あの1区でプーパッポン食べに行ったお店。
最初は全く気づかず、なんかお洒落な対料理のお店ができとるなー、
くらいの感覚だったのですが、メニューにSam Yanと書いてあった(・∀・;
ってか、表の看板にもSam Yanって書いてあったな、今見ると。
でもあまりに店の様相が違いすぎるので、まさかの繋がり。
見た目だけでは連想すらできなかった。
この写真は冷房の効いた屋内部分になるのですが、オープンスペース席も広く広がり、
その中程には、リゾートホテルにあるプールサイドのバーカウンターのような一角も。
食事だけでなくカフェ使いもできるそうですが、なるほど、夜になったらそのカウンター
でサクッと一杯、なんてもの出来そうな感じ。この周辺、最近凄まじい勢いで飲食店が
増えてるんですが、ここのような雰囲気のお店はまだ内容なので良い戦略( ・`ω・´)b
この周辺はガッツリローカル店も多いですが、外国の方も多いからかメニューが大変
見やすくて良い。写真があるってほんと、助かりますよね。特に馴染みの薄い外国の
料理だと、文字だけじゃ皆目見当も着かないことが多いですから。
メニューを見る限り、確かにタイモチーフであり、且つ魚介類料理が多い様ですが、
あまりタイ専門ー!と言う感じでもなく、程よくベトナミーズもミックスされてる
感じかしら。タイ一辺倒だとお疲れ気味になることもあるし、調理系統も幅広く
揃えてくれてるのは嬉しいかも。そして。。。
生ビール安いっ( ・`ω・´)b
ポイント高いー♪
そしてここのメニューで嬉しかったのがこれ。
どんっ。
なにこれーっ、お正月のおせちみたいーヾ(@⌒▽⌒@)ノ
こういう前菜のセットが2種類だったかな?メニューにあって、240kドンだったか、
280kドンだったか。1200円〜1400円くらいとそこそこな金額に思えたけど
出て来てびっくり。すごい量!!
今回のセットはテリーヌの様なベトナム式のゼリー寄せハムにピータン、クラゲ、
蒸し(茹で?)鶏、野菜のピクルス。3人で食べたけど食べ切れない(^^;
そもそも前菜なんてそんなガッツリ食べるもんじゃないし、これ5〜6人で
つついてもちょうど良いくらいじゃなかろうか(苦笑)
んでまた、この一つ一つがきちーんとしたお料理になってますの。
冷菜揃えなんて、ぶっちゃけいい加減な手でやってるところもあるわけですよ。
まぁこちらはメニューの一品としてそれなりの金額を取っているとは言え…
超絶しーっとりと仕上がった蒸し(または茹で)鶏。これ火入れの熱加減も
ちゃんと気遣ってるヤツ。例えば茹で鶏なら肉の水分は抜け難い訳ですが、
肉の温度が低い時から急激に、そして長い時間グラグラ乱暴にやってしまうと、
肉の繊維の間に水分が入ると言う事態になって、パサパサこそしないまでも、
余分な水分が不自然な食感を生んで水っぽくなってしまうんですね。
繊維を壊さぬ様、穏やかに火入れをした後、穏やかに冷ました物と思われます。
蒸したにしても、蒸した後に冷ます際、水分が飛ばないようにぴっちりとラップ
等でくるんで不要に水分が蒸発しないようにする気遣いが必要です。でないと、
特に水分が抜け易い表面が薄黒く変色したり食感が悪くなってしまったり。
ご覧の通り、こちらの鶏は変色も無く美しく、且つマットに繊細に、
ジューシーというよりは、ふーっくらと仕上がっていたので、各段階でそれぞれ
良く気を使われて調理されたのだろうなぁ、ということが伺えます。
またピータンはしっかりとアンモニアを抜いており、ただただまったりとした
コクを存分に味わえるように準備されてた。冷菜ですから注文後サッと出してくる
わけですが、それにこの状態で提供するには、注文が入ることを見越してカット
しておかないといけない訳です。(アンモニアは空気にさらすことで揮発します)
そのコストを覚悟してメニューに載せてるということですね。
もちろん、余った際の使い道も考えておられるのでしょうが(なんなら賄い
