が大好きだ。多少それを想起させる盛岡冷麺も大好きだ。

要はあの、ギョインとした伸びコシの、冷たいことであっさりと見せかけた牛出汁にフルーティーな酸味をそれと気づかれないように忍ばせたスープで食べる冷麺が好き。

冷やし中華も嫌いじゃないが、冷たい麺どっちを選ぶ?とい言われたら、水冷麺。最近も美味しい場所を見つけて狂喜したばかりでしたが…

ここみたいに、いきなり冷麺を頼めるお店ばかりじゃないんですよね。お店によっては焼肉を一通り(もしくは一定金額以上)頼まないと、冷麺注文できません、みたいなところもある。

 

韓国における冷麺の位置付けというのがどういうものかわかりませんが、薬膳的な見地から、肉などの熱を持つ食べ物とのバランスを取る意味で出してるケースとかもあるのかな。

自分には、ラーメンのように単体で楽しめるものと思っちゃってるところがあるけど、もしかしたら背景が違うのかもしれんなあ。今度韓国のお友達に聞いてみよう。

ええ、単にビジネス上の問題かもしれませんが。

冷麺専門店!

でも店名に「Mi Lanh」冷たい麺!と書かれてるところだったら、入っていきなり「冷麺1つ!」となっても許されよう。

それは大通り沿いにありまして、看板こそ多きものの、さほど派手派手しくないので、近くに行かないとわからなかった😅

店内にはわかりやすく写真も掲げられているので、そのイメージで選ぶのもありかもしれない。

店内1階はそんなに広くなく、派手とは言えない、むしろ簡素な造りですが、それがまた韓国っぽくて好き。あと韓国の水墨画?的なものも飾られてて、そこはかとない韓国感。

ただ一方で…

簡素な作りが、ファーストフード的な雰囲気も醸しており、それがお若い方には入りやすいのか、私が入店した時はほぼ満席。ただし、ベトナムの方たちばかり!

後から入ってきた韓国の方は上のお部屋?に通されてましたが…

東南アジアの方は冷たい麺や料理をあまり食べない、という定説通り、ベトナムの方はあまり冷たい料理を食べない、という話がまことしやかに囁かれていたものの、今このお店の現状としては、多くのベトナムの方が冷たい麺を楽しまれているというね。

時代は、変わってきてますな。
そういえば4〜5年前に、もっと中華的医食同源思想が強いと思われる台湾のコンビニで「冷やし中華」売ってたのを見て驚愕したなあ。

実際にはもっと前から冷たい麺料理、食べる文化が入ってきていたのかもしれませんが、そして全体的には未だその通りなのかもしれませんが…

全く食べないわけじゃないし、私が入った時だけたまたまそんな状況だったというのも考えにくい。ということは、結構な数のお若い方、冷たい麺を楽しんでいらっしゃるんじゃなかなという予想。

焼き菓子はベトナムの方には人気がない、チーズは嫌い、ピザは食べない。そういう傾向が多勢であっても、一方で大繁盛してる焼き菓子のお店もあるし、4P’sさんは大人気だし、お店次第な部分もある気がしてなりません。

メニュー!

事前のネット情報では英語表記がなかったのでかなり覚悟していったのですが、英語、添えられてました(・∀・)

メニューニ写真もあるのでわかりやすい!ありがたい…(-人-)

で、普段ならいちもくさんに水冷麺狙いなのですが…

気になってたんです、写真だけ見て。
上のメニューの上から3番目。

Cho ghe Myeon

英語では、Chicken Cold Noodles soup with Peanutとある。ほおっ。

ルックス的に、下手したらあったかい麺か?と写真だけ見て思ってたのですが、間違いなくColdと書いてある。そしてチキンブロスとピーナッツ。。。

これ、韓国ではメジャーなレシピなのかな。自分が行き当たることができる冷麺を置いてるお店のチョイスには見たことなかった気がしたので興味津々。

ちなみん…

冷麺の店やで!と大々的に掲げてるけど、冷麺以外の料理も結構あります。

相変わらず、1ポーションがでかそうなので、連れがいるときに頼んだ方が良さそうですね。この日はちょっと自粛。

でも色々美味しそうだな。
食べたい。。。

麺にもついてくるパンチャン的なもの

麺単体でもついてくるパンチャン。本当に感心する。

ただまあサクッと単品食いできるものを提供している場合は、こうして区切りのあるカフェ皿的なもにい入れてくることも多い。

そりゃそうよな。そんなに量を出せるわけでもなかろうし、皿を洗うのだってたくさんあるのと1枚だったら随分違う。

とはいえ…

なんでここだけ空白に敷いてるのかめっちゃ気になるw
いやコスト考えた結果、5品しか出せない、と考えられたのでしょうし、むしろこの5品もついてくることにびっくりですが、ものすごい欠落感w

そして、まああまり力は入っていない。
それでも出さなくてはいけないとう使命感に駆られてる感がすごい。

実際、韓国の飲食店関係の方に聞いたことがあるのですが、特にもうちょっときっちりしたお料理を出されるところになると、パンチャンの量はもちろん質も相当、お客さんには重要らしく…

しかし、この部分にお金を取らないお店も多い。有料突き出し的に、お金を取るところもあったが、それもわずかな金額。それでも有料だとクレームの元になりかねないとか。

品数も、その質にも厳しく言われるケースがあるらしく、手を抜くことができないと。しかし、ご存知の通り、メインの前にいバーっと並ぶ、壮観、といって良い品揃えを無料で提供って…

韓国料理、一体採算どう取ってるの?🙄
と思うことしばしば。客としてはもちろん、楽しく美味しくありがたいのですが(-人-)

本題の鶏冷麺!

