一時帰国に!ちょっとええもん土産!はこの赤帯をタッチ!

48 Bistro ~ なんてこったフレンチ

フランス料理

***** Oct. 2017 *****

最近フレンチ続きで恐縮ですが、それぞれに
趣向が違ってるのでお許しくだされ。念願の
こちらのお店2回目、女4人で楽しんで
来ましたヾ(@⌒ー⌒@)ノ

 

やっぱりここのメニュー、ちょー楽しい。
これ、読み物件アート観賞用として家に欲しい。
売ってくんねーかな、商用転用したりしないから。

 


女子4人(はいそこ、女子の定義を語り始め
たりしないこと!)なのでサラダを一品。
このシャクシャクお野菜、ミクアンによく
ついてくることあるけど、ウォータークレソン
っていうらしいですね。


見た目はフレンチっぽくない素朴な感じの
サラダですが、オーバードレストにならない
ように、且つちょっとベトナミーズテイスト
があるドレッシングで和えられてて良い。

 

ソフトシェルクラブのレモンソース。
こちらのお店のメニュー構成の賢いところは、
1アイテムに対してソースでバリエーション
をつけてるところ。こうするとロスがずっと
減るうえに、素材がよくてそれを楽しみたい
人がいたら、何度来たって色々と楽しめるとこ。

そんなの気にせず、ひたすら提供したいものを
突き詰めるストロングスタイルもすげーなーっ
て思いますが、安く、手軽に、なるべく多くの
方に楽しんで欲しいという姿勢が感じられる
メニューも、当然ながらこちらとしてはありがたい。

そしてカニとこのレモンソースは、合う。
台湾の油淋鶏的味わいで、私もチキン素材では
パーティ料理でよくやるのですが、なるほど、
カニも合うわなぁ!そしてフレッシュレモンを
使ってないところがまた良いっ。個人的には
これ、ポッカレモンみたいなのでやるのが好き
なんです(^・^)

 

試してみたかったフォアグラ。
こちらも素材ソテー+ソース色々のバリエー
ションがございます。今回はフィグ(イチジク)
とコニャックのソース。干しイチヂクソース
って、こっちに来てからよく食べるように
なったけど、日本人的には日常にあまりない
食材なので最初は新鮮だったなー。

そーしーてー、フォアグラ!
ライトな感じからガチョウではないのかなー
と思うけど、美味しいのだから無問題。口当
たりに弾力があって、くどすぎず、大変食べ
易い。これ、4人でシェアしたけど一人で
食えるな。しかもお値段、2千円ちょっと。
お安い。。。

 

ラムにもバリエーションがあるのですが、
今回は南仏プロヴァンス風。南仏行ったこと
ないから、これが本場のそれに近いもの
なのかは知らんが、おそらくはラムから
コトコト抽出したと思われるソースにガツン
とニンニクがきいていて、すんげー美味しい!!

Le Cortoさんで食べたような先鋭的な調理法
でも味でもないけど、普段使いに、例えば
トンカツ食べる代わりにこいつ食おうぜ、
みたいな感じ。ガツガツガツ!と骨を手で
持ってワシワシ食べたい。んまい。

 

そして初回時に食べて大層感動したウサギの
ブラックオリーブ煮。うん、やっぱり以前
食べた時の感動は思い違いではなかった模様。

絶対に日本人には馴染みの薄い食材なのに、
なぜかホッとする要素を感じる優しげな味わい。
実に清廉なるウサギの身の味。フレンチと
してこれと全く同じような味わいのものが
あるのかどうかはわからないのですが、
ほんのりと漂う薬膳的な要素がベトナミーズ・
フレンチなのかな、と思って見たり。

見てるとこれ、結構人気のメニューみたいで、
ローカルの方がこれとパンだけ頼んでサクッ
と食べてササッと¥退店、みたいなことを
してました。

自分的には、すんごい珍しいレシピだったの
だけども、ベトナムの方には知られたもの
だったりするんだろうか。

 