流用も出来る程の原価だろうし)ここの手間を考えず、注文後カットしてすぐ
に出してアンチピータンを増やすお店がどれだけ多いことか。
もったいないことです。実際ここのピータンは、それほど興味の無かった人をも
「ここのは美味しい!」と言わしめてました。素晴らしい。
クラゲやハムの質も良く、ほんとこれ、立派な前菜のお皿。
なんだったらこれチマチマつまみながらビール飲んでも良い感じ。
ほら、生ビール安かったし(笑)
タイ料理、というとカレーやトムヤムクンは良く出て来るけど、実は春雨を
使った料理も多いですよね。正確には春雨みたいなやつ。私は春雨で代用
するけど、もしかしたらちょっと材料違うかも?でも春雨で代用して問題ない
やつ(笑) サラダ風のヤムウンセンとかは食べたことある人も多いかも。
で、出汁を煮含めた、日本人的にイメージし易いものでいうと麻婆春雨的な
料理も結構ポピュラー。ベトナムにもこれの専門店があるくらいですし。
今回はエビベースですが、オイスターソースとかお醤油とかダークソース系の味わいと
エビの風味が春雨の芯から良く染みてます。辛くもなく、塩気も強すぎないのですが、
美味しく、春雨独特のピチュリピチュリとした口触りも楽しく、大変良いっ。
麻婆春雨の呪縛にかかったまま育ってるので、これを白飯に乗せて食べたくなって
みたりもする(笑)。春雨+米粒の食感って、密かにジャンキーで美味しくない?w
さて、本命のプーパッポンカレー!
こちらの店舗にもありましたよ!でも。。。
1区のお店のより美味しかったっす!!( ・`ω・´)b
そもそもメニュー構成が違うお店なのでレシピも違うのかもしれませんし、
作り手さんの腕の違いかもしれませんが、フリッターにされたソフトシェルクラブが
実に風味良くしっかりと衣でその味わいを封じ込めてて、カレー餡がかかっていても
サクサクとした紙心地。餡は甘味もあるけど、焦点のあった程よいカレー風味が
しっかり乗ってて、もう1区のお店のは長く食べていないからもしかしたら変わって
いるのかもしれないけど、以前そこで食べたのよりは断然こっちが美味しく感じた!
ソフトシェルクラブの手入れもよかったしなぁ。
こういう店舗の場合、素材のロスを抑える為に冷凍素材を使ったりするのですが、
このサイズの小さなカニは解凍方法を間違うとぐじゃぐじゃに水っぽくなって
美味しくないんよね。先日Not Recommend のセクションでも紹介したタイ料理
チェーン店のがまさにそれで酷かった。
が、こちらのはしっかりしてた。フレッシュの可能性もあるし、冷凍モノだったと
しても、ちゃんと注意を払った戻し方をしておられるのかなと推察。
美味しい。とても美味しかったよ。でも。。。
写真をご覧の通り、すごい量(´Д` )
一応、大と小があってこれは小なのですが、それでも3人ではとても食べ切れず、
お持ち帰りにしてもらいました。。。そうだなー、これも前菜同様に5〜6人で
食べても良いくらいかもしれない。。。
ここ、多人数で食べにくるのが良さそうですね。
オープンスペースがお好みの方のビアガーデン仕様にも良さそうだし、
冷房が効いたお洒落な屋内がお好みの方にも対応できるし、気軽なカフェ利用もアリ。
食事のポーションも選べば一人分くらいの麺料理などもアリ、ランチにちょっと
寄るというのもあるかも。
アラカルトで200kドンを越えるメニューは一見お高く感じますが、その量と味を
考えるとコスパはかなり良いと思うので、大勢で来るとか持ち帰り前提で楽しま
れると良いと思います。2区、これまで手薄だったけど、ドンドン素敵なお店が
できてて、足しげく通いたくなるなー。1区にもまだ興味深いお店が沢山あるのに
どーすんだこれ(^^; (←胃袋とお財布に制限があって本当によかった。。。
にほんブログ村
↑ ↑ ↑ ↑
ブログ村ランキング参加中。
クリックよろしくおねがいします♪
コメント