というわけで、本題の鶏冷麺!

おおおお、美しい。
見ただけだと、福岡県は行橋に見られるラーメンの豚骨カプチーノ的な雰囲気もあるが、これは冷たい麺。

どういうことになっているのか興味が抑えきれずに、着丼とほぼ同時に、まずスープ!

おっと、思ったよりもアッサリだ!そしてかなり近々に冷えている!まごうことなき、これは冷麺!

よくよく味わってみると、全体に鶏の出汁の要素が支えてはいるものの、脂は徹底的に取り除かれてて、動物臭もかなり抑えている。とても丁寧に取られてるっぽい品のある出汁。

そこに、豆乳でも使っているのかなあ。マットなミルキー感。いや、ピーナツと書いてあったから、そのペーストを溶け込ませてるか?

でもどっちかというとすりゴマ的なものの食感と風味の方を強く感じたかも。ピーナツは、味にコクを添えこそすれ、あまり主張はしていなかった記憶。もしくは調和が良くてピーナツだけが立った感じ方をしなかったか。

重たくはなくて、鶏の主張を捉えて中和し、知らずに食べたらなんのお出汁がベースかはわからないくらいに全てが融合されている。

そこにフルーティなヴィネガーが薄く重なり、見目はこってりしてそうだけども、とても爽やか!なんだろう、ちょっと経験したことのない味。でもとても綺麗いでスッキリしつつも柔らかいので、とても食べやすい。

麺は韓国冷麺によく見られるゴムゴム麺ではなく、そうめんのような様相。でもギリの攻めた茹で方で、ただ柔らかいわけでもなく、エッジがちゃんと立ってるそうめん。

カルグクス、ってやつですかね。
韓国も麺の種類がいろいろあるので、間違ってたらごめんなさいだけど。そして以前食べたかグルクスはもうちょっと太かった気がするけど、いろんなタイプがあるのかも。

スープがアッサリなところにこんな麺だと味がボケるのでは?というのは杞憂で、するりするりと爽やかにいいただけるのは、ギリギリ顔を出さない程度に仕込まれた酸味が唾液腺を刺激、口中で炭水化物の甘みを程よく引き出してくれるからかもしれない。

酸味の働き、大事やね。
とはいえ、かなりの麺の量がある上に、決して強い味ではないので、少し単調に感じるようになってきたら、キムチなどで強弱を。

すりゴマが大量に仕込まれているらしく、スープをたっぷり吸ったそれが口に少し残ったところをギョイっと噛み締めるのがまた美味しい。

知ってる。この食感と風味、どこかで経験してる。しかもかなり身近に。なんだっけ、なんだっけ?と思いつつ、具材として入ってる塩もみきゅうりをジャグっと噛んだ時んい思い出した。

これは!
宮崎の冷汁だ!

塩分は圧倒的にこちらが少なく、たんぱく源が含む脂分も比較にならないから、こちらの麺の方がダントツにさっぱり。冷汁の方がこってり感じるという違いはあるものの…

動物性タンパク質を出汁とし、擦ったゴマやナッツのコクに合わせて、爽やかなきゅうりの食感と風味。冷麺には梨も使われているというところと酸味を添加している点が大いに違うが、基本ストラクチャが同じじゃないか!

はっはーっ、これは初めて食べるのになじみを感じるはずである。美味しい美味しい。私は好きだ。次回から韓国料理店に行ったら、この料理がどこにでもあるものなのか、よく見てみよう。

これは、良い♪

どうやらローカルの間では人気店?

それにしても入れ替わり立ち替わり入ってくるお客さんには圧倒的にベトナムの方が多い、と思ったら…

HTVで紹介されたことがあるようですね!
どのくらい前の話かはわかりませんが、外観から料理、その様子までが細かく紹介された番組のキャプチャが飾られてました!

なるほど、ローカルの方へのアピールもバッチリ、と。

「7区のさー、あの韓国冷麺のお店…」
「あー、あそこね!」

くらいの話題が出る程度には認識されてるお店なのかも。こりゃ普通の冷麺も美味しそうですが、この鶏冷麺も、良きですよ!

 


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ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/

お店情報

Mi Lanh Yo Chun
3 Khu Phu My Hoang Q7
Time: 09:00 – 22:00
Spent: 180,000 vnd / person

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