あと、こちらのお店は、ローカルの人が
ちょっと気張って、例えばデートとかにも
使ったりするお店だという話も聞きました。

この日、4人で割り勘にしたら、ワインの
ボトルも入れたのに、一人500kドンという、
フレンチにしてはかなりリーズナブルな
ラインでしたが、ローカルフードに比べりゃ
高価。高価だけれどもその内容には価値があり、
デートや家族での「お出かけご飯」に使われ
てるお店なのかなぁ、などと思うと、ちょっと
ワクワク。

 

家族とであろうが友達とであろうが恋人とで
あろうが、「お出かけご飯」が特別なイベント
だった頃、ありましたよね。少し感傷的に
すぎるかもしれませんが、もしも、もしも
まだそういう位置付けのお店があって、ここに
来ることを心待ちにしている人たちがいるの
だとしたら、それはお店としてとても素敵なこと。

実際、この日は平日だったのにほぼ満席(・∀・;
だらだら飲みをする人が少ないので回転は悪く
ないのですが、常に満席状態が続く人気店。

内容が面白く、おしなべて美味しく、価格は
控えめで、多くの地元の方に愛されていると
いうお店。そこでお食事を食べることの意は、
ただ腹を満たす、うまいものを楽しむだけ
以上のものがあるように思えるのです。

いいお店だね。
でも次回は是非とも予約していこ。
最後のテーブルが空いててくれて助かったー(・∀・;

 

 

***** Sep. 2017 *****

 

ローカルの人で賑わうフレンチがあると、
あっちこっちから聞こえてきてたので
行って見た。様子がわからなかったので、
とりあえず一人で。

 

およそフレンチらしくない外観。
そして配色はタイガービアw

ローカル仕様と聞いていたので、豪華絢爛
だとは思ってなかったけど、なかなかシンプル。
ただし見た感じ、2軒隣をくっつけてる感じ。
人気で拡張したのかな。

 

部屋に入ってみると、そんなに悪くない。
特別な日のご飯にって感じじゃないけど、
カジュアル過ぎず、シンプルでいい感じ。
そして聞いてた通り、お客さんはベトナム
の方ばかり。

西洋人もいない。
日本人もいない。
ベトナムの方オンリー。

そして写真と同じくらいのスペースで隣に
あるお部屋も上の階も満席っぽい(2階に
あるトイレに行った時に賑わいを見た)。

そしてお子様づれもいる。スパゲッテイ
とかもあるようで、子供さんが食べやすい
ものもあるんだろうな。あと、アオババ
←訂正のコメントをいただきました!
あれはアオババではなく、ドーボーという
のだそうです。間違えてました!
ご指摘ありがとうございます!
(パジャマのような普段着)のままいらして
いるおばあちゃまもいる。しかもみなさん、
来慣れてるっぽい。

なに、ローカルの方にフレンチって、
そんなにポピュラーな料理なの?(・∀・;

で、メニューです。
しっかりとした想定。相当練られてるんだな、
中身の構成、とは思ったのですが。。。

 

初手からチーズのフライ、各種のスープの
ラインナップがすげーなこれ。
そして前菜のトップは。。。

 

フフォアグラ!!
しかもソースのバリエーションがすごいっ。
そう、ホーチミンのフレンチではフォア
グラがメインじゃなく前菜なんだよね。
ホーチミンのっていうか、そういう源流の
フレンチがあるんだろうけど、最初の頃は
びっくりしたなーw

フレンチレストランでも、ポワレとテリーヌ、
の2種類くらいはあるけど、ポワレ+ソースの
組み合わせのバリエーションがこんなにある
のは珍しいかも。

そしてまだまだ見ていくと…?

 


ビーフステーキが人気だってのは事前の
チェックで知ってたんです。
しかししかししかし!!

メニュー見てると、それだけじゃなく、鳩は
あるわうさぎはあるわ。What the…としばし
絶句する。なんだこのラインナップ(・∀・;

さっき言ったようにパスタもある。
豚肉料理や海老料理もあって幅広い。
一度全部最後まで見た後に、深呼吸。

オーダー取る?もうそっち行く?と
チラチラとこちらを見ている店員さんに
「ごめん、もうちょっとゆっくり見て良い?」
と言ってからもう一度最初のページに。

ここまで幅広い選択肢がある場合は、
焦っちゃいけない。焦ると後で、
「しまったー!あっち頼めばよかったー!!」
とかなるからです。

スープ、試したい、でも多分すごい量。
スープだけでお腹いっぱいになる。
先にメインを決めよう。ステーキな気分だ
ったんだけど、こんだけチョイスがあると
なると、考えた方が良い。

そういえば久しく食べてないな、うさぎ。
さらに前日の買い物でウサギ肉を見たばかり
だった。調理方法が定まってなかったので
買わなかったのだけど、参考にする料理を
探すのもいいな。よし、メインはうさぎ。

とくれば、前菜にフォアグラは重すぎる。
しかし気になる、鳩。だって鳩にプラム
ソース合わせてるのがあるんだよ?
頼まない手はなくない??ってことで、

はとーヽ(・∀・)ノ
ぽっぽ♪

鳩肉、好きなんですよ。
でも日本じゃ滅多に食べられないじゃない
ですか。しかもこれ、600円とか700円
とかなんですよ?あり得ない。。。

ただまぁ小骨が多くて、そんなに食べる
ところはない。メインに肉料理頼んで前菜
にも肉食うのかよ!と思われた方もおら
れると思いますが、鳩の可食部分は少ない
ので、ほんと、前菜。

 

 

そしてお楽しみが頭の中身。
首部分は皮くらいしか食べるところが
ありませんが(それも美味しいのでしっかり
いただきましたが)なんてったってスズメや
ウズラなんかは、頭の中のミソ部分がご馳走
ですわ。

ここで耐えきれず、ドリンク注文。
グラスワイン、60kドン。300円。
なんと。

 


チョイスがないのが残念ですが、
このお値段だもん。シノゴノ言わない。
そしてこちらがウサギのオリーブ煮。

ねぇ、ブラックオリーブ煮だよ?
なんなの、このセンス。
フレンチでは珍しくないのかもだけど、
自分のレシピのレパートリーに全く
なかったレシピなのでいきなり興奮。

添えられたパンはフレンチじゃなく
ベトナミーズなBanh Mi。この軽さが良い。
絵面がBo Kho(ベトナム式ビーフシチュー)
みたいですが、ウサギです(笑)

 


で、このスープを飲んで見てびっくり。
というか、ニッヤー(*´ω`)ってなった(笑)

テクスチャーはサラサラですが、深く濃い
コクがあって、塩気は控えめ。旨味と控え目
な香ばしさ、諸々のバランス良いハーブが
細かなストラクチャで全体を支えてて、
しみじみと滋味に溢れてる。

ウサギなんで、絶対日本食にはない味なんだ
けど、まるで緻密な和出汁を味わっている
ような安堵感。スゥッと体に馴染んでく。
馴染んだ後は体の隅々の血管まで血液が
流れる感じがして、それはハーブやウサギの
せいなのか、美味しくて感動したせいなのか。


うさぎとか聞くと、ものすごく縁遠いものの
ように感じるじゃないですか。日本じゃ
そもそも食べる機会が少ないし、あっても
高級フレンチのジビエとかでややこしそう
だな、とか思って、

でもこれ、すんごく日本人に馴染むと思う。
ものすごく穏やかな味。ウサギも小骨が多い
んだけど、これはトロっトロに煮込まれて
いて、骨からするりと身が外れてくれるので
食べやすいです。

ウサギの肉は鶏肉に似てるなんて言われますが、
鶏肉よりもよっぽどプルプルしっとりです。
もう一滴残らずスープ飲んだ。途中で一緒に
噛むブラックオリーブとの相性もまたよく、
(スープと黒オリーブのコンビネーションって
珍しかった)ずーっと、(うんめーなー、
これ、うんめーなー!!)と心の中で叫び
ながら食べてましたw

あんまり美味しくてご機嫌さんだったので、
デザートも奮発。

ヨーグルトやティラミス、パンナコッタ
というシンプルなものばかりだけど、
それぞれに味にバリエーションがあったり
して、上手にチョイスを作ってるのは
スマートですよね。ロスが少ない。

で、コーヒーパンナコッタを頼んだのですが。

 

むっちゅんペロン。
口に入れると口中に吸い付くような、
それでいてクドくなく、プリンプリンと
する素敵な食感。下手なチューよりよほど
エロい。エロい食感にマロいミルク
コーヒーフレーバー。なんと楽しい。
これならオリジナルのパンナコッタも
美味しいだろうなー。

こちらのお店は14時で一旦アイドリングタイム
に入りますので、同じ頃にお客さんがどんどん
引いていきます。その時印象的だったのが…

家族づれやおばあちゃまなど、ものすごい
普段使いしてる感満載のテーブルだった
のに、みなさんほぼ例外なく、ナプキンを
クシュっとして卓上に置いていかれる。
しかも最後の最後のタイミングで。

これは単にベトナムも同じマナーなのか、
フレンチとしてのマナーをご存知で
いらっしゃるのか。

日本人的にはこれ、ちょっとお行儀悪く
感じるので、ついつい畳んで置いてしまう
方もおられますが、それってフレンチ的
にはシェフに猛抗議をしているようなもの。
下手したらギャルソンがすっ飛んでくるレベル。

早すぎるタイミングでテーブルに置いて
しまうのも、同席者に「もうええやろ?
はよ帰りたいねん」の意を突きつけてる
ことになりかねないので、最後のタイミング
でおく、というのも、バッチリで。。。

もちろん、一目見て他文化とわかる人が
知らずにやっていることを悪意にとったりは
しないと思いますが、同じ他文化のことでも、
やはり日本とベトナムだったら、ベトナムの
方がフランス文化に近いのかなーとか思って
見たり。

なんにしても。。。
一人じゃ足りない、このお店。
もっともっと色々食べて見なければ。

もし幅広く美味しい料理があって、且つ、
パスタとかも楽しめるんだったら、野菜
スープもあったし、フレンチながら、
小さいお子さんづれでもいけるじゃない
ですか(^・^)

ちょっと今度はお友達誘って、別の料理も
食べて見ますね。ハイエンドなフレンチも
素敵だけど、こういうフレンチも気軽に
楽しめるのがホーチミンの良いところ。

旅行者の方でも、こちらだったらさらっと
1品だけ頼むことができるし、そしたら
ベトナム飯食べたい欲を欲をそんなに
邪魔もしないかも。

うーん、他にも美味しいメニューが色々
あるといいなー♪ また近い内に追いレポ
しますね!(行く気満々w)

 

48 Bistro
52 Le Thi Rieng Q1 
Time: 10:00 – 14:00, 17:00 – 22:00
Spend: 400,000 vnd / person

 

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コメント

  1. アオジジ より:

    着てるお姉さま方と「ババ」の語感で私も間違って覚えていたのですが、
    実はあのパジャマ普段着、「アオババ」ではなく「đồ bộ(ドーボー)」という服です。
    アオババは裾の短いアオザイみたいな服です。
    https://www.google.com.vn/search?q=ao+ba+ba+vietnam&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwiXgbDO7JzWAhXMLI8KHXn6CJcQ_AUICigB&biw=1776&bih=903

    • ちぇり より:

      >アオジジさま
      うっわ、おもいっっきり間違えてました!(・∀・;
      訂正ありがとうございます。早速書き直します!

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